登場人物
善子(15歳、高校一年生155cm)
力也(15歳、高校一年生173cm→1.7cm)
今日は高校の入学式でいる。不安と緊張を抱えながらひとりで登校していたら、うしろから女の子の声が聞こえた。
善子「おはよーーー!一緒の学校だったんだね!三年間よろしくね!」
力也「おう、おはよう。お前と三年間一緒だなんて嬉しいよ。」
善子「うふふ、嬉しいなぁ。学校終わったら一緒に帰ろうね!それじゃあまたね!」
そう言ってさっそうと学校へと向かっていった。
やがて始業式が終わり、力也は善子がいる教室へと向かった。中には善子1人しかいなかった。
力也「おう善子、お待たせ。」
善子「あ、力也くん!?だめ!こっちに来ないで!」
力也「ん?どうかしたのか?」
善子「いいから来ないで!後で迎えにいくから向こうで待ってて!お願い!」
力也「なんだよ、隠し事かー?見るなって言われると見たくなっちゃうんだよなぁー。」
そう言って善子の方へと近づいた。それが力也の人生を終わらせることはまだ知るよしもなかった。
善子「仕方ないわね、見損なったわ力也くん。さようなら...。」
力也「ん?どわっ、なんだこれ眩しい!!」
力也は思わず目をつぶり、そのまま気を失ってしまった。しばらくして目を覚ますと、何もかもの風景が変わっていた。
力也「なんだこれは、なぜ教室がこんなに大きくなってるんだ。」
小人「君も小さくされてしまったのか。不運なものだな。」
力也「あなた方は?」
小人「君と同じように小さくされてしまったのさ。まぁ、我々は集団で一人の女の子を襲いかかろうとしたダメ男なんだけどな。」
力也(自分で言ってるよこいつ...。)
ずーーん。ずーーーーーーん。ずーーーーーーーーーーーーーん。
小人「どうやら我々の人生は終わりのようだ。君も彼女の気が変わること祈るしかないな。」
力也「うわ、善子の履きめっちゃ汚ねえ。あいつ中学で使ってたヤツそのまま使ってるのかよ。」
善子「小人の皆さーん、こんにちはー。」
力也「善子!何でこんなことするんだ!」
善子「だってこの人達は私に痴漢しようと人たちよ?許せないわ!」
力也「だからっていきなり小さくすることは...。」
善子「うるさいわね!痴漢された身になってから言いなさいよ!!それに今の力也くんなんて虫けら同然なの。」
力也「ご、ごめん。」
善子「まぁいいわ。今から小人さん達を処刑するからそこから見てるといいわ。」
力也「お願いだ、人を殺すのだけはやめてくれ!それに殺人罪になるかもしれないんだぞ?」
善子「はぁ?今更もう遅いわよ。それに虫けらを殺したって犯罪にならないように小人を殺しても犯罪にわならないわ。」
力也「で、でも...。」
善子「ゴチャゴチャ言ってると力也くんから殺すわよ?」
力也「はい...。」
力也はとうとう黙ってしまった。助けてあげたい気持ちもあったが、あまりの無力さにとうとう心が折れてしまったのだ。
善子「さてと、全員まとめて踏み潰してあげるわ。覚悟する事ね。」
「どうやらここまでのようだな。生まれ変わったらもっとマシな人間になりたいな...。」
どしーーーーーーん。グチュグチュ!
力也は思わず目をつぶってしまった。上履きのそこを見ると、ぺったんこになって張り付いた小人たちの姿があった。
善子「ふう。小人を踏み潰すのは最高ね。次はあなたの番よ。」
力也「ま、まて!本気で踏み潰す気なのか!?」
善子「当たり前よ!見ないでって言ったのにしつこくするから。」
力也「まさかこんな事になるとは思ってなかったから...。」
善子「言い訳なんていらない!とにかくしつこい男は嫌いなの!」
善子の言い様に何も言えなくなってしまった力也。さらに善子の追い打ちがかかる。
善子「さっき聞こえたわよ。上履きが汚いですってね!その汚い上履きに踏み潰されるなんて惨めだなぁ。」
そう言いながら善子の上履きが持ち上がる。そして力也の頭上にセットした。
力也「女の子の上履きがこんなに大きいなんて...。」
善子「バイバイ力也くん!」
ずしーーーーーーーーーーーん!!
力也も善子に踏み潰されてしまった。そして上履きにへばりついてしまった。
善子「あはは、私の上履きにくっついちゃってるー!そんなに私の上履きが好きだったのかしら!だったら一生へばりつかせてあげるね!」
力也は上履きにくっついたまま、永遠に善子の体重を受け続けるのであった。
終わり。