女子高校生たちの裸姿が見られる更衣室に侵入した教師である僕。
そのままの姿で侵入したらもちろん見つかってしまう。
なので、自ら縮小化し、1.7cmとなって侵入した・・・。





サトウ(主人公)

女子高校の先生。女子を見るたびに、女子に興味を持ち始めてしまった・・・。
理科の教師だったので、家の古い本に書いてあった縮小化のクスリを作る。










『ねえ、サトウ先生ってイケメンじゃない?』

『え?理科のサトウ先生?イケメンに決まっているじゃん。』

自分が担任をしているクラスの生徒だ。
2人とも僕の存在には気が付いていない。
だが、150m以上ある巨体の体重は僕にとっては、一瞬で潰れてしまう重さ。
無意識な行動が命に関わってしまう。

『さてと、部活~。どうしたのキキ~。』

『あれ?何か動いたような・・・。気のせいね。』

ズンズンズン・・・と走って部活へと言ってしまった2人。
僕の目には、着替え姿がハッキリと焼きついた。
すると、更衣室にはゾロゾロと生徒が入ってきた。
帰りのホームルームが終わり部活に入っている生徒が一斉に来たのだ。
後輩は先輩を見かけたら、挨拶するとか、更衣室は先輩優先とかで、
大きな声や長い2本の足が行き来する。

ズウウウウウウウウウウウン・・・・・

突如、目の前に落ちてきた巨大な足。
ハイソックスに包まれた足からは異臭がする。

『6時間目が体育だったからパンツがビショビショ~。着替えちゃお!』

『ハルカは結構走っていたものね。』

90度上を向いていると、ハルカと言う女子高生がブラだけの姿になって聳えていた。
踏まれたらお仕舞いなので、少し離れ観察する・・・。
ピンク色のパンツの全体が濡れていた。あそこにダイブしたい・・・。

『着替え完了!さてと、行くか!』

今頃、パンツにダイブしていたらどうなっていたのか・・・。
汗の匂いのするパンツに飛び込んだときの嬉しさはあるが、見つかったときにどうなるかが分からなかった・・・。






10分もすれば、更衣室は荷物の部屋になる。
部活の場所に持っていけない荷物が置いてある。もちろん下着や着替えなども・・・。

「これくらいにするか・・・。」

と、呟き出口のほうに向かう・・・。






ズウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン・・・

突然、僕の目の前に足が・・・。
何度も慣れているが今回は殺気を感じた。

『虫じゃないの・・・。女子更衣室に入るなんて変態ね。』

見つかった・・・。
それどころか大きな足が持ち上がり、僕の真上に浮いていた。

『踏み潰してあげるわね。』

ズウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン・・・

潰れた・・・いや、潰れていない・・・。
良く見たら巨大な足は僕のすぐ横にあった。
さらにこの足の主は、先ほど、僕を見つけたような仕草をしたキキという生徒だった。

『んん?先生?』

ぐわぁ!としゃがみ込んだ時の風が僕を吹き飛ばした。
立ち上がろうとしたときに、彼女に捕まった・・・。

『何でこんな小さく?しかも、何で女子更衣室に?』

「勘違いしないでくれ。何でもするから僕のことは言わないでくれ。」

『私、先生の事が好きでした。でもこんな行為をする先生は嫌いです。さようなら。』

高さ30mくらいから落とされた。
平気ではない。骨が折れて痛さで動けない。

『私の足で踏み潰してあげますね。皆には、内緒ですよ。』

ズウウウウウン・・・・・・・・・。

僕が見た最期の空は、生徒の足の裏だった・・・。



おわり