「無限大の女の子」

            (中編その3)



 ランはその持ち上げたビルでどう感じるか、悩んでいた。
(どうしようかなぁ・・・たまには胸で、っていうのもいいかなぁ・・でも・・・ここでも
もっとやりたいなぁ・・・)ランはいろいろ想像しながら数メートルはあるその陰部に
手を伸ばしていた。「ふあっ・・ううぅん・・」くちゅくちゅ、ぐちゅぐちゅといやらしい音が
辺りに響いた。そして、呆然と立ち尽くしている町の人間たちをよそにランはさらに10メートル
ほど大きくなった。町の人間達から見ればランはもう100メートルもの大巨人である。
「ふうぅん・・初めてだけど・・・やっぱり胸でやってみよう!」そういうとその手に持った
ビルを胸元まで持ち上げた。

「ふふっ・・感じさせてね・・」優しく言うとその15メートルほどのビルを胸ではさんでみた。その胸は、胸の力だけでかなりの重さがあると思われるそのビルをしっかり支えていた。
いや、支えるどころか、ランは特に力も入れずにただ、はさんでいるだけなのに、その巨大なバストが自然に元に戻ろうとする力だけで、もうビルはきしみ始めていた。
「うん・・・これでもまぁ・・感じるけど・・」そういいながら5メートル大きくなる。
「やっぱり・・しっかり感じたいなぁ・・」そう言うと、すこーしだけ胸に力を入れてみた。
すると、さっきまでなんとか強大な胸の力に耐えていたビルが、ガラガラと崩壊し始めた。
「あぁあんん・・・」そのランにとっては小石ほどのビルの破片が、ランの足元の町にかなりの
被害を及ぼした。そこでやっと我に返った町の人々は、一斉に避難をはじめた。
たくさんの人が避難する中で、ずーっとランを見つめて動かない、20代くらいの男がいた。
その男の名は、「田中健太」。この町で一人の巨大女好きだった。それもギガ。

「なんだあれ・・スゲェ・・一度は見たいと思っていたけど・・まさかこの目で見られるなんて・・
しかも、あの子・・ものすげえ好み!それにスタイルもいい!いや、良すぎる!」
健太はさっきからのランをいろいろ観察していた。そしてランが、感じると大きくなることを見抜いていた。「もっと大きくなるところをじっくり見たい・・」そう思った健太はランの方向に向かって走り始めた。
緊急の事態だったので健太を止める余裕のある者はいなかった。そしてその町で一番高い50メートルのビルの屋上に上がり、ランのえっちをながめはじめた。

「はああぁぁん・・」ランは最初のビルで感じ終わると120メートルにまで大きくなった。そして近くにあった小さいビルを持ち上げると、おっきなかわいい乳首に押し当てた。
「あぁん・・あん・・あん・・」胸で感じたのは久しぶりだったので、ランは新たな快感に
酔いしれた。「うふぅ・・やっぱり気持ちいい♪・・・さて次はどうしよう・・」
ランは足元を見回して、こう言った。その言葉は逃げ惑う人々を絶望させた。

「そうだ!こうやっていちいち持ち上げるのも面倒だし、わたしのこのおっきなカラダまるごと押し付けて感じれば、一気に気持ちよくなれる!わたしってあったまい〜い!」
そう言うと四つんばいになり、住宅街に大きな、大きな美しいカラダを倒していった。
「ずううううううううううううんん・・」すごい地鳴りを立てて、クレーターを作りながらランのカラダは着地した。その際、胸が一番に地面に着いたので、自分の膨大な体重と、倒れる速度と、
デコボコした住宅街の家並みがランの胸をかなり刺激した。
「ああぁぁぁぁぁん!!」けっこう気持ちよかったらしくそのまま地面に胸を擦り付け、自分でも揉み始めた。「うあぁん・・ううぅん・・はあぁん・・」いくつもクレーターのようなくぼみを
つくりながら、胸の下にあった町並みを粉々にすりつぶし、大きく、大きく、160メートルにまで大きくなった。
すりつぶされるものに例外は無かった。鉄筋コンクリートだろうが、鋼鉄だろうが、お構いなしに完全に揉みつぶしていった。
さらに、そんな悲惨な破壊が行われているのはランの上半身だけではなかった。
その強大な胸の130メートルほど後方では白く、しなやかで、恐ろしい破壊力をもつ、なが〜い巨大な足での破壊が行われていた。
先ほどランが感じたとき足をばたつかせたので、25メートルものその大足はアスファルトをめくり、地面をえぐり、建物をたやすく削り、つぶし、
避難途中の人々を何百人も、人間の何倍もある大きな足指でつぶしていった。そこまで感じて、
ランの大きさは200メートルにまでなっていた。

ランはそんなことなど知りもせず、更なる快感を求めて物欲しそうに辺りを見回した。
「いいものみ〜つけた♪」その目線の先には30メートルほどの鉄塔が4本立っていた。
ランはその鉄塔を持ち上げ、とがった先端で乳首を刺激し始めた。
「ああっ!・・ううっ・・ふううっ!」乳首をつっつくたび、カラダをふるわせて
感じていた。その鉄塔を胸ではさみつぶすと、今度は3本まとめて引き抜き、
「久しぶりにこっちでも・・感じさせてえ〜」そう言い、束ねた鉄塔を陰部にまとめて
つっこんだ。「はうあっ・・・ああ〜ん・・いいっ!やっぱり・・はぁ・・はぁ・・
ここも・・いいわぁ♪」そこまで感じて、あたりは女の子のひとりえっちで壊滅状態だった。
ほとんど高い建物は無く、(低いものも無いが)あちこちから火があがっている。
逃げ延びた人間はほとんどいなかった。健太を除いては。
「もうおわりぃ〜?なんだぁ・・つまんな〜い・・わたしはも〜っと感じたいのに〜」
ランはそういうと後ろに振り向いた。ふと、下の方に、目に入るものがあった。
それは健太がいる、一番高いビルだった。まだ倒れずに残っていたのだった。
「なんだぁ〜まだとっておきがあるじゃない!」そういうとビルの目の前に陰部をさらけ出し、
ものすごい地響きを立てて座り込んだ。

その地響きで健太はまともに立っていられなかった。しかしそんな中でも、「すっげえ・・
なんて美しく、圧倒的なんだろう・・」といろいろ考えていた。
さらに陰部が丸見えになったときには興奮が最高潮だった。
「うわぁ〜このまま飛び込みて〜まぁおれが中に入ったところでなんにも感じないだろうけど。
いろいろミサイルとか打ち込んだら、すっごいかんじそうだなぁ。」
などなどいろいろ妄想していた。

ランは最後に現れたとっておきにうれしさを隠せなかった。
「このぐらい大きければ十分♪感じれるわね♪」と心で感じ、
想像だけでも感じそうなほどだった。
「じゃあそろそろ・・いただきますね♪」そういうと
大きすぎるその手でビルをつかむと陰部の前までもってきた。