「無限大の女の子」


(ついに二桁kmに突入)


ランは目の前の、高い(といっても7kmあるランの半分ほどしかなかったが)ものに興味津々
だった。なにせ、この大きさになってしまえば人間の作ったものでは、なにもかも脆すぎてまともに感じさせてくれないから。実際、ありえない大きさに出会えた。
(無論、自分はそれよりさらに大きいのだが)
この大きさになってから、初めて興味の対象に出会えたのである。わくわくしながら近寄っていった。
一歩一歩、町並みを更地に変えながら。その1km近い大きな、白い足で。


その(正体を明かします)日本の象徴、富士山とランの距離は20k(mは省きます。これから)ぐらいは離れていた。
が、信じられない歩幅の大きさで十秒ほどでたどり着いてしまった。
ランはその大きすぎるつぶらな瞳を期待に輝かせ、富士山の前に腰に手を当てて、仁王立ちの体制をとった。
そして、轟音が轟いた。ランが口を開いたのであった。
「こんにちはぁ♪アナタ・・とっても大きいんですね!これからわたしを感じさせてください!」
と、山を相手に明るく、あいさつした。それから、足元にある小さなビルを見渡して
「最近は・・このやわらかいビルばっかりで。人間さん達にも攻撃してもらったんですが・・・
あんな砲撃ではもう感じられなくって・・最後はけっこう気持ちよかったんですけど・・」
ランはそう言いながら、町並みに大きな足形を造っている自分の大きな足の指を、少し動かした。
ランの足指一本で、かろうじて激震に耐えて残っていたビルが数棟、潰されていった。
「ほぉら。こんなに脆いんですよぉ。こんなんじゃ満足できるはずもありませんよね?
少し・・恥ずかしいですが・・胸でも・・やって見せましょうか?脆さがよ〜くわかりますよ?」
ランはそう言うと、四つんばいの状態になった。それだけの動作で、何百棟ものビルや建物が、
ランの美しいきれいな手や、白く、すべらかな膝下の部分で粉々にされていったが。
とりあえず、四つんばいになったランは、富士山のほうに顔だけ向くと「それでは・・やってみます・・」
ランはゆっくりと胸をおろしていった。


町の人々は大パニック。天から隕石とでも見紛うような大きさと迫力の胸が降りてくるのである。
その、乳房に比べれば小さくかわいい乳首も、人間では抵抗もできない大きさである。
降下していた胸が、ついに町並みに触れた。
一番最初に、人間から見れば決して「かわいい」と呼べない大きさの乳首が数々の建築物に触れた。
軽く触れただけなのに、建物は崩れ、潰れ、瓦礫と化していった。そんな破壊を引き起こしていても、
ラン本人からは大きい胸のおかげで、町の様子が全く見えない。ただ、壊した感触くらいはランが味わってもいいのだが
本来敏感なはずのランの乳首に、何か感じさせることすらできなかった。

次に、乳房本体が町並みにのしかかった。乳房はまるで何も無かったかのように、抵抗も感じない
ほど易々と着地した。もちろん、着地したということは、下にあった建造物は無くなった、ということである。それですら、ランはなんにも感じない。
まあ、敏感な乳首に感じさせられなかったのだから、当然といえば当然である。(普通は当然なはずが無いが)
ランの胸は、その圧倒的な重量でクレーターを造りながら地面にめり込んでいく。そして、少しだけ
形を変えて、ボリューム満点に横に広がっていく。それによって、さらに町並みが更地に変わった。
ランは一つの町を胸で壊滅させて、こんな感想をもらした。
「あら、ひんやりしてて・・感じはしませんけど・・キモチイイ・・」それが町を壊滅させたあとの
女の子の率直な第一感想であった。

ランは胸から瓦礫と土を払いながら立ち上がり、富士山に向き直った。それから首をかしげて
「ご覧になりました?いっつもこんなかんじなので・・もうアナタしか頼りが無いんです!
どうかよろしくお願いします!わたしの相手になってください!」
地面をえぐって、足を「気を付け」の体勢にすると、おっきな胸をぶるんぶるんと揺らしてお辞儀をした。しかし、相手は富士山である。
彼女がいままで相手をしてきた人間とは違い返事があるはずも無い。
沈黙のまま、ランはその体勢を保った。そして、おそるおそる顔をあげるとちょっとむくれて「もう!いじわるですね〜!返事の一つくらいしてくれてもいいじゃないですか!」と
富士山を見下ろしながら強い口調で言った。
口調が強いということは、音量も音圧も今までとは桁違い、ということである。富士山全体がビリビリと震えた。
「でも・・黙ってるなら・・こっちの好きにさせてもらいますよ?わかりましたね!?」
ランはもう一度警告したつもりだったが、結果は同じである。
「わかりました。わたしの好きにさせてもらいます!文句はなしですよ〜!」
ランはそう言うと、自分の腰の辺りにある山頂を、白く長い足を振り上げ、かる〜く跨ぐと
股下に富士山を納めた。富士山に女の子がまたがっている。これだけでもインパクトがありすぎる光景だが、遠くから見ていた人間たちはそのあとのランの行動に、驚きを隠せなかった。

なんと、ランは自分の陰部を富士山の山頂にこすり付け始めたのである。
日本の象徴であり、標高3776メートルを誇る美しい山が、一人の女の子のエッチの玩具にされている。まったく、信じられないことである。
その光景を目の当たりにして、遠巻きに見ていた人々が
驚いている間にもその巨大すぎる女の子の「オトナの勉強」は継続されていた・・・

「んっ・・ううん・・あふうっ・・あん・・はあん・・」ランは久しぶりに味わう快感に酔いしれていた。やっとこの快感に出会えた。あのまま、なんにもなかったらわたしは・・どうにかなっていただろう。
心でそう思った。ランはもう「感じること」の中毒になってしまったようだった。

ランはだんだん腰を振る速度を早めていった。それにつれて、待ってました、とばかりに愛液が
ランの陰部から噴き出した。富士山の斜面をつたって流れ落ち、周囲には甘いにおいが充満した。
「ああん・・・あん・・はうっ・・はふうん・・」そんな中、ランはまだ感じていた。
富士山は激しい腰の振りのよって、山頂部分からどんどん削られていった。
そしてランの陰部に飲み込まれ、膣圧で潰されていく。それを繰り返しているうちに、
富士山はどんどん標高が低くなり、3000メートルほどになってしまった。
それにつれてランのカラダも巨大化していき、9kほどまで大きくなった。もう、膝を曲げなければ
富士山にランの陰部がふれることは無くなった。それでランが満足するはずが無い。
今まで感じていたのもあって、足に力が入らなくなっていたのか、ランは少し膝を曲げ過ぎた。
ランの上半身の全体重が富士山にのしかかった。それと同時に、富士山山頂にランの陰部が激突!
「ふあうっ!・・・くあんっ!・・」ランはその大きなカラダを弓のようにしならせて、大きく仰け反った。その衝突の衝撃で富士山内部の火山活動は活発化し、いまにも噴火寸前だった・・

ランは満足そうに顔を蒸気させ「はあ・・はあ・・やっぱり・・あなた最高・・ありがとう・・ございました・・」ランは先ほどの衝突で10kにもなったカラダで、富士山の上で立ち膝の状態になった。
「この御恩は・・一生・・忘れませんわ♪・・」ランがそう言って立ち上がろうとしたとき、
ランにもかろうじて分かるほどの揺れが辺りに広がった。富士山の火山活動の影響、前兆である。
「なに?・・なんですの?・・・」何も知らないランが辺りを見回しているうちに、第一回目の噴火が始まった。ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・ゴパァン・・地鳴りとともに高温のマグマが噴き出した。
そのマグマが、ランの陰部を撫でる様に当たった。「ひゃうっ・・あったかいぃ・・」高温のマグマが陰部に当たっても、ランはあったかいとしか感じなかった。
しかしそれでも、ランの性欲を満たす働きは十分にあった。
それからも何度か噴火があり、その度にランはいままで味わったことのない
タイプの快感に身をよじっていた。

第一波が落ち着いて、ランがひとまず休息を取って呼吸を落ち着かせようとしているところへ、
本格的な噴火がついに始まった。ここ近年、確認されていないほどの大噴火が、富士山の中から
こみ上げて来る。ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!・・・とてつもない大きさの溶岩の柱が天に昇り、
ランの陰部に直撃した。「くああああんっ!・・ひゃううううううんっ!あっ・・ああああああんっ!」
ランはいままでにないほど大きな快感を味わった。快感の絶頂だった。もう、死んでもいい。
そう思えるような瞬間だった。ランは胸を豪快に揺らしながらカラダを大きく仰け反らせ、
思いっきりくねらせて快感に浸っていた。周囲には、マグマによって蒸発した愛液のあま〜い匂いで満たされた。富士山の斜面は愛液で覆われ、周りの山々のふもとにまで達していた。

マグマの柱を陰部に受け、ランのカラダは一気に成長した。なんと、20kにもなってしまった。
「はあ・・あはは・・もうだめぇ・・」ランは気が抜けてしまったのか、その大きなカラダを
寝かせようと倒し始めた。ズドドドオオオオオオォォォ・・・ン
ランのカラダが地面に触れたとき、いままでランが引き起こした振動とは、比べ物にもならないような激震が発生した。ランの、まさに女神のようなきれいなカラダが、地面を陥没させていく。
もう、20kの身長分の面積では、ランの途方も無い体重は支えられないのである。
「むにゃ・・きもち・・・よかったわあ♪・・」ランはそう言い残すと、すやすやと寝息を立て始めた。もっとも、ランの心臓の鼓動は、地鳴りとなって周囲に響き渡っている。
ランの何気ない鼻息や、呼吸でさえも、人間にとっては大災害である。
「ラン」という女の子によって、日本は地形も、とてつもない肺活量によって気流が大幅に変化し、気候も変わってしまった。日本が滅びるのも時間の問題です・・・

次回は自衛隊の最後の抵抗!核兵器を使用しますが、果たして・・・