「無限大の女の子」

(今回は冒頭から話に出て来ていたアノ人が登場します)



突如、ランの周囲に愛らしい轟音が轟いた。と、言っても寝ているラン本人の声ではない。
「・・・・ン・・・・ラ・・・ン!・・きなさ・・い・・・・ラン!ランってば!起きなさい!」
自分を呼ぶ声がする。起きなさい・・?そうか・・気持ちよくって寝ちゃったんだ・・
それにしても懐かしい声・・この声は・・ティナ先輩!?



「起きなさい!起きなさいって!ラン!・・はぁ・・まったく・・この子は・・」
呆れるティナの傍らでようやくランが目を覚ました。
ランの目の前には、艶かしいオーラの美女が立っている。スタイルはランより胸とお尻のボンッ、が大きい。
それでいて身長はランより高そうだ。ウェーブのかかった艶のあるクリーム色のセミロング。
恥ずかしがり屋のランとは、正反対の雰囲気の気の強そうな感じがした。
「むにゃ・・う・・ん・・・先輩・・?」
ティナは完璧に呆れた顔で
「そうよっ!あんたの先輩のティナ!まったく・・かわいい後輩の様子を見に来てあげたっていうのに・・・
あんたは相変わらずマイペースなんだか・・」
「センパ〜イ!会いたかったです〜!」
「わっ!ちょっと・・あんた!なにして・・!きゃああああーーっ!」
ティナがぶつぶつ言っている間にランの眠気が覚めてしまった。
そしてようやく、ランに再開の喜びがこみ上げて来たらしい。
喋るティナにも構わず、思いっきり飛びついてしまった。
こんな、ほんわかした状況では感じ取りにくいかもしれないが、ランは身長20km。
ティナもそのランより大きいのである。そんな二人がぶつかれば衝撃も相当のものだ。
ソニックブームとなった衝撃波は周辺の町並みをことごとくかき消していく。
被害はそれだけには止まらない。まだ二人は「ぶつかっただけ」なのである。
その、ものすごい質量の女の子二人が地球の大地に倒れこむ。
ズドオオゴゴゴゴゴゴッゴオオオオオオオオオンンンンンンン・・・
富士山周辺の山々がいくつかその巨体に潰されていった。
岩盤がめくれあがり、砕かれた大地が舞上がる。
ものすごい土煙のあと、女の子二人の楽しそうな話し声が聞こえてきた。




「もう!あんたは会って早々なにしてくれんのよ!?」
「だって・・センパイに会えて嬉しかったんですもん・・」と、ランは泣き目になりながら言う。
それを見てティナはオロオロと
「ま、まあ・・今回は許してアゲル。そ、それにしても・・おっきくなったわね〜!
あたしの教え方が良かったんだわ!きっとそう!」とあわてて取り繕った。
「はいっ!ありがとうございますっ!」ランは純粋に感謝の意を述べる。
そのピュアな笑顔にティナは
「あんたやっぱりかわいい〜!サイコォ!あたしの後輩!すっごいかわいい!こっち来て〜!」
と、暴走気味に言うと、ランのカラダを抱き寄せた。第二波のソニックブームが周囲を襲う。
「ず〜っとこのままぎゅ〜〜っとしていたいわぁ・・・」
(ちなみにティナも全裸です)ランとティナの巨大なおっぱいがむにゅむにゅと豪快に形を変えて触れ合う。
それはそれは、凄まじい光景だった。




「あっ・・!」「うっ・・ん・・」二人とも敏感なようで、すでに感じ始めていた。
ティナはさらに強くランを抱き締める。「はあん・・ラン・・」「あっ・・ん・・先輩・・」
二人はお互いの胸を揉み始める。二人はだんだん大きくなっていく。
「前にもこうして・・やったわよね・・?ラン・・あっ・・あんっ・・上手くなったじゃない・・?」
「ひゃううっ!・・んっ・・・先輩こそ・・相変わらずお上手で・・・」
そんな会話を交わしながら、胸だけでは物足りなくなったのか、ティナはランの秘部にも手を伸ばしていた。
300mはあるであろう、白く美しい指がランの秘部に飲み込まれていく。ぐちゃりぐちゃりと濃密な音を響かせて。
「くっ・・ふああんっ!・・せ・・せんぱぁい・・」ランも喘ぎながらティナの秘部に手を伸ばす。
そして、同じようにティナの秘部に指を飲み込ませた。
ティナも濡れていたようで、秘部はにちゃにちゃと音を響かせ、ランの指をばくり、と飲み込んでいく。
「あああっ!ラン!あなた・・サイコォよぉ!」二人の秘部から凄まじい量の愛液が流れ出ていく。
もう川なんてレベルじゃない。ダムが一瞬で崩壊しそうな勢い。湖などいくつでも造れそうだ。
ランは23k、ティナは25kほどにまでなっていた。
富士山周辺の地形を大幅に書き変えながら、二人はしばらく再会の喜びに浸っていた。



喜びと快感を分かち合ったあと、二人は愛液の湖をお尻の下にして、昔話に花を咲かせていた。
「それであの時、ランがやっちゃったのよねぇ〜?」
「もうっ。その話はしないって約束です!それにそのあとセンパイだってやっちゃったじゃないですか!?」
「あっ!言ったわね〜!これでも喰らえ〜!」
過去の恥ずかしい失敗の話でもしていたのだろう。
ティナがむくれたようにお尻の後ろにある、500m級の山を、その大きな手でむしり取ってランに投げつけた。
その、人間にとって巨大な土の塊はランの胸に弾かれ、周囲に飛び散った。
ランの胸がぶるぶるっ、と揺れる。「やりましたね〜!お返しですっ!」
ランも手ごろな大きさの山をむしり取ると、ティナに投げ返す。
その山もティナの大きな胸に弾き返された。
しかし、飛び散った土のかけら(直径50mくらい)がティナの目の中に入ってしまったようだ。
「あいたたたぁ・・取れないかなぁ・・」ティナはかけらが入ってしまったほうの目に涙を浮かべながら言う。
ティナの頬を一筋の涙がつたっていき、地面に小さな湖を造った。
「ふ〜。やっと取れた〜!あ〜、痛かった〜」ティナはそう言いながら、かけらを捨てる。
そしてランの方を見ると「セ・・セ・・センパァイ!そんなに・・そんなに痛かったですか!?・・そうでしたら謝ります!すみません!」
と、今度はランが泣きそうな顔で擦り寄ってくる。
「だ、だいじょぶ!ほら、もう痛くないから!あんたのせいじゃないよ!」
ティナが慌ててそう言うと、ランは「ホ、ホントですかぁ・・?」と目に涙を浮かべている。
「う、うん!ホントホント!ランってばそんなに心配してくれて・・ありがと。うれしいわぁ・・・」
ティナはもう一度ランを抱き寄せる。ランも「わたしも・・お会いできて嬉しいです・・・」と、もう一度二人は抱き合った。



しばらくの抱擁の後、ティナが提案を一つ。
「そうだ!あんたの立派な侵略っぷりが見てみたいわぁ!一緒について行ってもいい?」
するとランは「ホントですかぁ!?感激です!これからもいろいろ教えてください!」
と、とても嬉しそうである。
こんな軽い女の子同士の会話ひとつで、被害が二倍、いや二乗になってしまう人間としてはたまったものではないが。
「じゃ、行こっか!」「はい♪センパイ♪」
二人は立ち上がると手を繋ぎ、一番近い都市を探し始めた。「あっ!あそこなんてどうです?」
ランが指差して言う、その方向には都市があった。「名古屋」が。



「あらっ!ちょうどいい大きさじゃない?・・・それじゃ、行きましょう!」
ランとティナは女の子走りで近寄っていく。途中に木曽、赤石山脈や関東山地があったが軽く跨ぎ越して名古屋を目指す。
しかし、ランが最後に確認された富士山周辺で一番大きな都市、この名古屋には政府の戦力が集中していた。
今までとは違い、戦車レベルではなく、パトリオットレベルの兵器が多数。
さらに後方には核弾頭ミサイルが数多く用意されていた。
さあ、日本の存亡をかけた、女の子二人と核&最新兵器の戦いはいかに・・・?