9月。
連休を利用して僕は、巨大娘が足踏みマッサージをしてくれるお店を訪れた。
このお店に入るのは初めてだ。
「いらっしゃいませー」
「こんにちは」
挨拶をしてきたのは普通の受付の子。

「ここに来るのは初めて?」
「うん。そう」
「これに記入してね。
でも心配はいらないから。
事故は起こったこともないし安全だから…」
と渡された紙は、万が一事故があったときに必要となる保険の加入書だ。
それと診断書。
僕はそれに記入する。

そして希望の子を選ぶことにする。
「今日はいっぱいなの、今空いているのはこの子だけね。
しかもちょっとこの子風邪っぽいのよね、大丈夫と言っていたけど。
別の子にする?
40分ぐらい待ってもらうけど…」
僕はその子を見た。
身長は地球人換算で15倍ほど。
結婚している。
子持ち。

どうしようかな。
風邪なのになんで出勤しているんだろうと思ったが、いろいろあるんだろう。
「待つのはいやなので、この子でいいよ」

「はい。
じゃ7番ね。
移動はカートでね。
移動はカートで7分ぐらいかかるから」
と言われた。
そしてカートに乗って移動する。
この建物はとっても巨大だ。
移動にも時間がかかる。
本当に7分かかった。
やっと入り口に到着する。

普通の地球人サイズの入り口だ。
がちゃ。
ひ、広い。
幕張のイベントが開催される会場ぐらいの広さがあり、
天井はものすごく高い(天井の照明は高すぎて見えない)

「こんにちは。
ごほん。
あ。あ」
女性が声をかけてくる。
のどの調子が悪いのがわかる。

「こんにちは。
あの。大丈夫?
風邪と聞いたけど?」

「えっ。うん。大丈夫。
ちょっとだから。
ごほっ」
とその身長が15倍はある女性は言う。
つらそうだ。
そのとき、隣にいた女の子が言った。
地球人に換算して6〜7才ぐらいか。

「ねえ。ママ。
お客さんが来ちゃったよ。
ママ、つらそうだから。
あたしが足踏みマッサージをする」
とその子がママにせがむ。

「いいのよ。
ママ、大丈夫だから。
へっくち。
へっくち。
へっくしょん」
と言っている途中で三連発でくしゃみをする。

「ほら。あたしにもできるから、
やらせてよ」
とママの服をつまむ。

「うーん。そうね。
もう7才だし。
踏むだけだからできるわよね。
うん。わかった。
ねえ。誰さんだっけ。
このとおりだから、この子にマッサージをしてもらうことでお願いできるかしら?」
と僕に聞いてくる。

「えーと。僕は正一。
僕はここ。初めてなんだけど。
安全なら。その子でもいいよ」

「じゃお願いするね。
あたしは隣で横になって見ているから。
あたしはミーナ。
この子はマリン。
よろしくね」

「こちらこそよろしく」
僕はミーナとマリンを見る。
さすがにミーナは大人だけあって非常にでっかい。
そしてマリンはミーナと比べると小さいが、それでも
10数メートル以上の身長はあるだろう。
ミーナはすらっとしているが、
マリンは幼児体型で、ぽっちゃりとしている。
同年代の子に比べると少し太めだ。

マリンの上着が少しまくれていてぽっこりしたおなかが見えている。
ミーナ似なのでかわいい。
この子に足踏みマッサージされるのか。
僕は思った。
大丈夫なんだろうか。
間違って踏みつぶされたり、力加減を間違わないかが気になった。

「じゃあ。そこに横になって、お兄ちゃん」
とかわいらしいマリンが手招きする。
にこにこしている。
初めてのお仕事。
結構張り切っているようだ。

「はい。ちょっと待ってね」
僕は台のところへ歩いていく。
その子はしゃがんでこっちを見ている。
「ちっちゃくてかわいい」
とマリンは言う。

僕は地球人の中では標準的な体型だ。
けれどもマリンと比べるとそうなってしまう。
「あたしの手の長さとあまりかわらないね。
あたしの足の大きさより小さい」
たしかに、7才の女の子と言っても15倍違うので、
足でも2メートル近くあるだろう。
僕は苦笑いしてから、台の上に横になった。
そしてマリンを下から見上げる。
横にはとてつもなく巨大な少女が立っている。
マリンの体の横幅は4メートル以上はあるだろう。
僕が両腕を伸ばしても、半分にも満たない。

この位置からだと真横には彼女の足。
足の長さは2メートルぐらい。
足首は1メートルぐらいの高さにある。
その数メートル上はふくらはぎ。
その上には膝。
膝には絆創膏が貼ってある。
そしていくつかの傷。
子供はよく走って、そして転ぶからそのときについたものだろう。
さらに上を見ると太ももが見える。
結構ぷにぷにしているなと思った。
さわったら柔らかそうだ。
太ももは、はるか上にあるけどものすごい太さだ。
目測で太ももの幅だけでも2メートル以上ありそうだ。
太さは巨大な円筒型タンクぐらいあるだろうか。

そしてその上にぽっこりしたおなか。
二の腕。

うーん。
まじまじと見てしまった。
でもこんな位置から、女の子を見上げるのは初めてだったし、
こんな巨大な子を間近で見たことがなかったからだ。
これから足踏みマッサージで踏み踏みされるんだな。
ものすごく重そう。
20トンはあるか?

「じゃ始めるよ」
とマリンは足をあげた。
僕は上を見上げていた首を戻して正面を向いた。
そして僕の背中にマリンの足が踏みおろされる。
ぎゅうう。
僕の体は20センチほどマッサージ台にめりこむ。
ものすごい圧力だ。
きっと全体重をかけて踏んでいるに違いない。
僕がマッサージ台を踏んでも数センチしかしずみ込まなかった。
マリンが踏むとものすごく沈む。

僕は首を持ち上げて上を見た。
ちょうどマリンが僕の体の上に足を踏みおろしたところだった。
踏まれると息ができないぐらい苦しい。
けれども、マリンは
僕の体の上に軽く足を乗せているぐらいの力でしか踏んでいないようだ。
ぎゅうううう。
ぎゅううう。
踏み踏み。

「ねえ。大丈夫?
潰れていない?」
マリンが聞いてきた。
「う。うん。
大丈夫。
なんともないよ」
踏まれたときは息ができなくなるぐらいだが、
これが普通なんだろう。
なんともないと言った。

「良かった。
潰れちゃったらこまるから加減していたけど、
もうちょっと強く踏んでみるね。
軽く足を乗せるように踏むのは疲れるね。
これで普通に踏めるよ。
せーのいくよ」
とマリンが僕の体を踏む。

僕の体にマリンの体の重さがかかり、
50センチぐらいマッサージ台にしずみ込む。
踏み。
ぎゅううう。
踏み。
ぎゅううううう。
こんなにしずみ込むとは思っていなかった。
僕はマリンを見上げる。
僕の背中にマリンの足がのっかる。
ぎゅうぎゅう。
ぎゅうぎゅう。
踏み踏みは続く。

「ねえ。気持ちいい?」
僕は声を出すことができないので、
こくこくとうなずく。
「良かった」
と言うマリン。
マリンが踏むたびに、
僕の体の筋肉が彼女の重さにより押しつぶされる。
けれども本当に潰れてしまうことはない。
マッサージ台のおかげだ。
「マリンね。この間体重を量ったの。
そしたら100トンを越えちゃった。
ちょっと太めだって言われた。
マリン。重いよね」

そ。そうなんだ。
100トン。
せいぜい、マリンは
20トンぐらいかと思ってた。
想像よりはるかに重かった。

100kgの10倍の1トンでも、
ものすごい重さなのに、
100トンだとどんな重さか想像できない。
とっても大きな鯨一頭分の重さ?

僕はこう答えた。
「うーん。わかんないな。
だって。
すごく体の大きさが違うから。
100kgある人だってあまりいないぐらいだし…
でもマリン。今ぐらいがかわいいよ」

「えへへ。
そうかな」
とマリンは笑う。

そしてマリンは
「でも不思議だね。
あたしが踏んでもぺっちゃんこにならないなんて。
このマッサージ台のおかげなんだね。
じゃ。今度はあおむけになって。
表側も踏み踏みマッサージするから」
とマリンに言われる。

「うん」
と返答したあとにあおむけになる。

そしてそのままマリンを見上げる。
やっぱり、下から見上げると迫力あるなぁと思った。
背もすごく高いし、
ぽっちゃりしているから体の線が太い。
ものすごい重量感を感じる。

マリンが足をあげて、徐々に踏みおろしてくる。
うっ。
結構こわい。

人に踏みつぶされる瞬間の虫の気持ちがわかるような気がした。
だんだんと迫ってくる大きなマリンの足。
彼女の太ももが見える。
足が僕の胸におろされたとき、
マリンの太ももがぷるんとゆれた。
ずしっつ。
ぎゅー。

今回は僕の体の真上にマリンの太ももが見えるので、
マリンが本当に体重をかけて踏んでいるのがわかる。
上を見てもぷにぷにのものすごい太さで、
肉付きがいい太ももしか見えない。

踏まれるたびに息ができなくなるのもあの太ももを見たら納得できた。
象の胴体よりも太そうな太もも。
そんなずっしりとした足が、僕の胸の上にある。
ぎゅううう。
ぎゅううう。
こう考えている間にもマリンは僕の体を踏み踏みしている。

ぎゅう。
またマッサージ台に50センチほど沈みこむ。
その後足が持ち上げられる。
そしてまた踏まれる。
ぎゅー。
踏まれても死ぬことはないけど、
踏みつぶされる瞬間はこういう光景が見えるんだと思った(潰されはしないけど)
これ、マッサージ効果があるのかなと思った。
ただ、踏みつぶされているだけなんじゃないか。

そのうち、マリンも調子に乗ってきたみたいで、
僕の胸に足をおいて、片足で立ったりする。
それは僕の体にマリンの全体重(100トンぐらい)が
かかることを意味する。
僕の体はさらにマッサージ台に埋没してしまう。
ちょっと踏みすぎのような気がする。

ぎゅううううう。
ぎゅうううううう。
踏まれると、踏まれたところの血液が押し出され、
足が持ち上げられたときに血液が戻ってくるような感じ。
さらに、堅くなっている体もぎゅっとされたときに
もみほぐされているような感じだ。

マリンはただ、踏み踏みしているだけなんだけど、
足の面積が大きいから、体全体がまんべんなく圧迫される。

ぎゅうぎゅう。
踏み踏み。

「つかれた。ちょっと休憩」
マリンは踏むのをやめて、飲み物を取りにいった。
ふう。
僕はマッサージ台の上で起きあがる。

腕をまわす。
足を折り曲げたり、のばしたりする。
なんか、血の流れが良くなっている気がする。
骨が折れていたり、押しつぶされている箇所はない。
このマッサージ台のおかげだ。
このマッサージ台の仕組みはどうなっているんだろう。

僕は腕を見た。
そうだ。実験してみよう。
腕には昨日壊れて動かなくなってしまったG-Shockがある。
今日新しいのを買ってきたばかりだ。
マリンが戻ってきた。
「ねえ。このマッサージ台どうなっているか、
気になったからちょっと実験してみない?」
「うん。
どうるすの?」
僕は壊れた時計をはずす。
「この壊れた時計があるんだけど、
マッサージ台の上に置くから、かかとで踏んでくれない」

「うーん。
まあ、いいけど」

僕自身も、マッサージ台の上に横になる。
もちろん仰向けだ。
そして、僕の体の横、1メートルほど離れたところに時計を置く。
マリンが僕を踏むときに、ちょうどそのへんにマリンのかかとがあたるあたりだ。
「準備はできたよ。
普通に踏んで」
「わかった」
マリンはいつものように足をあげて、
僕の胸の上におろす。
ずしっつ。
ぎゅー。
ぎゅううう。
また、僕の体は50センチほど沈み込む。
けれども50センチほど沈み込んでいるのは僕の体だけだ。
おそらく、それほど沈み込んでいないマッサージ台の部分で、重さを吸収しているんだろう。
ぎゅうううううう。
マリンが片足で立つ。
これで全体重をかけて踏んでいることになる。
「踏んだよ。おもいっきり体重をかけた」
マリンがやっと足を上げてくれた。
はあはあと息をする。
マリンが踏んでいる間とっても苦しかった。
僕は起きあがって時計を見る。

あっ。
見た目はなんともないかのように思えたが
時計の面はひび割れ、
裏蓋は真ん中が陥没している。
時計には、マリンが踏んだとき、
何トンかの重さがかかったようだった。
「どうなったの?
ぺったんこになった?」
「うん。ぺったんこじゃないけど、
少し潰れたよ。
でも。僕の体は平気。
なんともない」
「ふーん。おもしろいね」

僕はついでなので、床においた時計も踏ませてみようと思った。
「ねえ。今度はこの時計を床に置くから
かかとで踏んでくれる?」
「うん。いいよ」
OKしてくれた。

僕は時計がこのあとどうなるかどきどきした。

僕はマッサージ台から降りて床のところまで歩く。
そして時計をおいた。
僕は1メートルぐらい離れた。

「だめだよ。
あぶないよ。
もし、ここでお兄ちゃんを踏んじゃったらぺちゃんこだよ。
だから、マッサージ台のところで待ってて」
「うん。わかった」
僕は歩いて下がる。

マリンが目を細めている。
「うーん。時計はどこにあるのかな。
小さすぎて見えない」

やっぱりそうか。
小さすぎて見えないだろうと思ってた。
「あっ。でもあったよ。
この黒いのそうでしょう。
じゃ踏むね」
マリンは足をあげてかかとで踏む。
ぎゅーーと踏む。
きっと時計にはマリンの全体重がかかっているに違いない。
ぎゅううと踏んだ後、マリンが踏むのをやめた。

「どうなったかな?」
マリンがしゃがみ込む。
そして僕を手招きする。
僕は時計があった位置まで歩いていった。

うわぁ。
なんともまあ。
すごい。
本当にぺっちゃんこだ。
時計ガラス面は粉々になって砂のよう。
ケースは何ともないのかと思ったが、
さすがに100トンには耐えられなかったらしい。
この素材が潰れてしまうとは。

「小さくて見えないけど、
やっぱりぺったんこになった?」

「うん。
今回は本当にぺったんこ」
「マリン。おもいっきり踏んだからね。
マリンの重さに耐えることはできなかったね。
じゃ、実験は終わり。
まだ。マッサージが残っているよ。
こんどはママがマッサージするって」
そうなんだ。
潰れた時計を見て、ふるえる手で破片を広い集める。
ここまで潰れるとは。

踏まれないように注意しないと。
生で踏まれたら簡単にぺっちゃんこだな。
と思いながら僕はマッサージ台のところまで戻る。
「体調が少しもどったから、最後の仕上げをするわね。
マリンも疲れたでしょう。
今月小遣いアップしておくから」
「わあ。やった。ママありがとう。
これからもお手伝いするね」
と、るんるんとマリンはイスに座ってジュースを飲む。
「ねえ。正一君。
今度からはあまり、変なものを踏ませないようにね。
子供だし、面白がって何かを踏むようになったらこまるから」
と怒られてしまう。
「うん。ごめん」
僕はあやまった。
そうだよな。
僕も子供のころ。
面白がって虫を踏んじゃったことあるし。
「じゃ。はじめよっか。あと10分しかないけれど、
あたしのテクニックでこりをほぐすわよ。
びっくりするぐらい、体が軽くなるから」
「そうなんだ。
でも。今でもマリンに踏んでもらったおかげで、十分なんだけど」
「ありがとね。それを聞くとマリンも喜ぶと思うの。
でもあたしが何もしないわけにもいかないでしょう。
ほら。うつぶせになって」
と言われる。
僕は見上げた。
すごい。
ものすごく背がたかい。
マリンとは違うなぁと思った。
それにマリンと比べるとすらっとしているので、マリンのようなすごい重量感はない。
そして踏まれる。
ぎゅうぎゅう。
ぎゅうぎゅう。
少しずつ位置をずらしながらほどよく踏まれる。

マリンほど、マッサージ台には沈まない。
加減しているんだろう。
全体重をかけたらもっと沈み込むはず。

ぎゅうぎゅう。
ぎゅうぎゅう。
これもいい。
ほとんどはマリンに踏まれたときより苦しくはない。
けれども、たまにものすごい力で踏まれる。
そのときはマッサージ台に50センチ以上沈み込んだ。
マリンのときより重さをかけている感じだ。
ぎゅうぎゅう。
ぎゅうぎゅう。
ぎゅうぎゅう。
ぎゅううううううううう。
ぎゅうぎゅう。
ぎゅうぎゅう。
踏み。
踏み踏み。

マリンのときはならなかったが、うつらうつらしてきた。
踏まれて苦しいのにだ。

「そういえば、マリン。
前にも変なものを踏んで遊んでいたわね」

「えっ」
うとうとしていたけど目がさめた。
「人間用の体重計あるでしょう。
あれをマリンが踏んだの。
量れるかなって」

僕は笑いそうになった。
「きっとつぶれちゃったのかな」
僕は答えた。
マリン。へんな子だ。

「うん。そうね。
マリンが踏んだ体重計は、踏んだところがぐにゃりと曲がって、
このぐらいの厚みになったの。金属製だったけど踏んだ箇所はぺたんこになったの」
と指をつまんでみる。
けれども、その指は遠くて見えづらかった。
きっと数センチまでつぶれたのだろう。
「その後。そんなことしないのと怒って、捨ててきなさいとしかったら、
壊れた体重計をさらに踏んでぎゅっと潰してから外に捨てにいったの。
ママが怒ったの、あまりわかってなかったみたいね。
だから、きっとあなたの時計を踏んだと思うの。
普通はしないわね。
危ないから」

そうなんだ。

「マリン。もう変な物踏まないよ。
マッサージ以外はね。
踏み踏みマッサージしたらお小遣いもらえるんだもん」

今はきっとそれが目当てだ。
「マリン。大きくなったらマッサージをするの。
そして大金もちになって、ママを旅行に招待するの」

「まあ。
がんばったら、きっとすごいマッサージ師になれるわね。
今日も頑張ったし。
7歳からマッサージを続けて、大人になったらベテランね」

踏み踏み。
ぎゅうぎゅう。
こうして話しているときもマッサージは続いている。
やっぱり、ママのほうがマッサージはうまい。
マリンのように苦しくはないし、
踏み踏みマッサージが体に利いているようだ。
ママに踏まれてわかったけど、マリンはもうちょっと修行が必要かもと思った。

「はい。もう時間ね」
言われる。
もう時間か。
僕は立ち上がる。
ううーん。
体をのばす。

なんかいい。
疲れがとれている。
踏まれている間は、世間のことは忘れていた。
現実に戻ってきた気がした。

二人にお礼を言ってから部屋のドアをくぐる。
ああ。
よかった。
それにマリン。
結構かわいかったな。
僕はポケットに入れた時計を触る。
マッサージは夢だったかのように思うが、
壊れた時計がその証拠。
結構料金は高いが、また来ようと思った。
外に出るとお日様がまぶしかったので上を見上げた。