休憩時間が過ぎた。

遅い。
ミミはまだ戻ってこない。
さらに5分過ぎた。

ひょっとして帰っちゃった?
やっぱり人を踏むのがいやだったのか。
でもミミなら黙って帰ることはないだろうし。

3〜4分経過した。
遅いなぁ、本当に帰っちゃったのかと心配していたころ。

「おまたせ。すっかり遅くなっちゃった」
ミミが入ってくる。
僕はその声にミミを見た。
「遅かったね。帰っちゃったのかなと心配したよ」

「ごめんね。トイレからの帰り道にスタッフの人につかまっちゃって。
話をしていたの」

「そうなんだ」

「準備できた?」
とミミが聞いてくる。

「いいよ」
まだミミは体操服にブルマーという格好だ。
踏まれるにはとてもいい格好。

胸の盛り上がり。
ぱつんぱつんの下半身。
それらが重量感を感じさせてくれる。
それらの重さが僕の体の上にかかるんだなと思うと興奮する。
でも他の子だったら違うのかもしれないと思った。

「今回は力加減しないで、普通に踏んでみるね。
その後は、ぎゅっと踏んじゃうんだけど。ごめんね」

「いや。いいって。仕事だし」
と答える。
最初は踏まれるのがとっても怖くて嫌だったけど。
今は、むしろ踏まれたいと思っている。
ミミに踏まれるならいい。
胸もたゆんたゆんしているし、
下半身もぱつんぱつん。
それに、一番いいのがやさしくて、とってもかわいいということだ。

「じゃいくね。一瞬だけ痛いかもしれないけど我慢してね。
普通に踏んじゃうから、君の体には3〜40トンとかの重さがかかるかもしれないんだけど、
薬品の効き目があるから大丈夫だよね。
3つ数えたら踏むから。心構えしておいてね。
1、2…」
3と聞こえたとき。
普通に足を持ち上げたかと思うと、とっても巨大な足が僕の胸の上に踏み下ろされてきた。
その間1秒ほど。

ぐにゅう。という音が聞こえ。うぎゃああああというぐらいの痛み。
でも一瞬。
その後は、信じられないぐらいに肺から息が強制的に吐き出されてしまった。
これでもかというぐらいの量。
3と聞いた後、瞬きした後には、僕の胸の上にミミの足が乗っていた。
でも乗っているのではない。
ミミの足はもう、床にぴったりとくっついてしまっている。
すなわち。一瞬のうちに僕の胸は2,3センチほどの厚さにまで押しつぶされてしまったということだ。
もちろん僕の体はミミの足の踏み下ろされる力に全く抵抗できなかったということになる。

「よいしょっと。足上げるね」
というミミの声。
僕はあっというまに潰れてしまった胸を見ている。
ものすごく平らだ。

やっぱり声は出ない。

「やっぱり。人を踏むのは良くないよね。
ぐにゅっという感じがして潰れちゃった感じが気持ち悪いかな。
あたしの足を乗せたら抵抗なく、ぐにゅっとなっちゃったから、
一瞬びくっとしちゃった。
こういう仕事じゃなければ踏みたくないかも。
踏むならうどんかな」

足をどけてくれてからしばらくたったので声が出そうだ。

「僕のほうは、胸が潰れてから元に戻るまでが気持ち悪いと思う。
でも踏まれたときの痛みは一瞬だね。
瞬きした後に、もうぺったんこになっているんだもん。
その後はしばらく声が出せないのも困るし。
でも、踏まれたいという人ならこういう体験ができるのもいいかもしれない。
普通なら踏まれた一瞬後は、人生終わりだし」

「うーん。そうなのかな。
でもこういうアルバイトがあるってことは、
あたしみたいな女の子に踏まれたいという人多いのかなぁ」

「うーんどうだろう。
ミミだったらいいと思う。
とってもかわいいし。
その。えーと。
胸もとってもでかいし。
ブルマーから見える太もももいい感じだし」
ああ。言っちゃった。

「あたし、これを見たとき、本当にこれを着ないといけないのかなと思ったよ。
だってすごく恥ずかしいんだもん。
あたしの胸のサイズに比べて、体操服のサイズが小さいかなと思うし、
それに。その。このブルマーっていうの?。
足の付け根まで見えてしまうんだもん。
あたし。こんなの履いたことないよぉ。
それに。あたしの足。とっても太いから…」

まあ。たしかに太いんだけど。
それがいいかなと思った。

「そ。そんなに足は太くないよ。
ミミはとってもかわいいし、いい感じだと思う」

「そ。そうかな。
ありがと」
こっちを見つめてくるミミはとってもかわいい。

「じゃ。次はぎゅっと踏むんだったっけ」

「うん。そう。じゃやっちゃおうね。
今回はぎゅうっと踏むからね。
一番重いかも」

「うん。やっちゃって。ぎゅううううっと踏んで。
一番重いかはわかんないけど」
なんか、踏まれる前に本人から"ぎゅううううっと"とか聞くと余計興奮するような気がする。
ミミに言ってほしいなぁと思って、ぎゅうううというフレーズを口にする。

「かかとでは踏まないようにするね。
今回は君の体全身に重さがかかるように踏むね。
なるべく体全体に重さを分散させたいの」

分散とは言っても、ミミに踏まれた場合はあまり変わらないかなと思った。
どっちみち、抵抗なく、ぎゅうううっと踏み潰されてしまうんだから。

「踏むとき、ぎゅうううって言いながら踏んでくれる?」
「わかった」
OKしてくれた。やった。

「じゃいくね」
ミミは片足をちょっとだけ上げ、踏み下ろそうとしている。
そして。
「ぎゅううううううううう」
とミミが言う。

これからミミにぎゅうっと踏まれるんだ。
僕の体に足が乗る。

ぐあああああああ。
ぐふううううううう。
息も強制的に吐き出され、僕の胸も。おなかも。お尻も。足もすべてミミの足の下敷きだ。
むちゅう。
という感じにミミに踏まれた箇所は平べったく広がってしまう。
そしてミミを見上げる。

するとちょうどミミは僕の体に体重をかけている最中。
そしてさらに。
「今。片足を上げるから、君の体をもっとぎゅううっとするよ。
それ。ぎゅううううううう」
ミミはもう片方の足を床から離した。

むちゅう。
さらに潰れる僕の体。

ぐおおおお。
ものすごい重さ。
僕の体の上にはミミの足が乗っている。
足から目線を上に移動すると。
ふっくらしたふくらはぎ。
むっちりした太もも。
ぱつんぱつんのお尻。
さらに上にはたゆんたゆんの胸。
そしてミミの頭。

今。僕の体の上にミミの全体重がかかっている。
ミミの重さすべてを受け止めているんだ。
あのたゆんたゆんの胸の重さも。
ぱつんぱつんのお尻の重さも。
むっちりした太もも(2本)の重さも。
すべてだ。

でも。すでに僕の体は平べったく潰れてしまっている。
ミミの重さすべてを支えているのではないのかもしれない。

でも。
ものすごい。

やっとミミは片足を床につけて。
ゆっくりと足を僕の上から離す。

うわあ。
全部ぺっちゃんこ。
ぐにょーんと伸びてしまっている。

こりゃ元に戻るまで時間がかかりそうだ。
ゆっくり、ゆっくり戻っていく僕の体。

その間。
さっきのミミが片足を上げて、全体重を僕の上にかけていたことを思い出す。
ミミの体のことを考えると興奮してきた。
ぐああああ。
すごい。
ものすごい体験。

ミミの体の重さをすべて受け止め、ぐにょーんと潰れてしまった。

「あたし。
踏みすぎちゃったかな?
元に戻るの時間がかかりそう。
ごめんね」

まだ戻らないので声は出ない。

「そうだ。君に悪いんだけど。時間が予想より過ぎているの。
それでね。この後は歩行しながら踏まれるというのがあるんだけど、
そのときにあたしの服装を変更するの。
どっちがいいか聞きたいんだけど腕で教えてくれる?
腕を上げたら、最初の服。腕を下げたら2番目の服。

じゃ言うね。
学校の制服みたいな服装で、スカート。
スカートは短めで、黒いハイソックス。
2つ目は動物系のコスプレ。
どっちかな?」

うーん考えた。
どっちも捨てがたい。

制服のほうかなと思った。
黒いハイソックスもいいか。
それにスカート。
僕は腕を上げた。

「わかった。制服のほうがいいんだね。
でも。ごめんね。スタッフの人に制服は今日だめだと言われているの。
制服を着たときは普通の靴をはくんだけど。
靴で。普通に歩いてぎゅうっと踏んだら、危険みたいなの。
靴の裏が硬いから、踏んだら体のどこかがちぎれちゃうかも。なんだって。
で今聞いたのはアンケート。
今日は動物系のコスプレだけなの。
ごめんね。
期待に答えることできなくて」

僕はしょうがないと思った。
見たかったのに。
でも僕は腕でOKと出す。

「じゃ時間がないから着替えてくるね」
とミミは言ってから部屋を出て行った。

僕の体もまだ戻らないし。
ちょうどいいか。
床に寝そべったまま待つしかないか。

……

10分待つ。

やっと元に戻った。
ぎゅううっと踏まれてから20分ぐらいたったか。
やっと元に戻ったのだった。
おもいっきり潰されちゃったからな。
ミミの体重。全部かけられちゃった。
とってもかわいいミミになら、いくらでも踏まれてもいいかと思った。

……

がちゃ。
「おまたせ」
とミミが入ってくる。
ミミを見た。

がーん。
なんじゃこりゃー。
と言いそうになった。

ぐおおおおおお。
とってもかわいい超巨大なうさぎがいた。

うさぎコスプレ。
体はもふもふ。もこもこの白い毛で隠れてしまっている。
頭にはとっても巨大な長い耳。
手には手袋。
足にも、うさぎコスプレ用の靴を履いている。
それに丸い尻尾。

「見てみて。これすごいんだよ。
あたしがこうすると、耳が動くんだよ」

「げっ。ぐはっ。か。かわいい」
もうミミを見ただけで気絶しそう。
僕はびっくりしてしまう。
ミミがうさ耳を動かす。
なんともファンシーだ。
それでいて巨大。
ありえないほど巨大な、身長15メートルの白い、もふもふのうさぎ。
もともとふっくらぎみのミミがうさぎのコスプレをしているんだが、
ものすごく似合っている。
さっきのブルマーも良かった。
でもこっちもいい。
100倍ぐらいかわいさが増している。

そういえば、このうさぎコスプレのミミに踏まれるんだよな。
それも歩行で。

うーん。
怖さはないや。
ミミを見て思った。
ものすごくでっかい。
巨大なウサギコスプレのミミに踏まれるんだ。
ありえない。
現実じゃないみたい。

「せっかく。元にもどったのに悪いんだけど。これもモニターだよね。
あたしはこのウサギコスプレ。気に入っちゃった。
すごくあったかいし。
もこもこしているし。
耳もあたしが考えるだけで動くし。
でも動きにくいんだけど。
冬のとっても寒い日に、これを着ると暖かいんだろうなと思ったよ。
うさぎさんいいなぁ」

とミミは言う。
ぐああ。
かわいい。

僕はやっと言った。
「で、で、あ。あの。僕はどうすればいいの?
やっぱり床に寝ていればいいの?」

「えっ。あー。そうだね。
えーとどうだったっけ。
ちょっと待ってね確認するから」

と紙の資料を手に持とうとするが、うまく持てない。
すかっと。かすって紙を落としてしまう。

そして両手で挟むように紙を持って資料を見る。
ぐおおお。
その格好もかわいい。
もうだめかもと思った。

「えーとね。君は床の上に寝ていてくれる?
でね。床にしるしが書いてあると思うんだけど。
わかる?」

「ううう。うん。わかるよ」
結構動揺しているかな。

「この資料によると、君のところまで歩いていって、最初の2回はあなたの横に足を踏み下ろすだけで、踏まないんだけど。
そのあとは5回、君のところまで歩くの。でね、そのうち3回は実際に踏んでほしいとあるの。
いつ踏むかは、本人に決定してもらうとあって、それは内緒なの」

「そ。そうなんだ」
いつ本当に踏むかわからないのか。
それは怖いなあ。
でもうさぎコスプレのミミだったら恐怖感はないか。

「わかった。じゃ僕は印のところで寝そべっているよ」
と僕は歩いていく。
結構遠い。

あった。
印。
僕はミミのほうを見た。
すると、床には、ミミがいるところまで線がひいてある。

これを元に歩いてくるんだろう。
結構遠い。
100メートルは離れているか。
結構歩いたからな。

「じゃそこに寝てくれる?」

「わかった」
僕は寝そべる。

そしてミミがいる方向を見る。
遠いのでミミが小さく見える。
けれども100メートル離れていても、ミミは巨大だ。
それに、もこもこのウサギの格好をしているし。

うわあ。
どうなるんだろうと思った。

「じゃ。そっちに向かって歩いていくよ」
とミミの声。

ミミはゆっくりこっちに向かって歩いてくる。
ぐあ。
巨大なうさぎ。
身長15メートルはあるウサギが歩いてくる。
予想より早く、こっちに向かって歩いてくる。
どんどん。ぐんぐん大きくなってくる。

そして10メートルぐらい離れたところまでせまったと思ったとき。

どん。
僕の横2メートルに巨大ウサギの足が踏み下ろされる。
床がへこみ、ぎゅううううと床が沈む。
ぐわ。
衝撃はなさそう。
でもものすごい重量。
だって。
床が50cmは沈み込んだように思える。
ミミが歩行してきて、"どん"と足を下ろした。
ウサギコスプレの靴を履いているのがわかる。
それはとっても長くて、ウサギの足の裏のようにもこっと膨らんだところがある。
ウサギの足の裏の肉球か?
それなら踏まれたときの衝撃は少ないだろう。
でも。
ものすごく床が沈み込んだ。
ミミのファンシーな姿なんだけど、今のものすごい衝撃で床が50cmは沈み込んだということが信じられなかった。
と考えているうちに、ミミが元の位置に戻っている。

「2回目だよぉ」
とミミが言う。

また、ミミが歩いてくる。
ぐんぐん大きくなってくる。
とっても歩く早さは速い。
人の10倍は歩くのが速いだろう。

そして。

どん。
音はしなかったが。
やっぱり。ものすごく床が沈み込む。
ぐあ。

こんなに床が沈み込むのは信じられない。
だって50cm。
ミミが去っていったら、50cmは持ち上がる。
この床を50cmへこますにはどんだけの力がいるんだろう。

「3回目だよぉ」
また、遠くからミミの声が聞こえる。
戻るのも速いなぁと思った。

ずんずん。
どすんどすん。
ぐんぐん歩いてくる。

そして。
どん。
今回は踏まれなかった。

うわぁ。
ものすごくどきどきする。
いつ踏まれるかがわからないからだ。
そして、踏まれたらどうなるんだろうと思った。

どうなるんだろう。
あのウサギコスプレの靴で踏まれるんだから、きっと柔らかくて衝撃はあまりないだろうと思う。
でも、ミミが歩いてきて、どん。と踏むんだから。それなりのものだろう。
それなりというか、かなりかもしれない。
ミミに全体重をかけられて踏まれたときより、ものすごい重さがかかるのかもしれない。

「4回目だよぉ」

ミミが言った。
どきどきする。
どうなるんだろうと思った。