また意識がぼやけている、目を開けると巨人がいた、ゆきさんだ。
「優希君! 気が付いた!?」
 急に目線が上に上がる
「さっきは急にゴメンね。年頃の子だから喜ぶかと思ってたら、私もヒートアップしちゃったの。悪気はないの。体調は? 大丈夫?」
 自体がわからずに、ゆきさんに何があったか聞くと、オッパイでイタズラされた後に僕は失神してしまったようだ。
あの廃墟の街は夢だった様だ。
 僕はゆきさんに謝り、現状を確認するとゆきさんの手の平で寝ていたようだ。
 手の平の前にはまたあの巨大な胸があり、恥ずかしく顔を背けた。
「優希君にまだ、部屋を案内してなかったから今からするね。」
とゆきさんの手に乗りながら、ゆきさんは違う部屋に移動した。
ゆきさんの手から下を見ると非常に高く、巨大な太腿とそれから伸びるすらっとした脚がズンズンと進んでいる。 小人になった僕はその体格差を改めて実感した。
「この部屋が寮部屋ね。」
 とゆきさんがドアを開けると床にアパートの様な建物が3棟ありその周りを外の風景が書かれたアパートよりも高い壁で囲まれている。
「囲っているのはお互いの事故防止の為ね。 監獄みたいだけどなれてね笑」
とゆきさんはそのうちの一棟の前に僕を降ろした。 アパートの壁には02と書かれている。
「優希くんの部屋は2号棟の103ね鍵はドアに刺さったままになってるから、ちゃんと管理してね、あとこれ」とゆきさんは何か箱のような物を摘み僕の前にそっと降ろした。
「お古だけど部屋着と下着それから生活必需品、後スマホね。優希君の実際のスマホと同期してるから、友達とかとも連絡取れるよ。」
箱の中身を確認し持ち上げる、中々の重さだ。
「じゃあ夕ご飯が出来たら呼ぶから、それまで自由時間ね。」
 といいゆきさんは、ドスンドスンと足音を立てながら部屋を出ていった。
 ゆきさんに言われた部屋に入る。
 中は中々広く、とりあえず荷物を置きベッドに横になった。
 まさか始めた会ったこれからお世話になる人とあんな事をしてしまうとは、顔を赤くし布団に潜り込んだ。
ドスンドスンと音が聞こえハッと立ち上がる、どうやら寝てしまっていたようだ。「優希君ご飯出来たよ〜」 ブカブカの部屋着に着替え、
外に出るとゆきさんが手をアパート前に降ろしていた、手に乗るとゆきさんはゆっくりと立ち上がり、部屋を後にした。
 部屋に入ると巨大なテーブルの上に巨大な料理と小さい机と椅子が乗っている。ゆきさんは僕を小さい机と椅子の横に降ろし、ゆきさんは巨大な料理の前に座った。
「今日は唐揚げね 好き?」
「はい、大好物です!」
 と専用の椅子に座りながら言った。
「よかった! じゃあ今取り分けるね」
 ゆきさんは器用に唐揚げとサラダを切り、僕の皿にのせ、お茶碗にご飯粒を10粒程度入れてくれた。味噌汁はスポイトで入れてくれた。
「いただきます!」
 元気よくいい、唐揚げを一口大に、しようと箸で割ろうとするが、固くて出来ない。奮闘していると横からゆきさんが
「やっぱり慣れないと難しいかな、小さくなると力の入れ方が変わっちゃって今までの感覚で出来たことが出来なくなっちゃうの。」
「どうすればいいですか? ゆきさん申し訳ないですが、もうちょっと細かくしてもらえませんか?」
「それ以上細かくは難しいから、この寮のやり方があるんだけど、優希君が抵抗なければそれでもいい?」
 どんなやり方か全くわからず詳しく聞いてみた。
「どんな、やり方何ですか?」
「私がご飯を噛み砕いてドロドロになったのを食べるって方法何だけど… 気持ち悪いよね? 無理だったらスープか何か作るよ!」
 話を聞い驚いたが、寮にいる以上ゆきさんの提案に従ってみた。
「いえ、それで大丈夫です。 お願いします。」
 ゆきさんは驚いた様な顔をしていたが、笑顔になり立ち上がり大きなお皿を持ってきた。 そのお皿に僕を乗せ、ゆきさんは食事を始めた。
 唐揚げをガブリと噛み、モグモグと口を動かし、お皿にベロっとペースト状になった唐揚げを出した。
「どうぞ、食べれる?」
 僕は、スプーンを持ち、ドロドロを掬い口に運んだ、食感は最悪だが味は美味しかった。
「優希君上向いて」
 とゆきさんが声をかける。
 上を向くと巨大口がある。
 僕は躊躇せずに巨大な口から口移しで、食べた、甘みがある白米だった。
 こうしてみると親鳥が雛に餌を与えているようだ。
 僕は満腹になり、やっとゆきさんが食事を始めていた。
 小人の僕からすると圧倒される量をバクバクと食べている。
 そうしてゆきさんも、食べ終わり他愛もない会話をしていると、時計がボーンとなった20時だ
「そろそろ お風呂ね 用意してくるから待っててね」
 とゆきさんが食器を片付けながら、部屋を出ていった。
 しばらくTVを見ながら待っているとドアが空き見ると何とゆきさんが裸で胸と股間をタオルで隠しているだけだった。
「お風呂はいろ♡」