政府は、都市への人口過密問題を解決するために
都会に住む人々の、強制移住を実行した

政府は、あらかじめ用意したいくつかの
「巨大地下都市」へ
たくさんの人々を誘導し、生活させた

移住した人々はその都市の巨大さに驚いた
説明によると、都市ひとつに50万人程が住めるという
また、住環境もしっかり整備されていたので
人々はすんなり、その地下都市で生活をはじめることが出来た
今までのゴミゴミした都会生活から考えると
交通機関も込みあわないし、空気もきれいだし
楽園のような、すばらしい都市だった


しかし、その地下都市には、大きな罠が仕掛けられていた
それは、政府がもうひとつ抱えていた問題
「増えすぎた人口」問題を解決させるものだった


実は、人々が移住した地下都市の建物は全て
時間がたつと、食べられる素材に変化するようになっていた

また、移住した人々が「巨大地下都市」だと思い込んだ場所は
実は、5cmほどの大きさしかなかった

人々は、移住の際に使ったエレベーターの中で
知らず知らずのうちに、エレベーターごと縮小され
皆、0.01mmぐらいの大きさにされていたので
5cmの都市が「超巨大都市」に見えたのだ


なぜそんなことをするかというと
移住させられた住民達は、この移住計画を実行した人物達・・・
「女性」によって、食べられる運命にあったからだ
(ちなみに全員美人。食べられてもいいと
 思わせるような魅力を持っているので
 きっと地下都市の住民も納得するだろう)

そして予定通り、地下都市は次々と
お菓子へ変化していった

都市の住民達は非常に驚いた
突然、身の回りのもの全てがお菓子に
変化していったのだから

人々は皆、必死に
今自分が置かれている状況を把握しようとした
しかし、外では、もうすでに、都市の一部が噛み砕かれており
彼女たちの口の中に入れられた都市は、ボリッ、ボリッという音を立てて
口内でよく噛まれ、飲み込まれていった


女の子は、都市の地面を歯で挟むと
歯をめきめきっと音を立てて地面の中へめりませていき
バキッと音を立て
都市の一部を噛み割った

そしてその後、噛み割られた都市は
ぱくりと口の中に入れられて

1口あたり10万人程の人間は
そこにあった建物と一緒に
ボリッ、ボリッという音を立てて
簡単に噛み砕れて
飲み込まれていった

それは、世にも恐ろしい光景だったに違い無いだろう



一方、食べているほうの美少女達は

彼女たちは、口の中で大量の人間を殺戮しているにもかかわらず
一切の罪悪感を感じていなかった
それどころか、彼女たちは大都市を自分の口の中で
噛み砕いてしまっているという快感に酔いしれていた

だから彼女たちは、思い思いの、非常に残酷な言葉を
自分が今食べている都市の住民に向かって、言っていたのだった

「ごめんね、みんな、出来るだけ苦しまないように噛み砕いてあげるからね」

「えへっ、今をときめく美少女のあたしが、みなさんを食べてあげま〜す」

「大丈夫です、みなさん、全員ちゃぁんと、私の栄養にしてあげますわ」

・・・・・・



ちなみに、どこに誰が住むかという人選も彼女たちがやったので
彼女たちは皆、自分の嫌いな人が住んでいる都市を食べることが出来、
彼女たちのストレスも発散された

それは、完璧な
彼女の体の中への移住計画だった