この物語はフィクションであり、実在の人物やその身体的特徴とは一切関わりがありません。特定の人物やその身体的特徴をモデルにしているわけでもありません。あらかじめご承知おきください。

北郎少年の冒険(サブタイトル:妙な数日間)・その1

by JUNKMAN


僕の名前は東九条北郎。15歳だ。
少年よ、大志を抱け。
んなこと言われなくても抱いておるわああああああ(本宮調)。
そう、僕には大きな野望があるんだ。
・・・
世界征服!
ああ、なんと甘美なこの響き。
世界を僕の足元に。世の中は全て僕の思いのまま。ちょっとかっこいいおにいさんたちはみんな死刑。その他の野郎どもは奴隷。普通の女の子たちはその監督係。毎日毎日さぼっている野郎どもを鞭でしばくのだ。そして、そして、僕は世界中のきれいなおねーちゃんたちを傍らにはべらせて、毎晩どの娘にしようかなあどの娘にしようかなあなんて迷っちゃうのだ困っちゃうのだ。
ううう、したい!世界征服したい!僕は関西地方の某中学校でろくに勉強もせずにこんな妄想に耽っては先生に怒られていたのだった。え?言葉が関西じゃないって?細かいことを気にしていると大物になれないよ。

ともかく、このままではだめだ。この野望を妄想のまま終わらせてしまっては
いけない。なんとか実行に移さなくては。
でもどうやって実行すればいいかわからない。
何か参考書はないだろうか?図書館の書棚を隅から隅まで眺めてみたけどそれらしい本はなさそうだ。
困ったなあ、じゃ、日本橋の本屋さんに行ってみよう。
新刊書はどうかな?なになに、きゃらめる堂著「ママさんバニー」?うーん、何の役にも立たないなあ、面白いけど(JUNKMAN注:15歳の少年は読んではいけません)。
じゃあインターネットはどうかな?Yahooで世界征服を引いてみよう。
あら20件もヒットしたよ。みんなも考えているんだなあ。負けてはいられないぞ(JUNKMAN注:このオリジナルが書かれていた頃は検索なんてそんなものだったのですねえ・・・)。
仕方がない。僕はバイトで貯めた有り金を全て持参して裏通りの汚い骨董屋を訪れた。お金にうるさい関西地方の住人としては清水の舞台から飛び降りるような決意である。

「おじさん」
「何だね?」
「・・・ま、魔人の出るランプありませんか?」

あるわけないとは思ったのである。
でも、万が一ってことはあるよね。
だって、ほら実際に骨董屋のおじさんは棚の奧からこともなげに古ぼけたランプを取りだしてくるではないか。

「あいよ。」
「こ、これが魔人の出るランプなの?」

中東風のランプなんか見たことなかった僕には、それはただの金属製の急須のように思われた。

「そうらしいねえ。」

骨董屋のおやじさんは興味なさそうによそ見をしながら答えた。

「し、使用上の注意とかは?」
「さあねえ、使った人の話は聞いたことないねえ。」
「ほんとうに魔人が出るの?」

実は青い縦縞のユニフォームを着た背番号22の大魔神が現れて、いつものようにセーブを稼ぐとかそういうギャグだったらたまらない。あのフォークは打てないからなあ(JUNKMAN注:こういう時事ネタのギャグは色褪せると悲惨ですねえ・・・時代がわかって妙に懐かしいけど)。

「うちの品物はみんな本物だよ。疑うんだったら帰っとくれ。」
「あ、あ・・・」

ここが決断のしどころだ。
一所懸命バイトをして貯めてきた全財産だ。無駄に散財したくはない。しかもこのおやじは見るからにうそつきである可能性が高い。すぐ隣に売ってる幸せを呼ぶ壷230000円なんて誰が信用するっていうんだ?
だけど、これ以外に世界征服をする方法も思いつかない。
・・・
もし今ここで買わないと、インターネットで見つけた残りの20人のうちの誰かがこれを手に入れてしまうかもしれない。
それで魔人を呼び出して先に世界を征服されてしまったら僕は奴隷だ。毎日おねーちゃんたちに鞭でしばかれてしまう。うーん、それもいいかな?
・・・
いや、それよりは自分で征服する方がいい。やっぱり買おう。

「く、く、ください。」

手持ちの総計は45027円だった。
それを聞いたおじさんは、ちょうど値段は45000円だといった。ますますもってあやしくさい。だけど僕はこれに頼るしかないんだ。
買ってしまった。

*****

家に帰って自分の部屋に戻ってから、はたと困った。
どうすれば魔人が出てくるんだろう?
いくら使用上の注意はわからないとはいえ、そのくらいは教えて欲しかったな。ええと、アラビアンナイトによると、こすればいいんだよね。
じゃ、やってみよう。
きゅっきゅっきゅっ。
あれえ?何にも出てこないぞ。
もう一度だ。きゅっきゅっきゅっ。
・・・
だめかあ。
やっぱり、あのおやじはただの嘘つきだったんだな・・・
僕はがっかりしてその場に座り込んでしまった。
悲しいなあ。世界征服は無理みたいだな。あーあ・・・
しかたない。こんなときは自らを慰めて元気を出そう。
いつものようにパンツを脱いでと。ランプをこすった要領だ。
ごしごしごし
いまいちだなあ。じゃ、曽毬くんの描いたイヤラシイ絵でもおかずにしてみるか。
ごしごしごし
おっ、ちょっと調子が出てきたな。なにしろ構図がえげつないからなあ。
ごしごしごし
いいねえ。いい気分になってきたぞ
ごしごしごし
あ、あ、あ、来るぞ。
ごしごしごし
お、お、お、お、お、どぴゅ!
・・・ふう、お疲れさまでした。
あれ?ランプにかかっちゃったぞ。まあ、いいか。

「はあーい。」

そのとき、ランプの中からセクシーなおねえさんの声が聞こえた。

「だ、誰だ?」

僕はパンツをずりおろしたままランプに向かって問いかけた。
するとランプの先からもくもくと白い煙が立ち昇り、その中にアラビア風のコスチュームに身を包んだ歳の頃は20台半ば頃のやたらおっぱいの大きくてセクシーなルーシー・ローレスという感じのおねえさんが現れた。スリーサイズは目算で96-59-87だ。自慢じゃないが、誤差1センチ以内である自信はある。

「君がランプの魔人?」
「そうよ、坊や」

本当だったんだ!
しかもすっごくセクシーなおねえさんの魔人・・・
これはついてるぞ。

「名前は?」
「だいあな」
「え!だ、だいあな?」

ということは・・・

「き、君が勝手に他人のイラストやコラージュを盗用してお金儲けをしているくせに抗議されてもふてぶてしい態度で居直る悪い魔人なのか?(JUNKMAN注:これも時事ネタでしたが、このサイトがまだ生き残っているのは驚きですね)」
「人聞きの悪いこと言わないでちょうだい。」

おねえさんはむっとしながら、僕のおち○ちんをそっと片手で握りしめた。

「あららお粗末ねえ。」

大きなお世話、と考えるのは一般論である。
恥ずかしながら僕のおちん○んはせいぜい唐辛子サイズ、しかも先端までたっぷりと皮を被っていたのだ。これではお粗末と言われても言い返す言葉がない(JUNKMAN注:決して特定の人物やその身体的特徴をモデルにしているわけではありません)。

「か、皮くらい、大人になったら剥けるさ。」
「おほほほほほ、甘いわねえ坊や。誰でも剥けるというわけじゃないのよ。それに・・・」

おねえさんは喉の奥を鳴らすようにしてくっくっくと笑った。

「剥けてる方がもっと気持ちいいわよ。」
「!」

そうか、やっぱりそうなのか。そうじゃないかなあと思っていたのだ。
一生剥けなかったらどうしよう?
恥ずかしいだけじゃない、そんな気持ちのいい思いを知らずに死んでしまうのは嫌だ!

「じゃ、む、む、剥いてくれないかなあ?」

筋違いなのはわかっていた。でも、ランプの魔人なら何とかしてくれるんじゃないかと思ったのだ。

「いいわよ、坊や。」

だいあなは僕のお○んちんの皮をそろおりとずりおろした。
不思議なことに、おち○ちんの皮はすんなりと、決して嵌頓を起こすこともなくきれいに剥けて、中から可愛らしい亀さんの頭が現れた。ちっとも痛くなかった。これも不思議なことだ。中学生時代に自分で意を決してえいっと剥いたJUNKMANなんか、その晩はひりひりして困ったものだ。懐かしいなあ。

「坊やもこれで大人よおん。」
「ああ、こ、これで、今までよりも気持ちが良くなるの?」
「ふふふ、もお、びんびんに敏感になってるはずだわ。触った感じが全然違うわよ。」
「え?じゃ、た、ためしにちょっと、もみもみしてみてくれない?」
「いいわよ。」

だいあなは再び僕のおちん○んを握りしめた。
ぞくっとする不思議な感じがした。

「うわ!」
「ふふふ、じゃ、いくわよ。」

もみもみもみもみ。

「どう?坊や。気持ちいい?」
「ふう、ふう、うん、すっごくいい。」

さっき自家発電したばっかりだっていうのに、もうびんびんだ。ああ若いって素晴らしい。

「おほほほほほ、こんなことくらいで感じてるようじゃ、ぺろぺろなんかしたら大変なことになってしまうわね。」
「ぺろぺろ?ぺろぺろって、まさかお○んちんを口で?」
「そうよ。」
「そ、そんなあ!それって、もみもみよりも気持ちいいの?」
「比べものにならないわ。」
「ええ!?じゃ・・・ぺ、ぺ、ぺろぺろ、してくれる?」
「もちろんよ。」

そしてだいあなはお口を0の字に開けると、僕のおち○ちんをまずはぺろぺろ、続いてちゅばちゅば、ぱっくり、れろれろ、もがもがと華麗なテクニックを披露してくれたのであった。

「うわああ、」

世の中にこんなに気持ちのいいものがあるなんて予想もできなかった。
頭の中がメリーゴーランドになって、あろうことか僕はだいあなのお口の中に出してしまった。薄かったと思うけど。

「はあはあはあ、ああ、気持ちよかった。」

だいあなはにっこりと笑いながらお口の周りを拭いていた。

「ところでだいあなさん。」
「なあに?坊や」
「君はランプの魔人なんでしょ?」
「そうよ。」
「じゃ、やっぱりお願いをきいてくれるの?」
「もちろんよ」
「わあい!それじゃあねえ」
「ちょっと待って、」

だいあなは人差し指を立てて僕を制した。

「ただし無料できいてあげられるお願いは3つまでよ。」
「え?でもいいや。僕の願いは一つだけなんだから。」
「残念でした。坊やはもうお願いを3つ言ってしまったわ。」

だいあなは指折り数え始めた。

「一つ、おちん○んの皮を剥いてほしい。二つ、剥いたお○んちんをもみもみして欲しい。三つ、更におち○ちんをぺろぺろしてほしい。ほうらね。」

あ!しまった!確かにもう3つもお願いをしてしまった!
せっかくランプから魔人を呼んでおいて、大人が西川口や鶯谷とかでおねえちゃんたちにお金を払ってするようなお願いをしてしまったのだ。迂闊だった。

「じゃ、もうお願いはきいてくれないの?」
「そういうわけでもないけどね。もう一つくらいなら特別にきいてあげてもいいかなあ・・・」

だいあなは横目でちらりと僕を見た。

「ただし、もう『ただ』ってわけにはいかけど。」
「じゃ、どうすればいいの?」
「そうね、」

だいあなの目がきらりと光った。

「坊やを使ってちょっと遊ばせてもらおうかな?」

遊ぶ?
遊ぶって、またえっちな遊びかな?
だったら望むところだけど、そうじゃなくっても我慢しよう。世界征服のためだったら魂を売り渡したっていいや。
僕は決意した。

「そ、それでもいいよ。もうひとつ、お願いをきいて。」
「あら、そう。ふうん、いいのね・・・それでお願いはなあに、ぼうや?」

だいあなは後ろ手に腕を組んで相変わらずくねくねと身体を動かしながら身を乗り出してきた。
僕の目の真ん前で96センチ(推定)のたわわなバストがゆっさゆっさと揺れる。
柔らかそうで、ぼわーんとしたやつが、目の前でゆっさゆっさだ。
・・・
だめだ。
瞬時に理性が吹っ飛んだ。

「ぱ、ぱ、ぱふぱふしてください!」
「あらそんな簡単なことでいいの。おやすいご用よ。」

ああ、なんということだ。
僕はひとときのぱふぱふの誘惑の前に世界征服の野望を忘れ去ってしまったのだ。
でも僕を愚かと言わないで。
だって、だいあなのぱふぱふは、実際とろけるような至高の悦楽だったんだ。
ぱふぱふっていいなあ・・・
柔らかで、あったかで、この埋もれた谷間からほのかに女の人のいい匂いがして、うーん、いいなあ。何しろ96センチ(推定)だもんなあ。すっごいヴォリューム感だ。片手ではとても掴みきれないよ。こう両手をそれぞれのおっぱいにあてがって、ああ、柔らかくていい感触だ。それにしても大きなおっぱいだなあ。なんか顔っていうより上半身がみんな埋まってるって感じだ。ははは、まあそんなことはないか。
・・・あれ?変だぞ。
何だか両手が窮屈になってきた。おっぱいの外側にまわせなくなってきちゃったんだ。
あれ?どうしたんだ?背が立たないぞ。どうなっちゃったんだ?
圧迫が強くて見渡すことができないや。
でも、ほんとに上半身、いや、もう身体全体がおっぱいの谷間に埋まっちゃったような気がするぞ。
そんな馬鹿な!
いや、確かにそうだ。ぐんぐんおっぱいが大きくなってきているよ。ひゃあ、く、苦しい!圧迫がきつくて息ができないぞ!

「おほほほほ、坊や、ぱふぱふは気持ちいい?」

だいあなの声が雷鳴のように重々しく轟いた。そして、両脇から僕の全身を締め付けていた圧力が弱まると、頭上にとんでもないものが現れた。

「うわあああ!」

それはとてつもなく巨大なだいあなの顔だった。5階建ての建物くらいあるんじゃないだろうか。僕は何がなんだかさっぱりわからなくなった。
だいあなは笑いながら胸の隙間に手を忍ばせて、そこから僕を指でつまみ上げた。

「きょ、きょ、巨人になっちゃったの?」
「おほほほほ、違うわよ。」

だいあなは愉快そうに笑った。
その声があまりにも大きかったので僕は両耳を押さえたのだ。決して次の言葉を聞きたくなかったからではない。

「そうじゃなくて、坊やがこびとになったの。」
「・・・え?」

慌てて周囲を見回した。
確かに見覚えがある。
机、本棚、ベッド、みんな僕の物だ。ただ、どれもこれも、みんなけた外れに大きい。
・・・いや違う。僕が小さいんだ。
だいあなは机の前に歩いていって、僕をその上に降ろした。
広い。駐車場くらいある。
振り向くと、だいあなが膝を曲げて顔を近づけている。大きい。今の僕の尺度では、身長90メートル以上の化け物に見える。ゴジラよりも大きいな。

「ぼうや、可愛いわよ。」
「ぼ、僕をどうするつもりなんだ?」

だいあなはそれには答えず、傍らにあった3角定規を僕の横に立てて目を近づけた。

「うーんと、身長3.2センチってとこかしら。」
「は、早く元に戻してくれよ。」
「だめよ。」

だいあなは立ち上がって鼻先でふふんと笑った。

「せっかくこれから楽しいお遊びが始まるってのに、すぐに戻すわけにはいかないわ。」

僕は机から遥かの高さのだいあなをを見上げ、大きな声を出して尋ねた。

「じゃ、いつかは戻してくれるの?」

だいあなは再びにやりと笑った。

「かもね。それは坊やの頑張りにかかっているわ。私は今日のところはランプに戻るから、元に戻りたかったらまた私を呼び出してね。呼び出す方法は知ってるわよね、じゃ、まったねえー!」

もくもくと白い煙が上がって、だいあなはランプに戻ってしまった。
ランプは僕の立っている机から見て部屋の反対側、200メートル以上も彼方である。そして僕の立っている机は床から約40メートルの高さ。とても自力ではランプにまで到達できると思えない。
どうしよう?
ぼくはだだっぴろい机の上で頭を抱えて座り込んでしまった。
・・・
そのとき、扉がどんがんどんがんとものすごい音を立てた。

「おにいちゃん、おにいちゃん、いるの?いるんでしょ?開けるよ。」

妹の志都美の声だ。
まずい、こんなところを見つかったら大変だ。
僕は思わず机の上にあったペンケースの陰に隠れた。
次の瞬間、扉を開けるばたあんという大きな音がして、そしてどすん、どすんという重い足音が近づいてきた。


北郎少年の冒険・続く