いわゆるエロチックコメディってやつですか?サイズフェチとかどーでもいい感じで申し訳ありませんが、少なくとも未成年の諸君は読んじゃダメです

お巡りさん奮闘記
by JUNKMAN

本官はこの浦和で市民と共に生き市民のために戦う埼玉県警浦和署巡査23歳独身であります
自分で言うのもナニでありますが責任感の強さならば誰にも負けないのであります
課された使命を果たすためならどんな危険も厭わない覚悟であります
そして本官の使命とはこのJR浦和駅東口周辺の平和を守ることであります
なぜならば浦和駅東口交番こそ本官が託された持ち場であるからであります
本官は誇りと喜びを胸にこのJR浦和駅東口周辺の平和を守るという崇高な任務に身を捧げているのであります
とはいえ、いまは切羽詰まった仕事もなさそうなのであります
だってこんなに平和なのであります
そんなわけで、いつもの巡視から帰ってきた本官は、日曜午後のぽかぽかと暖かい日差しの中ですることもなく、交番で迂闊にも鼻提灯を膨らませながらのんびり居眠りをしていたのであります
・・・
・・・
そこへ一人の若い女性が駆け込んできたのであります

「お巡りさん!助けてください!」

そのかな切り声で本官は飛び起きたのであります
声を発した若い女性は怯えた顔つきで身をこわばらせているであります
間違いない
これはきっと凶悪事件であります
強盗か?
暴行か?
いずれにせよ、このJR浦和駅東口周辺の平和が乱されたのであります
そんなことは許されない!
この本官が許さない!
本官は勢い込んでその若い女性に訊ねたのであります

「お嬢さん、どうなさったでありますか?」

「はい」

お嬢さんは本官の眼をじっと見つめながら深刻な表情で訴えたのであります

「えっち・・・してほしいんです」

*****

ふるふるふるふる
本官は小刻みに頭を振って邪念を追っ払ってから声を発した若い女性を観察したのであります
年のころは20歳前後
パーマのかかったセミロングヘアはひときわ目立つ鮮やかな紫色
黒縁の大きなロイド眼鏡みたいなグラスの奥に睫毛の長い目がぱっちりと見開かれ、おちょぼ口にぽったり厚めの唇
身長は160cmにちょっと足りないくらい
小柄で折れそうなほどの細身なのに、でも出るべきところはしっかり出ていてめりはりばっちり
なにしろピカピカに輝く鮮やかなメタリックゴールドのボディースーツが身体にぴっちりフィットしているので体型がよくわかるのであります
髪の色や服装はぶっ飛んでるけど、でもフェイスやボディは・・・めっちゃ好みと言えば好みでありま
・・・
いやいや、そんなこと考えてる場合じゃないであります

「あ、あの、ちょっと何を言っているのか・・・」

「わからないんですか?えっちじゃわからないということですね?じゃあ言い換えます。性交してください!交尾してください!あるいはおまんこ・・・」

「ちょ、ちょっと待ってくださいであります!」

本官は止めなければそのまま延々と放送禁止用語を言い続けそうな勢いの若いお嬢さんを両手で押しとどめたのであります

「ど、どういうことなのでありますか?」

「はい、実はわたしはこの惑星系の近くを通りすがりのホーニ―星人なんです」

「?」

「この地球という惑星を眺めて『綺麗だなあ』とか思っているうちに、急にむらむらと性欲を催してしまいまして・・・」

紫の髪のお嬢さんが語ったストーリーは以下の通りであります
ホーニ―星人はこの地球から数万光年(JUNKMAN注:これも密かに放送禁止用語)離れた惑星に棲むヒューマノイドタイプの高度知的生命体なのだそうであります
見た目が地球人にそっくりながら遥かに進んだ科学で文明的な生活を営みつつ友好的な性格で高い道徳性を持ち宇宙の平和に貢献しているという銀河の優等生らしいのであります
ところが、そんなホーニ―星人にはある弱点があったのであります
地球人が時々眠気や尿意、空腹に耐えられなくなってしまうように、ホーニ―星人は強烈な性欲を催してどうにもならなくなってしまうことがあるのだそうであります

「・・・そのためにいつもはディルドを必ず持参するようにしていたんです。ディルド、おわかりになりますか?張形です。あの、平たく言えば、男性のちんちんの形をした玩具で・・・」

「いや、わ、わ、わかるであります、で?」

「ああ、そうですか。はい、で、今日はわたしの不注意でそのディルドを忘れてきてしまいまして、そんなときに強い性欲を催してしまったものですからもうたまらずにこの地球に立ち寄らせていただいた次第です。」

「・・・」

「で、このガイドブックには、『地球では困ったことがあったら交番のお巡りさんに相談しろ』と書いてあるのですが、それは正しかったですよね?」

「え、ああ、はあ」

それ自体は間違っているともいえないので本官は鷹揚に頷いたのであります。
そうしたらお嬢さんは嬉しそうににっこり笑うと、堰を切ったようにまくし立てたのであります。

「そんなわけでお巡りさん、わたし、困ってるんです!もう我慢できないんです!だからお願いです!わたしとえっちしてください!お願いです!お願いです・・・」

ふーむ、なるほど
それなら辻褄が
・・・
・・・
合うわけないであります!
何なのでありますかこの淫乱女は?
この陽気だから変なのが出てきちゃったのでありますか?
せっかく見た目はどストライクなのに
・・・
い、いやそれは関係ないでありますが

「さあお巡りさん、早く早く・・・」

手早くボディースーツのジッパーを降ろしてその場でもう脱ぎだしかねない勢いのお嬢さんを本官は再び両手で押さえつけたのであります

「まあまあ、落ち着くであります!」

「落ち着いてなんかいられませんよ!性欲が、性欲が、我慢できないんです!」

「我慢するであります!」

「無理です!早く、早く、早くお巡りさんのいきり立ったちんぽをわたしの濡れ濡れのまんこにずっぽし挿れてくださらないと・・・」

「若い女性がはしたないでありますよ」

「はしたないとか言ってる場合じゃないんです!そうでないと、わたし、わたし・・・あ、あああああああああ」

紫の髪のお嬢さんは急に叫び出すと交番から外に走り出していったのであります

「ど、どうなさったでありますか?」

後を追って外に駆けだした本官は、その光景を見て絶句したのであります

*****

目をぱちくりさせながら右手で自分の頬っぺたをつねってみたのであります
痛い!
じゃ、いま目の前に見えるこの光景は現実なのでありますね
・・・
さっきのお嬢さんはロフトの前の広場で素っ裸になっていたのであります
あーあ、せっかく止めたのに、やっぱりあのボディースーツを脱いじゃったのか
とかっていう問題ではないのであります
大きいのであります
大きくなったのであります
内股になって股間を押えながら中腰気味になっているその姿勢でも2階建ての建物より一回り大きいのであります
あのボディースーツは脱いだのではなくて破れたのでありますね
慌てて交番から外に駆け出した意味も理解できたであります
うん
・・・
って
いや、人間が急にでっかくなったのであります!
理解できるわけないであります!
と、思ってたらお嬢さんの方から説明があったのであります

「あああああ、我慢しきれませんでした・・・」

「ど、どういうことでありますか?」

「はい、わたしたちホーニ―星人は催した性欲はちゃんと満たされないと、つまりむらむらしたら最後までイッてしまわないと、ついつい大きくなっちゃうんです」

「・・・」

ついにここに至って本官もこの紫の髪のお嬢さんが陽気に釣られてでてきたただの変なお姉さんではなく言うとおりに異星人であるらしいことに納得せざるをえなくなったのであります
異星人であるということはさいたま市民ではないわけで、なら本官が頑張って助ける必要もないかな?なんてちらっと考えたりもしたのでありますが、お嬢さんの方は相変わらず涙目で本官に助けを求めるのであります

「お、お巡りさん、ダメです、ダメ、ダメ・・・」

「ダメって、どういうことでありますか?」

「まだ性欲が満たされていないんです。だから、だから・・・」

「だから、って・・・まさかその状態でまだ本官と、その、コホン、せ、性交・・・しようとか?」

「無理でしょうか?」

そんなの無理に決まっているであります
いまこのお嬢さんのサイズはざっと身長16メートル
映画のジュラシックワールドで活躍してたあのハイブリッド型チラノサウルスよりまだ一回りくらいでっかいのであります
そんなデカブツと生身の人間の本官がせ、せ、コホン、性交、なんてできるわけないじゃないでありますか
そもそもここはJR浦和駅東口広場であります
そんな公衆の面前で若い男女が性行為なんて、相手がでかいとか関係なく公然猥褻罪で現行犯逮捕であります
その逮捕しなきゃならない本官が逮捕されるような行為をしたら誰が逮捕するというのでありますか?(JUNKMAN注:お巡りさん相当気が動転して何を言っているのか自分でもわからなくなってきたようです)

「ダメですか?どうしてもダメですか?」

その間もお嬢さんは悲しげな声を上げるのであります
所在なさげにもじもじと動かす身体
すべすべの白い肌はピンクに火照ってしっとり濡れ、そして何よりもその巨大な身体からむんむんと放散されるフェロモン
さすがに性欲がこらえきれなくなって巨大化しただけのことはあるのであります
うーん
ちょっとそそられないこともないでありま
・・・
・・・
なんて言ってる場合じゃないであります!

「ああああ!無理です!もう無理です!このままじゃわたし・・・」

え?
これで終わりじゃないのでありますか?
ってことは
もしかして
・・・

「あ、あ、あ、お巡りさん、わたし、もうダメ!きゃあああああああああああ!!!」

ずもももももももももももももももも
お嬢さんは身もだえしながら更に巨大化してしまったのであります

*****

「・・・なんだか外が騒がしいわね」

「そうかしら」

「ちょっと様子を・・・あっ!!!」

「どうしたの?」

「たいへんよ!JR浦和駅東口のあたりに素っ裸の巨大な女の人がいるわ!」

「ふーん」

「ふーん、って、一大事でしょ?こんなときこそJUNKMANワールドのレギュラーであるわたしたちが事態を収拾しにいかなくちゃ!」

「そーかなあ?別に放っておいていいんじゃない?」

「ええ?わたしたちの大切な夢の大都会・浦和がピンチなのよ!」

「でも東口でしょ?伊勢丹もコルソもないし」

「だ、だけど、あのロフトでお買い物することはあるでしょ?」

「それよりほら、マロンタルトが焼けたわよ。」

「え?・・・うわああ、美味しそう!」

「でしょでしょ?」

「秋はやっぱり栗よねえ」

「はい紅茶と一緒に召し上がれ」

「わーい♡いっただっきまーす♡」

というわけで何事もなかったように楽しいティータイムが始まったのである

*****

巨大化が一段落したとき、お嬢さんの身長は60メートルを超えていたのであります
もうウルトラマンも真っ青の大怪獣サイズであります

「あああああん、お巡りさん、こんなに大きくなってしまいました!これじゃ地球の皆さんに迷惑が掛かってしまう・・・」

「うむむ」

「でもどうしましょ?このままではもっともっと大きくなってしまいます。早く、早くこの性欲を満たしてもらわないと・・・」

お嬢さんはきょろきょろ周囲を見回したのであります
そこになんと川口方面から京浜東北線の水色の電車がやってきて、この非常事態にも関わらず律儀に浦和駅に停車してしまったのであります

「あっ!」

お嬢さんの顔がぱっと明るくなったのであります

「こ、これ・・・ちょうどいいかも」

本官の頭からさーっと血の気が引いて行ったのであります
ちょうどいい、って何にちょうどいいのか、今の話の流れからして疑う余地はないのであります
でもいくら日曜日の午後とはいえ、あの京浜東北線電車の中には多くの市民たちが乗車しているに違いないのであります
市民と共に生き市民のために戦う埼玉県警浦和署巡査の本官は、なんとしても市民を守る義務があるのであります

「お、お嬢さん、おやめください!」

「え?」

そのときすでにJR浦和駅に手を伸ばして京浜東北線車両の一台をぐいと握りしめていたお嬢さんは、恨めしそうな顔で本官に振り向いたのであります

「そ、その電車には多くの罪もない市民が乗車しているのであります!そんな電車を、その、あの、そういう用途に・・・」

「そういう用途って、ディルドに使うってことですか?ええ、そうですよ。動かないからバイブにはなりませんが取りあえず今すぐちんぽの替わりにわたしのぐしょぐしょまんこにずぶりとひと挿し・・・」

「いやいや、そう赤裸々に語らなくても結構であります!いずれにせよ電車をそういう用途に用いられてしまうと多くの市民が巻き添えになって・・・」

「巻き添えになるって・・・一緒に楽しんでいただけるという意味でしょうか?」

「違うであります!」

確かにホーニー星人は友好的で知的レベルも高い種族らしいようでありますが、どうもこの性に対する感覚だけは我々地球人と大きくずれているであります
このお嬢さんもやたら放送禁止用語を口にしてしまうけれども悪い人ではなさそうで、そのあたりの葛藤に苦しんでいるであります

「で、でも・・・地球人の皆さんが許して下さらないと、わたし、性欲が、性欲が、うううう・・・」

電車を握りしめながらお嬢さんは苦しそうに身悶えるのであります
確かにこれは可哀想
何か
何かうまい解決方法はないのでありましょうか?

「・・・んくくくくくく、これは困りましたねえ」

*****

声の方を振り返ると、漆黒のシルクハットにフロックコート、アイマスクにカイゼル髭をたくわえた細身の紳士が不敵な笑みを浮かべて立っていたのであります

「あ、あなたは?」

「んくくくくく、私は科学特捜隊嘱託の科学者、ドクター・ユンゾルスキー。浦和方面で超自然的事件が起こっていると聞き駆け付けた次第ですよ、んくくくくく」

おお、これはJUNKMANワールドに久々登場のドクター・ユンゾルスキー先生であったであります
マッドサイエンティストとして世界にその名を轟かせたドクター・ユンゾルスキー先生も、今は科学特捜隊嘱託という名の非正規採用で身過ぎ世過ぎに追われる始末
理系の世界にはありがちな悲劇なのであります

「ドクター・ユンゾルスキー先生、この状況をどうやって収拾すればよいでありますか?」

「・・・ふーむ、見たところあの素っ裸の巨大女性はホーニー星人ですな。おおかた性欲が処理しきれなくなって巨大化してしまったのでしょう」

「ど、どうしてそんなことまでご存じでありますか?」

「んくくくく、科学者をなめちゃいけませんよキミ」

「はあ」

「ここはなんとしても彼女の性欲を満たしてあげなければなりませんな」

そんなこと言われても、もはや身長60メートルを超える大怪獣並みのあのお嬢さんを満足させられる男なんてこの地球上にはいないであります
正論を吐くだけでなんら現実世界に貢献しない基礎系の学者によくいる役立たずでありますかあなたは?と問い質す前に、ドクター・ユンゾルスキー先生の方から本官に訊ねてきたのであります

「・・・キミは、浦和駅東口交番の巡査だね?」

「は、はい」

「JR浦和駅東口の平和と安全を守るのはキミの責務だね?」

「はい!」

本官はついつい直立不動で敬礼したのであります
ドクター・ユンゾルスキー先生はゆっくり頷くと、言葉を続けたのであります

「ならば・・・危険な業務だが、やってくれるね?」

「も、もっちろんでありますっ!!!」

キタ、キタ、キタアアアアアアアア!
ついに本官がJR浦和駅東口の平和と安全を守るために命を賭ける時がやってきたのであります!
これぞ市民と共に生き市民のために戦う埼玉県警浦和署巡査として男冥利に尽きるのであります!
どんな危険な任務であろうと本官は臆せず立ち向かうであります!
と、テンションmaxになってしまって本官は話の流れを見失っていたのであります
しかしながら、もちろん展開は読者の皆様が予想された通りであったのであります

「・・・で、キミ、女性経験は?」

「は?」

「だから性交回数はどのくらい?」

かああああああ
本官の頭に血が上ったのであります

「そ、そんな!本官は市民の平和と安全を守る現役警察官であります!この浦和の公序良俗を守ることも重要な責務の一つであります!その本官がよりによって不純異性交遊の経験など・・・」

「ああ、童貞なんですね」

「(ずき)」

「いや、いいですよ。誰にでも初めてのことはあります。筆おろしが異星人なんて滅多に経験できることではありません。良かったじゃないですか、んくくくくく」

「?」

「キミ、あの異星人の女とここで一発やっちゃってください」

「!!!」

な、なにを言うでありますか!
JR浦和駅東口という本官が公序良俗を守らなければならない場所で大っぴらに猥褻行為を行うということもさることながら、あんな大怪獣サイズのお嬢さんに普通の人間サイズの本官が挑んだところで何もできはしないし、そもそも危険すぎるであります!

「そ、それはちょっと・・・」

「あれ?怖気づいたの?JR浦和駅東口の平和と安全を守るためなら危険な業務もやってくれるんじゃなかったの?」

「う・・・」

それを言われると弱いであります
返す言葉がなくなって黙りこくった本官に向かって、ドクター・ユンゾルスキー先生は懐から光線銃のようなものを取り出したのであります

「じゃ、いきますか」

「なんでありますかそれは?」

「ま、すぐにわかりますよ、んくくくくく」

「い、いや、ドクター・ユンゾルスキー先生、そ、そ、それは銃砲刀剣類所持等取締法違反の現行犯で・・・」

ぴかっ
本官の言葉など耳も貸さずに、ドクター・ユンゾルスキー先生は本官に向かってその光線銃を発射してしまったのであります

*****

次の瞬間、本官はまるでわけがわからなくなったであります
目の前にはあの紫の髪のお嬢さんが全裸で苦しげな表情をしながら身をくねらせているのであります
え?
目の前?
あんなに巨大だったお嬢さんが本官の目の前で普通の大きさに
どういうことでありますか?
しかもそういう本官もはしたないことに全裸になってしまっているでありますし
・・・
・・・
周囲を見回してみてまた驚いたのであります
街並みがミニチュア化しているのであります
そしてそのミニチュア化した町並みには身長4~5cmくらいのこびとたちが数え切れないほど集まって右往左往
・・・
・・・
これって

「・・・本官は、もしかして」

「んくくくく、巨大化させてもらいましたよ。この巨大化銃でね」

本官の足元で、虫みたいに小さくなってしまったドクター・ユンゾルスキー先生が先ほどの光線銃をかざしながらふんぞり返って説明してくれたであります

「キミ、身長70メートルを超える巨人になった気分はどうだね?」

「!!!」

「んくくくく、驚いている場合じゃないよキミ。ほら、その巨大な体で早く異星人の女性の性欲を満たしてあげたまえ、んくくくく」

そのとき、あの紫の髪の巨大お嬢さんも本官の存在に気が付いたのであります

「お、お巡りさん!」

「は・・・」

お嬢さんはどすどすと地響きを立てて巨体を揺らしながら本官に駆け寄ると、両腕を本官の腰に回してひしっと抱きついたのであります

「嬉しい!お巡りさん、やっぱりわたしを助けに来てくださったんですね♡」

・・・
・・・
恥ずかしながら、本官は全裸であります
そしてお嬢さんも全裸であります
全裸の巨大な若い男女がJR浦和駅東口という大繁華街(JUNKMAN注:そうでもないと思います)で衆人環視のもと抱き合っている
これを公然猥褻といわず何というか?という突っ込みすら頭に浮かばないほど本官は舞い上がっていたのであります
・・・
本官にぴったり寄り添う柔らかくぷにっとした身体
ほんわかした温もり
そしてふうわり漂ういい匂い
・・・
こ、これが女の人の身体なのでありますか
なんて気持ちの良いものなのでありますか
・・・
・・・
本官はしばし自分の任務も忘れこの夢のようなひと時に身を任せていたのであります
・・・
しかし、事態はもはや待ったなしであったのであります

「お巡りさん、早く、早く、えっちしてください♡」

「は、い、いや、しかし」

「そーんなこといって、お巡りさんだってもう準備オッケーじゃないですか」

巨大お嬢さんは上目遣いに本官の顔を覗き込んだのであります
面目ない
面目ない
面目ないでありますが、しかし確かにお嬢さんのおっしゃるとおりだったであります
本官のナニは既にフル勃起状態だったのであります
そ、それは仕方がないでありますよね
だって全裸の本官に全裸の若い女性、しかもフェイスもボディも本官のどストライクゾーンの妙齢女性がぴったり抱きついちゃったのでありますよ
これで勃起しなかったらそいつはホモかインポかロリコンの三択で、本官のそのいずれにも該当しないのであります
しかも
しかも
まずいことに
・・・

「お、お巡りさん・・・」

「は?」

「ちょっと・・・ちょっとこれ・・・凄くありません?」

「・・・」

そうなのであります
実は今まで誰にも秘密にしていたのでありますが、実は、本官の、ナニ、というでありますか、その、あの、男性性器は、その
・・・
・・・
ぶっちゃけ巨根なのであります

「すごーい!お巡りさんすごーい!太い!長い!でっかい!ねえねえ、地球の男の人ってみんなこうなのですか?」

紫の髪のお嬢さんは足元の地球人たちに訊ねてみたであります
男性たちがなんとも答えられず気まずそうにしている中、女性たちは一斉に首を横に振ったであります

「そうかあ、やっぱりお巡りさんが凄いんだ♡嬉しいな♡」

お嬢さんはチュッと本官の亀頭部にキスしたのであります
どっかああああああん
なんということか、既にフル勃起したとばかりに思っていた本官の肉棒は、本人にも信じられないことに、更にそこからもう一回りサイズと硬度をランクアップした暴れん坊将軍様状態になっちゃったのであります

「はああ、もう我慢できないわ、お巡りさん、そのでかちんぽ、早く、早く、わたしのまんこにぶち込んでください!」

そういうなり、紫の髪のお嬢さんは本官の腕の中から離れ、くるりと背を向けると、本官に向かってかわいらしいぷりっとしたヒップを突き出してきたのであります

「はいどーぞっ!」

・・・
・・・

据え膳食わぬは
男の
・・・
なんて言い出すまでもなく、これは本官にとって夢のようなシチュエーションだったのであります
もはや公然猥褻など知ったこっちゃないのであります
誰が見ていようと、どれだけ大勢の人が見ていようと、もうそんなの関係ねーの小島よしおさん状態であります
それでは早速本官のこの傍若無人な暴れん坊将軍様をお嬢さんのヒミツの穴に
穴に
穴に
・・・
・・・
って
・・・
あれ?
・・・
穴は一つじゃないのでありますね

「どーしたんですかお巡りさん!早く、早く、挿れてください!わたしのぐちょぐちょまんこにその極太ちんちんをずっぽんと挿れてくださいっ!」

急かされれば急かされるほど気が動転してしまうのであります
こんなことならば学生時代にもっとまじめに保健体育の勉強をしておけばよかったであります

「お巡りさん、早く、早く!」

どれなのでありますか?
この一番後ろで菊みたいにキュッとしまった穴でありますか?
それとも真ん中でだらしなくバックり開いた穴でありますか?
それとも前の一番小さな穴でありますか?
わからない
わからない
わからないであります!!!

「あ、あ、あ、もうダメ、もう我慢できない!!!」

え?
そんなこと言われても困るであります!!
わからないものはわからないのであります!!
じゃ仕方ないから三択のどれでもいいのでえいっと突っ込んじゃえ!と言われても
・・・
・・・
そんな勇気はないのであります

「あ、あ、あ、あ、きゃああああああああああああ!!!」

ずももももももももももももももも
本官が秘密の三穴を前にして尻込みしている間に、ついに待ちきれなくなったお嬢さんはまたしても巨大化してしまったのであります

*****

本官は口をあんぐり開けて呆然とするしかなかったのであります
えっちできそうでぎりぎりできなかったためでありましょうか、今回のお嬢さんの巨大化スパートは今まで以上に激烈で、一気にそれまでの10倍、身長にしてちょうど東京スカイツリーくらいになってしまったのであります
高層ビルらしい高層ビルもないここJR浦和駅東口周辺では圧倒的な存在感であります

「あああああ、ちんぽが、ちんぽが・・・」

超巨大化してしまった紫の髪のお嬢さんは、大股広げてその場にへたり込むと、その股間の前で立ち尽くす本官を見下ろして大粒の涙を流し始めたのであります

「ひっく、ひっく、お巡りさんが・・・お巡りさんのでかちんぽが・・・こんなに小さくなってしまいました・・・ひっく」

「・・・」

「もうダメ、もうえっちできません、ひっくひっく」

「・・・」

「性欲が、性欲が収まりません・・・ひっく、わたし、これからどうしたらいいでしょう?ひっく、ひっく、ふえええええええええん・・・」

「・・・」

・・・
・・・
・・・
本官が
・・・
悪いのであります
・・・
・・・
本官が託された任務を遂行できなかったのが悪いのであります
本官に女性経験がなかったのが悪いのであります
女性の下半身に関する知識に欠けていたことが悪いのであります
いやいや、それはまだ小さな問題で、その後に未知の三択で間違えてしまうことを怖れるあまり、えいっと突破する勇気に欠けたことが悪いのであります
その結果、このJR浦和駅東口周辺の平和を守ることができなかったであります
そして何よりも、遠い異星から遥々この浦和を訪ねてきたくださった罪もないお嬢さんを、おもてなしするどころか、こんなに苦しく悲しい思いをさせてしまったのであります
万死に値するのであります
・・・
全て本官の責任であります
本官は最低最悪の意気地なし野郎であります
市民と共に生き市民のために戦うが聞いて呆れるであります
警察官失格であります
・・・
早速署長に辞職願を
・・・
・・・
・・・
いや
・・・
待つであります
・・・
・・・
・・・
自分が不始末をしでかしてしまったからといって
そのまま放り投げて辞めてしまうのは
もっと卑怯な無責任野郎であります
・・・
自分の失敗は
なんとしても自分で挽回するであります!!!

「・・・おっしゃああああ!!!」

ぱしーん
本官は両手で自分の頬を叩いて気合を入れると、頭上のお嬢さんに向かって声をかけたのであります

「お嬢さあああん!」

「ひっく、ひっく・・・はい、お巡りさん、何でしょう?」

「ほ、本官を・・・こほん・・・その、お嬢さんの、ディ、ディルドとして使用してほしいでありますっ!」

「え?・・・いま何と?」

「ですから、もはや使い物にならなくなってしまったちんちんの替わりに、本官自身を、その、お嬢さんのおま、おま、おま・・・」

「まんこですね?」

「そうです、その、そこに、一思いにずぶっと突き挿していただいきたいのであります!」

「!」

驚いたのはお嬢さんだけではないのであります
この状況を十重二十重で見守っていた善良なる市民のみなさまもど胆抜かれたに違いないであります
何しろドクター・ユンゾルスキー先生の巨大化光線を浴びた本官は現在身長74メートルもあり、地球人視点では結構な大巨人なのであります
その大巨人が身体全部使って自ら卑猥な大人の玩具になる、って宣言したのですから、これはインパクトでかいでありますよね
往年の名作窓香さん漫画を彷彿とさせるであります
でも、そうでもしないともう止められないほどお嬢さんの巨大化が進行してしまったのであります
もはやいまのサイズでは京浜東北線電車でも無理であります
かといってそこらのビルでやってしまえば被害は甚大であります
・・・
ならば、本官がいくしかないであります

「お嬢さん、本官を、頭からぐいっと・・・突っ込んでほしいであります」

「あ、頭から?」

さすがのお嬢さんも心配そうなのであります

「危なくありませんか?わたし、こんなに巨大化してしまったし・・・」

「危険は承知の上であります」

すうううううううううう
本官は大きく息を吸うと一歩前に歩み出たであります
涙目のお嬢さんは小さく頷くと、本官の両足首のあたりをひょいと摘まんで、そして豪快に大開脚した股間の謎の三穴中、ぐっぱーと大口あけた下品な穴の前に本官を逆さにぶら下げたのであります
中からむんむんと淫臭が湧き上がってくるであります
なるほどあれが正解の穴でありましたか、などと感心する間もなく、お嬢さんは目を固く閉じながら呟いたのであります

「・・・お巡りさん、ごめんなさいっ!」

ずぼっ!

*****

次の瞬間、本官は生暖かくてぐちょぐちょねちょねちょに濡れまくった暗い割れ目に頭から足までまるまる押し込まれたのであります
こ、これが、あのお嬢さんの、あの、その、なにでありますか
当然息はできず視界も真っ暗なのでありますが、でも粘液たっぷりの暖かい微妙な凹凸が360°方向からぐにゃりぐにゃりと本官の身体をなめまわす感覚はミミズ1000匹ならぬ大蛇1000匹くらいの何とも言えない心地よさがないわけでもないのでありま
・・・
おっとっと
そんな感想を漏らしている場合ではないのであります
本官はここでは息ができないので持ち時間が限られているのであります
この限られた持ち時間でお嬢さんの性欲を満たしてあげなければならないのであります
地球人視点では巨人になったとはいえお嬢さん視点ではたった1/10サイズのこびとにしか過ぎない本官の身体では、ただ挿れられただけで満足感を与えることは難しいのであります
ならば動くであります
本官は両腕両脚頭部体幹の全てを使ってこの狭い閉鎖空間で大暴れを始めたのであります

「きゃああああああああああああ!!!」

ねとねとの肉壁越しにお嬢さんの悲鳴が聞こえたであります
よしよし
効いてる効いてる
これは感じているであります
この調子でいくであります
本官は全身で大暴れを続けたのであります

「きゃああああああああああああ!!!」

ぎゅううううううううううう
は!
ううう
何でありますかこのきつい締め付けは?
ぎゅううううううううううう
ぐはあ
四方の肉壁が本官の身体を押し潰そうとしてくるであります
身体が引きちぎられそうであります
これは手ごわい
こんな強烈な膣圧には抗えない
ギブアッ
・・・
・・・
い、いや
負けるわけにはいかないであります
ここで本官がくじけたら、浦和の平和は守れず、お嬢さんを苦しみから解放することもできないのであります
頑張るであります
本官は超巨大化お嬢さんの圧倒的な膣圧に、持てる力の限りで対抗したのであります

「きゃああああああああああああ!!!」

よし
いける
お嬢さんが膣に力を込めれば込めるほど、本官がそれに対抗したときのレスポンスは良好なようであります
頑張れば、その甲斐がある
これならば目標であるお嬢さんの性欲を満たす=いかせちゃうことも可能かもしれないであります
本官は超人的な頑張りを続けたのであります

「きゃああああああああああああ!!!」

ああ
しかし
しかし
本官のこの超人的な頑張りにも限界が近づいてきたであります
息が続かないのであります
頭から先にずっぽし挿入されているので呼吸ができないのであります
このままでは窒息してしまうであります
どうしてもその前に勝負を決めておかねばならないであります
本官は肚を決めると、最後の力を振り絞って大暴れしてみたのであります

「きゃあああああああああああああああああああああ!!!」

ひときわ大きな叫び声がこだますると、本官の閉じ込められた閉鎖空間には突然大量の粘液が湧き溢れ、そして息が続かなくなった本官はそのままぐったりと意識を失ったのであります
・・・
・・・
・・・

*****

「・・・は!」

目を醒ましたとき、本官は青空の下にいたのであります
・・・
ということは
あのお嬢さんの膣内から無事に生還したのであります
しかもどうやら既に元の地球人標準サイズの大きさに戻っているのであります
もちろん素っ裸で全身べとべとの愛液まみれではあったのでありますが
・・・
あ!
傍らには全裸の女性が横たわっているであります
特徴のある紫色のパーマヘア
うっすらピンクがかった白い肌の華奢なボディ
間違いなくあの異星からお出でになったお嬢さんであります
お嬢さんも元の大きさに戻ることができたであります
ということは
・・・
・・・
お嬢さんの性欲は無事に満たされたのであります!
ふううううううう
・・・
・・・
・・・
などと一息ついている場合ではないでありますね、まだ
妙齢の女性が一糸まとわぬ姿でJR浦和駅東口広場に横たわっているのであります
これでは公序良俗を乱していると言われても返す言葉がないのであります
そこで本官は意識を失っているお嬢さんを背負うと、奇跡的に崩壊を免れた浦和駅東口交番に収容したのであります

*****

交番のソファーに横たえると、ほどなくしてお嬢さんは目を醒ましたのであります

「・・・こ、ここはどこ?」

「埼玉県警浦和署浦和駅東口交番であります」

「あ・・・と、いうことは?」

「はい、お嬢さん、無事に元の大きさに戻られたであります」

「あ、あ、あ、良かったあああああああ」

お嬢さんは天を仰いで一息つくと、今度は本官に向かって感謝の表情を浮かべたのであります

「ありがとうございました」

「あ、いや」

「ほんとにほんとにありがとうございましたっ!」

「いやいや、ほ、本官は、市民と共に生き市民のために戦う一警察官として当然のことをしたまででありま・・・」

ちゅっ♡
・・・
・・・
・・・
お嬢さんは本官の胸の中に飛び込むと、本官の言葉をそのぷりっと柔らかくて暖かくて良い匂いのする唇で遮ってしまったのであります

「・・・ありがとうお巡りさん♡」

「あ、いや、そ、その、だから本官は、職務の上で、その・・・」

「うそ」

「は?」

「これはなーに?」

異星人のお嬢さんはにやりと笑いながら本官の股間を指差したのであります
面目ない
面目ない
面目ないのでありますが
その
・・・
確かにお嬢さんの指摘通り、本官の肉棒はまたしてもにょっきりと鎌首をもたげてしまったのであります

「い、いや、これはその、あの・・・」

「うふふふふ」

お嬢さんは遠慮なく本官の陰茎を両手で弄り始めたのであります
嬉しいことか悲しいことか、もはや疲れ切っていたはずの本官の愚息は、お嬢さんのハンドジョブで不死鳥のように蘇り、雄々しく勃ち上がってしまったのであります

「・・・お巡りさん、元気ですねえ」

「あ、あの・・・そういうことされると、こ、公務中の本官としては・・・」

「そういえばさっきはお巡りさん自身がわたしのまんこの中に入ってくださったけど・・・わたし、まだこのちんちんはいただいてないんですよね」

「え?」

「はああ・・・わたし、また、えっちしたくなってきちゃいました♡」

「ええ!」

かあああああ
頭が熱くなってしまったであります

「ほ、本官を誘惑しようというのでありますか?ちょ、ちょ、ちょっとそれは・・・」

「・・・いいんですか?」

「はい?」

「わたしをえっちな気分にさせといたまま何にもしないと・・・また巨大化しちゃいますよ」

「!!!」

それは困るであります
ここで巨大化されたらまたご浦和駅東口界隈の平和が脅かされてしまうのであります

「・・・こほん」

本官はひとつ咳払いしたのであります

「お、お嬢さんのおっしゃることも、も、もっともであります・・・い、いや、別に本官は私的にお嬢さんに劣情を抱いたわけではないでありますよ!性欲で自分を見失ったわけでもないでありますよ!ただ、本官には立場上事態を収拾する責任があると・・・」

「わーい♡じゃさっそく・・・」

「ま、ま、待つであります!」

本官は抱きついてこようとした異星人のお嬢さんを慌てて両手で押しとどめたのであります
お嬢さんは唇を尖らせて不満顔であります

「どうなさったんですか?どうして待つんですか?もうどの穴にに挿れればいいかもおわかりになったんでしょ?」

「い、いや、そういう問題じゃないのでありますよ。ひ、人目もあるので、ここはマズイのであります」

「じゃ、奥の仮眠室にいきましょうよ」

「な、なんでこの浦和駅東口交番の構造まで知ってるでありますか?」

「そんなことどーでもいいでしょ?つべこべ言わずに早く仮眠室に入りましょうね。お布団はわたしが敷いてあげますから」

「ちょ、ちょ、ちょ、待つであります!いま、本官は、その・・・コホン・・・ス、スキンの持ち合わせが・・・」

「コンドームですか?要りませんよ。ナマでいきましょ。いいんですよ、お巡りさんなら、豪快に中出ししてくださって♡」

「え、ええええ?」

「いいからいいから、はい、さっさと奥の部屋に入って・・・」

がらがらがら
ぴしゃり

お巡りさん奮闘記・終