『いい踏みの日だから、この街を踏み潰すわね?』
原作・MMD・本文加筆:蓼科楓(XのID:@KaedeTateshina)
本文原案:miya98さん(XのID:@miya984)

「ガオー!」

グォォォオオオオオオオ!

超巨大な右足や胴体が、街に大きな影と超高気圧をもたらす。
巨大な巨大な王女様が降臨なされたのだ。
この日の気温7度の冬日であったが、局地的に足指付近で25度。
胴体に近づくほど気温が上がり胸部付近は40度近い。
加えて地震による火事が街の至る所で発生。
暑すぎるので、避難民は上着を脱ぎ捨てて悲鳴を上げながら逃げ惑った。
「フゥゥゥ!フゥゥゥ!」
一方の巨人は顔を赤らめ呼吸が浅い。
鼻息だけで周囲を飛んでいた戦闘機が姿勢を乱され、
彼女の巨体に墜落してしまう。
パニック状態となっている街並みを肌で感じて更に興奮する狼の巨大な少女。
「うふふっ。もう逃げても遅…はぁぁぁwあぁもう貴方達の視線でムズムズする。くすぐったいわねぇ。
フゥゥゥ!フゥゥゥ!!アハッ…!
じゃ、擦り付けちゃうわよ。大人しく私の素足で踏み潰されなさい…んんっ」

グォォォォ…ズガガガガガガガズダァァァァァァァン!!!!

ウルフェリア様の足が街に降臨なされた。
ありとあらゆるものが粉砕され、何百分の一に圧縮され、
土深くへと埋め込むように、10万人以上の人口ごと一気に踏みつけられた。

全体重を右足にかけて、ゆっくり左足を持ち上げると、
どでかい足跡が豪快につけられた。
そこには郊外に通じる道と路面店、集落に田畑があったが、
それらは全て足跡に踏み締められた土くれへと変わってしまったのだ。

この都市には30万人弱が住んでいた。
そのうち中心部に居た人口の半分、12万8772名が右足のたった一歩で鎮められ、沈められた。
贅沢な命の使い方を堪能するウルフェリア様。
超巨体を全身に震わせ悶えながら、頭を掻いて彼女は、
「とーっても気持ちが良いわぁ......///」
…っと、ねっとり言い放つ。
更にグリグリと踏みにじった後、一度右足をどけて都市を見下ろす。
「あーあ、一踏みで半分無くなっちゃったわ。だから、もう片方の足で踏みつけたら」
グォォォォ…ズガガガガガガガズシャァァァァァァァン!!!!!!
都市があった場所を今度は両素足で踏み締めて、
残っていた都市部を蹂躙し、被害者数が20万人を超えてしまう。
「はぁぁぁん...堪らないわぁ…///」

ゴォォォォ...バリバリバリバリィ!!!!

踏み潰した中心部にあった瓦礫が圧力で足裏に張り付き、
それらが足の上昇に耐えきれず剝がれて落ち轟音を立てる。
彼女は歩き去りながら、後ろを振り向き、今しがた自分が踏み潰した都市のあった所に目をやる。
「はぁはぁ...もう私の足跡しか残ってないわねぇ...///」
自身がが引き起こした破壊の後をねっとりした視線で見やった後、
次の獲物を探して、歩行と言う名の蹂躙を続けた。

そしてこの都市では、最終的に22万955人もの人々が犠牲となった。

 END