三鷹マリのちょっとお楽しみ(10万倍)

・粗雑な登場人物概説
三鷹マリ:銀髪獣耳女性。姉。普乳のほう。自分や物を巨大化させるオープン変態。クラッシュフェチで踏み潰しが大好き。



ドガァァァン…グシャァァ…

「あー!気持ちいい!」
のびのびとした笑顔で叫びながら街を踏み躙っていく三鷹マリ。
いつものように巨大化し、ストレス発散のための蹂躙中である。

マリのこの「お楽しみ」はマリが満足するまで誰にも止められない。
満足するまで、人々の営みは消し飛ばされていく。

自分の住む市とその近隣をあらかた消滅させたマリは瓦礫の中で立ち止まる。
普段ならこれぐらいやれば満足するのだが、今日は違った。

「まだ足りねぇなぁ…」
独りつぶやくマリ。自分の体は更なる蹂躙を望んでいた。
「よし!もっとデカくなるか!」
そう言った次の瞬間、マリは一気に巨大化する。

10万倍。157km。それがマリの次の大きさだった。
先ほどまで遊んでいた跡を片足で踏み潰す大きさだ。

「よしよし、これぐらいだ」タッタッとその場で足踏みする。
その足元では震度7どころではない超巨大地震で全ての建物が倒壊していたが、マリにはどうでもいいことだった。

「…んーどうするかなぁ」
早速蹂躙を再開するかと思いきや再び悩むマリ。問題は足にあった。
今履いているブーツの中で自分の素足がちょうどよく蒸されたのを感じ取った一方、
ブーツでもヤりたい。どちらかを選べないという状態だった。

「…ええい!こうするか!」
マリは右足のブーツに手を伸ばすとスポンと脱ぎ捨てる。
脱ぎ捨てられたブーツは太平洋に着水し、巨大津波を引き起こしたがこれもまたマリにとってはどうでもいいことだった。どうせ後で元通りというのもあるのだが。

左足ブーツ・右足素足といういびつな状態になったが、これはこれで新感覚だとマリは納得した。

早速マリの右の素足が首都上空にかざされる。
蒸れ蒸れの素足からは雲が沸き立ちそうな勢いでマリ足の少しすっぱい足臭が発され、
その生暖かい足臭の中で人々はその超巨大な足から逃れようと阿鼻叫喚となったが先ほどの大震災で麻痺しきった都市機能では数百m逃げるので精一杯だった。

マリにとっては音もなく、人々からすればとてつもない轟音で素足はゆっくりと着地し、
その下にあった全ての物を押し潰した。
ぐっぐっと右足に力を入れて足下にあった物に追い討ちをかけてから足を上げてブーツの隣に戻すと首都の北半分は大きな足跡に潰されていた。
特に足指と かかとのあたりは超巨大クレーターと化していた。
そこに地下鉄や超高層ビルがあったことなど一切わからない。大きく凹んだ世界が広がっていた。

全てを踏み潰していく感覚、そして大きな足跡にニヤァ…と笑みを浮かべるマリ。

今度は左足のブーツがまだなんとか残存していた首都の南半分にかざされる。
こちらはただ冷酷でおぞましいソールの空が広がった。
真っ黒な空に人々は泣き叫び、命乞いをする者さえ居たがマリには届かなかった。
もっともスイッチの入ってしまったマリに命乞いは逆効果であったが。

スッ…どっごおおおおおおおん!!!!!!!
先ほどの素足とは違い、ブーツは勢いを付けられて踏み下ろされた。
靴底は地面に深くめり込み、大きな地割れが周囲にいくつも走り、周辺十数kmは死の地帯と化した。

自ら作り出した二つの超巨大足&靴跡をしゃがみ込んでうっとりと眺めるマリ。
右にはやわらかい丸みを帯びたクレーターが、左には幾何学模様に刻まれた直線的な陥没があった。
そのどちらにも生物の存在も、原型を保っている物も無かった。

自然とマリの手は股間へと伸び、自分の両足に消えた首都をオカズに自慰に浸っていた。
「ああ…これだから巨大化や辞められねぇ…」
そう呟きながら。

-END-