今回は百合みたいな作品を作ってみました。


私の名前はリリー。5㎝の妖精なの。
私の住んでいる場所は森の奥で人間には見つからない所に村があるの。
ある日、森の中を飛んでいたら、鳥に襲われて羽を傷づつけられて飛べなくなってしまったの。もう2度と家族や友達に会えないと思い泣いていた所に「誰か泣いているの?」という声が聞こえたの。
それは人間の女の子で私より数倍の大きさであったの。
『もしかして、妖精なの!?』
私は恐ろしくて言葉も出なかったの。
しかし、人間の女の子は
『泣かないで。大丈夫、何もしないから』
と優しく言ってくれてそっと大きな手を私の前まで持ってきてくれたの。
そして、私の手の平の上に乗せたら女の子が私の羽を見て
『怪我しているの?私の家で治してあげる』
と言って私を優しく服の胸ポケットに入れてくれたの。
女の子の家に着くとポケットから出してくれて机の上に置いたの。
『ちょっと待っててね』
というと女の子が小さく切ったテープを傷ついた羽に貼ってくれたの。
「どうしてこんなに優しくしてくれるの?」
私が聞くと女の子は
『怪我をしているのに見捨てることが出来なくて助けてあげたの』
その言葉を聞いて私は感動のあまり涙が止まらなったの
『そういえば名前を教えていなかったね。私はエリというのよ。あなたは?』
「私はリリーというの」
『ねえ、リリーちゃん。一緒にお茶にしましょ』
「うん」
それからお茶をしながらお話をして仲良くなったの。
このことがきっかけに私はよくエリちゃんの家に遊びに行くことが楽しみになったの。
私はねエリちゃんに会えてよかったと思う。人間の中には優しい者だっているという事を
感じたの。


おわり