「ユキねぇは、今身長いくつ?」

「多分、7m以上かな?」

俺は、トシ。普通の中学生3年だが、馬鹿でかい姉と2兄弟。

家族はみんな背が高い。
父は、202cm。
母は、210cm。
姉は、750cm。
トシは160cm。

家族の中で1番小さく、姉からは「小さくてかわいい。」と、言われる。
両親が背が高いのに俺は何で小さいんだといつも考えてしまう。

「トシ。お前はもっと伸びるはずだ。良く寝て食え。身長が小さすぎる。」

お父さんが俺に言ってきた。

「父さんだって母さんに身長負けてるじゃん。ユキねぇの3分の1くらいなんだから、
人の事言えないよ。」

ユキねぇは現在ギネスにも登録されて、世界1身長が高くなっている。
身長が高い理由は分からないが本人は、縮みたいといっていた。

そんな、ユキねぇを俺は、好きだ。ユキねぇも俺のことを良く可愛がってくれる。
しかし、怒らせると怖い。男子なんてふっ飛ばしてしまう。
俺も怒られた。


「ユキねぇは、体重はいくつ?」

「トシくぅん?女の子には聞いて良いことと、悪いことがあるのよ。」

俺の身長よりも高い足が2本聳え立ち、俺の脚の2倍くらいの腕が俺を持ち上げて、
俺の顔の2倍くらいあるユキねぇの顔が俺の前にあった。
その後、ユキねぇの部屋に連れて行かれ、それ以上は言えない。
とにかく、怖くて優しい姉だ。


家はユキねぇが普通にすめるような造りになっていて、俺も普通に使えるように、
俺専用の階段や椅子、部屋が用意されている。
俺が椅子に座っていたときに、ユキねぇがこっそり近づいてきて、俺の上に座ったことがあった。
俺も椅子もユキねぇの重さに耐えられず、椅子は壊れ、俺はユキねぇの下敷きになった。
あのときの重さは今でも忘れられない。

逆にユキねぇの椅子に座ると、隙間が出来る。
ユキねぇが来て、ユキねぇの上に座ることが最近多くなってきたが、とても座りやすい。
俺は、ユキねぇの太ももに、収まってしまうほど小さかった。
太ももはふかふかのソファーみたいで俺を優しく包み込んでくれた。
胸だって大きい。僕の顔よりも大きい。
それだけで100kgあるかな・・・片方で・・・
今でもまだ身長も胸も成長中・・・
そんな事言ったら絶対に殺されるかも・・・

ユキねぇの手は大きい。
大きくて細かった。俺の顔を鷲づかみできるんだ。
喧嘩したら誰もその手から逃れられない。
足だって、50cm以上あって、靴は1足しかない。
その足に踏まれたら、痛いだろう。

服だって、おしゃれなんて出来ないって本人が言っていた。
外に出るだけで、マスコミにいろいろ言われるって。

ユキねぇの机も高い高い。
3mはあるかな・・・
いない間に、友達と上って頂上に到達したら、ユキねぇが帰ってきて、
俺らが机の上で立っているのに、それでも、見下ろしている姉がとても怖かった。
そのあと、怒られたけどね・・・




その後月日が経って、10年すると、ユキねぇは、10mを超してたな。
海外のビーチで、仰向けになっているユキねぇのお腹に乗ったら、ソファーだったよ。
胸で顔が見えなかったけど、笑っていただろうね。

まだまだ、身長が伸びるっぽいし・・・

つづく


連続ですみません。
思いついたので早く書きたかっただけです。