話によると幼馴染のミユキちゃんが部屋から出てこないで引きこもっているとミユキちょんのお母さんから連絡を受けてミユキちゃんの家に来た。

「ごめんね・・・。幼馴染のケイちゃんなら説得できるかと思って・・・。」

「いえ、大丈夫です!では早速!」

お母さんは出かける用事があるようで家を急いで出て行った。
ミユキちゃんの部屋のドア・・・久しぶりだな!

「おーい!ミユキちゃん!」

「ケイ・・・ちゃん?」

ミユキちゃんの声だった。元気そうな声だ。

「どうしたんだ?部屋に引きこもっちゃったりしてさ!」

「お母さんは?」

「出かけたよ。」

ガチャ・・・とドアが開き布団に包まれて座りながら移動してきたようなミユキちゃんの姿があった。
顔も見えない。

「おっ!」

「入って!」

そう言われて部屋に入る。以前遊んだときと変わらない部屋の中。

「何で布団に身を包んでいるんだい?」

「それは・・・恥ずかしいからよ!」

「何が?唯一の幼馴染じゃないか!」

「立てないの・・・。大きすぎて・・・。」

「大きすぎ?何のこと?」

「身長よ!」

ガバッと布団を投げ捨てるとそこにはロングの髪で美しい顔が初めて見れた。
そしてその顔は僕よりも上に行く。
ミユキちゃんが立ち上がったのだ。僕は見上げてしまった・・・。

「え?」

『身長・・・大きくなっちゃったの・・・。誰にも言えなくて・・・。』

僕は身長170cmだ。ミユキちゃんは完全に立っていたないのに僕の目線は彼女の腰あたりだっただった。
天井は元から高いが首が届いている。

『何cmなのかしら・・・。ケイちゃんが私の足より小さいから・・・少なくとも3m以上・・・。うう・・・。』

ミユキちゃんは泣き出してしまった。頭を撫でたいのだが高すぎて・・・。

「泣くなよ・・・。」

僕は彼女の体を登った。僕が登っても全くぶれることが無い。
上半身に掴まりながら頭を撫でる。大きな頭だ。

『うう・・・。ありがとう。』

大きな腕が僕を包み、抱いてくれた。彼女からすれば僕は軽いのか。
泣く顔はとても可愛らしい。

『ふふっ!私の胸ってケイちゃんの顔より大きいわ・・・。』

笑顔で言う。気になってみてみるとそうだった。
胸・・・ミユキちゃんの胸はとても大きくなっていた。
前あったときは、一応あったけどかなり小さかった。身長も僕くらいだった。

「降ろしてよ・・・。」

『嫌だ!降ろさない!』

腕の力が強くなったのが分かった。これは降りることを忘れたほうがよさそう。
男女逆転のお姫様抱っこ。それも相手は3mを超える幼馴染だ。



つづく