僕はタクヤ。25歳になってもサンタの存在を僕は気になっている。
宗教とかは入っていないけどもサンタはいると信じている。

そんな中、会社で共に働く1人の後輩に好意が合った。
1つ年下で可愛く背も160cmくらい。名前はミホ。
今日がクリスマスイブ。サンタが来るのは今日の夜。
僕の今までの願いと言えば、皆が欲しがるもの。子供が欲しがりそうな物まで頼み、見事に願いが叶う。
今年はちょっと違う。
ミホの事が好きになってしまい、彼女と一緒に暮らしたいと言う永遠の願いだった。
とにかく彼女と共に暮らしたい。
そう言う内容を紙に書き、書いた面を窓の外側に向けてその日はいつもより早く寝たのだ・・・。





次の日、朝日が目に当たり、僕は目を覚ました。
おかしい・・・。カーテンは夜に閉めたのに・・・。しかも大きいカーテンだ・・・。
着た覚えの無い寝巻き・・・。

『あら!もう9時よ!起きてよぉ!タックン!』

大きな声がして振り向くとそこには自分の身長以上ある巨大な顔があった。
その顔はミホそのものであった。

「でかい・・・ミホ?」

『何言っているんですか?今の男って皆小さいんですよ。だから女が保護する。寝ぼけているのね。可愛い。』

「俺の身長って何cmなんだ・・・。」

『今計りましょうか?ちょっとは伸びているといいですね。』

巨大なミホは机の中から定規を取り出し、僕の背中に付けた。
ミホの顔は近づいてきた。

『えっと・・・。17cmですね。前と変わっていませんね。』

「17cm!?そんなに小さいのか!?」

『やっぱり寝ぼけていますね・・・。もっと寝ますか?でもベットは駄目です。寒いから私の胸で寝てください。』

長く大きな指は僕を掴み、長い谷間が見える中へと僕を誘導した。
プニッと柔らかい感触・・・。これがミホの胸・・・。

『相変わらず可愛いですね。朝食の支度が終わるまでですよ。ゆっくり寝てくださいね。』

ミホは寝巻きのボタンを閉じ、僕は薄暗い中で眠りに付いた・・・。





『・・・ん。ちょっと・・・くん。タックン!!』

「はっ!」

『朝食出来たのに!起きないなんて!もう!』

「ご、ごめんごめん・・・。」

『結婚したんだから私のご飯を食べてよね!』

「そうだな・・・。」

驚いた。
彼女の食べる食事と僕の食べる食事には大きな差があった。
彼女専用の皿は僕が寝転がれそうな大きさだ。
彼女にとってこんなに小さな僕専用の食事を良く作れたと思う。

ゴクッ!とお味噌汁を一口・・・。美味しい・・・。

『どう?味濃いかも・・・。』

「いいや。本当に美味しいよ!」

『良かった!』

食事は楽しく終わった。
彼女の作ったすべてが美味しかった。
食事が終わってから少ししてリビングのソファーに座る彼女の太ももの上に乗せられていると、

『今日はクリスマスイブだね。何か、クリスマスまで待てないわ。今日の夕飯はご馳走でいいですかね?』

「君がそう思うならいいよ。」

『じゃあ、後でお買い物に行きましょうね。』





午後3時になると僕は、彼女の広げられた手の平に乗って家を出た。
家は彼女自身の家であり僕の家ではなかった。一体この世界は・・・。

スーパーに行くと、僕らみたいに女の手の平に乗った男がいっぱいいた。どうやらこれが普通のスタイルらしい。
スーパーには男性用と女性用に分かれたおり、男性用の小さなレジもある。
そして男性用の道路。道路と言っても透明のトンネルみたいでそこを男は歩いていた。女に踏み潰されない為だろう。

『えっと・・・。お肉と・・・。』

僕は彼女の胸ポケットに移された。巨乳の張りは僕の体を強制的に曲げさせる。そして乳首が背中に当たる。

『OK!これでいいわね。あら・・・。寝ちゃったわ・・・。もう・・・。』

寝ようとは思っていなかったのに気持ちよくて寝てしまった・・・。







僕は何時まで寝ていた?気が付いたらいい匂いがする。

『何で今日はこんなに寝るんですか?もう7時ですよ。夜寝れませんよ。』

「胸ポケットが気持ちよくて・・・。」

『エッチ・・・。』

そう言うと、彼女は支度の作業を再開した。
僕はキッチンの台の上にいた。下までは高い。と、見ていると、

『危ない!下なんて見下ろさないの!』

「はい・・・。」

怒られてしまった。もし落ちたら命があるか分からない高さだ。彼女が注意するのも当然だと思った。

『さっ!出来たわ。』

僕を掴み、机の上に移動させた。

『そこで待っていてください。』

3分間待つと、豪華な食事が僕の前にずらりと並んでいた。

「美味しそう・・・。」

『タックンが寝ていたけど頑張ったんだから残したらタックンの事食べちゃうよ!』

「え1?」

『嘘よ。いいわよ食べても。美味しいかどうかは分からないけどね。』

ぱくっ!

「美味しいよ。味がしみこんでいるよ。」

『良かった。クスクス・・・。』

5枚あった皿は空になった。
彼女もほぼ同時に食べ終わった。

『お腹いっぱいだわ。お風呂にでも入って早めに寝ましょう。』

「うん。」

お風呂に入るときには法律として女と共に入ることになっていた。
僕は彼女の強烈なボディーに思わず鼻血が出そうになったが何とか耐えた。
僕の体を洗うときに胸に挟み洗うとは・・・。





寝る前。僕は窓を見てお願いをしていた。

『タックン・・・。何しているの?』

「ううん。何でもないさ。」

『今日は特別。私の胸で挟んであげるわ。』

ムニッ・・・。やっぱり柔らかい・・・。いい気持ちだ。あんなに寝たのにもう眠い。

『お休み・・・。』

「おやすみ。」

何を願ったって?もっと小さくなって彼女の事をもっと好きになりたいと願ったんだ。




おわり