『お兄ちゃん?何が目的は知らないけど、私の部屋に無断ではいるのは禁じていたはずよね?』

「あ・・・、あ・・・・・。」

『お兄ちゃんは2mmもない小人さんなの。私が踏み潰しても気が付かないくらい小さいのよ。分かってるの?』

僕は首を縦に振った。僕から見れば1600mの巨大女。今、机の上に置かれていても座っている妹は壁だった。
今さっき、学校から帰ってきた妹はまだ可愛らしい制服姿だった。

『これで何回目かしら?踏み潰さなかったのが奇跡ね。今日という今日はお仕置きしましょうか。』

「お、お仕置き!?」

『逃げる事なんてできないわよね。机から飛び降りる事さえ出来ないでしょ?クスクス。』

巨大な指で僕は摘まれた。幅は8mくらいある人差し指と11mある親指でだ。
自分の10倍くらいある指に敵わない。暴れても指はビクともしなかった。

『どうお仕置きしましょうかね、お兄ちゃん。口の中に入れちゃおうかな?食べてみたりして。クスクス・・・。』

妹は可愛らしく笑う。

『あっ!そうだ。ちょっとお掃除してもらおうかな。』

妹は立ち上がり、床に座った。
そしてもう片方の手で左側の足のソックスを脱ぎ捨てた。

『お兄ちゃんに、足の裏を掃除してもらおうかな。お兄ちゃんの舌を使ってね。』

妹は足を垂直にした。その垂直にした足の目の前に僕は立っていた。
妹の足裏からは、サウナのような暖かさと汗臭さがあった。
足の長さは250m程度。落ちたら命なんて無い。妹はそんなことも知らず僕に命令したのだ。

『何しているの?早くしなさい。踏みつぶすわよ。』

僕は死にたくなかったので、妹の足に登った。
汗の油で掴みやすく登りやすかったのが幸いだった。
しかし、この汗の油が付いている足を舐めたくなんてなかった。でも、舐めなきゃ・・・。

ぺろっ・・・。
吐きそうな味・・・。こんな味を妹の足の面積舐めろと言われても無理があった。

『は~い。時間切れです!』

妹の足が突然動いた。
僕は10mの高さから落とされた。骨は折れていなかったが落ちた衝撃で動けなかった。

『落ちちゃったの?情けないわね。』

気が付けば妹の顔が間近に存在していた。
妹は僕を摘み上げ、手の平に乗せた。

『足の裏の掃除も出来ないなんてね。どうしようかしら。お仕置きした気分が無いんだけど。』

「か、解放してくれ・・・・・。」

『はぁ?何言ってるの?部屋に返すわけ無いでしょ。今日からお兄ちゃんは私の奴隷なの。私に従うの。』

「そ、そんな・・・。」

『そうね。お風呂に一緒に入って汚いところを洗ってもらおうかしら。クスクス・・・。そのまま穴に落ちても知らないけどね。』

妹は僕を摘んだまま家の妹のサイズのお風呂へと向かっていった・・・。



おわり