ある家のある部屋に女子高生がいました。
高校3年生。ロングな髪で、性格はとても優しいです。
そんな女子高生が、机に座り、お気に入りの雑誌を読んでいると、
机の上においてあったコップに違和感を感じました。
「ん?」
コップを持ち上げてみると、そこにいたのは、最近噂になっている小人が1人いました。
「わぁ!小人さんだわ。」
小人は見つけられたことに驚き、女子高生とは反対側に逃げました。
でも、女子高生は道を塞ぐように、手のひらで小人の退路を封じました。
「逃げないで。なんでここにいたかを聞きたいの。」
女子高生は、小人に話しかけました。
小人は、その場で立ちながら、
(その・・・。お腹が空いていて・・・。クッキーを取ろうとしたけど、
見つかっちゃって・・・。ぼ、僕はどうなるんですか?)
女子高生は、無言でクッキーを摘み、砕いて小人の前に置きました。
「遠慮なくどうぞ。」
小人はビックリしたけど、目の前のクッキーを食べ始めました。
女子高生からしたら、2cmもない小さな小人。
そんな小人がクッキーを食べる光景を見つめていました。
つづく