この前は、アミと2人っきりだったが今日はお母さんとアミが出かけて行って、僕とメイが2人っきりとなった。
『遊ぼう。』
と、言って僕を抱っこして部屋に行った。
僕らは床に座ったが、メイの座高は高く、僕よりも10cmは高い。
そして、何よりも白くて長い足。
『足、見てるの?触ってもいいけど?』
いくらなんでも変態なので僕は首を横に振った。
でも、メイが僕に近づいてきた。僕を押し倒し、僕の上に座ったのだ。
でも、座っているといっても体重を掛けてはいなかった。優しい座り方・・・。
『はい。足。』
倒れている僕の顔に左足が来た。
メイの足の裏が僕の顔に当たると同時に腹に座られる・・・。
「うぷ・・・。止めてくれ!」
すると、止めてくれた。
『足に興味があったんじゃないの?』
「違うよ・・・。ただ見てただけ。」
『そう・・・。』
メイは立ち上がり、僕を起こしてくれた。
その時再びメイの長身に驚いた。
「大きいね。やっぱり・・・。」
『クスクス・・・。タク君も大きくならなきゃね!』
「むっ!」
僕はチビと言われているみたいだったのでムカッときて、メイの腹を無意識にパンチしてしまった。
メイの顔は笑顔から僕を睨みつけるようになった。
メイは僕の頭に手を置いていたがその手が僕の頭を掴みはじめたのだ。
グググググ・・・と力が伝わってきた。
「ごめんね・・・。ワザとじゃないんだ・・・。」
手を合わせて言っているが無視。さらにもう片方の手が僕の背中に触れた。
ギュッ!
僕の体はメイに引き寄せられた。
僕の頭はメイのお腹にくっ付いたのだ。
『大丈夫だよ。痛くない。でもね、昔から言いたかったことが今言えるようになったの。』
「何?」
部屋は静かになった。よく分からない雰囲気・・・。
メイはしゃがんで僕と同じ目線になった。
『好き・・・。』
ガチャ・・・。お母さんとアミが帰ってきた。
つづく