おちけつ(藁

エクスタシー → グローイング → さらに昂揚
ってコンボは俺も好きだ。

ちょっと違うかもしれないが、書いてみたので投稿する。
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微睡むような高揚感から目覚めると、そこはさっきよりさらに小さくなった町並みだった。
私から必死で逃げているだろう人をみつけ、軽く指を乗せてみる。

抵抗は、無かった。驚くほどあっさり指は地面につき、赤いしみだけが残った。
さっきまではもう少し耐えてくれたのに。
私の敏感なところに擦りつけると必死で暴れてくれたのに。

「寂しいわね、どうしてそんなに小さいの?」
ついそんな言葉が漏れる。私にとっては深刻な問題だった。
彼らの小さな体で満足できなくなったら、次はどうすればいいのだろう。
そしてまた、楽しいことでもあった。次はどんな遊びが出来るのだろう。

とりあえず、逃げている人達を追いかける。逝ってる間は動かないでいてあげたのに、
ものの十歩も歩けかないうちにモタついている集団を見つけることが出来た。

先回りして、腰を下ろす。たったそれだけでみんな進路を絶たれてしまう。
振動で転んだ人もいるようだ。私そんなに重くないのに。

あまりにも大きな私の姿に怯えている、豆粒大の人々。
私は脚を広げ、彼らに私の一番大事なところを見せてあげる。
彼らにはどう見えているのだろう。高さ10メートルくらいの、赤くて暖かい、湿った洞窟。

「さぁ、中に入りなさい」
洞窟を二本の指で広げ、出来るだけ優しい声で言う。
もう十分に濡れている洞窟は、くぱっというかわいい音を立てて開く。

「中に入らないと、ぷっちんしちゃうぞ」
動こうとしない彼らを軽く脅してやる。柔らかいアスファルトを指でつつき、
彼らの周りに次々に穴をあける。

大丈夫、安心して。無駄死にはさせないから。
みんな小さいから難しいかもしれないけど、
ちゃんと私が満足してあげるからねっ。