「恥ずかしいけど、我慢できないの・・・。」
身長160メートルに巨大化してしまった久美子は、緊急停車していた
急行列車をまたぎ、見下ろした。
街を破壊しつくし、気まぐれに人間をひねり潰してしまった久美子。
彼女にはもはや、理性や人間らしい心など残ってははいなかったのだ。
欲望に突き動かされる、若く美しい巨大な女性。
小さな人間達は悲鳴をあげながら逃げ惑い、その美しい巨獣から遠ざかる。
足元を逃げ回る小さな人間を踏み潰すのに飽きたのか、巨大な女性は
JRの駅をまたぎ、それを見下ろしていた。
逃げ惑いつつ巨大な女性を振り返った人々は彼女の股間、女性の秘密の部分が
少し光っているのに気がついた。
「濡れているのか、数千人の人間を踏み潰し、ひねり潰したあの女は!」
架線鉄塔を、その大きなお尻で簡単に捻じ曲げ押しつぶし、久美子は
ゆっくりと駅の上に腰を降ろしていった。
停車中の急行列車をおもむろにつかみ挙げる。
顔を高潮させ、列車を自分の秘密の部分にゆっくり押し付ける久美子。
グシャリ、と変形してしまう急行列車。
そんなことにかまわず、久美子は秘密の部分を刺激し続けた。
無傷の列車を次々とつかみ上げ、股間に押し付ける。
ぬるぬるとした巨大女性のトンネルに出入りする列車。
その巨大女性の凄まじい握力により、逃げ遅れた列車の乗客ごと、
押しつぶされてゆく列車。
15台の列車を、トンネルに押し込み、握りつぶした久美子は
一人、絶頂を迎えてしまう。
数千万の小さな人間達が彼女の痴態をあきれてみつめていた。
久美子はその小人たちの小さな視線に欲情をまた掻き立てられていったのだった。

真っ白い大きなお尻が駅のホームを二つまとめて押しつぶしていた。
スレートの屋根が粉々に砕け散り、H型鋼材はくにゃり、と捻じ曲げられる。
巨人女性の丸いはりつめたお尻は簡単に駅舎を跡形もなく消滅させた。
荒い息使いのままの久美子。
つい強く握り締めてしまった電車に少し目を落とす。
「なんて恥ずかしい格好してるのかしら・・・」
久美子は大きく開いた脚の間、秘密のトンネルに右手を持って行き、
クチャリ、と潰れてしまった電車の残骸を引き出した。
透明な液体がトロり、と糸を引きながら引っ張り出される。
指でつまんだその残骸を久美子は目の前に持ち上げた。
「中にまだ人がいたのよね・・・。みんな死んじゃったのかしら・・・。」
電車の中で逃げ場もなく、粘液に溺れ車体ごと押しつぶされていった人たち。
その壮絶な光景は、久美子が想像したよりも残酷なものであった。
が、彼女はそんな地獄絵図が展開されたであろう電車の残骸を指ではじき
捨ててしまったのだった。
大きく開いていた脚をゆっくりととじて行く久美子。
電車の残骸が巨大な足首に押しつぶされ、引きずられてゆく。
奇跡的に列車から脱出できた幸運な小さい人々は
トロン、とした目で少し口をあけ夢見心地の巨大女性を見上げた。
高層ビルのような白い脚。彼らはゆっくりととじてゆくその脚の真下に
いたのだ。
悲鳴をあげる人々。脚をぴったりととじた巨大女性はその太ももを
ゆっくりと線路上に押し付け始めたのだ。
小さな悲鳴は久美子の耳にも届いていた。
だが、太ももの下にいる小人たちは、久美子のサディスティックな性的欲求を
より欲深なものにしていった。

ぴったりと閉じられた太ももが線路にぴったりと押し付けられる。
絶叫が上がり、やがて途絶えた。
巨大な女性は、右手で大きな乳房を強く握り締めた。
7階建てのオフィスビルを粉々に砕き飛ばした大きな乳房に、
巨大な女性の指がずぶり、とめり込んだ。柔らかく波打つ巨大な乳房。
さらに、彼女はピンク色の勃起した乳首をいじり始める。
この欲情にまみれた巨大な美しい怪獣はまだ満足などしていなかったのだ。
「もっと気持ちいこと・・・したい・・・。」
線路を陥没させ、地響きを上げて彼女は立ち上がった。
線路沿いの国道にその脚を踏み入れる。
乗り捨てられていた自動車を次々に踏み潰し、アスファルトにねじ込んでゆく。
ズシン、ズシンと、地響きを上げ彼女はゆっくりと国道を歩き出した。
脚の指に歩道橋が引っかかり、数十メートルちぎり飛ばされる。
足首に蹴り飛ばされたタクシーが道路沿いの商店に飛び込み火災を起こした。
逃げ遅れた人々は、息を殺して巨大女性が通り過ぎるのを待っていた。
目の前に、巨大な足首が振り下ろされワゴン車がぐしゃりと踏み潰されさらに足の下に
消えてゆく。凄まじい女性の重量、その力。
恐怖におびえ、ビルの中から窓の外をみつめる。

409続き
息を潜めて、巨大女性が通り過ぎるのを待っていたビル内の人々。
不幸な数十人の人間を踏み潰し、その膨大な体重で舗装道路を踏み抜き
亡骸を数メートル埋め込んで彼女は通り過ぎるはずだった。
しかし、彼らの目の前で巨大な二本の脚はぴたりとその歩みを止めた。
規則的な地響きと、振動が息を潜める彼らの前で止まったのだ。
国道に面したオフィスビルの窓から、恐る恐る窓の外を伺う男性会社員。
彼は、聳え立つ二本の白い脚を見上げた。その先の張り詰めた巨大なお尻、
パースを狂わさんばかりの大きな乳房。その谷間から彼を見下ろす可愛らしい
女性の顔を見上げる。
白く、エロチックな曲線で艶かしい脚は街のどの建物よりも高かった。
だが、数秒が彼は恐怖に凍りつく。
その二本の脚、巨大な右足が突然高々と振り上げられたのだ。
彼は恐怖のあまり声も出せない。

普通の大きさの女性なら恥ずかしくて他人には見せられない秘密の部分を
大きく右足を上げた彼女は、なんら気兼ねすることなくさらけ出す。
男性会社員は、窓から巨大女性の巨大な脚が勢いよく降りお下ろされるのを
なすすべもなくみつめていた。
それは、彼が見た最後の光景ともなってしまった。
凄まじい轟音と共に、巨大女性の膝にも届かない五階建てのオフィスビルは
粉塵となり、はじけ飛び舞い上がった。
さらに、数千トンの重量を持つ巨大な脚が、建物にたたきつけられた振動で
その周囲の低層ビルは数秒で倒壊してしまったのだ。
巨大女性が勢いよく振り下ろした脚の周囲、半径50メートルが
瓦礫の山となってしまった。
さらに、左足も高々と振り上げ、彼女はそれを振り下ろす。
またしても轟音と振動。
倒壊を始める建物。
息を潜めてこの巨大な怪物が通り過ぎるのを待っていた人々はいっせいに
戸外に逃げ出し始めた。
脚を広げ、腰に両腕を当てて足元を逃げ惑う小さな人間達を見下ろす巨大女性。
久美子は笑いを押し殺していた。
残酷な破壊衝動が沸き起こるが、彼女は小さな人間を街の中心に追い立てようと
考えたのだった。
その美しく巨大な肉体と、神がかり的な力を持って、彼女は自身の
欲望を満たそうとしていった。

ぎっしりと小さな建物が地平線まで続く街。
彼女はそれを睥睨する。
そしてゆっくりと肩まである長い髪を靡かせながら
脚を振り上げて、勢いよくオフィスビルにたたきつけた。
彼女の25メートルはある足首はビルを粉々に砕き10メートル近くその瓦礫を
まだ中に隠れていた人々ごと地面に埋め込んだ。
凄まじい地響きと振動。
久美子は脚を振り下ろすたびに、その振動で数メートルは飛び跳ね
瓦礫の中に埋もれてゆく小さな人間達を薄く笑いながら見ていた。
悲鳴と絶叫は久美子にも聞こえた。
膝にも届かない15階建てのマンションに、彼女の右足が突き刺さる。
グシャリ、と砂細工のように潰れてゆくマンション。
三階建て程度の鉄筋つくりのアパート兼商店などは足首の下に
瞬時に消えていった。
その中を街の住人達は逃げ惑った。
まるで、幼児が蟻の群れを踏みつけ、いじり殺すような光景だ。
狭い路地を、広い国道を徐々に埋めてゆく小さな人間達をみつめる。
久美子は彼らをおもちゃにしたい衝動に駆られていった。

「早く早く、小人さんたち!大きなお姉さんは追いついちゃうわよ!」
笑いをこらえながら、久美子は足元をチョコチョコと逃げる小さな人たちを見下ろし
その綺麗な声を街中にとどろかす。
久美子がけり壊したビルの残骸、それらは巨大な壁となり人々の逃げ道を閉ざす。
その瓦礫の山を何とか越えて怪物の足元から逃げ出そうとした人々。
巨大な怪物が地響きを上げて彼らの前に歩いてくる。
彼らはそれを恐怖に身を凍りつかせなす術もなくみつめていた。
瓦礫の壁を乗り越えようとした小さな人間達を、容赦なく踏み潰す久美子。
街の中心部に小さい人間を追い立てるのに成功した久美子は、
そこにある、大きな駅をみつめていた。
「あはは。小さい人たちが駅前にたくさん集まったわね。」
地響きを立て、膝にも届かぬビル瞬時にをけり壊しながら
久美子は市街中心部に歩いてきた。
駅前に殺到した人々の真上に、その巨大な体をさらけ出す久美子。
全裸の肢体に大勢の小さな視線が突き刺さる。

ずしん、と国道上に巨大な脚を踏み出す。
アスファルトにめり込んだ白い足首の下から血飛沫が上がる。
数十人が悲鳴もあげられずに踏み潰されてしまった。
ちらりと、足元を見下ろすと、久美子はゆっくりと膝を国道につけた。
白い脚は、折り曲げられ太ももが横に広がる。
大きなまあるいお尻は国道沿いのビルをただの一撃で突き倒した。
そして、久美子は両手を国道と駅ターミナルについて、四つん這いの姿勢になった。
巨大な乳房が、ゆさゆさと音を立てるように揺れる。
小さな人たちは、彼らを覆い隠す巨大な肉体の天井を見上げた。
ピンク色の巨大な肉体の天井。
長い髪の毛が彼らの上に、ばさりと落ちた。
その風圧で数人が吹き飛ばされる。
綺麗な顔を、地面に近づけ、久美子は怯えきった小さな人間達をみつめた。
悲鳴と絶叫が上がる中、久美子はその巨大な乳房を大きく揺らし、
それを道路上に押し付け始めたのだ。
道路沿いのビルを、その巨大な乳房は膨大な質量で押し壊してゆく。
白いやわらかそうな二つの球体は、ビルを押しつぶすときに少しだけ形を変え
それからビルディングなぞ、そこに存在もしなかったかのように地面に達する。
「おっぱいで街を壊しちゃった。」
胸元を見下ろし、屈託なく笑い声を上げる久美子。
その膨大な重量を持つ乳房は、さらに久美子が上半身を寝かすと大きく横に広がり始め、
信号機を押し倒し、乗り捨てられた自動車を押しつぶす。
そして、逃げ遅れた人間も。