私は新井美咲。高校2年生で今が一番輝けると自分で思っている女子高生です。だって、中学の時は3年生に
なったらなったで大変だったのを覚えている。部活とか、勉強とかね。あ、でも私は部活はやってなかったよ?
めんどくさいじゃん。勉強は・・・じゃあ、次にいくよ〜。

 で、高校生になってふつーに1年がたってしまいました。部活はもちろんやってません。その成果、最近体の
調子がよろしくないの。まぁ、体は弱い方だったし、いつものことだとおもっていたんだけどやっぱり、すぐに
体調を崩してしまう。病院いってお薬ももらってちゃんと飲んでるのになぁ・・・。夏風邪でも引いたかな?

 そんなある日だったの。私が学校にいてまた体調不良。このままじゃやばいと思って休み時間に早退届をだし
て学校から帰るときに友達に声をかけられたの。
「美咲ちゃんまた早退しちゃうの?」
「うん・・・ちょっと熱っぽい感じなんだけどさ・・・ほっとくと酷くなりそうで・・・」
「じゃあさ、コレ使ってみなよ」
 と言われ私は友達から薬をもらった。
「・・・ねぇ?優衣ちゃん。これ大丈夫なの?」
「とっても効き目がいいよ〜次の日なんかスカッと気分爽快だったよ」
「・・・麻薬?」
「ちょ、ま、麻薬だなんて酷いなぁー」
「ごめん、ごめん」
「私もよくさ、早退とかしてたんだけどコレ飲んでから体の調子戻ったし、むしろ健康になってる気がするし」
「う〜ん、じゃあ試し見るよ」
 私は、よくわからない薬を同じクラスの真下優衣ちゃんからもらった。優衣ちゃんもよく早退したけど最近、
早退したところをみたことないかも。あ、そういえば身長も結構最近伸びてるような・・・成長期なのかな?

 家に帰るなり、寝る準備をして優衣ちゃんからもらった薬を飲んでみた。すると、急に眠気が強くなった。
まだお日様が西の空にいってないよ〜・・・おやぁすぅみぃ・・・。

 気がつくと私は朝まで寝ていた。そして、何だかんだで家をぶっ壊してしまった。












 私は朝の陽射っぽいので目を覚ましベットから体を起こし、いつもどうりに着替えをする。結局薬は睡眠薬だっ
たのかな?寝れば体の調子もよくなるのかなー・・・寝てた時間もったいない気もするけど。まぁ、よくなった
んだしいっか。
 なーんて考えていたら異変に気づいた。私は最初ベットに座っていて立ち上がるときに電灯に頭をぶつけてし
まった。ゆらゆら揺れる電灯を両手で押さえると電灯の天井が見える。普段ならイスとかなんかでしかみれない
ハズなのになぁ。とかまた考えてたら、またなんか頭にぶつかったし・・・。次はなんなのよ!とか思っていた
ら天井さんでしたか。いやー、寝る子は育つんですなー。おかげで天井さんと同じぐらい大きくなってしまったよ。。
「って!ちょっとこれなに!?」
 もう、私はジリジリと天井に頭がめり込んでいく気がしたからそのまま座り込んだよ。いやいや、私大きくな
りすぎ!てか、私の部屋にこんな大きな椅子なんてあったっけが?
「あっ・・・」
 そうです。ふつー天井まで頭がとどく今の私にぴったりあう椅子があるわけありません。えーっと紹介します。
引き出しが6個あるタンス君が今の私に適した椅子のようです。へへ、これからどうしよう。
 おーっと、そんなこと考えている余裕はないようだ。だんだんタンス君から私のお尻がはみだしてきたよ〜。
タンスの中には大事な大事な私の服が入っているから中腰より低い大勢で立ち上がったらもう、ガチャンという
音をたてて電灯が壊れちゃったよ。
「よっこいしょ」と座る位置を変えたらバコーンなんだかドシーンなんだか音をたてて私のベットを一発KO。
判定はヒップドロップ。いやいやいや、なんなんだ今の私。なんだかんだいって楽しんでないかいこの状況を!
 
 と、色々あって今外にいます。脱出する際に扉にパンチしたら隣の壁にまで到達したり、床がギシギシいうか
らお尻に力をいれたらドカーンと1階へヒップドロップ。すばらしい音をたてて1階に到着。で、どうしようも
ないから、足やら手で邪魔なものどかしていたら・・・家がぶっ壊れちゃったの。
 それから私は学校に行くこにしました。まぁ、見た目はどうであれ一応女子高生だし、制服着てるしね。みん
なびっくりするだろうなぁ。よいっしょっとと立ち上がるとガラガラガラと体についていた瓦礫が落ちていきま
した。あ、お父さんとお母さん大丈夫かな?
 こうしてみると周りをみるとあたりは私以外大きい建物はないみたい。近所の家もだいたいウチと同じぐらい
の大きさだし、屋根にスカートとかひっかかっちゃうかな?足元をみると自宅の庭の3分の1私で覆っているみ
たい。こんな大きくなったら革靴はけないのでそのまま黒のニーソックスで家の塀を跨いで幅5、6mある道路
に足を踏み入れる。塀も踝ぐらいだから跨いだっていうのかな?
 今日は道のど真ん中を歩いています。最初は隅側歩いていたんだけど電線とか邪魔なんだよね。あと、家の塀
とかちょっと踏んだり蹴飛ばしたり危ないなーと思ったらゴミ置き場も踏んじゃうし・・・だから真ん中を歩い
てます。いやー、なんかいいですね〜特に景色がこんな高い位置なのに歩いているんだよ?ほら、同じ道路歩い
ていた。サラリーマンがぽかーんと口をあけたままだよ。ふふふ、もう、日常じゃありえないね!
 と油断しきっているときに交通事故発生。発生場所はT字路で右折してきた車と接触事故。女子高生と接触し
た車はくるくる回りながらT字路の一時とまれの看板までクラッシュ。危ないですねー、もう踏み下ろすときに
車着ていたらぺしゃんこだったよ。ん〜、接触・・・というより私が蹴っ飛ばしたって感じかな?おっと、早く
行かないと学校に遅刻してしまう。私?私は悪くないよ!歩行者だもん。うん、ぶつかってきた方が悪い!相手
は車だし!さて、私もここのT字路を左折しますね〜。え、ちょっとなんだか道路の道幅ちょっと狭くないここ?

 なんだかんだあったけど無事に学校についたよ。私自転車で学校きてるんだけど、自転車より20分早く学校
についたよ。てか、誰もいないや。あとさ、なんかよくわかんないけど、学校はいる前に近くの家と私比べてみ
たら太ももより下だったよ。時間もあるから学校見学でもしよっかな。えーっと、まず校門が開いてないので、
乗り越えるのではなく踏み潰しましょう。
 ズギャン!
 と鈍い金属音と塀のコンクリートの音。ふふ、生徒指導部の先生め!私の仕業で遅刻者を学校に入れない生徒
達をあざ笑うその笑みはもう使えないぞー!ざまあみろー!みんなー私に感謝しなよ?
 まずは、グランド。野球部やらサッカー部やら・・・あといっぱい。うん。野球のバックネットは私の膝ぐら
いだね〜。サッカーのゴールのヤツはもうふんず蹴られるね〜。でー、ちょっと移動すると25mプールぐあり
ます。ちょっと入ってみましょう。プールの上によく鉄のギザギザしてるのあるよねーそれで乗り越えられない
ようにしてるんだと思うけどもうここまで大きいと関係ないね〜。「っほ」と掛け声で跨ぐ私。こんなに熱いの
にプールには水が貯まっておりません。まったく何してんだろ?水のないプールに入る私。ここでふと思ったの
がこのプールによこになれば今の自分の身長わかるんじゃないかなーっと思ったの。よぅし!いっちょやってみ
ようかな。先端に足を並べてゆっくり寝そべる私。ん〜、そういえばなんで高校生になってプールなんてやるの
かなー。だいたいスクール水着って子供っぽいような感じがするのは私だけかな?おっと、そんなこと思ってい
たら肩がプールについたみたい。よぅし、あとは頭を下ろせばわかるかな〜。
 ガゴォン
「———っ」ともう声にでなかったよこればかりは。私はどっちかというとプール一杯一杯に入るかと思ったら
溢れちゃったんだもん。まず、首あたりにあの飛び込む台みたいなやつがぶつかって次にフェンスを頭で潰しちゃ
たよ。あのギザギザしてるやつ痛そうなイメージがあったけど・・・痛くなかったなー。当たり所が良かったの
かな?
 仕方がないからプールからもう出よう。え〜っと、両手を仰向けになっている状態から体を起こそうとしたら
左手がプールの入り口をぺちゃんこに壊してしまった。となると、右手はフェンスを当然のように壊れているよ
ね・・・。プールからでた私はまたプールの方を見るとまず、手で破壊した部分。頭で破壊した部分。あとプー
ルの底に亀裂が走っていたり、お尻?の部分だと思われる部分が沈没している。上半身起こしたときにぐんっと
沈む感じがしたのはこれのせいか・・・。てか、コレ修理するのは高いよねぇ〜いっそ作り直したほうが・・・
いいね!よし、解体は任せなさい!
 プールがあった場所を綺麗に踏み潰してあげると次は学校を紹介するよ〜。まず、私の学校5階建ての学校
で今私と比べると胸とおへその間よりじゃっかん高い感じに屋上があります。両膝両肘を地面につけて学校の横
に並ぶとだいたい2.5クラス分の大きさかな?高さは普通に2階の高さぐらいあるね。
 次に体育館を見てみると、もう馬乗りする体勢もできます。実際にやってみるとなんか、よく小さいころ公園
のお馬さんとかパンダとかに乗って前後に動く遊具を思い出したよ。ん〜・・・座ってみても良いかな?いいよ
ね?まだ誰もいないし。っと思ってゆっくり腰を下ろすともうお約束みたいに天井が抜けたよ。もうそのまま下
に落ちました。たぶん落下地点のマット運動のマットが置いてある倉庫は原型がないと思うよ?今、体育座りの
足を思いっきり開いている状態なんだー。座るときあの、公園の遊具みたいに前のほうに手を添えていたから前
の方も壊れているから3分の2は破壊してしまった。なので、こちらのボロイ体育館は作り直しましょう。日当
たりの良すぎる体育館なんて体育館じゃないよね!
 私はひらいた足を体育館を包むように広げると、もうここまでくるともう分かるよね?
「えぃ!」
 と掛け声と共に足を閉じると太ももが体育館の壁に触れたときには両方の太ももがぴったりくっつきました。
うん。次は女子高生が馬乗りしても壊れない体育館をつくってね♪
「おお?おぉう」
 私は思わず声をだしてしまいました。地震です。結構揺れているよー。もう、お尻の部分がズサササっと摩擦
が生まれているよ。しばらくすると地震は収まりました。結構強いと思ったけど周りの住宅街は異常なし。耐震
性バッチリだね☆って思いながら私は立ち上がると元体育館の隣に灰色の丁度いい四角箱があります。あ、真ん
中はちょっとでっぱってるね。近づいて確認するとこりゃ校舎だね。また私が両膝両肘をつけてしゃがんでも私
の方が若干大きいかな?さらに、立ち膝状態でも学校を楽々跨げている。座ってみたいという衝動もあるけど、
さっき体育館でなんとなく結果がみえているので辞めます。でも、他のものは壊してるから校舎だけ残すなんて
ことはしないよ!じゃ、挟むよ〜。
 グシャっと、中腰の姿勢で校舎を圧縮したら校舎の破片があっちこっちに飛び散ったよ。最後に座ると、残り
の校舎も破壊。挟んで、座るだけで校舎って壊れるんだね〜。てか、今私どんぐらい大きいのかな?大きさを知
るためにちょっと街にいってこようかな!私は立ち上がり、校門に向かうと最初にみたバックネットも脛ぐらい
かな?おっと、そこの君、今日は休学だよ〜。

 学校をでたのはいいけど、どうしようかな〜。大抵の建物なら私の股よりした。とりあえず、街に遊びにいっ
てみようかなー。だって今日学校はお休みだし、てか学校ないし。うん、遊びに出かけよう!
 私はそう思い道幅を思いっきりはみ出している大きな足で住宅地を踏みながら歩いた。だって、もう両足が収
まり切れないんだよ?だからこーやってあるいていると・・・あ、道路が無傷で家がいっぱいぶっ壊しているか
・・・しかたないよね!ここまで大きくなっちゃしかたがない。ズシン、ズシンと私の足音で一軒、また一軒と
下敷きになっている。そういえば、靴履いてないからニーソで直でつぶしているんだよね〜ツボ押しのあの板と
かあったな〜とか思いながら歩いていると私より大きな建物を見つけた。
 大きさ100mある大きなホテル。近くに大公園があって花火大会がある日だと結構満席になっている。ホテ
ルで比べると半分よりやや上に私の身長。だいたい60mぐらいかな?とりあえず、しゃがんで中の様子をみて
みよう。腰を下ろしたらお尻が建物とぶつかって半分壊れてしまった。仕方がないから、そのまま座ってその半
壊している建物を壊して、体育座りの足を若干開いている感じで前進すると、出口がスカートの丈でふさがって
しまったよ。窓の中は、真っ白だね。ふかふかしてそうなベットもあるし、部屋には誰もいないね〜、異変に気
づいて逃げてしまったのかな?あ、腰抜かした人もいるや。
 ん〜、コレといっておもしろい事もないなぁ・・・。よし、ちょっと遊んでみようかな。まず、この開いた足
でホテルを挟んでみようかな。うふふふ、絶えられるかしら。足を挟めるような形を取る間に私の足元では小さ
な建物は崩壊されると思うけど、道路なんて凄いだろうね。めくれてるかも。ガシンと挟める体制をとると私は
少しづつ足を閉じていく。膝や太ももにホテルの壁があたり、ギシギシという音を立てたよ。耐久性は低いのか
な?でも、今まで見てきた中では強い方かな〜。
 ギシィ!ギシィ!ギシィ!
 と、音が段々激しくなってきた。そろそろ折れちゃうのかな?まったくな避けない。女子高生に壊される建物
に人を泊める信じられないね。っと、思ってたらボガーンと両膝がついたの。あ〜ぁ、折れちゃったっと思って
いたら、予想外なことが前に倒れると思っていたモノが、あろう事か私の方に倒れてきた。私がへし折っちゃっ
た部分はだいたい20mぐらいかな?だから残りの80mぐらいの塊が私の方に・・・。
 グシャァア!
「————っ!」
 と私は声に出ないぐらい痛かったよ。だって、折れていても自分より大きい建物が落ちてきて頭にぶったんだ
よ?痛いよ!なんだか、腹がたってきた!えぇい!ぶっ壊してやる!
 私はそう心の中で怒りをメラメラと燃やしていると体がどんどん大きくなってきた。体育座り状態からずんず
ん大きくなる私。もちろん体が大きくなるということは今まで届かなかった場所もとどくということ。座ってい
て怒りをメラメラと燃やしていると勝手に私の体に建物がぶつかって勝手に壊れる。
 ビキビキビキっと音を経てているのは恐らく残ったホテル。でも、今の私の大きさだと片手で握れるかもしれ
ない。しかし、私はただ遠くをみて街を破壊することだけを考えてしまった。ドカーンっと股に引っかかってい
たホテルも私のパンツに押しつぶされたみたい。座っているだけで、立っていた時より2倍ぐらいは高いんじゃ
ないかな?私はゆっくり、立ち上がるとほとんどの建物が私よりはるかに下にある。あまりの高さに眩んじゃっ
て、一歩後ろにさがったら、大公園が私の足で踏み潰してしまったらしい。
 もう、こうなったら破壊するものは破壊してやるもん!

 多分、100倍ぐらい大きくなった私は街に遊びに来た。へへ、やっと遊びにきたよ〜。今日はゲーセンに行
こうかな?UFOキャッチャーとかしたいな〜。私はそういうと親指と一指し指で1本づつ小さな模型の建物を
取りにかかったけど、どうやらアームが強すぎなのかな?全部壊れてしまう。うぃ〜ん、うぃ〜んと音を声で出
してまた1つまた1つと建物をつぶしてしまう。なんだかな〜、ひとつぐらい欲しいな〜。しゃがんでいた私は
立ち上がって、景品の山をなぎ払う。
「なんか、つまらないかも・・・」
 私がそう思っていると、キーンという音が聞こえた。何か凄い音だったと思うんだけど?そう思っていると、
今度は足元になんか当たっている。下を見下ろすと黒い砲台をつけた車が数台・・・あ、戦車か。っとなると、
これはあれか、自衛隊が来たのか。もう、あれだね。怪獣映画みたいだね〜。もはや、私は怪獣ですか、そうで
すか。でも、ここまで大きい怪獣は見たこと無いでしょ。
 ズガーン
 と豪快に右足で戦車を踏み潰す!のはかわいそうなのでちょっと離したところを踏むと地面に亀裂が入って、
戦車という戦車が地割れの中に入っていく。なんか、ざんねんだな〜。残りの戦車部隊を私は大胆に跨ってみる
と簡単に跨いでしまったよ。よし、座ってみるか。腰を下ろすときにボン、ボンと音が聞こえたけどまったく気
にしないもん。むしろ、どこ狙ってるのよ変体自衛隊!って感じで一気に座ってしまったかな?ドゴォーンとす
ごい音がしたよ。そのあとビキビキっと地面に亀裂がはしって破壊されていなかった建物が一気に倒れはじめる。
 座ってみると、さっきまで上空にいた飛行機が一気に急降下して私の目線ぐらいの高さで空を飛んでいる。夏
のうざったるい蚊を思い出したよ。ボボボンとシャーシンより小さいモノを飛ばして私はされるがままに顔に被
弾。もう!目にシャーシン入ったらどうするのよ!息を大きく吸いこんで一気に吐き出す。近くを飛んでいた飛
行機はくるくる操縦不能みたいになって落ちっていったよ。さらに、またシャーシン攻撃を仕掛けてきても息で
吹き返したり、手で払ったりする。あ、手で払うときは運悪く撃沈される飛行機もあったよ。そんなこんなをや
っていたら、あたりには誰もいなくなってなってしまった。座った状態で自衛隊に勝っちゃったよ!喜んでいい
のかな?でも、こんなんだったら危ないよ日本!
 でも、自衛隊が日本を守れなくなったら私が守ってあげればいいのか。その前に日本を滅ぼしてしまいそうだ
けど。ふふ、これじゃ意味がわからないね。



 プツン!


 と、電源が切れたのようにあたりが暗くなった。気がつくと、私はベットの上で横になって電灯を見上げてい
る。あれ?壊れてないぞ?んん?
 立ち上がってあたりを見渡すと、自分の部屋であることを確認する。なんだ、夢か。ベットの枕元にある携帯
電話に手をとってみると日付が変わっており、いつもよりやや早く起きる感じだ。・・・まぁ、いいか。体調も
悪いわけでもないし、気分もすっきりしている不思議な感覚。あれは、夢か。残念。ピーっと携帯電話が鳴る。
あ、電池が切れたよ。

 学校に行く途中、いつも曲がるT字路で交通事故があったみたい。原因は一時停止の所から右折しようとした
車がトラックとぶつかったみたい。って、これじゃ学校に遅刻するよ!私は、急いで自転車の向きを変えて遠回
りして、学校に向かった。
 教室に入ると、風邪薬を提供してくれた優衣ちゃんがいた。無駄に笑みを浮かべている。
「どうだった?薬の効果は?」
「ん〜、あれって睡眠薬だったの?」
「え?ん〜まぁ、寝つきはいいよね。で、イイは夢みれた?」
「良いか悪いかは・・・分からなかったけど、新しい感じがしたよ」
「ふふ、でしょ?」
 そういうと優衣ちゃんはご機嫌そうだった。なんだったんだろ。
「あ、優衣〜」
「んー?」
「そういえば、最近身長伸び始めた?最近じゃクラスでトップ3に入ってるんじゃない?」
「そうだね〜、じゃあ、美咲ちゃんも大きくなるよ」
 まったくもって、謎だった。どこにそんな根拠があるのかね?私は今160cm180cmある貴女とは相当
差がありますよ。春先までは私より若干大きいぐらいだったのに・・・。色々な部分が・・・。

 そして、月日は流れた。暑かった夏も今では原型をとどめることなく、木々は寂しくなってきた。もうちょっ
とで雪が降るかな?最近は学校ではテストとか意味あるのかないのかわからないテストをやっている。そして、
やっと一息ついた休日。優衣と買い物に行く約束をした。お、やっと来ましたな。身長193cmのミニスカの
彼女が。
「ごめん、まった?」
「うぅん、大丈夫だけどさ、優衣は寒くないの?そんな格好して」
「そう言う美咲ちゃんもまったく私と変わらないジャン。ストッキングなんてめっちゃあげてるし」
「うるさいなぁ〜寒いんだもん仕方ないじゃん。この巨乳!」
「うん。ありがとう。ところで身長今何cmぐらいなった?」
「そうだな〜、180・・・4、5ぐらいかな?」
「バストは?私はFできつくなってきてるかな?」
「うるさい!巨乳!栄養まで均等に割り切りおって!」
 そう言いながら二人の長身コンビは街並みに買い物に行った。去年まで着れた服など、今の彼女達には着るこ
とはできない。彼女達が着ているミニスカートもまた、普通の女性には想像もつかない大きさだろう。