桃太郎 -arufa happy world -


昔々、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでおりました。お爺さんは山へ芝刈りへ、お婆さんは
川へ洗濯に行きました。
お婆さんが川で洗濯をしていると川から大きな桃がどんぶらこっこどんぶらこっこと流れてきました。
大きな桃を見つけたお婆さんは「棚ボタやん!」と大喜び。そのまま、川へ飛び込むなり大きな桃を
手に家へと帰りました。


しばらくすると、山からお爺さんが帰って来ました。お爺さんは大きな桃を見るなりびっくり仰天。
お婆さんが川から大きな桃が流れてきたから持って帰ったと説明。
「川から大きな桃が流れてきたら仕方がないね」とお爺さんも了承。この時、お爺さんの洗濯物は全て
流されていることも知らずに大きな桃を鉈でぶった斬りました。
すると、どういう訳か桃の中から男の子が出てきたではないか。お爺さんとお婆さんとの間には子供は
おらず、これは神様からの贈り物だろうと思い込む事することにしました。
お爺さんとお婆さんは桃から生まれたから桃太郎。と、いう名前を与えました。


月日は流れ、桃太郎は立派に成長しました。


そんな、ある日の出来事です。
村の間で流れた不吉な噂。鬼が最近あっちこっちで悪さをしているという話を聞いた桃太郎。
「これは…殺るしかないな」と桃太郎は鬼退治を決意。すぐさまお爺さんとお婆さんに事情を話すと、
お婆さんは「死ぬんじゃないよ」と桃太郎を応援すると、お爺さんは「わかった。でも、今日は行くな」
と言い桃太郎の鬼退治は明日からとなった。


翌日、お爺さんは一晩で桃太郎の為に刀を作りあげたのであった。
「この刀の名は、桃鉄(モモテツ)。鬼退治、頑張るんじゃぞ」と少しでも桃太郎の力になれればと思い、
桃太郎の鬼退治を応援した。これをみたお婆さんは、このままじゃヤバイと思い、大至急台所に向かうなり
きび団子を作り上げ、桃太郎に渡した。
「私はお爺さんの様に刀は作れないから、私も一晩かけてきび団子を作ったよ」
「お婆さん、これ、今つくったよね?」
「腹減ったら食べな」
こうして、桃太郎の鬼退治が始まったのであった。



桃太郎は刀ときび団子を引っさげて、港町へと向かいました。村の人の話によると鬼ヶ島という鬼の巣があり、
そこを叩けば鬼も大人しくなるだろうと考えた桃太郎。しかし、敵地に一人だけ乗り込むのも心なしか戦力が
圧倒的に足りない。そう思っていると、前方からどこか見覚えのある獣人がいるではないか。
「あれ?モモか?どうしてこんなところで何をしているの?」
犬と人間のハーフであるシロという女の子がそこにいたのであった。桃太郎とシロは、小さい頃によく遊んだ
事もあり非常に仲が良い。故にシロは桃太郎の事を“モモ”と呼んでいる。昔は同じぐらいの身長だったが、
いまではシロの方が背が高く、背比べをするとシロの胸元に頭が来るぐらいの身長差だ。桃太郎は元から小柄な
体格であり、身長はおよそ150cmに対してシロは190cmはあるであろう。ちょっと、シロの方が大きすぎる様な
感じもあるが、犬と人間のハーフの獣人ということもあり、人間より背が高く体格も良い。
シロは桃太郎に近づくなり膝をちょっと曲げて、両手を膝に乗せて桃太郎の顔を頭をかしげながら覗きこむ。
尻尾はふりふりと興味津々のようだ。
「うっ…。ちょ、ちょっと鬼退治に行くんだよ」
「鬼退治?モモ一人で大丈夫なの?」
「それは…わからないけど、村の人困ってるみたいだし、ちょっとカッコイイ所でもみせてやっかなーって」
「ふーん」
そうシロが言うとクルッと回って背中を見せてとことこと歩いてく。ただ聞いただけだったのか?
「あ、あのさ・・・」
「ん?」
ぼそぼそとシロの背中が小声で俺に話しかけてきた。
「その・・・邪魔じゃなかったらでいいんだけどね?私もついていってもいいかなーって、思ってさ」
「いや、来てくれるのは嬉しいよ」
「本当!?」
クルッと嬉しそうな顔を振り向かせるシロ。だが、俺は言うべきことがある。
「ただ、これは俺がやりたいと思って行くわけだ」
「うん」
「そこにシロが来てくれることは非常に嬉しい。でも、鬼と戦闘となるとお前も鬼の標的になるわけだ」
「そ、そんなこと…わかってるよ!邪魔にならないように―――」
「でも俺はお前を傷つけたくない」
シロの話を割り切るように言った。ハッとした顔からシロの表情は一気不安そうな顔つきになる。
「シロは俺にとっての大事な友達だ。大事な友達が傷つくのは・・・イヤなんだ」
「モモ・・・」
「だからシロ、君を連れて行く訳にはいかない。ごめんな。でも、嬉しかったよ」
あたり一面の風すら吹かず音一つない中、俺は歩き出す。一歩一歩、俺の足音しか聞こえない空間を歩き
シロとすれ違おうとした時だった。ギュッと俺の左手を両手で握りしめてシロは言った。
「そんなの・・・ダメだよ」
「は?」
「私だって、モモが傷つくのはイヤだよ。でも、もっとイヤなのはモモともう会えなくなるかもしれないって事」
「ばっ・・・そんな、俺が鬼なんかに負けるわけ無いだろ?」
「モモはさ、鬼ってのを見たことあるの?」
「ないよ」
「鬼っていうのはね。私と同じぐらいかそれ以上の大きいんだよ?モモみたいなちっこいのが勝てるわけない
 相手なんだよ!?」
「今さらっと傷つくこと言ったぞ、シロ」
「やばくなったら私がモモを担いで逃げればいいんだよ。だから連れて行ってよ」
「逃げるだ!?逃げねぇよ!男が敵に背を向けて逃げれるかってんだよ!」
「私に何一つ勝った事がないモモが鬼なんて倒せるわけがない」
「あるよ」
「何でよ!?」
「ちっこい頃川でどっちが先に早く泳げるかって競争した時、ゴール間近で足攣って溺れて負けてた上に、俺に
 助けてもらってじゃねーか!」
気がつけばお互い顔を近づけて怒鳴り合っていた。言い切った後に、顔が近い事に俺もシロも気がついて同時に顔を離す。
「そ、そんでもってトラウマになって、それから水が怖く泳ぐこともしなくなったじゃねぇか」
「うっ・・・」
そういえば、そんなこともあったという顔をするシロ。どういう訳か顔がめちゃくちゃ熱い。なんでだ?!
「で、でも・・・。もしもモモに万が一の事があったら私は一生後悔すると思う。だから、私はここで後悔はしたくない。
 ワガママかもしれないけど、なんでもするよモモ!だから私も連れて行ってよ」
シロはそのまま両膝から崩れ落ちた。耳も尻尾、顔も全部下を向いて、耳を済ませるとかすかに鼻水を啜っている。
シロは本気で俺のことを心配してくれていたんだな。女の子を泣かせるとは俺も最低だな。
「わかった。シロ、俺の負けだよ。一緒に俺と鬼退治に協力してくれ」
その声を聞いた途端、シロの耳と尻尾はピンっと逆立ち、少し時間を開けて顔を上げて俺の顔を見ると安心したかのように
「はい」と大きく返事をして胸元に頭をぐりぐりと押し付けてきた。やっぱり、シロには敵わないな。色々と。
俺は「よしよし」とシロの頭をぽんぽんと撫で、シロが泣き止むのを待った。


服をシロの鼻水と涙でびっちょびっちょにされても気にせず先へ進もうと決めた俺とシロ。服をびちょびちょにして
しまって何度もシロは俺に謝ってくれた。可愛い奴め。
現在、道という道を歩いているわけだが、シロが鬼退治について提案したことがある。それは“仲間集め”だ。
鬼を相手にするからには少しでも戦力が欲しいというのがシロの考えであり、頼りになるお友達がよくこの辺にいるらしい。
どんなお友達が来るのかはわからないが、シロが“安心して任せられる”と自信たっぷりにいうから“頼り”になるの
だろう。
しばらく待って、数十分。遠方の方から鳥人と思われる影がバッサバッサと飛んでいる姿がみえた。
「あ。来た」
と、岩に座っていたシロがシャキンと背を伸ばして立ち上がった。どうやらシロのお友達が来たようだ。再び、鳥人が
飛んでいた方角を見てみると、あっという間にこちらに近づいていた。飛ぶのが大得意なんだろうな。着物を来た人間
そっくりだが、背中から色鮮やかな羽をばっさばっさと開いては閉じてと空を泳いでいる。
しかし、どこかおかしいところがある。容姿そのものがハッキリ見える距離なのだが、いっこうに近づいている感じが
しないのだ。実際は近づいているのだろうが、なかなか手には届く距離にはあらず、それどころかどんどんどんどん、
鳥人さんが大っきく見えてくる錯覚。いや、大きくなっている!
「おーい、おっきじー!」
シロが岩の上に立ち上がり右手を大きく振ると、鳥人も気づいたようで、体を起き上がらせてゆっくり足を地面につければ
ズゥシィィィンという重々しい地響きが鳴り響き、俺は危うく大きな草鞋に踏まれそうになった。
「あらあら、シロさんじゃないですか~?今日はどうしたんですか~?」
のほほんとした口調で鳥人さんはシロに話しかけながら、ゆっくり両膝を地面につけ、再びズゥシィィィンと地響きを上げる。
「うーんと、実はお雉にお願いがあるんだ」
「お願いですか?」
頭を傾げるこの大きすぎる鳥人さんはお雉子という名前らしい。大きすぎるというのは本当に大きい。足の長さもも俺やシロ
よりはるかに大きく、手のが長さもだいたい俺の2倍ぐらいはあるんだと思う。自信はないが、目測で3000cmというところか?
「実は、私のお友達が今から鬼退治に行くのよ」
「鬼退治、ですか~。お友達の方は・・・あ、この人ですね~。小さくて可愛いですね~」
ツンツンと俺人差し指で優しくついてきたようだが、俺からすれば丸太が強く、腹にぶつかって来た様なもの。少々
吹き飛ばされたが、負けない。痛くない。挫けない。男の子、泣かない。絶対。
「あらら~、ごめんなさい~」
「あ・・・大丈夫です。はい。気にしないで」
「お雉子、私の友達あまりイジメないでよね?」
「イジメるつもりはなかったんです~。ちっちゃくて可愛くて、つい~」
「『つい~』じゃないわよ・・・」


その後、腹部に強烈なダメージを背負いながらも、お雉子さんに鬼退治について説明をすると、お雉子さんはあっさり了承
してくれた。
「力になれるかわかりませんが~精一杯がんばります~」とお雉子さんは言ってくれたが、十分すぎます。とても人間と
雉のハーフの鳥人とは思えない。不死鳥と巨人のハーフのような存在感のお雉子さんが仲間に加わってくれることは非常に
ありがたい。っというか、これはもう勝ったんじゃないか?と思うぐらい頼もしい味方がついてくれた。
「では、港町に向かいましょう。そこで、鬼についての情報を集めましょう」
「桃太郎さ~ん、ちょっといいですか~?」
「なんでしょうか?お雉子さん」
「この子も一緒に連れて行ってもいいでしょうか~?」
この子?っという言葉に「ん?」という疑問があった。この子ってどの子?
すると、お雉子さんは胸の谷間に手を入れると何かを摘んで、俺達の前に下ろしてくれた。多分、猿と人間のハーフだと
思われる赤髪の女の子。胡座を描いている状態から両手を上に伸し背伸びをした。
「うぉー。やっとでれたぞー」
「お、お雉子さん・・・この人は?」
「可愛かったのでお持ち帰りしました~」
「コラ!お雉子!また、可愛いからって何でもかんでもお持ち帰りしちゃダメでしょ!」
「ごめんなさ~い。でも、ちっちゃくって可愛かったんですよ~」
聞きましたか皆さん?『また』ですよ『また』。新しく鬼退治に参加してくれるお雉子さんは、どうやら誘拐常習犯の
ようです。
「なんぞこれー、ウチも行った方がいいのかこれー?話し聞いちゃったぞこれー」
なんかこの子、鬼退治に行ってもいいような雰囲気をだしてらっしゃる。
「いや、別に大丈夫ですよ?」
「結構ヒマしてるぞウチ?」
いや、そういう問題でもない。
「ほれ、この様に二段ジャンプもできるぞウチ」
そう言うと、お猿さん(仮)はぴょんと立ち上がる。ぐーたらな話し口調なお猿さん(仮)は、立ち上がると俺より
背が高かった。座っている時がやけに小さく見えたような気がしたがそんなことはなかった。頭一個分ぐらい高い。
170cmぐらいだろうか?
「ほっ!ほっ!」
目測で分析しているとお猿さん(仮)は、二段ジャンプを披露した。ぴょんと普通のジャンプを見せてから、空中でもう
一回ぴょんとジャンプした。まるで、見えない壁でも蹴ったかのように綺麗にジャンプして着地。
「おぉー」
思わず声を上げてしまった。すると、その二段ジャンプを横目で見ていたシロも負けじと俺の方を睨みつける。
「そんなの私にだってできるわよ」
シロも負けじとぴょんぴょんっと二回目に見えない何かを蹴って着地をする。いや、別に競わなくてもいいんだぞシロ。
「みなさんすごいですね~」
お雉子さんもぱちぱちと拍手してくれた。
「で、ウチの内定はどうなったん?」
「えーっと、もし連れていかないっと言ったらどうしますか?」
「ヒマだから後ろついていくぞウチ」
「・・・じゃあ、一緒に鬼退治に行きましょうか」
「マジで?やったー!がんばるぞウチー」
お猿さん(仮)を鬼退治のメンバーに入れると、後ろからドゴォ!という鈍い音が聞こえた。後ろを振り向けば、シロが
木に思いっきり蹴りつけたらしい。何か面白くないことでもあったのか?木を蹴りつけた後にシロはお猿さん(仮)に
近づいてきた。
「アンタ、あまりモモの前で調子乗らない方がいいわよ?」
「ウチ何かしたか?」
「あっ、いや、べ、別に深い意味はないわよ」
「お前、変な奴だなー」
「うっさい」
どうやらシロはお猿さん(仮)の事が気に入らないようだ。一応、急造チームなわけだし些細な事で言い争わないよう
気をつけねばならいないな。
「ところで、お名前は?」
「ウチ?」
「貴方です」
「名前なんて考えたことないなーウチ」
「じゃあ、お猿さんでいっかー」
「おぉいいなソレ。まんまでいいな。斬新で好きだぞウチ」
名前が、お猿さん(仮)からお猿さんに決まりました。とりあえず、このメンバーで鬼退治に向かうことにした。


それからというもの何事も無く無事港町についた。さっそく、聞き込み調査を開始してみると、この港町から鬼の巣で
ある鬼ヶ島があるらしい。さっそく、船乗り達に使わない船がないかと聞いてみることにした。
しかし、結果はあるといっちゃあるが、全員乗ることは出来ないとの事だった。とりあえず、一番小さい船で4人乗りの
船があるのだが、お雉子さんがソレに乗れるわけもなく、漁師さんが使っている船を借りることができても沈むのは
時間の問題だ。
さて、どうしたものか。ここから一応鬼ヶ島は見える。しかし、行く方法がないのでは乗り込むことも出来ない。
どうすればいいんだ。沈む夕日を見つめながら考える。考えれば考えるほど沼に沈みいいアイディアなんて二度と
浮かんでこないような気になる。すると、ここで天の声が聞こえたのであった。
「私が皆さんを乗せて運びますよ~?」
それだ!すぐさまお雉子さんの案を採用し、夕日が沈みきった頃に鬼ヶ島に奇襲をしかけることにした。


夕日が沈む間際に、俺達はお雉子さんの手のひらに乗る。
「はぁん。皆さんちっちゃくて可愛いです~。落とさないように気をつけますね~」
両手に乗せてすごく満足なお雉子さん。ゾクゾク何か感じているのか下半身がもじもじしている。大丈夫なんだろうか?
「それでは、お雉子さん。よろしくお願いします」
「はぁ~い」
そう言うと羽をビュンと地面を蹴り鬼ヶ島に向かって猛スピードで向かう。果たして俺達は鬼を倒すことが出来るのか?
周りを見れば、俺が以外全員素手という緊急事態。もっといい装備はなかったのかと申し訳なくなる。
鬼ヶ島の真上まであっという間に着いた。後は、着地するだけ。
しかし、良くないことはいきなりおこるものだ。突然吹いた強い潮風にお雉子さんが鼻をむずらせてしまいくしゃみを
してしまった。その時、お雉子さんの手のひらに乗っていた俺達は鬼ヶ島めがけて急降下。
「うわああああああああ」
と叫び声を上げると、シロとお猿さんは余裕そうな顔をしている。
「どうしたモモ?怖いのか」
「こんな高いとこから落ちるのは初めてだなーウチ」
なんで、お前らはそんなに余裕なんだよっと思った時、俺は大事な事を思い出した。

あー、こいつら二段ジャンプ出来るから別に関係ないのか!

終わった。俺だけそのまま地面にズドンでジ・エンドだ。
地面との距離が近づいてきた。覚悟を決めた時、トン、トンっと空気を蹴る音が聞こえ、ガシッと体を捕まれた。

ドシャーン

「なんだなんだ!?」
「敵襲か!?」
「何時だと思ってんだよふざけんじゃねーよ!」
鬼達が空から侵入者が来てバタバタしているとこちらの存在に気づいてしまったようだ。そして、鬼達は俺達を
指さして怒りをあらわした。
「んだよ!ちくしょー!空からリア充が降ってきてんじゃねーか!」
「お姫様だっこしてんじゃねーか!殺せ殺せ!!爆発しろ!!!」
「そこの人間、俺と変わりやがれ畜生!!」
そう、俺が地面に落ちる前にシロが俺が二段ジャンプなんて出来ないことを分かったようで急いで俺の所に近づき
地面に接触する間際にもう一度ジャンプをして無事着地したのだ。
「鬼たちが近づいてくる。シロ、いい加減下ろしてくれ。あっ、これもうダメだ」
シロが俺をお姫様抱っこしていて非常に満足してその場で気を失っている。バタバタと暴れてみるもののガッチリ
キャッチで離さない。鬼が来る。やられる!

ズゥッシィィィンン

「み、みなさ~ん大丈夫ですか~?」
まるで狙ってやったんじゃないかというぐらいのお雉子さんの着地。両足、膝で一気に鬼たちを一網打尽にしてくださった。
むしろ、俺達が囮になってお雉子さんが一掃するような作戦にもみえなくもない。
「はい。お雉子さん。みんな無事です。」
「本当に申し訳ございません~」



こうして、桃太郎達の活躍で鬼は綺麗サッパリ退治され、この世界は平和になりましたとさ。

めでたし、めでたし。