こんにちは、私、リリィと申し上げます。
立派な女神になれるように日々修行しています!何故、私が女神になるというと、
私はこの世界の生き物と比べると、比較的に大きい体をしています。人間っていう
生き物のも小さいくて、人間が作るビルっていうのも、大きいので私のすねぐらいしか
ありません。だから、私は、この大きな体で困っている人を助けたいと思っています。
私は、困っている人がいたら、その人を助けてあげることが、私の女神への近道です。



 さて、今回は山奥にある村で困っている人を助けたいと思います。小さな村の前に
腰を下ろし、村を見下ろす。この間、霊体化(姿を消す)で人間の都市というところ
と比べると全てが小さい。村全体がリリィの影に覆われる。
「村のみなさーん、こんにちわー。
私、リリィと申します〜何か困ったことがあったら、何でも私にいってくださ〜い」
すると、村人が2、3人リリィの元に来た。
「最近、畑が・・・」
「ダムの水が枯れて、このままだとみなが植えて死にます」
これは、大変だ。食料がなくて、水もないとこの村の人たちは死んでしまう。
リリィはこれは大変だと思い。
「わかりました。それでは、現場に連れて行ってください。何とかします」


 場所:ダム
しばらく、するとリリィと村人はダムにたどり着いた。ダムを見ると、
水という水がなく、地面が割れていた。これでは、作物に水を与えることもできない。
「女神様ぁ、どうかおねげぇします」
老いた村人は両手を拝み、リリィを見た。
「任せてください!ここをいっぱいにすればいいんですね!」
「はぃ、おねげぇします」
さて、ここからが問題だ。どうやって、このダムを一杯にすることができるだろうか。
リリィはしばらく考えた。水があればここに溜めることができる。しかし、リリィは
修行中の身だ。魔法はせいぜい、姿を消すぐらいのことしかできない。リリィは
なやんだ。自分の力で何をどうすればいいだろうか。考えに考えた結果、リリィは
ダムにまたがって、腰を下ろした。そして、薄い衣を下げて、女神は体を見せた。
その姿をみて老いた村人は不安になったが、女神の体に見とれてしまった。
「それでは、いきますよ〜」
そういった瞬間。女神の割目から、勢いよく、黄色の水が溢れ出した。
 
 ジョー、バシャバシャ

っと、地面に落ちる女神の尿。尿は、どんどん水深を深くした。ダムはダムでも対して
大きくないからあっという間にダムは黄色の水溜りができたが、リリィは中途半端に
とめるのは良くないだろうと思い、自分のだせる力を極限までだした。ダムはリリィが
出した尿が満タンになり、尿はダムからあふれ出し、ほかの所に流れてしまった。
「ふぅ」
っと、リリィは息を吐いた。足元にあるダムはリリィのおかげでダムは満タンだ。
「ハイ。ダムはごらんの通り満タンにしました〜」
と明るく言うが、老いた村人はリリィの尿威で、
折れた木にしがみつきながら気絶していた。
「もぅ、せっかくダムを一杯にしたのになぁ。
ちょっと、次があるので、私はこれにて失礼します」
そういうと、リリィは脱いだ衣を身にまとい、ダムをさった。老いた村人は意識を
取り戻すと、ダムに液体はあるが、これは透明な水ではなく、黄色い水が
たまっており、辺りにあふれ出ていた。
「あ、・・・悪夢じゃ・・・」
そういうと、老いた村人は意識を失った。


 場所:農地
リリィは先ほど待ち合わせにしていた村人のところにきた。
「お待たせしました〜」
リリィはそういいながら手を振りながら近づいた。
「おぉ、女神様。実は、この農地はですが、畑を耕す道具が、山賊に
奪われて困っているのですよ」
「それは、大変ですね。わかりました。山賊から道具を返してもらいます」
そういいながら、リリィは山賊の場所に行こうとした
「あぁ、女神様。行く前に畑を指で耕してくれませんか?
急な事件で時期が少々遅れていて時間が欲しいのです」
「わかりました。では、危ないのでどいていてください」
そういうと、リリィは人差し指を地面に刺し、グリグリと地面を耕した。

 グリグリ、グリグリ
 グリグリ、グリグリ

「はい、これでいいですか〜?」
「おぉ、流石女神様。仕事がお早い。あとは、道具があれば十分です。
山賊達はあの山の頂上に住みかがあるそうです」
「わかりました。私に任せてください」
そういうと、リリイは村人が指した山めがけて歩いていった。
「さて、これで、種がまけ・・・・」
村人は「る」を言いたくなったが、いえなかった。さっきまで手際よく土を
耕した地面をリリィはうっかり、踏んづけてしまい、耕した土は女神の体重で
前より硬度を増してしまった。
「これじゃあ、結局意味がない・・・」
村人は膝を地面に付き、愕然とした。


 場所:山賊基地
「親方—!!」
「なんだ、騒がしいな」
「そ、外をみてください」
そういうと、親方は窓から外の景色をみた。そこには、金髪の長い髪の毛で、
全身に薄い衣をまとった女の子がいた。顔は幼く、胸元はちょっと膨らんでいる。
「山賊のみなさん、村の人から盗んだものを返しなさい!」
外から、リリィは交渉にでる。
「お、親分どうしましょう・・・」
「あ〜・・・相手はでかくてもしょせんはガキだ。俺が適当に、
追い払っとくからお前達は待ってろ」
そういうと、山賊の親方は外にでた。
「あなたが、この賊のリーダーですか?」
「あぁ、そうだが?」
「私、争いごとが嫌いなんです。村の人から盗んだものを返してください」
「いやだといったら?」
リリィはうつむき、右手を胸にのせ、
「私だってしたくはないのですが・・・そのときは実力行使です」
「はん!この道具は道端に落ちていたんだ。落ちていたから俺達は丁寧に
拾ってあげたんじゃねぇか!道端にゴミがおいてあっちゃこまるだろぅが!!」
「むー、そういうのは、泥棒っていうのです!早く返してください!」
「いやだね、こっちは色々と忙しいんだ。とっとと帰れガキ」
 プチン
リリィの中で何かが切れたような音がした。「ガキ」という言葉が
気にくわなかったのか、体がぷるぷる震わせ。
「・・・そ、そうですか。そちらがそのような対応を取るのなら仕方がありませんね」
「どうした?悔しいのか?」
「も、もう、誤っても許しませんから」
そういうと、リリィの体はどんどん高くなっていった。山賊達は我が目を疑ったが、
リリィは山に登らず、たいして、大きくもない山だったので、その場で腰を下ろしながら
話をしていた。
 リリィはどんどん大きくなっていく。完全にリリィが立ち上がったときは山は
リリィの膝高さだ。リリィが最初きたときは、おなかの位置ぐらいだったのだが、
本来の大きさより大きくなってしまった。
(あれ?私ってこんなにおおきかったけ?まぁ、いいわ。今はあの生意気な生物に
天罰をあたえなくちゃ)
「な、なにをするんだ」
「今から貴方達には罰を与えます」
そういうと、リリィは右手をグーっと握り、その右手を上に伸ばし、勢いよく、
山賊の住処である家に直撃した。

 ドゴォォォォォオオン

体全身を使い、勢いよく拳を山賊の基地に直撃。その直撃した振動で、
山のいたる部分が土砂崩れを起こした。
「はぁ・・・はぁ・・・」
リリィは怒りに任せた天罰で、息が上がり、膝を曲げ、両手がその膝に乗っていた。
しばらくたつと、リリィは元の大きさにもどっていたが、最初みたときより山が
小さくなっている。
「あれぇ?どうして山がこんなにちっちゃくなってるんだろ?」
もう、山はリリィにとって、イスぐらいの大きさになっている。
そうとうイライラしていたのだろう。
「ま、いっか。山賊も退治したし、村の人たちは喜んでくれるよ。うん!」
そういうとリリィは嬉しくなり、スキップをしながらどこか向かい、スッと姿を消した。


それから、もちろんのこと、リリィを見たものはおらず、村の農地は硬くなり、
耕す道具は山賊と共に破壊され、希望の水は無く、残ったものはリリィが出した
尿だけとなり、村が滅んだのはいうまででもない。





「よぉーし!今日も困っている人を助けて、立派な女神になるぞー!」
と言いながら、今日もリリィは困っている人を探し、
立派な女神になる修行を励みましたとさ。



めでたし。めでたし。