ヘルエスタ王国の皇女であるリゼ・ヘルエスタは、いつものように公務に精を出していた。だが、今日は書類だけではなく、何か箱のような物が置いてある。いつもと違うそれに少し考えると、リゼはあることを思い出した。確かセバスチャンが新たな装置が出来て法律が変わったと。
 その装置とは人を縮小させる物らしい。要するに犯罪者を縮小させて、屈辱を刻み込みながら苦しませて殺すらしい。よほどの重犯罪を犯さなければこの刑は執行されないはずなんだけど…と思いながら箱を開ければ、4人の指先ほどのサイズの小人と、横に仕切られている場所に縮小装置であろう機械が入っていた。4人の小人たちは箱を開けたリゼに向かって何かを喚いているが、あまりのサイズ差にリゼの耳には甲高い虫の鳴き声のようにしか聞こえなかった。そもそもなぜ私がこんなことをしなければいけないのか、そんなことを考えながら、面倒くさいなぁと箱を持ち上げ自室に移動させる。

 リゼは自室に着いてすぐに箱の中から一人取り出した。面倒だったが公務はしっかりとやらなければいけない。まずは人差し指と親指でギリギリと締め付けていく。男の顔は真っ赤になったり真っ青になったりと忙しい。ただ指でつまんでいるだけだというのに、首を本気で絞められるよりも苦しかったのだ。男は必死で手袋に包まれた指を叩いて抵抗する。だが真っ白なその指先はピクリともせず、むしろリゼはそんな抵抗をされたこと少し苛立ち力をよりこめた。

「あッ!もぉ〜最悪だよ〜」

 男はぶちゅりと弾けて真っ赤なシミを白い手袋に残した。ただでさえ面倒で腹が立っていたのに、少し苦しめるつもりで締め上げたら死んでしまい、手袋まで汚されたことに腹が立ってしょうがなかった。リゼは苛立ちを隠そうとしないまま次の犯罪者である小人を取り出した。

「どうしようかな…そうだ!」

 リゼは手に持っていた男をぽーんと放り投げると、あむっと口でキャッチした。男は一瞬のことで何が何やら分からない。口の中はぬるぬるとしていて暖かく、アニメなどで見る怪物の体内もかくやといった場所だった。
 何より臭いだ。ケアしきれない口臭が密閉空間の口内で男を苦しめた。だが、そんな軽い虐めが目的ではとうていなかった。
 ぐぐぐとリゼの舌が動き、男は舌で運ばれて硬いものの上に乗せられた。下を見れば真っ白だ。ここは歯の下…となればもう何が起こるのかは明白だった。気づいて逃げようとするが間に合わない。ギロチンのように降ってきた歯は、男の体にめり込んだ。

「ぎゃあああああ!」

 大の男が叫び声をあげてしまうほどの激痛だった。抵抗することも許されずに、歯がゆっくりと自分の体にめり込んでいくのはトラウマになるくらいの恐怖と激痛だった。痛みに泣きながら光のさす出口へと逃げようとするが、簡単に塞がれる。当然だ。ただ口を閉じるだけで閉じ込められるのだから。そして簡単に舌で運ばれる。逃げようにも逃げられない。ここはリゼの処刑場だった。また甘噛みをされ、痛みに絶叫する。先ほどから振動しているのは笑っているのだろうか、ここまでの拷問をしておきながら、男が泣き喚くのを聞いて笑っている。その間は噛まれないため屈辱だが逆にありがたかった。だが噛まれた部分は口の中の暗闇で見えないが腫れているのだろう、唾液により傷口に塩を塗り込むのと同じで、ヒリヒリとした痛みを継続的に味合わされ続けていた。無限に続くかと思う責め苦は、男が完全に叫ぶ元気もないほどに憔悴し、沈黙してから終わった。

「ぷっ!」

 机の上に吐き出され、男はピクピクとうごめく事しか出来ない。体には無数の巨大な歯形がついており、見上げればにやにやと歯を見せながらリゼが笑って男の苦しむ様を見ているのがわかった。その笑うたびにちらちらと見える歯が怖くてたまらなくて逃げ出そうとするも、体中はその歯によってズタズタにされているため逃げることも出来ない。必死で這いつくばって少しずつ、男は無駄だと分かっていても机の上でリゼから少しでも離れようともがいていた。
 リゼは少し驚いていた。甘噛みとはいえあそこまでガムのように噛み潰しても死なないとは思わなかった。机の上だと言うのに無駄に痛む体を動かして逃げているのも微笑ましい。リゼは少し考えたあと、どうやって男を始末するかを思いついた。
 男の必死の逃走劇は、結局数十センチ動いたところで終わってしまった。なぜならリゼが真上に顔を持ってきていたからだ。驚いて上を見ながら警戒していれば、リゼはその真っ赤にぷっくらと膨らんだ唇を開けて、口の中に溜まった唾液をそのまま机の上の男に向かって吐き出した。

「んべー」

 最初に唾液に足を取られ、前のめりに倒れてしまう。顔全てを唾液に呑まれ、息が出来ない。あの逃れたと思った、くさい唾液にまた沈んでしまっている。先ほどと違って周りは密閉空間ではなく、外であるため外気と唾液の熱と臭いの差が際立って感じられた。この唾液が乾いたらもう身動きは絶対に取れなくなる。そう思った男は粘性の高い唾液を振り切るようにして、呼吸を確保するために仰向けになった。
 だが、リゼは笑いながら仰向けになった男の顔に、追加の唾液をプレゼントした。今度は全身が唾液に沈み、完全に身動きが取れなくなっている。だが男は諦めずに必死に唾液を手でかき分けようとしていたため、リゼは手で丹念に男に唾液を擦り付けることにした。ナイロン生地の手袋は擦れて痛いということはない。だが塗り込むように唾液まみれの体をこするため、息は出来ず、臭いからも逃れられない。リゼは汚くなろうとも、どうせ一人目を潰してしまったためこの手袋は新調するつもりだったため、ぐりぐりと汚れを気にせず男の口の中まで指を突っ込んでいた。
 男の顔色が真っ青になってきた。呼吸が出来ない状態が口内からずっと続いていたため、チアノーゼ気味になっていた。痙攣し始めた男を一瞥したリゼは、

「きもっ、もう死ねば?」

 そのまま口に突っ込んでいた指にぐっと力を入れ、そのまま男を貫いた。ピクピクと痙攣が続いていたが、次第にとまって、男はピクリとも動かなくなった。残りの2人はもう怯えることしか出来なかった。机の上の箱から、声と断片的な映像だけ見させられ、この無慈悲な皇女に惨たらしく殺されるさまを見て、俺はどうなるんだと恐怖した。
 
 また一人男が皇女の指に攫われていく。今度の男は臆病なようで、ひたすら命乞いをしながら泣きじゃくっていた。だがリゼはこの5人の小人たちが死刑になるほどの犯罪者だと分かっていた。そんなクズどもに慈悲を与えるきなどない。むしろ騙す気満々であろうこのクズを苦しめてやりたいとしか思わなかった。リゼは床にその男を落とすと、窮屈なブーツを脱いでそのタイツに包まれた足を男の目の前へと下ろした。
 リゼからすればただ足を下ろしただけで、本番はこの後だったのだろう。だが、ゆっくりとはいえ大質量の足がダウンバーストのようなものを起こしながら降りていくのは、人の身体の一部とは思えないほどの迫力で、男はその風圧によって二転三転ころころと転がってしまい、リゼの意図しないところで既にぼろぼろになり始めていた。
 そんなことをつゆ知らず、リゼはクズにお仕置きを始めようとそのさっきまでずっとヒールを履いていて蒸れ蒸れの足を男に近づけた。

「どぉ?くさいかなぁ?」

 臭いなんて言えるわけもなく、男は必死で鼻を塞ぐ。臭いなんてものではなかった。何かの腐敗臭、ゴミ屋敷だってここまでは臭わないだろう。ゴミ屋敷の方がまだマシだったかもしれない。臭いの発生源はリゼの足であり、リゼは笑いながらパタパタと扇ぐように足を動かして臭いを嗅がせるようにさえしている。それに何より臭いの質が違かった。熱を持った、湿度の高い汗の匂い、男とは違う女の子特有のそれは少しの甘い香りを含み、あとは女性的なフェロモンが強く香るような、脳が蕩けそうな匂いと共に鼻を塞ぎたくなるような激臭が同居している。果物のドリアンのような、良い匂いととんでもない悪臭が混ざっていて、脳が混乱して興奮してきてしまう。臭いはずなのに嗅いでしまう。口から涎が垂れ、激臭により目が真っ赤に充血してしまうほどだった。ここまで一人の人間を壊しておいて、リゼはまだ指一本も触れていない。皇女の気質とでも言うように、遥か高みから優雅な笑みで人間を壊し、自らの足の臭いで壊れていくのを見て笑っていた。
 笑うだけ笑ったあと、その小人はそのまま足で踏み潰した。思いきり、一切の遊びなくぐちゃりとつぶれ、カーペットには赤い染みがついてしまった。


「こういうのが好きなんでしょ?」

 そう言いながらリゼは胸の上に男を乗せたままけらけらと笑った。次の男は胸で遊ぶことにしたようだ。大地そのもののようなリゼの胸は、笑うたび起こる振動で、男からすれば大地震のようになっていた。ぐらぐらと揺れる胸の肉にずぶっと足が埋まってこけそうになる。ただ笑っているだけなのに必死な顔して醜態を見せる男を見て、リゼはすっかり機嫌が良くなっていた。

「あはは!ださっ、ほれほれいいのかな〜?谷間に落ちたらもう戻ってこれないぞ〜?」

 ふざけたような口調でなおも体を揺らし男を苦しめるリゼの言葉を聞いて、男はぞっとした。もしもこの、今の大きさでは巨乳どころの騒ぎではないこの谷間に落ちてしまったら、男はゆっくりとひきつぶされてしまうだろう。それを想像したのだ。全身パイズリなどと言ってる場合ではない。ギュウギュウと見るからに窮屈そうな皇女の服に締め付けられている下品なまでの巨乳は、もしも入れば柔らかいためすぐに死ぬことはないだろうが、二度と出られずにじわじわと苦しんで死ぬことになるだろう。
 ゆえに男はリゼの体から降りることは出来ないまでも、谷間を避けて揺れる胸の上という特殊な地形に対応しつつあった。だが、それはリゼの気に食わなかった。

「は?うざ、さっさと落ちろよ」

 ただ揺らしてからかっていただけだったのに、リゼはその真っ白な手袋に包まれた指先でひょいと胸の上の男を掴むと、そのまま谷間を開いてそこへ真っ逆さまに落としてしまった。
 むわっと広がる熱気が、落下中に下の方から立ちこめているのを感じた。蒸し風呂のようなそれに空中では逃れるすべもなく、ゆっくりと処刑を待つかのような心持ちだった。男はついに谷間へと落ちてしまう。ある程度まで落ちたところで、もはや巨大すぎて男の目から壁にしか見えない両乳が思い切り男を挟んできた。このサイズでも柔らかい乳に挟まれて圧死することはないが、とてつもない圧力だった。
 普段なら手の中におさまるような、いつも好き勝手に揉んでいた女の乳に苦しめられていると言う事実、ずっと肉の塊が密着していたことにより極限まで熱され蒸されている谷間の、汗の香りと熱気、リゼは遊んでいるため上下左右に自分の手で胸をこねくり回している。それによってまた四方八方からの圧力は増し、ひきつぶされて蛙のようなうめき声をあげることしか出来なくなる。
 男は遂に我慢できず、腕や足を伸ばして場所を確保しようとした。それがいけなかった。今までは全身にまんべんなくかかっていた多大な圧力が、腕や足のみに集中してしまう。腕も足も変な方向に曲がり、ぼきぼきと嫌な音を鳴らす。ただの小娘の胸の中で、小さい子供が無邪気に遊んで壊した人形のように、男の体はめちゃくちゃになってしまった。激痛で泣き喚くことしか出来ず、自分の行動を呪った。今までのように抵抗することも出来ずにリゼの悪戯に身を任せる。
 全くと言って良いほど抵抗がなくなり、つまらなくなったリゼは胸の中から虫の息の男を引っ張り出した。男の体を見てリゼは笑ってしまう。ただ自分の胸に入れただけで全身が複雑骨折だ。こんな哀れな生物はそういないだろう。十分笑わせて貰ったと、胸にもう一回入れて思い切りギュッと胸を両手で抱いた。次に谷間を開いたときには、もう赤い染みしか残っていなかった。それを一瞥したあと箱の中をのぞけば、4人の小人たちは全員死に、後には縮小装置だけが残っていた。

「あ、そうだ…!」

 アンジュを小さくしよう、そう思った。きっとそれは楽しいだろう。こんなクズどもを痛めつけるよりもずっと、そう思ってリゼはアンジュに今日泊まりに来ないかと連絡した。

「どうしたの急に、来て欲しいなんてさー、あれ、寂しくなっちゃったのカナ?」

 アンジュがリゼの部屋にやってきたのは夜になってからだった。アンジュはカーペットを踏みしめ、ちょうど赤い染みが、先ほど小人が苦しんで死んだところを踏んでいたが、全く気づいた様子はなく笑っている。

「…ねえ、喉乾いたでしょ?これあげる」

 リゼはあらかじめ用意しておいた睡眠薬が入った飲み物をアンジュに渡した。アンジュは警戒心なくそれを受け取り、ぐっと飲み干した。

「えーいいのぉ?ありがとぉ〜」

 しばらく経てば、普通にしていたアンジュの目がとろんとしてきて、じきに声もなく倒れて寝息を立て始めた。リゼはそのうちに縮小装置を起動して、さっきまでの犯罪者たちと同じくらいのサイズまでアンジュを小さくする。

「え…?え!?何これ!リゼ、リゼがおっきい!」

 人形のようなサイズのアンジュがかわいくてずっと至近距離から見ていれば、目が覚めたようですぐ近くにリゼの顔があり、それが巨大になっていることに気づき驚いている。服のサイズは小さくならないため全裸で、貧相な胸を両手で庇いながらこちらを真っ赤な顔で睨む姿はリゼの目からはかわいく映ってしょうがなかった。簡単に小さくして遊ぼうと思って、どっきりでこっそり小さくしたと説明する。

「大丈夫だよ、ちょっとしたアクセントみたいなさ、楽しそうでしょ?」

「え、え〜でも、怖い……」

 難色を示すアンジュに構わずリゼはそのまま小さいアンジュを手の中で弄んだ。

「うわー、一段と腕ほっそー、ちゃんとご飯食べてる?もう、触っただけで折れちゃいそ」

「リゼ!お願い!やめて、こわいよ!」

 私のかわいい幼馴染が、私の手の中でなすすべなく好きなようにされている。リゼはそれが楽しかった。

「……戻さなくていいかなぁ」

「えっ…?」

 リゼの発した不穏な言葉にアンジュはびっくりしてリゼに向き直る。ベッドの上で女の子座りをしているリゼは、どこか暗い瞳をしていた。

「笹木先輩とかとも楽しそうだったよね、この大きさのままだったら……浮気なんて出来ないよね、そっちの方がかわいいしさぁ」

 アンジュを握っている手の強さがどんどん強くなっていく。怖くなって涙目でリゼを見ても、またあの暗い瞳のままだ。

「なんてね!びっくりした?」

 パッと明るい表情になったリゼが手の力をフッと緩めた。

「でもねアンジュ、不安にさせるほうが悪いんだよ、もう、お仕置きっ」

 リゼはアンジュの股間指をあてがった。巨大でもなおすべすべとしているリゼの白い指先は、アンジュの股間をくりくりと弄るたびにアンジュがびくびくと震えている。たった数秒ほどでくちゅ、くちゅ、と水温が混ざるようになり、アンジュはリゼの手から逃れようともがく。だが手のひらよりも小さいアンジュが脱出できるわけもなく、ギュッともう片方の手で握られて無理やり黙らせられる。仲の良い友人だったはずのリゼに性的な悪戯を、いいようにされて興奮させられて、抵抗も出来ないのが気持ち良くて、でも屈辱感で頭はいっぱいで、アンジュはもう何が何だかわからなくなってしまう。
 逃れることの出来ないリゼの白魚のような指での愛撫が続き、アンジュは我慢しきれずに潮を吹いてしまう。

「あッ、リゼ、リゼぇ!そこは…!ンッ…!」

「あぁ!アンジュ超かわいい!あっ、ねぇ、隠さないで顔見せて?」

 アンジュは両手で真っ赤に染まった顔を庇うようにして外から見えなくしたが、リゼはそれを指先ですっと退けると、至近距離でアンジュの蕩けた顔を見てとても嬉しそうな顔をした。
 リゼはもう辛抱たまらないといった様子でアンジュを持ち上げて、自分の顔へと持っていった。アンジュはかわいいリゼの顔が大パノラマで面前で映っているのが、先ほどから小さくなったことによる現実味がなかったが、自分の小ささをまた思い知った。ぷるんとした唇は明らかに自分の身体と同じくらいで、顔全体だなんて比べるまでもない。そんなに小さくなってしまったのかと思っていると、リゼはぐっとアンジュを唇へ近づけた。
 リゼはギュッと目をつぶってアンジュを自分の唇へと押し付けた。舐めるようにアンジュの体全体を味わうようなキスは、ずっと続く。リゼの顔は上気し赤くなっている。リゼの頭の中にはアンジュが恋しくて、キスをして興奮する。それだけだった。
 だがアンジュはとてつもない危機に陥っていた。リゼの唇は瑞々しくぷるんと柔らかく、アンジュの体を沈み込ませた。リゼは興奮しているからか先ほどまでのような遠慮なく、ひたすら貪るようなキスを小人であるアンジュにしている。アンジュはその肉布団に押し込まれ、息も出来ずさっきイッたばかりの股間も舐められて、頭がクラクラしてしまっていた。

「むーっ!むーっ!」

叫んでも興奮しているリゼは聞いてくれない。一方的なキスに夢中になり、こっちのことも見てくれず、アンジュは息も尽きかけていた。酸欠状態でふらふらしてくれば、ようやく満足したのかキスが止み、どこかへと降ろされた。

「ねぇ、お願いアンジュ…きて…」

 そこはリゼの胸だった。胸に乗せられて、興奮がおさまらない様子のリゼをなんとか満足させようと、アンジュは必死でリゼの巨乳を登り始める。柔らかいそれはとても登りにくかった。ただの胸が軽い登山のようで、頭が混乱しそうだったが深く考えないようにした。山頂まで登れば、リゼの真っ赤な顔と何かを期待するような目がよく見えた。アンジュはこの戦いを終わらせようと、頂上の乳首に向かって思いきり歯を立てた。がぶりと乳首に噛みつかれたリゼは、跳ねるように震えて、そのあとしばし痙攣する。小さいにせよ、乳首は完全に勃ちきっていて、感覚がそこに集中していたときに、思いきり愛する人に噛まれたのだ。気持ち良くないわけがなかった。リゼはそのまま絶頂と共にうなだれて、それを見たアンジュは安堵しながらリゼの体に倒れ込むように眠ってしまった。


「ねぇ、アンジュ…」

眠っているアンジュの耳元でリゼは囁いた。

「私をさみしくさせたら、また、もっと、小さくしちゃうんだからね……」