最近、「頭上注意」と言う看板が増えてきる。
しかし、僕ら男には到底注意しなくても良い高さに付いている。
最初は男でもジャンプすれば手の届くような、学校やお店の入り口だけだったのが
最近は男が梯子を一杯まで使っても届かない電車の高架下や歩道橋下に付けられた。
しかし大きくなる女性はよく頭をぶつけては
「痛いぃー!!」っと叫んで頭を手で摩りながら頭を当てないようにしゃがんで通り過ぎていく。
ただ歩道橋にぶつかった場合、その上を歩いていた男達はその揺れに立っていることが出来ず倒れてしまうのであった。

時が経ち女性が大きさを増していく中、建物は女性用に建て替えられ、
男には重く大きく開けられないドアや男では反応してくれない自動ドア・・・
ついには1階は男専用で2階以上は女性と言うビルが出来て入り口は
男性は普通に1階から入るのだが女性は軽く男性専用の扉を乗り越え2階の扉から入っていくようになった。


そうして最近は「頭上注意」と言う看板は下ろされ始め「足元注意」という看板に張り替えられていた。