放課後の教室。
両手両足を掴まれ床に仰向けに押し付けられている男子生徒がいた。
押さえつけている女子の手を払うことができないのは男子の力が弱いからではなく、男子の2倍の体躯を持つ女子たちの力が強すぎるからである。
男子も女子たちも特別に体を鍛えたり運動系の部活に属していたりはせず、至って平均的な力の持ち主である。女子が男子と同じ大きさなら、女子がどれだけ力を込めても男子が本気を出してしまえば押さえきれなかったかもしれない。
しかし男子の両足を抑える女子と男子の左右の手を押さえる二人の女子は男子の2倍の体躯があり、それはその分だけ力も増しているということだった。

「準備できたよー」

男子の足を押さえる女子が言った。その顔は笑っている。力んでいる様子はない。
同年代の活発な男子を抑え込むのに女子たちは大した労を感じていなかった。

男子は手足を押さえられ床に磔にされている状態だった。動かせるのはせいぜい頭部と上半身を起こす程度のみ。助けを呼ぼうにも口にはガムテープを張られ声を出すこともできない状況だった。

床に磔にされ、なんとか動く上半身を暴れさせて「んーんー!」と叫ぶ男子。どれだけ暴れようと彼を押さえつける女子たちは顔色一つ変えなかった。
無駄なあがきを続ける男子を、周囲に立つ他の女子たちは笑いながら見下ろしていた。

「セ~ンパイ。暴れたって無駄ですよー?」

取り巻きの女子の一人が男子の横に立ち腰に手を当て上半身を大きく倒して言った。
それでも、床に押さえつけられた男子にとっては女子のその顔は遙か高みにあった。
男子の身長は女子の脚の長さも無い。今 女子は上半身を大きく倒しているが、それでも立った男子の身長よりも高い場所に顔はあった。
女子は暴れる男子を見下ろしてくすくす笑っていた。

「誰も来ない?」

上半身を起こした女子が教室の入り口で見張りをしている別の女子に尋ねる。

「うん。大丈夫」
「そっか。じゃあ始めましょ」

言うとその女子は横に退き、その後ろから別の女子が現れた。

「ん…やっぱり恥ずかしいかも…」

現れた女子は頬を赤く染め太ももをもじもじとすり合わせている。

「大丈夫大丈夫。やってみなって」

その女子は背中をドンと叩かれ一歩前に踏み出てきた。
ズシン。上履きを履いた大きな足が前に踏み出されたとき、男子は床が揺れたのを感じた。

女子は恥ずかしそうに頬を染めながらも男子の方に歩いてくると、床に押さえつけられているその体を跨いで見せた。
男子の足の方を向いてその体を跨ぐ女子。自分の体の左右に、全長48cmの足を内包する巨大な上履きが下されている。
見上げた先、男子の身長よりも高い位置には制服のミニスカートの内側にあるパンツが丸見えとなっていて、男子は女子に押さえつけられる屈辱的な状況にありながらも興奮してズボンの前部にテントを立てていた。

そんな男子の勃起など気づいていないのか、女子は怯えているかのようなゆっくりとしたぎこちない仕草で、真下の男子から丸見えになっているスカートの中に手を入れた。
その手が男子の視線を釘づけにしていたパンツをずり下し始めたのを見たときには、さすがに男子もただ事ではないと正気に返った。
女子の手がパンツをずり下ろしながら太ももを下ってくるのと同時に、その長い脚が曲げられ、女子の腰も降りてきた。
頭上に公開されてしまった女子のパンツの内側だった場所が近づいてくるのを見て、男子は目を見開いた。
つまりは女子はパンツを脱ぎながらしゃがみこもうとしているのである。真下には男子が横になっているにもかかわらず。
上空から尻が迫ってくるのを見て男子はガムテープにふさがれた口で悲鳴を上げながら暴れた。しかし、彼を押さえつける女子たちはニヤニヤと笑ったままで男子を離そうとしない。
すでに女子の膝は90度以上も曲げられ、男子の視界は、その恐ろしく巨大な桃尻に支配されようとしていた。
ミニスカートのオーロラの内側の二つの巨山。その谷間には薄く黒い茂みに囲われた火口が見える。それがどんどん近づいてくる。

「んー! んんーーーーっ!!」

余りの光景に男子は目を見開いたまま叫び、嫌がるように首を左右に振った。
しかしそんな男子の顔は下りてきた女子の穿くカーテンの様に垂れ下がるミニスカートの幕の向こうに隠れ見えなくなってしまった。
そのまま女子の尻は降下を続け、気付けば男子の頭部は床に押さえつけられていた。
男子の顔はミニスカートに隠され外からは見えなくなっていた。
女子は完全にしゃがみこんでいた。

「ん。おっけーおっけー」

横で見ていた女子がOKサインを出した。

「感じはどう?」
「な、なんか、この人がする呼吸がお、お尻に当たってくすぐったい…」

女子は顔を真っ赤にしながら自身の穿くスカートの前部をキュッと握った。

「ちゃんと座れたみたいね。うんうん。センパ~イ、聞こえますかー? 今先輩は後輩の女の子に顔の上に座られちゃってるんですよー?」

横に立っている女子はニヤニヤと笑いながら言った。

しかし男子はそんな事いちいち言われなくとも理解していたし、そもそもそんな事を考えていられる状況ではなかった。
顔面の上に、自身の2倍の体躯を持つ女子に座り込まれていた。ずっしりとした巨大な尻が、顔面にのしかかってきているのだ。顔全体が潰れそうな圧力がかかっていた。
鼻は女子の尻の谷間に入り、女子の巨大な尻の二つ肉は鼻を境に顔面の左右にのしかかっている。尻の幅は男子の顔面よりも遙かに大きく、男子の顔に乗り切らなかった尻の肉は男子の頭部を包むように変形していた。
男子の頭部は柔らかな女子の尻に埋まりかけていた。
しかも尻の谷間に押し込まれた鼻には異臭を感じ、その正体が何であるかなど考えるまでも無く理解した男子は必死に顔を動かそうと試みたが、その巨尻の凄まじい重圧でのしかかられている頭部はピクリとも動かせなかった。
更に、そうやって顔を動かそうと試みたり鼻息が荒くなったりしたことで座りこむ女子の更なる反応を招く事となる。

「あ、そ、そんなに息を荒くしないでください…!」

尻に敷いている男子が息を荒くするということはそれを押さえつけている女子の尻に鼻息が吹き付けられるということだった。
肛門のすぐそばに男子の荒い鼻息を吹き付けられ、女子はくすぐったさと恥ずかしさから、男子の顔の上に座ったままお尻をもじもじと動かした。
それはすでに超重量の下に押さえつけられている男子の顔面を更にぐりぐりと押さえ込むこととなった。
顔面の上で身もだえする女子の重量に悲鳴を上げていた。しかしガムテープに遮られたそれはそのガムテープを振動させる事しかできず、その微細な刺激が更に女子を悶えさせた。
女子が身もだえするほどに、男子は潰れそうなほどの圧力を頭部に感じていた。

「あはは! そんなにお尻ぐりぐり押し付けたら先輩の頭が潰れちゃうよ。あんた500kgくらいあるでしょ?」
「ご、500kgもないよ! 400kgくらいだよ!」

立った女子の言葉に男子の顔の上に座り込む女子は顔を更に赤くして抗議した。
しかし男子にとってはどちらであるかなど些細な事で、すでに十分すぎる重量にのしかかられていた。
女子が抗議しようと身を捻ったとき、同時に動いた尻の下で男子は頭蓋骨がメリメリと音を立てるのを聞いた。

恐怖と絶望感と女子の巨尻のせいで男子は目の前が真っ暗だった。呼吸すら満足にできない空間だった。男子のすべての抵抗が女子たちと一人の少女の尻によって押さえつけられていた。
あまりの苦痛と屈辱に男子は涙を流そうとしたが、顔面に巨尻でのしかかられ涙腺を押さえつけられていたため、それさえもできなかった。

と、その時である。

「あ…! あぅ…」

自身の顔の上に座り込む女子の尻がふと妙な悶え方をした。
そう思った瞬間だった。

 シュゴーーーーーーーーーー

丁度鼻先にある肛門から熱いガスが勢いよく噴き出してきたのだ。
女子の尻と男子の顔で密閉された空間。それは男子が息を止めているいない関わらず直接鼻の穴に注ぎ込まれた。
女子の尻の穴から放出されたそれは直付けされている男子の鼻の穴に強制的に噴きこまれたのだ。

男子は目を見開いた。そしてすぐに息を止めようとした。しかし女子の凄まじい勢いのおならは男子の鼻や気管を無理矢理こじ開け強制的に肺に押し込められた。
男子の肺の中が女子のおならで満たされてゆく。
どれだけむせようと、どれだけ吐き出そうとしても、そのおならの勢いはそれらなど意にも介さず男子の肺へと流れ込む。
男子の胸が、肺に許容量以上の気体を注入されたことで膨らみつつあった。
女子が、おならをしているということの恥ずかしさからお尻と太ももをキュッと閉じた事でおならの逃げ場は男子の鼻の穴以外に完全になくなり、すべてのおならが男子の鼻の穴の中に押し込まれていった。
スカしっぺだったので時間も長く、それでいて臭いの強烈なガスのそのすべてが、男子の体の中に注入された。

ガスが出終わったあとも女子は恥ずかしさから体勢を崩すことができず、男子の鼻はその後しばらく女子の尻によって密閉されたままだった。

「あ。あんた今おならしたでしょ?」
「…う、うん…」

立った女子の言葉に男子の顔の上に座る女子は顔を赤らめながら頷いた。

「くくく、やっぱりねー。なんか先輩の体ビクンビクンって物凄く痙攣してたもん」

ニヤニヤと笑う女子の言葉を受け座る女子は更に顔を赤らめた。
そしてその女子はゆっくりと立ち上がった。
尻が持ち上がるに連れスカートも一緒に持ち上がり、その下に隠れていた男子の顔に久々に光が当たることになる。
女子の尻の下から現れた男子の顔は真っ青になりピクリとも動かなかった。

「あはは。やだぁ、あんた おならで先輩殺しちゃったわけ?」
「そ、そんなことないよ…!」

からかわれながも立ち上がった女子はずり下していたパンツを穿き直した。

男子はすでに一人の女子にも押さえられていないにも関わらず床に倒れたまま起き上ろうとはしなかった。完全に意識を失っていた。

その男子の襟をつかみひょいと持ち上げぶらぶらと揺さぶる女子。

「あ~らら、完全にのびちゃてるや。あんたのおならってそんなに強烈だったのかしら」
「もう、おならおならって言わないで…!」

言われた女子は顔を真っ赤にして抗議し、それを見て言った女子はまたニヤニヤ笑った。

「あはは。まぁいいわ。じゃあ次の獲物探しに行こうよ。今日はあと二人くらい遊びたいね」

言うと女子は手に持っていた男子をぽいと放り投げた。
男子は教室の隅にあったゴミ箱に頭から突っ込んだ。2倍サイズのゴミ箱に入った男子はほとんど爪先しか外に出ていなかった。

「いえーい! ないっしゅー!」

ガッツポーズをする女子。
そして女子たちはゾロゾロと教室を出て行った。