※【ぼの】見ようによっては【嬲り】



 『 4倍妹と… 』


 
「こぁら~! 待ちなさ~い!」

必死に走る兄の背後から、黒いニーソックスをはいた足がズシンズシンと床を揺らしながら追いかけてくる。
兄の4倍にもなる巨大な妹のその足だ。
妹から見れば兄は身長44cm弱という膝にも届かない高さ。
逆に兄から見れば妹は身長632cmという1階の床から2階の天井まで届く高さ。
こんな身長差があれば兄がどれだけ必死に逃げたところであっという間に妹に追いつかれてしまう。

 ズシン!

 ズシン!!

 ズシン!!!

ものの数歩で妹は兄を跨ぎ越し、眼前に立ちふさがった。
たじろぐ兄の前で、妹が腰に手を当てながら見下ろしてくる。

「逃げたって無駄なんだから」

「にひひ」と笑う妹の笑顔がずっとずっと上から見下ろしてくる。
黒髪の長いツインテ。学校から帰ってきたばかりの制服姿で足元の兄からは短いスカートの中さえ覗く事が出来る。
妹が自分を跨いで前に出ると言う行動に怯んでいた兄はそのまま妹が伸ばしてきた巨大な手によって胴体をがっちりつかまれて持ち上げられてしまった。
妹にとって自分などちょっと大きめの人形くらいの大きさでしかない。

「一日やれなくて溜まってるでしょ? ちゃんと抜いてあげるから」
「ば、バカ! 別にそんな事…」
「嘘つかないの」

「もう」と言った感じで妹がもう片方の手の指を兄の股間にあてがった。

「うぅ…!」

当てがられた妹の巨大な指先がズボン越しにぐりぐりと押し付けられ、ズボンの中の兄の分身はムクムクと大きくなってゆく。

「ほら。じゃああたしの部屋行こっ」

自分の指先が股間に触れビクッと震える小さな兄を見てくすくす笑う妹は兄を持ったまま自分の部屋に向かって歩き出した。


  *


ベッドの上に腰掛ける妹。
手に持っていた兄はそんな妹の太ももの上に下された。

「はい、服脱いで」
「だ、だから別に一人で出来るから…!」
「強情だなー。じゃあその気にさせてあげる」

妹はもう一度兄を掴んで持ち上げると自身のはいているスカートの中へと突っ込んだ。

「!?」

驚く兄の顔が妹のパンツへと押し当てられる。
白く柔らかな生地が兄の顔を押し付けられ食い込む。
薄暗いスカートの中のパンツの目の前。
吸い込むと、酸味のあるような甘酸っぱいようなにおいがした。
スカートの中とパンツは妹の体温で暖められていた。

手に持った兄の上半身はスカートの中に入ってしまっている。
スカートの外に出ている、自分の手から出ている脚がバタバタと動いていた。

「どう? 今日ずっとはいてたパンツだよ? あたしのにおいとかするでしょ?」

言いながら妹はパンツに顔を押し付けている兄をゆっくりと上下に動かしこすり付けた。

「ん…。なんだかこれじゃあたしがオナニーしてるみたいだよ…」

妹は自分の顔が赤くなっているような気がした。
兄の息遣いがパンツの生地越しに大事なところに触れるのだ。
それがこそばゆくてたまらない。

そうしていると兄の脚がだんだんと暴れなくなり、代わりに上半身が自分のパンツにかぶりつくように動いている事がわかった。

「あは。やっとその気になったー」

にこっと笑った妹は兄をスカートの中から出すと再び太ももの上に置いた。
すると兄は今度は服を脱ぎ始めた。
あっという間に全裸になる。
股間の分身がギンギンに漲っているのが妹にもわかった。

妹は笑顔でその分身を人差し指で撫でる。
すると兄はうっと顔をしかめ、そしてすぐに射精した。
兄の分身から放たれた精液が妹の人差し指にひっかかる。

その精液を舐め取った妹は兄の体を持ち上げた。

「それじゃあいくよー」

妹は兄の体を横向きにし、大きな口を開けて兄の腰を咥えこんだ。
上を向き、兄の上半身を右手で、脚を左手で支え、腰を咥えた兄を顔の上に乗せて。
兄の腰は妹の紅く柔らかい唇にはむっと咥えこまれている。
唇は熱く、咥えこまれた腰に妹の口内の熱い空気を感じた。

そうしているとその咥えこまれた腰の兄の分身に、妹の舌が触れてきた。
巨大な舌が兄の分身の先端にチロチロと触れてくる。兄と妹の挨拶だった。
するとすぐに兄の体がビクンと動き分身は射精した。
妹は兄を咥えたまま嬉しそうにくすくす笑い、兄の精液をひっかけられた舌も嬉しそうに蠢いた。

赤い舌は自身に引っ掻けられた白い精液を上あごやほっぺの内壁などにおすそ分けしながらその味を吟味する。
そして唾液によってそれら精液が流れ落ちると再び上にある兄の分身目指して昇っていった。
舌は今度は兄の分身を根元から舐め上げた。
唾液に濡れた広く柔らかい舌の表面は兄の分身を包み込むようにして撫で上げ、再び兄の分身は射精を果たす。
広い舌の上に兄の精液が飛び散った。
だが舌は今度は兄の精液を吟味せず、唾液と一緒に兄の精液を滴らせたまま兄の分身を舐め続けた。
妹の熱く柔らかな舌が分身に絡みついてくる。
ちゅるちゅると淫猥な音が聞こえてくる。
妹の舌が動くたびに兄の分身は射精する。
スジにそって舐め上げたり、尿道を舌先でほじくったり、カリに引っ掻けようとしていた。
その度に兄が顔の上で快感に身をよじらせる。
それが妹には楽しかった。
ちょんと飛び出た分身。それを舌でぷるんぷるん振って遊ぶ。
舌の動きに反応して兄が跳ねるように身を震わせるのが面白かった。

そうやって舌で遊んでいると段々兄が動かなくなってきた。
快楽のあまり疲労してしまったのだろう。だがそれは兄と妹が求めたことであり不満は無かった。
度重なる射精で顔の上でぐったりとする兄を目だけ動かして見下ろした妹はもう一度笑った。
最後の仕上げだ。
妹は兄を咥えたまま思い切り息を吸い込んだ。
妹の凄まじい吸引力により咥えこまれている分身から強制的に射精させられていた。
自身の意思とは無関係に絞り出される射精の快感に、ぐったりとしていたはずの兄が体をビクンビクンと震わせて跳ねる。
ずごおおおおおおお!!
妹の口の中、兄の分身から精液が迸り続ける。
蛇口の壊れた水道の様にとどまる様子が無い。
だがそれも数秒の事だった。
妹の吸引が終わり、同時に兄の分身も射精が止まっていた。
互いの行為が終わった後の静寂。
口に咥えられたままの兄の分身から、精液が一滴垂れた。
それは、妹の巨大な口の中にたまっている男のミルクの池に落ちてぽちゃんと音を立てた。
ズゴォッ!
突如、そのミルクの池が底が抜けるように無くなった。
妹が口の中のミルクを飲み込んだのだ。
そして咥えていた兄の腰を放し、手に持った兄を顔の前に持ってくる。
手に持った全裸の兄はぐったりとしていたがその顔はとても満足そうなものだった。
そんな兄を見て妹も満足そうに笑った。

兄をベッドに寝かせ風邪をひかないようその上にハンカチをかけた妹は、ベッドから立ち上がると机に着いて今日の宿題をやり始めた。