※ボリュームダウン。　　このシリーズ書いてて楽しいな。



　『　変態アニキと妹と２　』



「ただいま～」

学校から帰ってきた妹は靴を脱ぎ自分の部屋を目指して歩いてゆく。
その途中、リビングの入り口の前に来たところで立ち止まる。

「あ、そうそう」

そしてリビングに入ると部屋の隅に置かれた虫かごに近寄っていった。

「おにい～ただいま～」

しゃがみこんで話しかける。
ふたの無い虫かごの中には小さな小さな家具が並びまるで部屋の様だ。
そしてその中の小さな椅子に深く腰掛け雑誌を読む兄が、天井の無い部屋の上空を埋め尽くす妹の巨大な顔を見上げていた。
小さな兄を誤って踏み潰してしまわないための虫かごである。

妹は右足に履いていた黒い靴下を脱ぐとそれを虫かごの中に入れた。
虫かごの中に、兄の百倍の大きさの靴下が落下しズズンと揺れる。
家具などはその衝撃と風圧で軒並み倒れてしまった。
兄はと言えば靴下の下敷きである。

兄が望んでの行動だ。

「じゃあ後で取りに来るからね」

言うと妹は立ちあがり片足だけ素足となった巨大な足で床をズシンズシンと踏み鳴らしながら去っていった。

小さな虫かごの中に落とされた巨大な靴下。虫かごの底のほとんどを埋め尽くしてしまう。
兄はそんな巨大な靴下の下敷きになっているわけだが、その鼻はツンとする刺激臭によってヒクついた。
たった今まで妹が履いていたのだ。これは妹の足の臭いである。
一日中履いていて、汗を吸ったそれにのしかかられているのだ。
そしてこの虫かごには穴が上しかなく臭いはこもる。
兄の家であり部屋であるこの虫かごの中はあっという間に妹の足の臭いで埋め尽くされてしまった。
片足分の靴下だけで十分なのである。

濃密な妹の足の臭いに包まれて兄の分身は一気にそそり立った。
兄はその靴下の繊維の穴にモノを突っ込みしごき始める。
妹の片足分の靴下のつま先の繊維の穴でオナニーをしているのだ。
荒い繊維が痛くて心地いい。イチモツと鼻に妹の刺激を感じる。
鼻で呼吸すればその臭いが、口で呼吸すればまだ残るぬくもりによって暖められた空気が入ってくる。
体の中から妹に染め上げられるようだ。
兄には大きく重すぎるその靴下のほんの一部分で、兄はひたすら自慰にふけった。

暫くして、兄はその靴下の中に入り、底であるつま先部分で横たわっていた。
黒い靴下の中の真っ暗な空間。内側である分だけ臭いもより強烈だった。
ここがいい。全身を妹に包まれているような気分になれる。
至福に興奮が治まらない。
靴下の中は広大で兄が寝転がっても狭くは無い。広すぎるくらいだ。
だがこの靴下は妹の片足をやっとこ入れるだけのものである。
ぐいと引っ張ってつま先を奥までねじ込み、入ったならば入り口をパチンと閉める。
キツクはないがゆるくもない。伸びる繊維のおかげでぴっちりとようやく入る。
その靴下に、ゆったりとした空間を保って入っているのだから妹の足の巨大さがわかろうというもの。
妹の片足がようやく入る靴下に、全身余裕を持って入っている。
その現実がまた兄を高揚させるのだ。

ふと、再びあの地響きが近づいてきた。

「おにい、宿題始めるよ～」

虫かごの壁を震わせ妹の巨大な声が轟き、兄は靴下の中から出た。
そんな兄と靴下を手に取ると妹は自分の部屋へと歩き出した。

部屋に入った妹は勉強机の前の椅子に腰かけ、手に乗せていた兄を右足の親指と人差し指の間に降ろし靴下を履き直した。
兄は妹の足の指に挟まれたまま靴下の中に隠れてしまい外からではまったくわからない。
そして妹はそのまま何事も無かったように机に向かい宿題を始める。
二人のいつものことである。
この時兄は、先ほど一度果てたはずなのにまた自らのそれをしごいていた。
今度はさっきとは違う。本物の妹の足がそこにあるのだ。
巨大で力強い、妹の足の指の間だ。
先ほどの染み込んだ臭いとは違い源泉がそこにある。
指のすがりつきモノをこすり付けた。
妹の皮膚が敏感な亀頭を程よく刺激してくれる。
両手を指の股に当て、そこに顔を近づけてぺろりと舐め上げれば、舌に鋭く感じる妹の汗の味。
妹の足の指の間と言う非常に窮屈な空間が、兄にとっては自身を究極にたぎらせてくれる場所なのだ。
そして妹はときおり指をくにくに動かして兄の体をきゅっと挟み込む。
そうすることで兄が喜ぶからだ。
その間も宿題をする手を休めることは無い。足の指を動かすくらい、頭を使うことも無い片手間で済むことだからだ。

そうやって妹は足の指だけを使って兄の全身を愛撫しながら着々と宿題を終わらせてゆくのだった。