アスカ 「透明ビキニ~」(ドラ)

アスカが何か出した。

 シュウ 「…なんだそれは…」
 アスカ 「名前の通り、透明なビキニです」
 ハル 「それってなにか不思議な力とかあるんですか?」
 アスカ 「ないよー。ただ透明なだけ。これを使って遊ぶのだ」
 シュウ 「遊ぶって…。透明なだけのビキニでどうやって…」
 アスカ 「えーまずハルちゃんを全裸にします」

ピッ。スマホのワンタッチで全裸になるハル。

 アスカ 「次にシュウを100分の1にします」

ピッ。スマホのワンタッチで小人になるシュウ。

 アスカ 「そしたらシュウをハルちゃんの乳首に乗せて…」

摘まみ上げられたシュウはハルの乳首に乗せられた。
ハルの左胸の乳頭の上に跨らせられる。100分の1サイズのシュウからはハルの乳頭は直径1mほどあり、跨るにしても太すぎるくらいだ。

 アスカ 「ハルちゃんにビキニを着せたら完成っと」

ピッ。ハルが透明ビキニを装着させられた。
乳頭に跨っていたシュウの目の前に、突然 透明な幕が現れた。

あまりにも急ぎ足で進む展開にシュウもハルも口を挟む暇がなかった。

 アスカ 「やっほー。シュウ見えるー?」

ハルの胸に顔を寄せてきたアスカが透明ビキニの中で乳頭に跨るシュウに手を振った。

 ハル 「えっと…、それでどうするんですか…?」

突然 全裸にされて兄を乳首に乗せられて透明ビキニを着せられたハルだが、まぁ普通だった。
アスカの暴走にも馴れたものである。

 アスカ 「はい。姿見~」(ドラ)

ハルの目の前に身長以上の大きな鏡が用意された。
鏡に映るは一見全裸で床に立つハル。しかしよく見れば胸と股間を何かに覆われている。
そしてさらによく見れば、その左胸の乳首の上には、小さな小さなシュウが跨っている。

 ハル 「あはっ、お兄ちゃんだ」

そんな兄を見てクスッと笑ったハルだが、そのせいで胸が少し動いた。

 シュウ 「わ、わわっ!」

ハルにとっては少しでも小さなシュウにとっては凄い大揺れだ。
いくら太い乳頭の上と言えど、たまらず振り落とされてしまう。
が、ハルの胸が透明ビキニで覆われていることで、胸の上から放り出されることはなかった。

 アスカ 「ほらね。これなら動いてもシュウを落とさなくて済むでしょ」
 ハル 「あ。それはいいですね~♪」

二人は笑った。

 シュウ 「そういう問題じゃねーだろ!」

さっさと出せ! と乳頭に跨るシュウは目の前を覆う透明の幕をバンバンと叩いて抗議した。
乳頭の上から転落してしまうほどの余裕はないが、逆に言えばその分だけ体を押さえつけられているということだ。
ビキニの中は窮屈ではないが、自由ではない。
巨大な乳首とビキニの織り成す、透明な牢獄だった。

 ハル 「ふふ、よかったねお兄ちゃん。こんなことしても落ちないんだよ」

言いながらハルは自分の左胸の下に左手を添え、胸を上下に持ち上げたりした。
高速で上下する乳頭の上、シュウは絶叫マシーンに乗せられたように絶叫していた。


しばらく 胸を揺らしたり振り回したりしてシュウの絶叫する様を楽しんでいたハルだが、

 アスカ 「じゃあそのまま散歩にでも行ってみる?」

ピッ。スマホのワンタッチで瞬間移動するハル。


  ずっどおおおおおおおおおおおおおおおおん!!


突然、100倍の大きさになって都市に出現するハル。
透明ビキニと小さなシュウを身に着けたまま。
ただし股間の方だけは、透明のものから普通のボトムへと変えられていた。今回のメインは下ではない。

 アスカ 『そいじゃあ楽しんでらっしゃい』

アスカの天の声が聞こえた。

 ハル 「え、楽しむって言ってもどうすれば…」
 アスカ 『ほら、目の前にビルがあるでしょ』

確かに周囲には高さ100mを超える超高層ビルがいくつもある。
100倍の巨人になったハルの身長より高いものも多い。

「?」 ハルは首をかしげながらビルの一つに歩み寄っていった。
当然、その足元では小さな建物や車などが踏み潰されていったが。

そうやってビルに近寄ってみると、ハルはその意味に気づいた。

 ハル 「あ。まるで鏡みたい」

ビルの壁面を覆うガラスが、まるで鏡のように反射してハルのほとんど裸の姿を映し出している。
先ほど見ていた姿見と、今 目の前にあるビル。その精度は本物の鏡に比べれば雑なものだが、姿見の前に立っていた時と、こうやってビルの前に立っている時では、こみあげてくる興奮が違う。
巨大なビルのガラスに大きく映った、巨大な自分の姿。鏡のようにきれいではなく、ビルとしての無骨な部分が、より現実的に事実を認識できる。

 ハル 「うわぁ、おっきいんだなぁわたし」

ハルが小さく笑うと、ビルのガラスに映ったハルも同じように笑った。
ボトムはすでに普通のものなので透明ではないが、もしもそうだったらそこが大洪水になっているのが見えただろう。

そしてそんなハルの巨大な姿は、その乳頭に正面を向いたまま乗せられているシュウにも当然見えていた。
しかも今度は姿見ではなく、巨大な超高層ビルだ。
その巨大なビルの壁面に、先ほどと同じように映る自分と、巨大な妹の姿を見て、シュウもハルのその巨大さを再認識させられた。


などと思っていると、ハルもシュウも、そのビルの鏡のようなガラスの向こう側で大勢の人々が大慌てで逃げ出しているのに気付いた。
当然であろう。自分たちのいる超高層ビルと同じくらいの大きさの巨人が目の前に現れたのだから。

ただ、パニックはいけなかった。
そんなことになればハルの嗜虐心を刺激するに違いないのだから。

 ハル 「小さな人たちが慌てて逃げてる。かわいいなぁ…」

妖しくにんまりと笑ったハルはそのビルに抱き着いた。
巨大なビルだが、ハルがその気になれば腕を回してしまうこともできる。
そうやってハルに抱きつかれたビルは体が触れた部分からたちどころに崩壊してしまうわけだが、そんな中でも最初に崩壊が始まったのはハルの正面の面だった。
つまりはハルの胸である。
ハルの巨大な胸が押し付けられるとビルのガラスに無数のヒビがはいった。
その後、ビルはしばらくは押し付けられる巨大な乳房の圧力にも耐え、乳房も硬いものに押し付けられてむにゅっと変形していた。
が、すぐに押し付けられていた部分は崩壊。その部分が崩れたことでハルの乳房は本来の形を取り戻した。



その乳房の最先端に囚われているシュウからは、ガラス越しに逃げ惑う人々の鬼気迫る表情をはっきりと見て取れた。
急速に迫るガラスの壁。乳房がそれに激突すると触れた部分のガラスは一瞬で砕け散り、ビルの中がより鮮明に見えるようになる。その向こうで逃げ惑う人々も。
シュウと人々を隔てるのはたった一枚の透明ビキニのみ。お互いに顔を見分けることすらできた。

などと思っていたのも束の間、すぐにビルの崩壊が始まる。
ハルの乳房に耐えていた外壁や天井・壁・床などが限界を迎え、押し潰され、押しのけられていく。頑強なそれらを粉砕しながらハルの乳房はビル内部に侵入していく。
シュウは透明ビキニによって守られビルの破片でケガをしたり潰されることは無かった。ビル内部に潜っていく不思議な光景を見ていた。

だがビル内部に侵入していくということはそこで逃げ惑う人々に迫るという事。
丁度その階層にいた人々は、ビルの外から、天井や床を砕きながら巨大な乳房が迫ってくる様を悲鳴を上げながら見ていた。
シュウも逆の立場からそれを見ていた。
そしてあっという間に人々のもとまで到達した乳房は、彼らを跳ね飛ばし、押し潰し、すり潰していった。
シュウの目の前、透明ビキニ一枚を隔てた向こうで、たくさんの人が息絶えていった。
透明ビキニの表面に、赤い飛沫が飛び散った。



そっとビルを抱き、胸を押し付けたハルは、乳房の表面に、ビルの外壁やら天井やらが崩れていくかすかな感触を感じていた。
そしてビルを放し、2・3歩下がってみる。
するとそのビルの壁面に、くぼみが二つできているのが見えた。クレーターのようだ。
平らなビルの壁面に、丸い穴が二つ空いていたのだ。自分の胸が押し当てられた跡だ。巨大なビルの壁面に、はっきりと残る丸い破壊痕。何階層にもわたる巨大な穴。
自分の胸が引き起こした破壊に、ハルは満足だった。

 ハル 「ふふ、わたしのおっぱいつよいね。お兄ちゃんからはどんな風に見えてたのかな」

言いながらハルは胸をパタパタと叩いて、表面にくっついていたビルの瓦礫を払い落としていた。

しかしシュウはと言えばまさしく目の前で起きた大虐殺に放心してしまっていた。
今なお、彼らの痕跡が赤いシミとして目の前を覆っているのだ。
そのシミは、ハルの巨大な指がビキニの表面を撫でた時に一すじも残さず拭い去られてしまったが。
綺麗な透明ビキニだった。

 ハル 「さ、次行こ」

ハルは歩き出した。


  *


ずしいいいいん!

ずしいいいいん!

超高層ビル群の間を歩き回るハル。
せまいビルの谷間を、キョロキョロと道を選びながら歩いていく。

放心していたシュウだが、すぐにそんなこと言っていられなくなった。
ハルが歩くと胸もゆさゆさと弾み、その先端に囚われているシュウは上下に3mほども上下させられるのだ。
急激な上昇と急激な落下。ガックンガックンと揺さぶられる様はロデオなど比べ物にならない。

そしてビルの谷間で向きを変えたりすると乳房が軽く振り回されシュウは遠心力で外方向に急激なGを受けた。
その場でくるりとUターンなどしようものなら乳首を覆うビキニの裏側にぎゅううと押し付けられてしまう。

乳房と共に兄を振り回しながらハルはビルの谷間を進んでいく。
そのさなか、谷間を走る道路の上にいた車たちをことごとく踏み潰しながら。
車に乗っていた人々のほとんどは、突然 ビルの影から顔を出した巨大ハルに、なんの対応もできないうちに踏み潰されていた。
すでにその存在が知られているところでは、我先に逃げようとする者たちで渋滞が発生し、ハルはその渋滞の上を当たり前のように通過していく。
たくさんの車がその巨大な足の下敷きとなり潰されていったが、ほとんどの車は無視されていた。
今のハルの興味はそこにはない。

 ハル 「あはは。ちょっとした迷路みたい」

ビルの影から顔を出し、交差点を見渡して道を決め、そちらに向かって歩いていく。
巨大なハルでも視界が効かないほど超高層ビルが立ち並ぶ都市。
ハルは、そんな窮屈さを楽しんでいた。

しかしハルが通過した場所は大災害である。
まずは足。多くの人々が車ごと踏み潰され道路に残された巨大足跡の中に埋められていった。
次に振動。その巨体が地面を踏みしめるたびに引き起こされる地震は周囲の建物を激しく揺さぶり衝撃を与えた。壁面のガラスにひびが入り、建物には亀裂が走る。
その次は突風。ビルの谷間という空気の逃げ場がない場所で、その幅を埋め尽くすほど巨大な人間が歩き回れば押しのけられた空気は突風となり真横のビルのガラスを粉々に粉砕して吹っ飛ばす。更に、ハルが通過し終わると、その巨体を追いかけるように空気が渦を巻き、街路樹の葉や建物の看板、そして人などが宙に巻き上げられていた。
そして最後はやはり巨大ハルが建物に触れること。ビルの壁面はハルが手を添えるだけでガラスが割れ亀裂が走りへこんでしまう。やたら狭い部分をカニ歩きで抜けようとすると胸やお尻がつっかえてそれらを押し飛ばしてしまう。そしてハルがキョロキョロと首を回すたびに振り回される二本の巨大ツインテールは周辺のビルを根こそぎ薙ぎ払ってしまうほどの破壊力を持っていた。

ハル自身としては散歩程度の感覚。
しかしそれは自然災害に匹敵する破壊力。
天災のような人災である。

 ハル 「やっと抜けられたね」

ビルの谷間から抜け出したハルが「ふぅ」と息を吐き出しながら言った。
遊園地の迷路などを突破したときのような感覚。
ちょっとした疲労感と解放感と達成感を味わっていた。

振り返ってみるとその超高層ビル群はほとんど壊滅状態だった。
ビルというビルのガラスが吹き飛び壁面には亀裂が走り半壊しているものすらある。
ハルの歩いた周囲だけが壊滅している。まさしく、原因はハル自身だ。

その様を、ハルは楽し気に、シュウは顔を蒼白にしながら見ていたときだった。

ドドン!

ハルの背中で大きな爆発が起きる。

 ハル 「ん? なんだろう」

ハルは後ろを振り返った。
そのとき、シュウはまたしても遠心力で振り回されていた。

そしてハルが見た先には、何機かの戦闘機が見えた。
上空を飛び回り、機首をこちらに向けるとミサイルを放つ。
それを繰り返している。

ミサイルを浴び体の様々な場所で大きな爆発が起きる。
その爆発の煙はハルから見れば拳ほどの大きさ。決して小さな爆発ではないが、ハルは無傷でそれを受け止めていた。爆風で髪がなびいたりする程度の影響だった。
ただ、シュウはと言えばそう平然としてもいられない。
ミサイルはハルの胸にも命中し爆発している。ダメージは無いが、目の前で大爆発が起きるたびに悲鳴を上げてしまう。

 アスカ 『シュウ~。大丈夫~?』
 シュウ 「だ、大丈夫なわけあるか! なんとかしてくれ!」
 アスカ 『りょうか~い。だってさ、ハルちゃん』
 ハル 「わかりました。みんな落としちゃいますね」

ハルがにやっと笑うとボン!という音とともに爆発が起きた。
戦闘機のミサイルではない爆発だ。

一瞬後、目の前にはさらに巨大になったハルの姿があった。
それまでの10倍の、計1000倍である。

目標の突然の巨大化。
戦闘機たちは慌てて距離を取り、高高度へ退避しようとする。


 ハル 「逃がしませんよー」

さらに大きくなったハルの巨大な手が、逃げる戦闘機たちの頭上から迫っていた。
ブゥン! 手が振り抜かれると、2機の戦闘機が巻き込まれ爆発した。
他の戦闘機たちは一斉に向きを変え、バラバラの方向に向かって逃げ出していく。
それらの戦闘機も、バチンと叩き潰し、ペチっとはたき落し、ピンと弾き飛ばしていくハル。

その間、シュウは大変な大揺れの中にいた。
ハルの巨大化と同時、シュウは乳頭の上にはいなくなっていた。
本人も気づかぬうちに、移動させられていた。
今 シュウがいるのは、乳頭の先端、乳管口の前。つまりは乳頭の噴火口を塞ぐ形だ。
例えばハルが寝そべっているとしたら、乳頭の穴の上に大の字になっている状態だ。
透明ビキニがフタをしているせいで、シュウは、乳管口に閉じ込められていた。まぁ、そのおかげで落ちないのだが。
ハルは1000倍の大きさになったが、シュウは1倍のままなのだ。

そしてハルの巨大化によって乳房の揺れも大きくなり、同時に自分にかかる遠心力などの様々な要素も更に凶悪になった。
ハルが動き回るせいで乳房もぶるんぶるんと揺れ、その揺れ幅はシュウ視点では100mを超える。振り回される乳房の速さは時速数百kmにも及ぶ。
乳管口の前という、乳房の先端の先端にいるシュウは、乳房の揺れなどを最も強く受ける位置にいるのだ。

ハルが戦闘機を追いかけまわす間、シュウはもうすんごい振り回されていた。



ある程度の戦闘機は落としたが、何機かには上空に逃げられてしまったハル。
はるか上空を飛ぶちっぽけな戦闘機たちを見上げる。

 ハル 「あーあ、逃げられちゃった」

もう手も届かない。
戦闘機たちはそこなら安全だとわかったのか、その高さをグルグルと旋回している。
機をうかがっているのだろう。

 ハル 「もっと大きくなっちゃおうかな?」
 アスカ 『でもそしたらシュウがおっぱいの中に落ちて行っちゃうよ。ビキニでシュウを閉じ込める意味がなくなっちゃう』
 ハル 「あー、そうですね。どうしましょう?」
 アスカ 『ぬふ、あたしに任せて。シュウー? 聞こえるー?』
 シュウ 「……な、なんだよ……」

超巨大乳房の先端で振り回されまくったシュウ。グロッキーである。

 アスカ 『目ん玉かっぽじってよくみておいてねー』
 シュウ 「…耳……」

すでにツッコミの気力すらない。

などと言うやり取りの直後、

ギュン!
上空を旋回していた戦闘機たちが突然降下してきた。

 ハル 「あれ?」
 アスカ 『ハルちゃんはジッとしてて。いっくよー』

急降下してきた戦闘機たちはハルの手の届く高さまで降りてくると一直線にこちらに向かってくる

パイロットたちは悲鳴を上げていた。
突然 機体がコントロールできなかったのだ。
操縦桿を動かしても、計器をいじっても、まったく反応が無い。
機体が勝手に動いていた。
脱出装置すら動かなかった。

そんなちっぽけな戦闘機たちが正面から飛んでくるのを見つめるハル。
やがて、その先頭を飛ぶ一機が加速し、そのままハルの左胸へと突っ込んできた。

ドカアアアアアアアアン!

 シュウ 「ひぃいいいいいい!」

シュウは、突然 空の彼方から凄まじい速さで飛んできた戦闘機が、自分の囚われているこのハルの乳頭の先端にそのまま突っ込んできて爆発する瞬間を、もうほとんど0距離で見せつけられた。

 アスカ 『にゃはは、ビックリした?』
 シュウ 「な、な、な、なにをおおおお!?」
 アスカ 『驚きすぎて言葉が出てないね。どんどんいくよー』

言葉通り、戦闘機たちが次々とハルの左胸、シュウのいる乳頭の先端に向かって飛んできては砕け散る。
ビキニによって守られているが、それでも、目の前で戦闘機が砕け散る様はキモが冷える。

などとしていると周辺の肉がメリメリと音を立てて動き始めた。

 アスカ 『あれ? ハルちゃん感じちゃった?』
 ハル 「そ、そりゃそうですよ…! そんな風に乳首をツンツン刺激されたら…」

顔を赤らめたハルが抗議するように言う。
つまりは、乳首が起ってしまったのである。

 アスカ 『あららゴメンゴメン。じゃあこれからは両方の乳首にぶつけてあげるから』

アスカの天の声が笑う。
するとハルは、両手を腰の後ろに回し、胸をそっと反らした。
グイと突き出されるハルの巨大な乳房。まるで弄ってもらうことをねだるように。

そんなハルの二つの乳房に、戦闘機たちは二手に分かれ次々と激突していった。
悲鳴を上げるパイロットと共に。
突き出された乳房の領の乳首に次々とぶつかってくる戦闘機の刺激に、ハルは小さく喘ぐ。

しかし戦闘機はすぐに全滅してしまった。
すると今度は地表から無数の車が宙に浮かび上がり、ハルの乳房に向かって飛んできた。

ズドドドドド!

戦闘機より数があるので間を置かずにぶつけ続けることができる。
ビキニに覆われた乳首の上で無数の車が激突し無数の爆発が起きている。
そのほとんどの車には、まだ人が乗ったままだった。彼らはわけがわからないまま、今まで出したことも無いような速度で飛行したあげく、ハルの乳首に突っ込んで爆発した。
中には大勢の人を乗せたバスなどもあったが、結果は変わらなかった。ときに電車も飛び込んできた。


ずっどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!


ハルは膝立ちになった。
というより快感が立っていられなくなった。
そしてハルはビキニのボトムに両手を忍ばせるととっくにビショビショな秘所をくちゅくちゅといじり始める。
両乳首には無数の車両の激突という刺激を受けている。股間は両手で弄っている。
ハルは壮大なオナニーに耽っていた。


  *


 アスカ 『いや~残念だったね~』

というアスカの天の声。

 ハル 「…」

都市の上にペタンと座り込んだハルは涙目で頬を思いっきり膨らませていた。

 アスカ 『でもあたしもまさか都市の車を使い切ってもイケないとは思ってなかったからさ~』

すでにハルの元に飛んでくる車は無い。
言葉通り、すべての車を消費し尽くしてしまったのである。
何千台、何万台、何十万台あったのかは定かではない。しかし今は、そのすべてがハルの両乳首で消費され1台も残っていなかった。

 ハル 「はぁぁぁぁ……ビキニ取っちゃえばもっと感じられたのかな…」
 アスカ 『そうかもだけど、そしたらシュウがもたないしね。そーいやシュウは?』
 ハル 「あ、そうだった」

ハルは自分の左胸を見下ろした。
見た目はまったく普通の胸。たった今、ここに無数の車が突っ込んで爆発していたとは思えない。

そしてシュウは、無限に続く爆発のナイアガラに、とっくに気絶していた。

 アスカ 『あらら~。まぁ仕方ないね。つづきは帰ってシュウを起こしてやりなよ』
 ハル 「はぁ…そうですね、そうします」

言うと次の瞬間、巨大なハルの姿は消え去った。

あとには巨大ハルが暴れまわって壊滅し、たった一台の車も残ってない、廃墟と化した都市だけが残された。