★ 1本のストーリーにならないような小さなネタを無理矢理完成させるシリーズ。

※『シュール』『ほのぼの』



   1.『  満員電車 1.3倍  』


通勤ラッシュ。
電車に乗り遅れまいとサラリーマンのオジサンたちは慌てて車両に駆け込んでいく。
駆けこんだ先の車両が、JK専用車両なのもよくあることである。

この車両には大柄なJKたちがすし詰めになっている。
その身長たるや、みな2mオーバー。オジサンたちよりも明らかに背の高いJKたちがみっちりだ。

そんな車両に飛び込んでしまったオジサンたちは、その大きな体たちの間でギュウギュウと押し合いへし合いする。
オジサンたちの顔の高さにはちょうどJKたちの胸があり、ちょっと胸の大きなJKたちの間に挟まれると、頭を前後からやわらかなふくらみが挟み込んでくることになる。
むぎゅ。JKの胸の間にオジサンの頭。

 JK1 「あれ? これオジサンじゃない?」
 JK2 「ホントだ。大丈夫ですかー?」

二人のJKは自分たちの胸元を見下ろし声をかけるが、オジサンはその二人の胸に頭部を圧迫されて半窒息状態。
電車はガタンゴトンと揺れ、そのたびにオジサンを挟み込む胸はグイグイと押し合い圧力が増す。

ようやく電車が目的地に着き、JKたちが電車を降りる頃には、オジサンは色々な意味で意味で昇天していた



   2.『  満員電車 2倍  』

通勤ラッシュ。
電車に乗り遅れまいとサラリーマンのオジサンたちは慌てて車両に駆け込んでいく。
駆けこんだ先の車両が、JK専用車両なのもよくあることである。

この車両には2倍サイズのJKがすし詰めになっている。
その身長は3mを優に超え、ミニスカートから飛び出る逞しい脚だけでオジサンの身長と同じくらいの長さがある。

そしてちょうどオジサンの顔の高さにJKたちのお尻があり、満員電車の中、オジサンたちの頭はJKたちの大きなお尻の間にギュウギュウと挟み込まれていた。
背中合わせに立つ2人のJKの間、その尻の間に頭を挟まれてしまったオジサンはその場から動けなくなってしまった。二人の尻の谷間に、オジサンの頭を捕まえてしまったからだ。
オジサンの頭部は、前後から挟み込んでくる、ミニスカートに包まれた大きなお尻の間に埋もれて見えなくなっていた。

別のオジサンは逆に、向かい合ったJKの間に挟み込まれていた。
前後から、JKの股間が頭部を包み込んでくるのだ。

更に別のオジサンは、電車が揺れた拍子に、JKのスカートの中に顔を突っ込んでしまった。
JKたちのスカートの高さは、オジサンたちが立ったままでも顔を入れられるほどの高さにある。うっかりすれば、こういうことにもなる。
このオジサンは他のオジサンとは違い、スカートで頭を挟まれるのではなく、その中の、パンツに顔を埋めることになった。

 JK1 「ひゃん!」

それに気づいたJKは思わずスカートの上から手で押さえてしまった。結果、頭を押さえられてしまったオジサンはさらに深くパンツに顔を埋めることになってしまう。

 JK2 「どったの?」
 JK1 「お、オジサンの頭がスカートの中に…」
 JK2 「あらら。でもこの満員じゃ離れられないし、駅に着くまで我慢だね」
 JK1 「うぅ…しょうがないか…」

JK1は恥ずかしそうに顔を赤らめるが、事実この超満員の電車の中で隙間を作ってオジサンを解放するのは難しい。
しかたなく、JK1そのまま我慢することにした。
ただ恥ずかしさのあまりスカートを押さえる手に力も入り、その中のオジサンの頭もより強くパンツに押し付けてしまったりした。

ようやく電車が目的地に着き、JKたちが電車を降りる頃には、オジサンたちは色々な意味で昇天していた。



   3.『  満員電車 20倍  』

通勤ラッシュ。
電車に乗り遅れまいとサラリーマンのオジサンたちは慌てて車両に駆け込んでいく。
駆けこんだ先の車両が、JK専用車両なのもよくあることである。

この車両には20倍サイズのJKがすし詰めになっている。
その身長は30mを優に超える。オジサンたちから見れば10階建てのビルに相当する高さだ。そんな巨大なJKたちが、車両の中にミッチリと詰まっているのだ。

電車に乗ったオジサンたちの周囲には、JKたちの履く全長5mにもなる巨大なローファーたちが鎮座しまくっていた。
ひとつひとつが普通自動車よりも大きい。見上げれば、無数の肌色の塔が天に向かって伸び、ミニスカートの中に消えていっている。
なかなかにスリリングな状況だ。JKたちが少しでも足を動かせば、それが自分たちに向かって降ってくるのだから。

ただもちろん、JKたちもオジサンたちのことはわかっている。

 JK1 「そのままだと危ないですね」

満員電車の中、なんとか身をかがめたJKは足元にいたオジサンたちを拾い上げ再び立ち上がった。
手のひらの上には数人のオジサンたち。オジサンたちの体は、JKの指とほとんど同じ大きさだった。

 JK1 「でもずっと手に乗せてたら疲れちゃうかな」
 JK2 「じゃあこうすればいいんじゃない?」

向かい合って立っていたJK2はJK1の手のひらのオジサンを一人摘まみ上げると、自分の制服の胸ポケットへと入れた。JK2の胸ポケットからオジサンが顔を出している。

 JK1 「あ。それいいね」

JK1も同じようにオジサンを胸ポケットの中に移した。
見れば二人以外のJKたちも、足元のオジサンを拾い上げてはポケットなどに避難させている。

とは言えこの満員電車の中、たとえJKの足元でなくとも、なかなかにスリリングだった。
電車が揺れた時にJK二人の体が押し合う。すると互いの胸も押し合い、その胸ポケットに入れられているオジサンたちは、二人の胸のプレスに巻き込まれることになる。

 JK1 「あははは…ちょっとだけ我慢してね」

JK1は自分たちの胸の間で潰されるオジサンたちを見下ろして困った風に笑った。

ようやく電車が目的地に着き、JKたちが電車を降りる頃には、オジサンたちは色々な意味で昇天していた。
そしてJKたちの中には、自分たちが胸ポケットの中にオジサンたちを入れていることを忘れ、彼らを降ろさずにそのまま電車を降りて行ってしまう者もいたのだった。



   4.『  ホッカイロオジサン  』

近年JKの人気を集めているのが、『ホッカイロオジサン』である。
普通のホッカイロよりも効果時間が長く、低温やけどなどのデメリットが無いのが理由だった。

JKたちはこれを体の各所に忍ばせている。
制服のポケットには1/20倍の大きさのホッカイロオジサンを。手ごろな大きさでそれなりの範囲を温めることができるからだ。中にはすべてのポケットの中に、総勢6名以上のホッカイロオジサンを入れ持ち歩いているJKもいる。
足先が冷えるということで、1/100倍の大きさのホッカイロオジサンを、足の指のそれぞれの股に入れているJKもいる。両足で総勢8人。その上から靴下を履くことでつま先を常に温められるのである。
中にはその大きさのホッカイロオジサンをブラやパンツなど下着の中に入れているJKもいた。小さくて邪魔にならないからそれらの場所に入れても気にならないのだ。

なのでこの時期JKは体中に何人ものホッカイロオジサンを入れて持ち運んでいる。ときに30名を超える大所帯を持ち運んでいる猛者もいるそうだ。
寒さが厳しくなっていく年末、ホッカイロオジサンの需要はどんどん増し、同時に ホッカイロオジサンに志願するオジサンも後を絶たないとのこと。



なお、オプションに『湯たんぽオジサン』というものも存在し、これら事前に布団や着替えなどに入れておいて温めておくためのものである。
大きさは1/4倍から1/2倍と比較的大きく、その分効果範囲も大きい。
小型のものはJKが風呂に入っている間に着替えを温めるのに使われ、大型のものは布団を温めておくために使われる。
そして布団を温めるために使われた多くの湯たんぽオジサンは、そのままJKの『抱き枕オジサン』として使用されることが多い。



   5.『  オジサンアパート  』

オジサンアパートとはオジサン専用のアパートである。
家賃、光熱費ともにタダだが、10名以上の集団ルームシェアである。

夕刻。
この部屋の住人であるオジサンたちが続々と帰宅してくると、部屋の奥からズシンズシンと床を揺らしながら10倍の大きさのJKがやってきた。
この部屋の主でありオジサンたちの世話人である。

 JK 「おかえりー。ご飯にしちゃおっか」

オジサンたちを迎えたJKは早速夕飯の支度をする。
テーブルの上にはJKの分の夕飯と、オジサンたちの夕飯。JKのテーブルの上にはオジサンたちのテーブルがあり、オジサンたちはその席について食事するのだ。

そうやってワイワイと楽し気に食事を済ませたあとは入浴となる。

まずは湯船につかる。
JKサイズの浴槽に十数人のオジサンがプカプカと浮かび、そこにJKも一緒に入る。
JKの大きな胸は湯船に浮かんで揺れている。ときにマッサージと称してオジサンを間に挟むこともある。

 JK 「そろそろ体を洗おうかな。今日は誰がしてくれる?」

言うとオジサンたちが我先にと手を上げる。

 JK 「んー、じゃああなたで」

オジサンの一人を手に持ったJKは湯船からあがり、そのオジサンにボディソープを付け体を洗い始めた。
オジサンはJKのスポンジとして使用されるのである。JKの手に持たれたオジサンはJKの体のあっちやこっちにぬりぬりとこすりつけられる。
残りのオジサンたちは自分たちでJKの体を洗い始める。自分たちの身長よりも大きなJKの足や、JKの太ももの上に立ってお腹などを洗ったりする。

そうやってお風呂から上がった後は、皆で一つの布団で眠るのである。