「おトイレおトイレ〜!」
校外で体育の時間中にトイレに行きたくなった少女。
ただ普段来ない場所なのでトイレがどこにあるのかわからない。
「あ〜ん、どうしよ〜…!」
ブルマの股間を押さえもじもじとしながら走る少女。
途中にあったビルを蹴り壊したり踏み潰したりしてしまったがそれはもう仕方が無い。
少女は身長1400mの大巨人なのだから。
GWで渋滞していた首都高を真上から踏み抜き人のごった返していた駅前に巨大な足跡を残し小走りでビル群の中を通過してさながらボウリングのストライク状態。巨体の巻き起こす突風はビルのガラスを粉々にふっ飛ばし地面から人々や車を巻き上げた。
「だめ…もう限界」
きょろきょろと辺りを見渡す。
するとちょっと行ったところに擂鉢状の建物を発見した。
ドームである。
試合中。GWであり超満員の観客の中、ノーアウト満塁という劇的な瞬間であった。
「あっ! あれでいいや!」
少女はドームに向かって走っていった。
ドーム内。
観客の大声援が木霊する中、粘りに粘るバッターを相手にピッチャーが最後に選んだ球は豪速球、ど真ん中ストレートであった。
球が放たれてからは、二人の間では永遠とも取れる長い時間が流れた。
バッターが動く。そして…。
カキーン!
甲高い音がドーム内にはしった。
振りぬかれたバット。完全な場外コース。球は、開かれたドームの天井目掛けて飛んでいった。
その時。
ズゥゥウウウウウウウウウウウン!!
晴天が見えていたドームの向こうが、突然黒い何かによって遮られた。
少女のブルマである。
球は少女のブルマにぶつかったあと、グラウンドへと落ちていった。
「よかった。なんとか間に合ったよ…」
少女はほっと息を吐き出したあと、ブルマと下着をするりと下ろした。
数万の観客と選手達が呆然と見上げる先では、少女の幼い秘所があらわとなった。
そして。
「ん…っ」
シャーーーーーーーーーーー
少女が下腹部に力を込めると黄金の聖水がドームの中に注がれた。
ズドドドドドドドドドドドドドド!!
グラウンドに着弾し芝生をめくり上げたおしっこはそこにいた選手達を押し流しそのまま洪水となって観客席に押し寄せていった。
一団低いベンチはあっという間に水没し、奥で控えていた選手達も突然の鉄砲水で流された。
ドームの出入り口の自動ドアがバリンと割れるとそこからおしっこが飛び出した。
出入り口では凄まじい量のおしっこを放出し切れず、ドームの中の水かさはどんどん高くなってゆき観客席まで届いた。
そうでなくとも、少女が気まぐれに狙いを定め、観客席の上の観客達をおしっこで洗い流して行ったが。
「はぁ…」
気持ち良さそうな表情の少女。
その足の間のドームの天井からは、ため切れなくなったおしっこがあふれ出ていた。
やがてその鉄砲水も収まり、ぶるり身体を震わせた少女は近くにあったビルをへし折るとそれで股間を拭い立ち上がった。
今しがた使用したビルを投げ捨てると笑顔で去っていった。
あとには、突然の豪雨で試合中断されたドームと、瓦礫となって横たわるビル、そして少女が去っていった方向に規則的に残された巨大な足跡だけがあった。