私は可憐…臼見可憐、最近巷で広まってる巨人症にかかった学生。

ある朝起きたとき体が部屋いっぱいになっていて、悲鳴を上げたのよね。

そうしているうちに警察は来るわ人が集まるわで大騒ぎになってその時家を破壊して出た
のだけど素っ裸で恥ずかしさのあまりにしゃがんで仕舞って衝撃で多数の人が怪我して…
色々と周りから怒声が飛んだんだけどあの時、同じ学校にいた先輩、名前も知らない先輩
が。

「危ないのは分かっているだろが責めるのはお門違いだ!」

そう言って周りの人達を威嚇して私の間に入ってくれて…その嬉しくて。


その後政府が新しい家を用意してくれて服もできて学校に行くんだけど。

周りがすごく小さいの。

門なんて靴先しかなくて間違えて軽く引っ掛けて大きく曲げちゃったのよ。

そうしてどうにかしろって怒鳴られたとき、回りを見たらまた先輩が来て。


「まだ慣れてないんだから責めるんじゃない…ほら謝って」

そう言われて平謝りの私と一緒に謝ってくれた先輩はすぐに修理してくれる人を呼んでく
れて。

でも結局指で軽く門を伸ばしたら直ったのよ、それには先輩は苦笑いで私は馬鹿力女と見

られて恥ずかしくて死にそうになった。

それから学校で生活すると色々と物を破壊したけど先輩は謝ってくれて。

今では学校の校庭で授業を受けていて先輩のクラスを眺めるのが日課。

でも今気になってるのは先輩の名前。


あれだけ色々としてくれたのに私恥ずかしくて名前を聞いてない。

8mはある教科書の後ろから眺めていて時折視線があって手を振られ、私は返そうとするん
だけどツイ恥ずかしくて顔を背けてしまった。

そんな毎日が過ごしていて最近とんでもないものを見てしまった。

先輩の机からラブレターが出てきたのだ。


それは学園の可愛いどころの人気の女子からで今話題になっていて。

思わず私はどうすればいいか悶々としていて。

チラチラと見て先輩が今日返事を返すと言う話を聞いて。

私は目の前が真っ白になっていて。

今現在、校舎の影から先輩を見ている。

どうすればいい…このまま先輩が盗られちゃう。

それはいやだけど強引に連れ去る?

そんなことをしたら…でもでもでも!?

思わず悩んでいて視線を校舎に向けたときあの噂の女子がいて。

「あ、ダメ!…あーもう!」

気がついた時には立ち上がり学校の校庭に置かれてゴールポストを蹴っ飛ばして高々と舞
い上げてそれが派手な音を上げるのを気にすることなく校舎の上にいた先輩に近づいて。


「先輩!」

大きく勢いよく近づきすぎて先輩のもたれていたフェンスを胸で引き潰して。

先輩は慌てて離れると。

「可憐じゃないかどうした?」

「そのその…その…」

どうしよう考えてもない正直に言って先輩が取られるのが嫌で…あーそうだ一緒に帰れば
今回の話をお流しになるかもしれない。

そう思ったとき。


「先輩一緒に帰りましょ!」

「いや、返事してからでいいか?」

「ダメです!えー…と」

思考して断られて頭がもう真っ白になっていて考えるどうすれば先輩を連れて行ける?

拒絶されずに…そうだこういう時は。

グイッと顔を近づけて迫り胸元のボタンを外して見えるように広げて。

「ほら!せ、先輩、ここに入って一緒に帰りませんか?」

言っていて頭が茹だりそうだ、でもいい案が思いつかない…コミュ症の私!もっと気の利
いた言葉を言いなさいよ…もうぉぉぉ!

思わず体をずいずいと近づけて校舎がヒビが入りメキメキと音が鳴り響いて。


「わかった!わかったから落ち着いて!」

了承してくれた、思わず手を伸ばして先輩を掴んで胸元に押し付けた私は走り出して。

足元なんて見てなくて。

校庭に置かれていた朝礼台を踏み潰して、走る勢いのまま門を蹴り潰して。

そのまま足元を気にしないといけない電柱の線を引きちぎり電柱が抜けて街の中に転がる
のを気にせず走り。

そして胸元の先輩を見れば私の大きい胸にめり込んでいて。

「せ、先輩、間に入れますね」

約束だからだから恥ずかしくても胸の谷間にいれて。

そう言って入れて胸元でぐったりとしていた先輩は上を見て。

「どうしたんだ可憐君らしくない」

私らしくない…まぁ確かに先輩のいう事は確かだ普段の私ならこんな強硬手段は取らない
し。

胸元で沈みそうな先輩は胸元の柔らかさと太鼓のような心臓の音に顔を赤らめて。

「なにかあったか?」

「その私!先輩が盗られると思って…そのゴメンなさい今降ろしますね…」

そうだよ先輩の事情も考えずこんなことをするなんて私は最低だ。

熱が冷めて胸元から取り出そうとすると。

「いやこのままでいい…可憐にそこまで思われてるとは知らなかったな両想いだったなん
て思ってもいなかった」

「えっ!?」

一瞬言葉を受け止めて意味が分からず呆けると。

「俺も好きだよ可憐君が大きくなったときから、ズッと見ていた付き合ってくれますか?」

先輩は胸元から顔を真っ赤にして言って、その本当は出て正面から言いたいのだろうけど
私は思わず。

「よろしくお願いまふ…!噛んじゃった…その先輩、これからも末永くお願いします」

人と話し慣れてない私から言える精一杯の言葉に。

「よろしくな可憐」

「はい先輩…!その名前を教えてくれませんか先輩って呼ぶとき名前も言いたいですし」

真っ赤にして言って私は胸元に入れたとき以上にドキドキして名前を聞いた。


オレンジ様の作品の私のここ空いてますよに文字を付け加えた物です、長い間このジャンルを書いてなくて
拙い文章で大変申し訳ないです、オレンジ様の作品は楽しみに見ていて今回のはツボでしたので描かせていただきました
許可をくださったオレンジ様ありがとうございました