<主なストーリー>
高校生活最後の思い出をつくるため、縮小銃を作った。
縮小銃から放たれる光線を浴びると100分の1の大きさに縮小することができる。
再び光線を浴びると元の大きさに戻ることができる。
俺(俊哉)たちは幼馴染の家へ潜入するなど、男の夢を叶えるため、小さくなった。
<主な登場人物>
①俊哉(しゅんや・高校3年生)
何事にも積極的な男子高校生。身長は173cm。
②翔(しょう・高校3年生)
俊哉の親友。頭が良くて器用な男子高校生。身長169cm。
③美佳(みか・高校3年生)
俊哉の幼馴染。色白でスレンダーな体型をしている。おっとりとした女子高生。
身長170cm。足の大きさ26cm。スリーサイズは上から88・61・87cm。
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「幼馴染の家へ潜入」
俊哉「ついに完成した!この縮小銃で高校生活最後の思い出を作ろうぜ!」
俺は俊哉。
親友の翔と幼馴染の女子の家に潜入しようと考えている。
その女子は美佳だ。
俺たちの同級生で、とても美人だ。
翔「ここが美佳の家だな。なあ俊哉?お前は小さくなったら何するんだ?」
俊哉「まずはパンツを拝みたいぜ!」
翔「そうだな!ついに俺たちの夢が叶う日だぜ!」
俊哉「じゃあ、縮小銃を使うぜ!」
俺たちは縮小銃の光を浴びた。みるみる体が小さくなり、2cm弱まで縮んだようだ。
周りの物が全て巨大に見える。
俊哉「よしっ!早速潜入だ!」
俺たちはドアの隙間から美佳の家に潜入した。
俊哉「待っていろよ美佳!」
ここは美佳の家の玄関のようだ。
俊哉の目の前にあるのは巨大なローファーだ。
今の俊哉から見たら全長26mはあろう。
俊哉と翔は玄関から美佳の部屋へ走り出した。
とても広い廊下だ。
ところどころにチリやホコリが見られる。
すると、突然床が重い音と共に上下に揺れ始めた。
ズシィン!ズシィン!ズシィン!
次第に地響きが大きくなる。
俊哉は得体の知れない地響きに恐怖し、うろたえていた。
すると、部屋から巨人が現れた。
翔「あっ!あれは美佳じゃないか?すごくでかいな。」
俊哉「本当だ!虫みたいな俺たちから見ると、人間はこんなふうに見れるのか…」
俊哉と翔は巨大な美佳を見上げた。
あまりの迫力に息を飲む。
半袖の白いワイシャツに可愛らしい赤いリボン。
制服のスカートがひらひら舞い、純白のパンツがちらりと見える。
そして白い素足がスラリと伸びている。
俊哉と翔は美人女子高生の美佳をローアングルで眺めていた。
美佳は蟻みたいな2人の男子へ歩み寄る。
ズシィン!ズシィィン!ズシィィィン!
次第に地響きが大きくなり、俊哉と翔の上空には巨大な足裏で覆った。
美佳の足裏にはところどころホコリがはりついており、ところどころ黒ずんでいる。
そんな足裏が俊哉たちに接近する。
辺りは美佳の足の影で暗くなる。
俊哉「ここにいたらマズイぞ!逃げろ!!!」
ドシィィィィン!!!
俊哉たちは間一髪で美佳の素足から回避した。
あの巨大な素足に踏まれたらと思うとゾッとする。
だが、それとは裏腹に興奮していた。
俊哉「大迫力だぜ! 小さくなってよかった!」
翔「俊哉! 早速美佳の部屋で待ち伏せしようぜ!」
俊哉たちは心軽やかに美佳の部屋へ駆け出した。
俺たちは美佳の部屋に入った。
そこには机やベッド、可愛らしい小物が並んでいる。
全体が白で統一され、清潔感漂う女の子の部屋である。
そして美佳の甘い香りが俺たちを誘う。
俊哉「ついに憧れの美佳の部屋に侵入できたな!」
翔「あぁ。あとは美佳が戻ってくるのを待つだけだ!」
俊哉「そうだな! じゃあどこに隠れようか……」
ズシィン!ズシィン!ズシィン!
突然規則正しく地面が揺れ始める。
後ろを振り返ると巨大な美佳が登場した。
思ったより早く戻ってきた。
俺たちは巨大な美佳を見上げていると、美佳は悲鳴を上げた。
美佳「きゃっ! 私の足元に虫が2匹いる!」
美佳のスカートがふわりと舞い、驚きの表情を見せている。
俺は背筋がゾッとした。
高層ビルのような美佳に見下ろされ、その迫力に圧倒された。
そして、俺の上空を肌色の空で覆い尽くす。
ところどころ黒ずんでおり、5本の指が見える。
美佳の巨大な素足が俺たちに振り降ろされる!
俊哉「うわあぁぁぁぁ!」
どすぅぅぅぅぅん!!!
凄まじい震動に俺は吹き飛ばされた。
体勢を整え、美佳の方を向くと圧倒的な大きさを誇る5本の指が俺の目の前に存在する。
細長く美しい足指だ。
俺が足指に見とれていると、あたりは暗くなる。
見上げるともう一つに足裏が俺に接近する。
美佳「虫なんて潰れちゃえ! 死ね!」
どすぅぅぅぅぅん!
美佳は本気で俺たちのことを踏み殺す気だ。
俺は美佳の巨大な素足から逃げることで精一杯だ。
そういえば翔はどこへ行ったのか?
俺が後ろを振り返ると、翔が腰を抜かしている。
俊哉「翔! 立て! そんなところにいたら危ないぞ!」
翔「俊哉……。助けて……。」
美佳「踏み潰してやるわ!」
翔の真上には美佳の素足がセットされる。
そして勢いよく振り下ろされた。
どすぅぅぅぅぅん! ぐちゃ……
翔は美佳の巨大な素足の下敷きになってしまった。
美佳の素足がゆっくり持ち上がると、足裏にはぺちゃんこになった翔がこびりついていた。
全体的に肉厚だが、スラリとした足だ。
柔らかそうだが、圧倒的な重さに耐えられるわけもなく、翔は見事にぺちゃんこになっている。
美佳「やだぁ……。虫が足の裏にこびりついちゃった。キモいんですけど」
明らかに美佳は不機嫌だ。
そして美佳はティッシュを手に取り、足裏にこびりついた翔を丁寧に拭き取り、ゴミ箱へ投げ捨てた。
美佳「あはっ。でも快感だったね。もう一匹も踏み潰しちゃおうかな~」
美佳はズシンズシンと足音を立てながら俺のことを探し始めた。
俺はこの状況に命の危険を感じ、部屋の外へ向かって走り出した。
だが、俺が走りだした瞬間に美佳に見つかってしまった。
美佳「いたいた! お前も踏んづけてあげるわ!」
ズシィン! ズシィィン!! ズシィィィン!!!
美佳のたったの三歩で俺に追いついた。
このままだと踏み殺される!
俺は力の限り声を出し、手を振った。
俊哉「おぉい!!! 俺だ! 俊哉だ!!」
美佳「えっ? 俊哉?」
美佳は腰を下ろし、俺に顔を近づけた。
美佳は目を丸くして驚いた。
美佳「なんで俊哉が虫みたいに小さくなっているの?」
俊哉「いやぁ……。これにはワケがあるんだ。と、とにかく俺はこの部屋を出るぜ。じゃあな」
俺はそそくさと美佳の部屋の出口に向かって走り出した。
すると目の前に巨大な素足が踏み下ろされる。
凄まじい震動に俺は尻餅をついてしまった。
見上げると二本の巨塔のような脚に白いパンツ……。
美佳が仁王立ちをしている。
美佳「はぁ? タダで帰れると思っているの?
なんで小さくなったのかは知らないけど、女の子の部屋に勝手に侵入して生きて帰れるわけないじゃない?」
美佳は俺の近くに何度も足を踏みおろした。
ズシンズシンと俺の体に響く重低音と震動に俺は恐怖した。
美佳の素足が俺の数センチ横に振り下ろされ、正気でいられるわけがない。
あんな巨大な足で踏まれたらイチコロだ。
美佳「うふふふふ。怖い? そうだねぇ~……。じゃあこうしようか? 私が今から10数えるから、それまでに私の部屋から脱出できたら見逃してあげる。
逃げられなかったら……踏み潰してあげるね♪」
美佳は笑顔で残酷なセリフを吐き捨てた。
俊哉「む、むちゃ言うな! 逃げきれるわけがない……」
美佳「い~ち! にぃ~!」
美佳は俺の言うことを無視して数え始めた。
とにかく俺は全速力で出口へ走り出した。
美佳「じゅう! アハハハハ! 俊哉を見つけたよ!」
ズシィン! ズシィィン!! ズシィィィン!!!
やはり100倍もの体格差を持つ女子高生から逃げきれるわけがないのか!?
美佳はあっという間に俺に追いついた。
すると美佳は足の指先で俺をコツンと蹴飛ばした。
俺は出口とは反対方向に吹き飛ばされた。
美佳「なによそれ!? ちょっと触れただけなのにすごく吹き飛んだね! ウケるんですけど!」
美佳はキャッキャと笑いながら再び俺を蹴飛ばす。
どうやらすぐに踏み殺す気はなさそうだ。
しかし、美佳に蹴飛ばされる度にダメージを受け、俺の体はボロボロだ。
自由に体を動かすことができない。
俺が大の字になって寝ていると上空には美佳の圧倒的な大きさを誇る素足の裏が君臨する。
美佳「アハハハハ! じわじわと踏み潰してあげるね♪ 私をたっぷり楽しませてね!」
俺は美佳の素足に覆われた。
美佳の汗の酸っぱい臭いとチリとホコリの臭いが入り混じっており、強烈な刺激臭に俺は襲われた。
そして徐々に重たくなり、苦痛のあまり絶叫する。
俊哉「ぐはぁぁぁ……」
美佳「アハハハハ! いい悲鳴ね! ほらほら!」
さらに美佳は体重をかける。
美佳は足裏で小さな物体が徐々に潰れていくのを感じ、優越感に浸っていた。
美佳「俊哉? もっと反抗しないと踏み潰されちゃうよ? もっと暴れなさいよ!」
美佳の圧倒的な重さに俺は叫ぶこともできなかった。
このままだと本当に踏み殺されてしまう。
だが、反抗する力は微塵も残っていない。
すると、美佳は素足を持ち上げ、俺の真横にドシンと踏み下ろした。
美佳「つまんないわねぇ~。男のくせに弱っちいのね……。あ~あ……。もう飽きたわ! ちび俊哉なんてこうしてやる! 死ねっ!!!」
どすぅぅぅぅぅぅぅぅん!!! ぶちゅ……
美佳は思い切り俊哉を踏み潰した。
そしてグリグリと踏みにじり、人の形ではなくなった。
その姿を美佳は蔑んだ表情で見下ろし、きゃっきゃと笑っていた。
美佳「結構快感ね……。またやってみたいなぁ~」
美佳はティッシュを手にとって、足裏にこびりついた俊哉の死骸を拭き取り、ゴミ箱へ投げ捨てた。
美佳は幼馴染を踏み殺したことを悪びれる様子一つなく、お菓子を食べ始めた。
(終)