＜主なストーリー＞
智也は最近転校してきた彩音に好意を抱いていた。頭の中は彩音のことでいっぱいだ。放課後に親友の康太と一緒に立ち入り禁止の裏山に忍び込むと体が１００分の１サイズに縮小してしまった。そこにやってきた３人の女子高生の戯れに巻き込まれ……。
＜主な登場人物＞
①智也(ともや・高校２年生)
思い立ったらすぐ行動に移す活発な男子高校生。身長は１７２cm。
②康太(こうた・高校２年生)
智也の親友で奥手な男子高校生。身長１６６cm。
③彩音(あやね・高校２年生)
最近転校してきた美人な女子高生。智也がひそかに好意を抱いている。黒髪のショートカット。性格はハキハキしている。
身長１７０cm。足の大きさ２６cm。スリーサイズは上から８７・６０・８９cm。
④真衣(まい・高校２年生)
彩音の友達で智也の同級生。天然でおバカキャラ。
身長１５６cm。足の大きさ２３cm。スリーサイズは上から８０・５６・８６cm。
⑤沙織(さおり・高校１年生)
中学時代の智也の後輩。大胆な行動力とサディスティックな性格の持ち主。
身長１６８cm。足の大きさ２５cm。スリーサイズは上から８３・６２・８８cm。
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「１．三人の女子高生の戯れ」
彩音「そうなんだ！ それってウケるね！ あっ、もう学校だ。じゃあまた今度ね！」
智也「ああ。面白い話をありがとうな！」
彩音は軽快な足取りで校門を駆け抜ける。彩音の制服のミニスカートがヒラヒラと舞う姿に俺は釘付けだ。彩音は最近俺たちの学校に転校してきたんだ。とっても美人でハキハキとした性格に俺は一目惚れ。通学路が同じということでいっしょにおしゃべりをしながら登校している。授業中も彩音のことで頭がいっぱいだ。
そんなこんなであっという間に放課後になった。
智也「彩音は本当に美人だな。康太もそう思うだろ？」
康太「え……。まぁそうだね」
智也「相変わらずはっきりしないなぁ。康太も積極的に行こうぜ！ ん？これはなんだ？」
俺たちは学校の裏山の入口にいる。そこには立ち入り禁止の看板が立っていた。
康太「立ち入り禁止の看板……。こんなのあったかな？」
智也「体育の授業で裏山をよく走らされた。なんで立ち入り禁止になったのだろう。まぁいいや。康太、裏山へ行ってみようぜ」
康太「えっ？ いいの？ 立ち入り禁止だよ？」
智也「入るな！ って言われると入りたくなるものだろ？ 危険だと思ったらすぐ引き返せばいいだけだ！」
俺は康太の腕を強引に引っ張って裏山に入った。周りには木があり、足元には石ころや雑草が生えている。普通の裏山と変わらない。俺たちはどんどん奥まで入っていった。すると、甘い香りが漂ってきた。女子の香水みたいな匂いだ。
智也「なんだぁ～。すごいいい香りだな！ 康太もそう思うだろ？ ん？」
突然、康太が倒れ込んだ。俺はしゃがんで康太の体を揺すった。すると、俺は、だんだん意識が遠のき、気がついたら目の前が真っ暗になった。
智也「ここは……。俺はどうしていたんだ？」
俺は気がついた。周りはジャングルのように木や草が生い茂っている。確か、先程まで裏山にいたはずだが。すると、目の前には人が１００人ぐらいいた。
男性「君たちも罠にかかってしまったか。まだ若いのに可愛そうだ」
中年の男性が俺に話しかけた。するとその男性の後ろから康太が慌てた様子でやってきて俺の肩を揺さぶった。
康太「大変だよ智也！ 僕たちの体は１００分の１に縮小してしまったんだ。ここにいる人たちから話を聞いた！」
どういうことだ？ 体が縮小するなんてそんな非現実的なことがあるわけない。俺はそう思っていると、突然地面が揺れ始めた。
ズシィン！ズシィン！ズシィン！
智也「なんだ？ 地震か？」
男性「いいから君たちは草むらの奥へ隠れなさい！」
俺たちはその中年の男性の指示に従い、ジャングルのように生い茂る草の中に身を隠した。地響きがどんどん大きくなる。さらに上空から女子の声が聞こえた。
真衣「このへんだっけ？ ちび人間たちの住処は？」
沙織「そうですよ。真衣ちゃん、お願いだからちび人間の住処ぐらい覚えてよ。この前は無意識に踏み潰して壊滅させたんですからね！」
真衣「あは♡ ごめんごめん！」
彩音「あっ！ あそこで何かが動いた！」
俺は草むらから三人の女子高生をローアングルで眺めた。でかすぎる……。大型バスのような大きさを誇る黒いローファーに巨木のような脚。さらに上空には巨大なパンツが圧倒的な存在感を示している。しかも、三人の中に彩音がいる。朝、一緒に登校した彩音だ。俺たちは本当に小さくなったのか。
ドシィィィン！ メキメキ……
木の枝は巨大なローファーによって踏みつけられ、ボキボキと折れてしまった。その光景はまるで怪獣が闊歩しているようだ。三人の巨大な女子高生たちは地響きを立てながら縮小人間に近づいてくる。すると彩音が両手に腰を当て、信じられない言葉を吐き捨てる。
彩音「いたいた。ざっと１００匹はいるわね！ 隠れても無駄なんだから！ お前たちをみんな踏み潰してやる！」
周りの縮小された人間は悲鳴をあげ、死に物狂いで彩音たちから離れた。俺と康太はショックのあまり、尻餅を付いた。
沙織「アハハハハ！ 必死で逃げているわ！ まるでかく乱したアリンコみたい！ バッカみたい」
沙織はニヤリとしてローファーを高々と振り上げた。そして、縮小人間たちへ勢いよく振り下ろした。
どすぅぅぅぅぅん！！！ ブチブチ……
沙織の巨大なローファーによって縮小人間が３人も踏み潰されてしまった。沙織がローファーを上げると、靴跡がくっきりと残る。そこに３人の死骸が地面にこびりついている。
沙織「アハハハ！ いい感触♪ マジストレス発散になるんですけど！ さぁお前たち、みんな逃がさないわよ！」
再び沙織はローファーを振り上げた。縮小人間たちは、悲鳴を上げながら逃げ惑う。すると一人、転んでしまった。それを沙織は見逃さなかった。
沙織「アハハハハ！ 死ね！」
ドシィィィン！ ぐちゅ……
その縮小人間はあっという間に踏み潰され、ぺちゃんこになってしまった。さらにローファーでグリグリと踏みにじり、跡形もなくなってしまった。
彩音「うふふふふ。ちび人間どもが私たちから逃げられるわけ無いでしょ？ ほらほら！」
今度は彩音がローファーを振り上げた。俺の目線では、彩音の白いパンツがちらりと見える。好きな女子のパンツを見ることができて興奮するはずだが、今は違う。逃げなければ殺されてしまう。黒いローファーの靴底はまるで暗黒の空のようだ。その空が落ちてくる。周りの人達の悲鳴が、今の残酷な状況を物語っている。
男性Ａ「ぎゃあぁぁぁぁ！殺される！！！」
どすぅぅぅぅぅん！！！ ぶちっ……
男性Ｂ「やめてくれぇ！！！」
どすぅぅぅぅぅん！！！ ぐしゃ……
男性Ｃ「巨大なローファーの靴底が！！！」
どすぅぅぅぅぅん！！！ ぶちゅ……
次々と縮小人間たちが彩音に踏みつぶされる。彩音がローファーを振り上げると靴底には縮小人間の残骸がこびりついているのが見える。あっけなく死にゆく姿や凄まじい地響きは俺たちにとって地獄の光景だ。もはや生きている気がしない。彩音と沙織は逃げ惑う縮小人間たちをまるで蟻を踏むかのように殺し、優越感に浸っていた。
彩音「女子高生に踏み潰されるなんて幸せなんじゃない？」
沙織「虫みたいなお前たちは生きる価値なんてないわ。私たちに踏み潰されて死になさい！」
どすぅぅぅぅぅん！！！
俺の真横にローファーが振り下ろされた。その衝撃で俺は転倒した。圧倒的な大きさを誇るローファーに踏まれたらひとたまりもない。幸い草むらの中にいるためか、俺に気づいていないようだ。だが、俺の目の前には高層ビルのような彩音が立っている。今の俺から見たら１７０ｍはあろう巨人だ。恐怖のあまり、思わず俺は絶叫した。すると、彩音は足もとを見た。どうやら俺の存在に気づいたようだ。
彩音「えっ？ 智也くん？ なんで智也くんがここにいるの？」
彩音は蟻みたいな俺をつまみ上げた。俺の目の前に彩音の顔が視界いっぱいに広がる。透き通った黒い瞳に潤いのある唇、もちもちしていそうな肌。そんな彩音の顔を眺め、俺はドキドキしていた。だが、彩音は不機嫌そうだった。
彩音「ここは立ち入り禁止だったはず。なんで裏山に入ってきたの？ 5秒で答えなさい！」
怒る彩音に俺は怯えて声が出なかった。あっという間に５秒が過ぎ、彩音は指を開いた。俺は急降下し、地面に落ちてしまった。大の字になって寝転ぶ俺の真上には薄汚れたローファーの靴底が君臨する。
彩音「私たちの楽しい時間を見てしまったからには生きて返さないわ！ 智也くんをアリンコみたいに踏み潰してあげる！」
智也「そ、そんな！ 待ってくれ！！」
ローファーの靴底が俺に接近する。その迫力に俺は体を動かすことができず、悲鳴を上げることしかできなかった。
智也「助けてぇぇぇぇ！！！」
どすぅぅぅぅぅん！！！
彩音が振り下ろしたローファーは見事に地面に食い込んでいる。俺はその数センチに横にいた。踏まれずに済んだようだ。
彩音「やっぱりやめたわ。ここで踏み潰すのは簡単だけど、智也くんはお持ち帰りしてたっぷり遊んであげる。うふふふふ……」
俺は体の震えが止まらなかった。あんな美人な彩音がまるで悪魔のようだ。彩音は再び俺を摘み、ワイシャツの胸ポケットに入れた。
真衣「ねぇ彩音！ こいつ、康太だよ！ 康太も小さくなってるぅ～」
彩音「じゃあ康太くんもお持ち帰りしよう。じゃあ、学校に戻りましょうか？ 放課後はこれからだからね。たっぷり遊びましょ！」
三人の女子高生はズシンズシンと地響きを立てながらその場から離れた。
進行方向にいた縮小人間をブチブチ踏み潰しながら裏山をあとにした。
縮小人間たちの住処には大きな足跡が多数残っており、めちゃくちゃになっていた。
「２．王様ゲーム」
彩音「ほら！ 床に降りなさい」
彩音は胸ポケットから俺を摘まみ出し、床に落とした。体が小さくなったためか、そんなに痛みを感じなかった。辺りを見渡すとここは教室のようだ。そして目の前には塔のような脚が六本そびえ立っている。見上げると純白のパンツが存在する。彼女たちは、俺にパンツを覗かれていることに気付いているのだろうか？すると、さらに上空から人が降ってきた。どうやらこの学校の男子生徒のようだ。
男子「智也！ 康太！ お前らも小さくなったのか？」
智也「どういうことだ。他にも小さくなった人がいるのか？」
俺たちはざわざわし始めた。そんな俺たちに巨大な上履きが振り降ろされる。
ドシィン！
彩音が床をドシンと踏みつけた。その衝撃で俺たちは吹き飛ばされた。
彩音「いちいち騒ぐなちび男子ども！虫けらのようでみっともない！」
俺たちが虫けら？もはや人間扱いをしてくれないのか？俺の頭の中は混乱している。すると後ろからズシンズシンと地響きを立て、沙織が近づいてきた。
沙織「彩音さん。王様ゲームの準備ができました」
真衣「やったぁ！ 王様ゲーム♪」
沙織「真衣ちゃん？ ちゃんとルールを守ってくださいね。ちび人間だって無限にいるわけではないのですから」
真衣「はぁい」
彩音「それじゃあルールや王様の命令を守らなければジュースをおごるっていうことでいいね」
真衣「う～！ 絶対負けないからね！」
沙織「じゃあクジを引きましょうか。せ～の！」
三人の女子高生たちは楽しそうに会話する。その姿を俺たちはローアングルで眺める。真上には巨大なパンツが見えるが、恐怖のあまりじっくり鑑賞する暇がなかった。いよいよ女子高生たちの王様ゲームが始まる。
彩音「私が王様ね！ じゃあ、沙織に命令！ ちび人間を三匹同時に踏み潰しなさい！」
沙織「了解しました♪」
なんだこの王様ゲームは！？なんて残酷な命令。命令された沙織は嬉しそうじゃないか！？俺たちは狂ったように走り出した。
沙織「あははは！ ちび人間が逃げてる。まるでアリンコみたいね。惨めね。」
沙織はズシンズシンと地響きを立てながら縮小人間たちに近づく。すると、沙織は縮小人間たちを蹴飛ばした。5人が壁に吹き飛ばされ、その場に倒れこんだ。
沙織「五匹は多いわね。お前たちは生かしてやるわ！」
沙織は縮小人間を二人蹴飛ばした。そして、目の前に残された三人を薄汚れた上履きで踏み潰した。
ドシィィィィィン！！！ ブチブチブチ！
あっという間に縮小人間三人はペチャンコになり、黒ずんだ上履きの底にこびりついてしまった。
沙織「あっけない。もうちょっと楽しませてほしかったわ。じゃあ次いこうか。真衣ちゃん！ そこの丸椅子に三匹のちび人間をのせてお尻で潰しなさい！」
真衣「はぁい！ プチって潰しちゃうぞぉ！」
真衣はズシンズシンと重い足音を立てて、縮小人間たちに近づく。すると、真衣は急にバランスを崩し、前に倒れこんだ。
ズズゥン！！
激しく床が揺れ、轟音が教室に鳴り響く。
真衣「いたたたた……。アハハハハ転んじゃった」
沙織「どうして何もないところでつまずくのかしら？ それより今のでちび人間どもを潰しちゃったんじゃない？」
真衣「やだぁ！ 私の胸にちび男子がくっついているぅ～！まさか、潰れてないでしょ？」
彩音「今ので潰れたらルール違反よ」
真衣「あっ！ なんとか動いているよ！ 生きててよかったぁ」
真衣の胸にくっついていた縮小人間たちを手のひらにのせた。四人ともピクピク動いている。
真衣「じゃあ、こいつらは椅子の上にのせてっと。一匹多いからこいつは捨てよう♪」
三人の縮小人間は丸椅子にのせられたが、余った一人は床に落とされた。真衣は縮小人間をまるでごみのように扱う。そして、椅子を跨ぎ、そのまま椅子に腰かけた。
どすうぅぅぅぅん！ ブチブチブチ！
女子高生の全体重を受け止めた縮小人間たちは、一瞬でミンチになり、真衣の白いパンツに染みとなってしまった。
真衣「楽しい～。お尻の下でプチって潰れる感触はクセになるわぁ～」
真衣が浮かれながら歩いていると、先程床に落とした縮小人間を気付かずにプチッと踏み潰してしまった。
彩音「あっ真衣！ いまちび男子を踏んだよ？ 沙織の命令より多く縮小人間を潰したね！」
真衣「うっそ！ 最悪～。なんで私の足元にちび人間がいるのよ～！ジュースをおごらなくちゃいけないじゃん！」
真衣は、地団駄を踏んだ。踏み潰された縮小男子はさらにペチャンコになり、跡形もなくなってしまった。
真衣「悔しい～！ こうなったら彩音に命令！ ちび男子を殺さないように踏み潰しなさい！ それも素足でね！」
彩音「また難しい命令ね……」
彩音がズシンズシンと地響きを立てて向かったのはなんと俺だ。
彩音「うふふふふ。智也くんをお仕置きしなければね。絶対に逃がさないから」
彩音は上履きと靴下を脱ぎ捨て、巨大な素足を披露した。すると彩音は親指で俺を蹴飛ばした。すかさず俺を足裏で覆い、徐々に体重をかけていった。
智也「お、重い……。体が潰れる」
全身を彩音の足裏に包まれ、身動きがとれない。さらに、女の子の足のにおいが鼻につんとくる。だが、俺が好意を抱く女子の足裏に支配され、ドキドキが止まらなかった。そして彩音はさらに体重をかけていった。
ミシミシミシ……
体中が軋む。あまりの重さに俺は体をじたばたさせる。
彩音「うふふ……。智也くんが私の足の下でピクピクしている。なにこれキモいんだけど～」
智也「ギャアアア…」
彩音「アハハハハ！ なに？ 女の子の足の下敷きになっているのに喜んでいるの？ マジでキモいんですけど！ もっとこうしてやるわ！」
智也「ギャアアア！ 体が引きちぎれる！」
彩音「うふふふふ。もっと私の大きな足裏をたっぷりと堪能しなさい！ ほらほら！」
彩音はグリグリと俺を踏みにじった。俺は押し返そうと必死だが、巨大な足裏は微動だにしない。ひたすら彩音の足裏に押し付けられた。次第に俺は反抗する力がなくなっていった。すると、彩音は足を持ち上げた。床にはピクピク動く智也がいた。
彩音「アハハハハ！ 智也くんは虫けらみたい！ すっごい惨めな姿だね～」
彩音は俺を見下ろし、ケラケラと笑いだした。彩音の蔑んだ顔は、悪魔のようであった。さらに俺の横に素足をドシンドシンと何度も踏み降ろし、俺の恐怖を煽った。その後も無慈悲な王様ゲームは続いた。ある者は上履きに踏み潰され、ある者はお尻に押し潰された。さらにおやつとして食べられた者もいた。
沙織「楽しかったですね」
真衣「結局私がジュースをおごることになりましたぁ。これもちび人間のせいだよぉ！」
彩音「じゃあ、まだ数匹残っているからお持ち帰りしましょう。私は智也くんと康太くんを持ち帰るわ」
彩音は智也と康太を摘み、足の指に挟んだ。そして、その上から黒のハイソックスを履いた。俺たちに、むあっとした生暖かい空気と猛烈な刺激臭が襲いかかる。
彩音「私の家に着くまでしっかりしがみついているのよ？ 頑張らないと私のソックスの中ですりつぶされて死んじゃうかもしれないからね！ アハハハハ！」
彩音は縮小人間を足の指に挟んだまま帰宅した。彩音の縮小人間遊びはまだまだ続くようだ……
「３．彩音の家」
どれくらい彩音のソックスの中に閉じ込められただろうか。むわぁっとした生暖かい空気に彩音の強烈な足のにおいに包まれ、彩音が歩くたびに起こる震動に俺たちはひたすら耐えた。彩音の指から手を離せばすぐにすり潰されてしまうだろう。そんなことを考えていると、突然明かりがさした。というより、彩音がソックスを脱ぎ、俺たちは外に放り出されたのだ。
智也「ここはどこだ？」
俺は見上げると思わず息を飲んだ。なんと彩音は素っ裸だ。スラリと伸びる二本のナマ足に柔らかくもボンと突き出たお尻。その光景を俺たちはローアングルで眺めているのだ。
智也「す、すげぇ～…」
俺が片想いをしている女子の裸をたっぷり堪能できるなんて小さくなってよかったと思ってしまった。すると彩音は振り返り、俺たちを見下ろした。
彩音「うふふ。智也くんに康太くん！ 私のソックスの中でよく無事でいられたわね。すごく臭かったんじゃない？」
康太「確かにあまりの臭さに…」
ドシィィィィィン！
康太がボソッと呟いた言葉に彩音は機嫌を損ね、俺たちのそばに勢いよく素足を踏み下ろした。なんとか彩音のご機嫌をとらないと殺される。
智也「いや、とってもいい香りだったよ」
彩音「嘘でしょ智也くん！？ 女の子の足のにおいがいい香りなんて頭大丈夫？ ちょ～キモいんですけど！ ほら！もっと嗅ぎなさい！」
彩音は俺たちを足の指で挟んだ。汗で湿っており、酸っぱい臭いが鼻につんと来た。だが、好きな女子の足のにおいと考えると、少し嬉しい気持ちになった。
彩音「じゃあ智也くん？ お風呂に入りましょうか？」
智也「えっ？風呂？」
彩音はウキウキしながら風呂場に入った。なんとここは、彩音の家にある風呂場であった。彩音は俺たちを足の指に挟んだままシャワーを浴びた。まるで滝に打たれているようだ。しばらくすると彩音は俺たちを摘まみ、胸の谷間に挿入して浴槽に入った。
彩音「はぁ～いいお湯～♪ 気持ちいい～♪」
智也「俺も気持ちいい～……」
水風船のような感触がする彩音のおっぱいに全身を包まれ、俺は天国に登った気持ちになった。谷間の中は蒸し暑いが、幸せな気持ちだった。
彩音「どぉ？ 気持ちいい？」
智也「えっ？ まあな……」
彩音「うふふ！ じゃあこうしてあげる！」
彩音は二つのドームのような乳房を中央に寄せた。俺たちは全身を凄まじい圧力に襲われ、体が潰れそうになった。脱出しようともがくも、手足がプリンのような乳房に食い込み、思う通りに体を動かせない。圧倒的な大きさを誇る彩音のおっぱいに俺たちは身も心も支配された。しかし、彩音のドクンドクンという心臓の音が、妙な安らぎを与えた。俺たちが抵抗するのをやめると……
彩音「しっかり息を止めるんだよ！」
俺たちは彩音の谷間から解放され、そのまま湯船に落下した。お湯が熱い！さらに彩音は、お湯を俺たちごとすくい上げ、水面に叩きつけた。彩音にとってはただの水遊びかもしれないが、蟻みたいな俺たちにとっては津波に飲み込まれたように流された。
彩音「アハハハハ！ 楽しい～！」
彩音はバシャバシャと水しぶきをあげて俺たちを弄んだ。俺たちはひたすら流された。もう息が持たない！すると、俺たちは浴槽から落下した。
彩音「あっちゃ～。ちょっとはしゃぎすぎたかな～」
彩音が勢いよくお湯をすくい上げた時に俺たちは浴槽から落下したようだ。しかし改めて浴槽を見ると、ものすごい高さだ。白い湯気で上の様子が分からない。俺たちはボーッと見上げていると、上空から何かが落下するのが見えた。
ドシィィィィィン！！！
なんと、彩音の巨大な素足が着地した。凄まじい震動に俺は吹き飛ばされてしまった。俺は体勢を整え、辺りを見渡した。康太の姿が見あたらない。
彩音「やだぁ～。間違って踏み潰しちゃったわ……」
彩音の足裏には康太が大の字になってへばりついている。それでも康太はピクピクと手足を動かしている。生きていてよかったと思った矢先に彩音はドシンと床を踏みつける。そして、グリグリと踏みにじった。彩音の足裏には変わり果てた康太がへばりついていた。
彩音「残念だったね！ でも、私の素足に踏み潰されて良かったんじゃない？」
彩音はシャワーで足裏にこびりついた康太を洗い流した。そして、俺は彩音の指に摘まれ、再び谷間の中に包まれた。
彩音「うふふふふ。ちょっとだけご褒美よ。じゃあそろそろあがろっか！」
彩音は爽やかな笑顔で俺を見下ろす。思わず俺は赤面した。
そして彩音はバスタオルを巻き、そのまま部屋へ上がった。
俺は再び彩音の胸の谷間に包まれて幸せな気持ちになったが、このあとに彩音の放った一言に俺は頭が真っ白になった。
彩音「私が智也くんたちを小さくしたんだ」
智也「え？」
彩音「だけど、私が小さくできるのは1日だけなんだ。1日経つと元の大きさに戻っちゃう」
彩音の谷間にいる俺は、彩音の鼓動を聞きながら彩音の言葉に耳を傾ける。
心なしか、彩音のドクンドクンという鼓動が徐々に早くなる。
彩音「だから、今ここで智也くんを殺してあげる」
智也「な、何を言っているんだ！？」
彩音「私がこんなことできるのをね、誰にも知られたらいけないの！」
智也「わ、分かった！ 誰にも言わないから！ た、助けてくれ！！！」
彩音「ばいばい……」
俺を包み込む二つの巨大な乳房が凄まじい圧力をかけて俺を押しつぶそうとしている。
智也「ぎゃあぁぁぁ……」
ミシミシミシ
彩音「うふふふふ。体中の骨が軋んでいるわね。苦しいかしら？」
俺は圧倒的な圧力に声を出すことができない。
俺は彩音の谷間の中で潰されてしまうのか！？
死にたくない！
だけど全く抵抗できない！
彩音「じゃそろそろお遊びはおわりね！ 死ねっ！」
どむっ！ ぶちゅ……
智也は彩音の谷間の中で砕け散ってしまった。
まるでトマトを握りつぶしたように跡形もなくなってしまった。
彩音「うふふふ。楽しかったわ！ でも私も早く一人前になりたいな～」
転校生の彩音。
謎に包まれた女子高生だ。
その後も、彩音に小さくされて彩音のおもちゃになる男子たちがあとを立たなかった。
(終)