<主な登場人物>
①智也(ともや・高校2年生)…普通の男子高校生(身長1.7cm)
②春子(はるこ・高校2年生)…バトン部部長
③夏海(なつみ・高校2年生)…智也が好意を抱いている活発な女子高生。バトン部員
④秋枝(あきえ・高校1年生)…春子の妹
⑤千冬(ちふゆ・大学1年生)…バトン部のOG
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千冬「さぁ、これからプレゼント交換だよ!」
夏海「アハハハ! いいプレゼントが当たるといいな~♪」
今日はクリスマスイブ。
女の子4人がクリスマス会を楽しんでいる。
そして本日最大のイベントであるプレゼント交換が今始まろうとしている。
春子「やったぁ! 私から選んでいいのね! どれにしようかな?」
春子はピンク色の包装紙で包まれた箱を選び、包装紙を破り捨てて中身を確認した。
中には40代半ばで身長10センチ程のおじさんが入っていた。
春子「うげぇ~! 最悪なんですけどぉ! おじさんなんてもらっても嬉しくないしぃ~!」
春子は小さなおじさんを握り締め、そのまま床に落とした。
春子「うざいんですけど! 死んじゃえ!!!」
春子は紺のソックスをまとった足を振り上げ、10センチほどのおじさんに向けて踏み降ろした。
ドスン!!! バキバキバキ……
春子は小枝を踏みつけるようにグリグリと小さなおじさんを踏み潰した。
小さなおじさんは悲鳴を上げて抵抗したが、3秒ほどで息絶えた。
春子「結構踏みごたえのあるおじさんだったね」
春子はぺちゃんこになった小さなおじさんをゴミ箱に投げ捨てた。
秋枝「次は私ですね!」
春子の妹である秋枝がオレンジの包装紙に包まれた箱を手にとった。
中身は30センチ程の若い男性だ。
秋枝「やだぁ~カッコいいかも! しかも30センチの定規と同じくらいの大きさだね!」
秋枝は若い男性を丸椅子の上に置き、その上に腰掛けた。
ドスゥゥン!!! バキバキバキ……
秋枝「こういうクッションが欲しかったのよねぇ~」
制服姿の秋枝のお尻のしたでは小さな男性がジタバタと動いているが、
秋枝のプリプリしたお尻を押し返すことは出来なかった。
千冬「あれぇ? この箱には何も入っていないわ。ハズレかしら?」
千冬は水色の箱を選んだが、中身は何もないように見えた。
しかし、中にはノミのように小さな教授が入っていたのだ。
千冬が箱を開けて前後左右に動かしたことでその教授はチリのように宙を浮き、ジュースの入ったコップの中に入ってしまったのだ。
そのコップを千冬は手に取り、ジュースを飲み干した。
小さな教授は洪水に飲み込まれるように押し流され、千冬の口の中に入ってしまった。
千冬「ぷはぁ。本当に最悪! 中身が何も入っていないなんて……」
千冬は小さな教授を飲み込んだことに気づかず、ただただ苛立っていた。
夏海「最後は私だね! 残り物には福がある」
夏海は緑の包装紙を開け、中身を確認した。
夏海「え? 智也くん? なんでここにいるの?」
夏海は困惑していたが、100分の1サイズの智也は大声で伝えた。
智也「実は夏海のことが好きだ!!!」
夏海は目を丸くしたが、返事は早かった。
夏海「嬉しい! 私も智也くんのことが好きだったの!」
春子「うわぁ! クリスマスイブで彼氏つくるなんてすごいね!」
夏海「えへへへへ! ……あれ? 智也くんがどこか行っちゃった……」
夏海ははしゃいでいたため、智也を床に落としてしまった。
夏海の足元にアリみたいな智也がいることに気づかず、一歩を踏み出そうとしていた。
智也「うわあぁぁぁぁ!!! 夏海ぃ~! 俺は下にいるんだ!!!」
智也の上空には夏海の巨大な素足の裏が君臨している。
赤々とした足裏が、じわじわ迫り来る。
そのまま夏海の素足は無慈悲に智也を覆い被せた。
ドスゥゥン! ブチッ……
夏海「やだぁ! なにか踏んづけちゃった」
夏海はいそいで足裏を確認すると、かかとにぺちゃんこになった智也がへばりついていた。
夏海は智也をシールのようにペロンとはがし、顔に近づけた。
夏海「ご、ごめん。踏み潰しちゃった……。生きてる?」
智也「………あ、あぁ」
夏海「ウソぉ! 生きてるの!」
再び夏海は目を丸くして驚いた。
千冬「奇跡ね。せっかくの彼氏なんだから大事にしなさいね!」
夏海「はぁい! じゃあ、間違って踏み潰さないようにここに入っていてね!」
夏海はシールのような智也を胸の谷間に挿入した。
智也「す、すげぇ……。なんだこの感触は!」
智也はマシュマロのように柔らかい乳房に全身を包まれた。
ドクンドクンと夏海の鼓動を感じ、妙な安心感を得た。
そして夏海の甘い香りが漂っていた。
夏海「じゃあごめん! 私は先に家に帰るね!」
夏海はクリスマスイブに小さな彼氏を手に入れ、二人で素敵な夜を過ごすのであった。
(終)