冤罪だった。
夜、たまたま近くの女子校の近くを通り、帰宅していた途中。
女子校から慌てた様子で1人の男が出て来た。
そして自分を見るなり、手に持っていた服を投げつけ角を曲がっていった。
夜だった為顔は見えず呆然としていると、女子校から出て来た警備員に捕まってしまった。

言い訳は通じない。
男から受け取ってしまった体操服が何よりの証拠だった。

「女子校侵入及び体操服窃盗の罪で石化の刑、10年」

裁判官が出した判決は重いように思えた。だが、それに異を唱える者は自分だけだったのだ。

刑務所で1人恐怖に震え、冤罪に怒り、信じてもらえないことに悲しみを、そして世界に絶望した。

刑の作業は淡々と行われた。

密閉された個室に移動させられ、ガスが噴出したと思ったら気を失っていた。

「はい。こちらに設置して頂けると効果的だと思います」
「分かりました。ではこちらで」

意識を取り戻すと女性2人が自分を仰向けの状態で床に置いたのが分かった。

「それにしても、本当に綺麗に固まるものですね」
そう言った女性の声に覚えがあった。
自分を誤認逮捕した警備員だった。

「ええ。処置もそんなに難しくないんです。身長を3分の1にして、舌を出させた状態で口を大きく開きます。
乳首、ペニスは勃たせて、アナルに栓をして石化するんです」
もう1人の女性が答える。

「えっ?アナルに栓なんて見当たりませんけど?お尻の穴がカッポリ空いてますよ?」
「まさにその通りなんですよ。お尻の穴が開いた状態で固める為に栓を入れておき、
完全に石化する前にお尻の栓を抜くんです」

抜くタイミングが難しそうですね。そう言って2人の女性は笑った。

「ツヤツヤ光沢があって、白い…これって大理石ですか?」
お腹の辺りを警備員に撫でられる。

やめろ!と、声を出そうとしたが出ない。それどころか身体も全く動かなかった。
目だけがキョロキョロと動く。

「あ、あぁぁっ」
恐怖に侵され、目をキョロキョロと見回していると警備員の女性が気付いた。
2人が話を中断して自分を遥か上空から見下ろす。

「コレ気付きましたね。意識を取り戻すと目だけが動くんですよ。起きてる時も同様ですね」
「ニュースで見ました。本当に目だけが動くんですね」
そう言いながら警備員の足が持ち上がり、自分の顔面を踏んづけた。

「これって踏みつけられている感触はあるんですよね?」
「はい。痛みも苦しさもきちんと感じます」
「じゃあこうやって体重乗っけるとそれも?」
安全靴の裏側が鼻を潰す。どんどんと重くなり、圧迫される。鼻が折れる程の痛みに涙を流す。

「あっ、痛いんですね」
「身体の大きさも幼児くらいになってますから、私たち通常の人間の重さは、
単純にコレからみれば3倍ですからね」
2人が顔を見合わせながら石像の涙を見て笑った。

「涙も流せるようになっているんです。反省しているかどうかわかるようにね。
それともちろん気持ち良さも感じれます」
「でも逝けないんでしたっけ?」
警備員は未だに踏みつけながら話を続ける。
まるで足置きのように。

「逝けてしまったら罰になりませんので。気持ち良いけど、絶対逝けないようになってます」
石化に詳しい女性の職員が足裏で石像のちんこを撫でた。
「んぐぅっ」
気持ちいい。

「なので罰としては2種類です。苦痛を与えるか、快感を与えるか。
快感の方が辛いと石化から解かれた人が言っていました。発狂しそうになると」
「だから勃ってるんですか。アナルはペニバンとかで掘れるように
こんなに開いていると?」

警備員は足を顔から離し、自分の顔を跨いで腰を下ろした。
そして気付く。汗の匂いと股間から漏れるおしっこの臭さ。匂いまで感じてしまうのか。

「味覚も臭覚もあるのでせいぜい反省させてあげて下さい。
生徒達にも校長先生から朝礼で話があると伺っているので、今の事を説明して頂けるといいと思います」
「分かりました。当分はこの仰向けのままで設置しようかと思います」
彼女の巨大なケツに潰されながら黙って話を聞くしかなかった。
ケツの割れ目に食い込みもう少しで耳まで塞がる。
それほどまでに3分の一の大きさは小さいようだ。

「あと、イヤホンのジャックを挿せば声は聞こえてきます。スピーカーにすれば周りの人にも聞こえますので」
「へーニュースで見ただけの知識なので、そんな事まで出来るとは」
「まぁ、また詳しいことは書類でお渡しするので」

「女子校なので警備員さんが何もしなくてもだいぶ苦しい思いをすると思います。
1日でおしっこまみれになってたりもするので、まぁ適度に拭いてあげて下さい」
その言葉だけを残し職員はさって行った。