サンサンと照りつける太陽。
蝉の声。水の音。
夏の香り。
そして…特設スライダー。眼が覚めるとそこに自分がいた。
もちろんプールを楽しむ為なんかではない。

予測になるが、この女二人によって、これから自分はエラい目に合う。
今流行りの双子コーデだろうか。
長い髪を頭の上でお団子にして、色違い水着を着て彼女達はスライダーの列に並んでいた。

黒のビキニには白のリボンが後ろ側に小さく、白のビキニには黒のリボンがそれぞれついている。

そしてそれは彼女達の弾けた身体をなんとも無防備に包んでいた。
プリっとしたお尻を目の前にしながら頭だけ動かす。

前後には彼女達と同様に浮き輪を持って、興奮してはしゃいでいる人々が多勢いた。

「めっっちゃ楽しみ!野井にスライダー出来たって聞いた時から楽しみだったの!」
「わたしもー!でもちょっと怖いなぁ」

楽しみと言っていた女が自分の手を持ってぴょんぴょん飛ぶ。
白のビキニが彼女の褐色の肌に見事に映えている。
飛ぶ度に彼女の尻肉は踊り、顔をしたたかに打ち付けるが彼女はそんなことお構いなしだ。

「ちょっと!あんまり飛ばないでよ。こけちゃうよ」
もう一人の黒ビキニの女が自分の足を持ちながら注意した。
白い肌。モチっとしたお尻が、あまり外に出ないことを物語っているようだ。

アウトドア派の女とインドア派の女。正反対に見えるが仲は良いらしい。

2人に持たれ、彼女達の後ろでプラプラとしている自分は他の浮き輪達を見て諦めていた。
パンパンに空気を入れられた彼らはこいつら人間の道楽の為に一生尻に敷かれ続けるらしい。

片方の尻肉で自分の顔と同じ大きさがある。
今回はさほど小さくなっていない。
160センチの彼女達に対して130センチ程だろう。

だが今回は大きさは問題ではない気がした。

「あっ、お団子ほどけそうかも」
黒ビキニのモチっとお尻ちゃんが言う。
「えっ?ちゃんとセットしてきたのにー」
「やってあげようか?」

彼女はその申し出に大丈夫と短く繰り返した。
「自分で出来るよー」
そう言うと彼女の褐色の尻が動いた。

横を向き自分を少し見下ろしながら彼女は足を上げる。
なにが起こるのか。
彼女は自分の顔を跨いだ。

なんの恥ずかしげも無く、布越しにくぱぁっと開く蜜壺。
まだ若々しく幾らでも見たい男どもはいるだろう。
下から見上げる事でまたもあの感覚に襲われる。

自分は無力で無価値な存在。

彼女はその無価値な存在を股にググッと引き寄せパンっと貼った太ももで固定した。
そして手を離し自分の髪を結い直す。

「ぐもっ」
彼女の尻に顔面が食い込む。むにぃっという感触に顔面が覆われ慌てて手で彼女の尻肉を叩くもペチペチ言うだけでなんの反応もない。

「あーあ。鏡欲しかったなぁ」
下で浮き輪に見立てられた男が、彼女のケツの肉に溺れているとも知らず悠長に結い直す。

「んー!んんー!!」
パニックになり暴れた。
「きゃっ」
と2人が声をあげる。
一瞬太ももが緩む。あぁ、このまま落としてくれ。
そう思った次の瞬間には先ほどよりも強い力が顔面に加わっていた。

「ぎぁぁぁぁぁっ!」
キリキリと締め上げられる。
「ちょ、ちょっとそんなに暴れられると、」

彼女は結い直していた手を離し、とっさに浮き輪をつかんだ。
そのつかんだ場所は浮き輪の腹の唯一の突起物。
二つの小さな乳首だった。

「いはぁぁぁぁっっ!!がぁぁぁっっっ!」
痛みで自分が絶叫していることすら分からない。

「わたしが浮き輪持っとくからゆっくりやってていーよ」
「あーごめんね。まさかこんなに暴れるとは思わなくて」

絶叫している自分を無視するかのように彼女達は話す。
黒ビキニに足と手を持たれ、やっと乳首が解放された。

まだ付いているのだろうか。熱い痛みが襲う。
自分が泣いていることさえ理解出来ずただただその痛みと向き合っていた。

そして数分後、彼女達の番が、浮き輪の番がやってきた。

「きゃあ!遂にきたー!」
「た、高いね」
「だいじょぶだいじょぶ、あたしがついてるからっ」
2人はスライダーの前に立つ。

「はーい。それでは浮き輪を置いてお待ち下さい」
係員の女性に指示され言う通りに寝かせられる。
仰向けにされ、頭から水に突っ込む格好だ。

「ねぇねぇ、どっちが前に乗る?」
「あっ、わたし後ろの方がいいな」
自分の上に乗る場所を2人が相談している。
思わず引き笑いが出る。

だが、彼女達はミスをしてしまった。会話に夢中になり自分から手を離したのだ。
スライダーから流れる水に押され、少しずつ前に進んでいく。

「に、にげられるっ!!このまま水にっ!」
と思ったその時だった。
係員が自分をちらっと見て足を持ち上げた。
ふくらはぎが締まっていて綺麗な足だ。
足の裏側までも綺麗だ。

そんなことを思いながら見ていると次の瞬間には顔面を思いっきり踏みにじられていた。
「ふぎぃっ!!」

「浮き輪から手を離さないで下さいねー、はーい。それでは乗って下さい」
足で浮き輪を抑えながら指示し、それに従う女たち。

足が離れた瞬間にはすでに白ビキニに跨がれており
腕の肘辺りを掴まれていた。
2人のビキニを着た若い娘が自分を跨ぎきゃっきゃっとはしゃぐ。

見上げるとそこには青い空。更に自分より大きな女体が二つ。
肉を揺らしながら座る準備をしている。

「んもっ!」
白のビキニが顔に座った。
彼女のまんこの穴をかき分けて鼻が埋もれていくのがわかる。

「わ、わたしはどこを持てばいいですか?」
白ビキニの股にこれ以上食い込まないよう、必死に抵抗していると
股間に重さが乗った。
完全に黒ビキニと股間が合わさっている。

もちろん自分は裸で隔てているのは彼女のビキニたった一枚。
だがそんな状況でも自分の股間は全く反応しない。
座り心地が悪いのか2人とも自分の上で尻をグリグリと動かす。

「そうですね、このタイプの浮き輪はスネにある毛を両手でギュッと掴んで下さい」
この係員は無茶苦茶だ。
だが彼女たちはそうは思っていないのかその言葉に従った。

顔には褐色肌の白いビキニの女の股間が乗り
ちんこは白い肌、ムチムチの黒ビキニ女の尻がずむっと乗る。
腕は肘を掴まれ、足はすね毛が今にも抜けんばかりに引っ張られる。

背中や体の周りにはコースに沿って流れる水が。
しっかりと拘束され、準備は万端だった。

女の股間に呼吸を管理され、必死に空気を吸う。
肺には彼女の股間を通過した、汚染された空気が少しだけ入った。

「それでは行きますよー。3,2,1…」
係員はそうカウントをとると、浮き輪の金玉に足を添え、グイっと押し出した。

「んんんんっ!!」
痛みの大絶叫が女の股間に吸収される。
金玉にヒリヒリと痛みが残りつつマサは女2人を
身体に乗せて出発した。

「きゃぁぁあっ!」
女子2人が自分に乗りながら大絶叫する。
その下で浮き輪となったマサも痛みと苦しみにより大絶叫した。

2人のケツの重みがこれでもかと言わんばかりにのしかかる。

プリプリに弾けた尻肉にどんどん自分の身体は沈み込んでいった。

息も絶え絶えに2人の乗り物としての役目を果たしている。
女2人分の重みのため、水があるとはいえ背中の摩擦は酷いものだった。

そして最後のカーブに差し掛かった時に今までで一番の重みが加わった。
鋭いカーブに限界に近い程彼女達の身体がのしかかる。

そして彼女達は振り落とされないように
浮き輪に捕まる手に力を入れたその時だった。

ぶちぶちぶちぶちっ

という音ともにスネに激しい痛みが。
「ぎゃぁぁぁぁぁあっ!!イギィィィィ!」
叫んだ言葉が白ビキニの股間を振動させた。

激しく身体を揺さぶると更に彼女達の手に力が入る。そして更に暴れる。
負のスパイラルだ。

3人はぐちゃぐちゃになりながらスライダーからフィニッシュを決めた。
水の流れに身体を任せ、どこが痛いのかも分からずに漂う。
すると頭に痛みが伴い、肺に空気が入ってくる。

「すっっごい!やばい!」
「うんうん!超すごい!楽しすぎる」
2人はそう言いながら浮き輪の髪の毛を掴み水から引きずり出した。

号泣している浮き輪に目もくれずに。

「ね、ねぇ、次私が前乗りたいな」
「いいよ!それじゃ私が次後ろ乗るねっ」

2人の会話に浮き輪はうなだれて、心を無にした。