「ヒロキといると幸せだな〜」

遥か上空から美奈と呼ばれる女性の独り言が聞こえる。
どうやら最悪の事態は回避出来たようだった。
ビニール袋を揺らしながら美奈は歩いている。
どこに向かっているのか、ビニール袋に視界を遮られ分からない。

きっとマンションだろう。エレベーターの音がする。
その間も彼女の独り言は止まらない。
「楽しいんだけどなぁ。好きだけど」
なんだかマイナスな発言のような気がする。
「でもまぁ、いっか。とりあえず眠いしお風呂入って寝よー」

エレベーターから降りて、カツカツという足音が止む。
ガチャっと鍵が開いた音がした。どうやら帰宅したようだ。
そして急に地面に叩きつけられ、視界が露わになった。

悪態を吐くのをなんとか我慢し、周りを探る。
どうやら机に放り出されたらしい。ワンルームのマンションか。
美奈はベッドに腰掛け携帯を弄りだした。
「ヒロキへ。えーと…今日は楽しかったよ…」

美奈が携帯に夢中になっている間に首を回して見渡す。
その第一感想は恐怖だった。きっとこれからも身体を小さくする事が多くなるだろうが、
それでもこの世界は怖い。

壁までが遥か遠く、ちゃぶ台と思われる自分が今いるこの場所も
テニスコート並みの大きさがある。
天井は遠すぎて霞んでみえる程だった。

「はぁーあ。楽しいんだけどなぁ」
携帯を打ち終えた彼女が膝に肘をついた。そして大きな目でジーっと見つめられる。
ふいに彼女が自分に手を伸ばした。
ビニール袋の中から目の前にある彼女の顔を凝視する。
というよりも目線はそらせない。

「コレの使い方って、普通のでいいんだよね」
美奈は表に向けたり裏に向けたりして使用方法を確認する。
ちんこやお尻をマジマジと見つめられて恥ずかしさで顔が赤くなった。

真剣な表情で使用方法を読んでいる。しばらくして美奈は両手に力を入れ封を開けた。
「バリバリバリっ」
という凄い音がする。そして取り出される。
逆さにされ美奈の左手に着陸した。

「あっ、すごーい。シリコン製なんだぁ、柔らかいなぁ」
そう感想を漏らしながら親指で身体をなぞられる。
ザラザラとした美奈の皮膚がちんこに触れ、思わず悲鳴を上げそうになった。
その後も彼女は執拗に自分の身体をチェックする。

ほっぺたを押され、腹を押され、尻を押される。そのどれもが痛い。
苦痛に歪まないように、心で絶叫する。
それが終わり彼女が自分を握り、なにやら立ち上がった。
彼女の手からは顔がやっと出るくらいのサイズだ。

お風呂に行っている間に絶対逃げる。そう誓う。
が、先に自分が洗われることになった。
水道の下に自分をセットすると勢いよく蛇口を捻った。
水道の蛇口から滝のような水が襲う。

「えーと、食器洗う洗剤でいいかぁ」
お腹に洗剤を垂らした。そして美奈は両の手のひらで優しく自分を洗い始めた。
「にゅちゅ、るゅちゅ」
といやらしい音を立てる。先ほどとは違い、洗剤がローションの役目を果たす。

彼女の手つきは優しく、自分の股間が少し熱くなって来たのが分かった。
上から無表情で見つめられながら全身を何往復も、手のひらが行き交う。
指の付け根のデコボコが更にマサの興奮を加速させた。

やばい。このままだと勃ってしまう…と心配をするも、突然それは終わりを告げた。
「ぶばひべべゅゃべばば!?」
先ほどとは打って変わり、手が自分を圧迫する。
乱雑に動く大蛇のような指が、瞬く間に自分を泡立てた。

美奈の手には力が入り、熱心に洗われる。
そして天地どちらか分からなくなった頃、やっと水で泡を流された。

キッチンペーパーで水を身体から拭き取られる。ついでに涙も。
「消毒終わり〜っと」
美奈は自分を見て微笑んだ。心底腹が立つ。
下半身を握られ、また何処かへ連れて行かれる。

ギシギシと音を立ててベッドに腰を下ろした。
壁にもたれかかり、彼女は足をM字に開く。
握られながら、頭の隅でこれから始まるんだということが分かった。

顔の前にマサは直立させられ凝視される。そして口に近づいてゆく。
そしてくちからテカテカの舌が伸びてきた。
巨大な赤いマットが下から舐め上げる際、
美奈の唾液がマサの口、鼻、耳にこれでもか入り込んできた。
美奈が舌をねろねろと動かして、呼吸する間も無く舐め続けられた。
「酸素!酸素!!」

だが地獄はこれからだった。
やっと顔が舌から解放されると、巨大な舌が口へと引っ込んでいくのが見えた。
やっと息が出来る。勢いよく吸い込んで、脳が麻痺する。
「臭いっ!!顔に似合わず臭すぎる!」

引きこもりになってからしばらく、嗅いでない匂いだった。
息を吸うたびに鼻の下に溜まった、美奈の唾液の匂いを運んでくる。
マサが匂いに悶えてるのを尻目に更に美奈は口を開き、マサを近づけた。
口からもあぁっと口臭が漂い更にマサを襲った。
そしてあむっとお腹までを咥え込み、舌で激しく舐めあげた。

「はぁぁ…んむ、んー…ぁっはぁ」
うねる舌の動きと、吐息と共に口内に篭る美奈の匂いで
マサはクラクラと軽い頭痛を覚えた。

舌に溜まった唾液を強制的に飲まされ、嗅がされる。
ちゅぽんと口から出てくる時には既に放心状態だった。

「すごーい。髪の毛チクチクしてるー」
美奈は服を捲し上げる。
たわわに実った、二つの肉の盛り上がりが紫のブラに収まっていた。

自分の目の前にオッパイがある。
だが、股間はすっかり冷えきり、むしろ嫌悪感を覚えた。
自分の目の前で、なんの恥ずかし気もなく、電気を暗くせずにブラを外した。
美奈は自分が人間なのを知らないから当たり前かもしれないが。

ピンク色をした乳輪と可愛らしい乳首が姿を現わす。
自分の顔の半分程の大きさだ。
「あはぁ。きもちぃー」
美奈はマサの髪で乳首をサワサワと刺激する。

唾液でベトベトになった髪が良い具合なんだろう。
円を描くように動かされていると、不意に顔を乳首に押し当てられた。
「んんぅ」

ムニムニと振動を与えられ、乳首を押しながら、おっぱいの肉に埋もれていく。
柔らかい。乳首はフニフニしている。
しばらくグリグリ押さえつけられていると、少しずつ乳首が反発しだした。
「ぁぁ。勃ってきたぁ」

美奈の言葉通り、乳首がコリコリになってきた。
ぐり、ぐり、とオッパイの中で移動する。

やっと解放されると目の前にはコチコチになった乳首が目の前にあった。
先ほどとは違い主張がすごい。
美奈は自分の乳首をマサの顔面で弾いた。
「いってぇぇ!」
「はぁぁ」
乳首にビンタされたマサは、
吐息を漏らす美奈とは対照的に悲鳴を上げていた。