やぁおまいら。
オラはMなのである。
30年生きてきたが、女性との関わりはキモがられること。
それだけだ。
いつしかそれが快感になり、Mに目覚めた。
オラはMなのである。

顔はふつーだと思いたいが身長のせいでキモがられる。
本当は話し方とか、内気過ぎるとことか色々ありそうだが
ネックの部分はどこまでいっても身長だ。
もちろん女が大好きだが、付き合うのは諦めた。
オラみたいな男誰も好きにはなってくれない。

もちろん30歳童貞だ。
そしてもちろん魔法も手に入れた。
身体を小さく出来るのだ。
Mのオラにはピッタリの能力だ。

仕事はフリーライターをやっている。
クライアントはメールのみの相手ばかり。
実際に会って打ち合わせ。みたいな仕事はこちらからお断りなのである。

月8万稼いでプラプラするのが好きなのだ。
ちゃんと自立している。
親には家賃と携帯代と国の税金くらいしか払ってもらってない。
ちゃんと自立している。そこらの奴とは格が違うのだ。

話は変わるが今日はムラムラしてしょうがないのだ。
おまいらはオナニーする時どうせ動画とかだろ?
だが、おいらは魔法で女を楽しむ。おまいらとは違うのだ。
さぁ、早速電車に乗って街へ出るのだ。

まるでナンパ師のように女性を物色する男がいる。
だが、その男はナンパ師では無い事は確実であった。
いや、ナンパが成功する事はないと言った方が正しいかもしれない。
テカテカヌルヌルと光る脂汗を額に、ズボンからはみ出たお肉を、汗で身体に張り付いているシャツが強調する。
身長も低く、女性から好かれるとは到底思えない風貌であった。

その男はキョロキョロと絶えず目を動かす。
そして遂にその動きが止まり、ギョロっとした目玉が女性を捉えた。
肩よりも長い黒髪を、毛先のみ遊ばせ、シャツにジーパンというラフな格好だ。
細身で脚が長い。だが、キュッと締まったウエストに反発するような
胸が彼女には備わっている。
韓国人のように整った顔にその体型。
振り向く男は何もこの男だけではない。

高嶺の花。
男達は欲望の眼差しを向けるも誰一人として声を掛ける事はなかった。
だが唯一この男は近付いていく。
人混みを掻き分け彼女へと近づく。
そしてふいにその男は消えた。
他の誰もその男が消えた事には気付かなかったようだ。

もちろん彼女も、ハンドバッグを片手にその男に気付く事なくバス停目指して歩き出した。

女性の鞄の中はいつ入っても興奮する。
ポシェット、化粧品、ハンドタオル、手鏡。
自分もその一員になったようだ。
彼女の持ち物の一つになった。
そう考えるとMの自分には堪らないものがある。
彼女の為だけに待機し、彼女の為だけに使用される。
鞄の口を見上げ、その少し開いた隙間から彼女を見つめる。
いい女を選んだ。我ながらあっぱれなのだ。

恐らくカバンは膝の上だ。
真上にはシャツを裏から押し出す乳がある。
その大きさ、見上げる角度。
どれをとっても興奮する。

鞄の中は熱い。
鞄の裏地の革の匂い。
化粧品の甘い匂い。
リップのメンソール、制汗剤、の爽やかな香り。
匂いと上に広がる乳の空。
それだけで勃起が止まらなかった。
彼女の胸を見上げながらチンコをシコる。
バスが揺れるたびにブラで固定された乳が僅かに揺れる。

今から行く彼女の部屋はどんな部屋か。
このシャツの下に隠れている乳はどれほどのものか。
その先端のちくびは。
尻は、足の指と指の間は、唾液は、うなじは、
まんこは、彼女のおしっこは、うんこは、おならは。
これからの事を考えて鞄の中でシコる。

「でる…あぁでるぅ」
どこにぶっかけようか。
そうだあのハンドタオルにしよう。
そして乳を見上げながら…
ふいに手が止まった。
彼女が乳の上から鞄の中を見つめている。
自分と目が合う。

ヤバイ。
彼女の手が鞄の中へ侵入してくる。
まるで自分を探しているように。
女の手が自分の横に着地する。
そしてポシェットの感触を一瞬確かめるとまた次を探す。
さっと隣に飛んでなんとか避けた。
と思うもすぐに捕まる。
そして彼女の手が自分を掴んだ。

上から地面に押さえつけるように。
「ぐぅっ」
腹の空気が全部出る。
このまま捕まって警察か…
人生終わった。

だがその手はまた次を探した。
そして目当ての物を掴んだ。
さっきまで自分がぶっかけようと考えていたハンドタオルだ。
「ふぅー」
暑いのかそう言いながら耳の下から顎にかけて拭いた。
役目を終えたハンドタオルが鞄に戻ってきた。

恐る恐る近付いてそっと触れる。
若干湿っている。
彼女の顎の下の汗を含んだハンドタオル。
そう考えてそれにむしゃぶりついた。
ちゅうちゅうと吸いながらチンコを握る手が熱くなる。
洗剤の匂いしかしない。
たがそんなことはどうでもいい。
彼女の汗を含んだ物を吸い続ける。

そしてそのままチンコから白濁とした汁を出した。
これだから辞められない。
夏は最高だ。