巨大部長と副部長、達成する




これは縮小学園の二次創作です。
前作『巨大部長と副部長、蹂躙する』の後のおまけです。
おまけなので、どうぞお気楽に読んでください。
好きなものを書いていたらいろんなシチュが出てきました。自分に合ったシチュをお楽しみください。
多分あの後はこういう世界になるだろなという妄想を書きなぐりました。

一番の注意点:部長に生えてます。経緯が気になる方は前作をお読みください。
次点の注意点:二人共もうパンツを履いてません。経緯が気になる方は前作をお読みください。

前回まで:部長と副部長が学園のあった街と軍隊を1万倍に巨大化して蹂躙し、
世界制覇に向けて100万倍に巨大化し世界に向けて発進。
地仁田と成恵は二人のチンカス、マンカス掃除係になってゲームオーバー。
これだけ覚えていただければ一応OKです。

部長と副部長が前々作から地仁田より超能力を奪っていてゲームより強めです。
ゲームと齟齬が出ている部分があるかもしれません。ご了承ください。
個人的見解なのですが、15分経過で縮小計画を成功させた部長が、即地仁田達を使って前途を祝う乱交を始めたあたり、
部長が先科研で一番ドエロい人なんじゃないかと思ってます。
これで一旦このシリーズは終わりです。ありがとうございました。










【1】





1万倍になり、性欲の赴くままに出撃してきた軍と街すべてを蹂躙した部長と副部長。

地仁田と成恵は永遠にそれぞれの性器掃除係とすることで決着を付け、100万倍へと更に巨大化して、部長の目的を異達成するために世界の統一にかかりはじめた。


副部長『では、日本の管理は任せましたよ、エリカさん。』

副部長『人間が小さくて食べごたえがないからって全員食べちゃ駄目よ!せいぜい半分くらいにしなさい!』


部長が東北・北海道側を、副部長が関西側を跨ぎながら、先程内ポケットから取り出して1万倍の大きさに巨大化させたエリカに話しかけた。

1600kmの大きさになった部長と副部長はまさしく天をつくような大きさであり、2mに満たない人間たちにはただただ絶対者たちをを見上げることしか出来なかった。

人間に見える範囲はローファーの底も底の部分までであるので、1万倍に巨大化していた二人を観測していなければ、それが何かすらわからなかっただろう。


エリカ「了解しましたぁ。でもぉ、この大きさでもちょっと広いですねぇ。山に挟まれた地域も多いしぃ、完全に人間を掌握するまで少し時間がかかりそうですぅ。」


エリカがちょっと面倒くさそうに周りを見渡す。


副部長『あらそう?今のエリカは富士山より大きいんだし、そんなの山ごと踏み潰せばいいと思うけど…。まあそれなら、少しエリカが楽になるようにしておこうかしら。』


副部長がそう言うと、しゃがみこんでエリカを一旦つまんでポケットに戻し、日本海と太平洋に手を付きながら前かがみになって、日本に顔を近づけた。

ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!

副部長の幅300kmあるお尻がしゃがみこまれた影響で、真下に存在していた九州地方はほぼすべてが圧縮されてしまった。

山も、すべての建物も、人間も、ありとあらゆるものが副部長のお尻と鼠径部が生み出した空気圧でプレスされ、真っ平らになってしまっている。

地面は大きく地割れを起こし、近くにあった平らな残骸を飲み込む。

もはや二人は何気ない動作だけで、人間だけでなく、地表のあらゆるものを巻き込んで余りある力を有していた。

そして中国・四国地方上空には制服に身を包んだ胴体、近畿上空には大きく膨らんだ胸、そして北陸、東海の上空に副部長の顔が雲をかき分け、200kmの大きさになって存在していた。

海岸沿いは副部長が手を海の中に付いたためにとてつもない高潮が襲う。

あまりにも副部長が大きすぎるため、人間視点では各部位のごくごく一部しか視認できない。

副部長にとってはかなり前かがみな体勢になって地面に近づいているが、それでも顔が上空を覆っている地域の小人からしたら、はるか空の彼方から自分たちが覗き込まれているように感じる。

四方八方すべてを見渡してみても副部長の体がどこまでも存在する。今現在小人にとって空とは、副部長の肉体のことであった。

そのまま副部長は口を開け、次の瞬間


副部長『はぁーーーーーーーーーーっ…』


ボワオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!


副部長が日本列島に大きく息を吹きかけた。

もはや今までの気象測定で表現してきた言葉では表現できないほどの暴風が全土に吹き荒れ、地面をえぐり取りながらすべてのものを舞い上げた。

人間などはなすすべもなく、副部長の息の直撃を受けた者は破裂。

周辺数百kmにいたものは、人生の最後に超超超高度からのパラシュートなしのフリーフォールを経験することとなった。

副部長が息を吹き終わった後は、ビルや各地の山がまるでホコリのように舞い散る光景が全土に広がり、日本に存在する空気は副部長の甘い吐息の香りが支配した。

そのまま副部長はポケットから1万倍のエリカを取り出し、再び地面に下ろした。

そこに広がる、副部長の吐息が引き起こした惨事に、エリカも思わず絶句していた。


副部長『どう?まあこれで小人管理の手間はかからなくなったんじゃないかしら?』

エリカ「ちょっとやりすぎですよぅ!これじゃあ人間の管理は時間かからなくてもぉ、ゴミの後始末が逆に大変ですぅ!もぅ!」

副部長『あはは、ちょっとやりすぎちゃったわね!ごめんごめん!』

ケラケラと笑う副部長にプリプリと怒るエリカ。その微笑ましい光景に、様子を観察していた部長からも笑みがこぼれた。

その瞬間も地上では二人の巻き起こす災害に人間が振り回されていたが。


部長『もうここは大丈夫でしょうし、そろそろ私達は出発しましょう。エリカさん、改めてよろしくお願いしますね。』

副部長『ちゃんと後始末しておいてよね!仮にも私達が住んでたところなんだから。』

エリカ「むー…わかりましたぁ。」


こうしてエリカに日本を任せ、二人は互いに手を絡ませあわせながら、世界に向け出発した。

「あの時の二人はぁ、まるで新婚旅行に向かう夫婦みたいな雰囲気だったですぅ。」とはエリカの弁。