マヤ「親が亡くなられたのは残念です、あなたは二人のお兄さんのかけるさんですから、今保護者はあなたになってます」
「そうですか」
マヤ「それで、この書類はそだちさんとはじめさんの成長記録です、保護者があなたである限り、これを知る必要があります」
そういうと、マヤさんが一束の書類を俺に渡してきた。
マヤ「そだちさんとはじめさんが急激に成長を始めたのはちょうど二年前くらいです。だが、最初はあまり目立たないし、そもそもこういう事態を予想していませんので、まだこれを重んじていませんでした」
俺が書類に目を通すと、最初の身体測定はちょうど二年前の3月の時だった。そのときそだち身長はまだ135cm、はじめは127cm。次のページになると半年後の8月となった。
マヤ「3月のはただ学校での身体測定の結果で、そのときのそだちさんとはじめさんは普通の子と同じくらいの身長でした。その後突然変化が現れました、二人はどんどんクラスメイトを追い抜け、8月の時は六年生の女子と同じくらいになった。その事態を知った我々は、調査のため、毎月二人の身長を測りにきました。その後段々成長していきの二人に、特別部屋も用意しました」
「原因とかはご存知になったでしょうか?」
もっとも気になることを問いかけると、マヤさんは渋い顔をしてなお答えてくれた。
マヤ「残念ですが、何の手掛かりも掴めていませんでした。二人の体液の成分にも調べたが、巨人症の症状にも見られませんでした。つまり、二人は自然にこの発育を遂げました。それに、骨の状態によると、これからの発育はもっと早くなります」
「わかりました、ありがとうございます」
マヤ「では、体育館にいって、今回の身体測定をしに行きましょう」
「はい」

妹たちとマヤさんと一緒に、すぐ近くにいた妹たちの小学校の体育館に着くと。なかはもうすでに装備が置いてあった、二人の医者らしきの白衣を着てる人が待っている。
医者A、B「「そだちちゃん、はじめちゃん、今日もよろしくね」」
そだち「はい」
はじめ「よろしくお願いします」
医者A「じゃあそだちはこっちね」
そだち「わかった」
医者B「はじめはこっちよ」
はじめ「わかりました」
こうして、二人はそれぞれに医者についていった。

医者A「まずは身長からね」
そだち「うん」
身長を測るが、その身長計は見当たらない、その代わりに壁に数字が書かれる貼り紙が見えた。こんな身長を測る身長計はいないからだろう。そだちはそこに歩みゆくと、背筋を伸ばして立つ。医者Aはその隣に置かれた梯子を上り、手に持った定規をそだちの頭の上でおくと、それに伝って同じ高さの数字を見ると。
医者A「はい、406.2センチね」
そだち「やった!400センチを超えた」
そのまま梯子の上にいて、医者Aがメジャーを取り出し、そだちのスリーサイズを測る。
医者A「うん…バストは335センチ、ウェストは269センチ、ヒップは287センチ」
そだち「胸まだ大きくなったみたい」
続いて体重を測る、今回はちゃんとした体重計があり、そだちがその上に立った。
医者A「525キロ」
そだち「ええ、身長が伸びたのはうれしいが、体重がこんなだといやだよ」
最後は握力。
そだち「ええい!」
そだちが精いっぱい握力計を握ると、医者Aが見上げてそだちの手のところを見る。
医者A「188キロ」
世界一の握力ま192キロというのに、一人の小学生がもうここまで。

次ははじめ。
そだちが背伸びして立つと、医者Bは梯子の上に立って、それに加えて足元を先立っててやっと数字が見えた。
医者B「445センチ」
はじめ「成長まだ早くなったかな」
医者Bはメジャーを取り出し、バストを胸の周りに巻いて。だが、メジャーの両端がまだ少しの距離の時届けなかった。さっき使った定規を出して、最後の部分でそれを足す。
医者B「バスト362センチ、ウェストは275センチ、ヒップは301センチ」
そだち「メジャーが測られないほどになりましたか」
体重。
医者B「564キロ」
はじめ「やだ、お兄ちゃん見ないでください」
見るのは仕方ないが、驚愕の数字だった。
最後は握力。
はじめ「んん」
医者B「203キロ」
こっちはもう世界一を超えた、俺が知らないうちに超えてた。

全部終わった後、マヤが俺に近づいてきて。
マヤ「それと、もう一つお知らせを。二人の身長の速さからすると、特別部屋はもうすぐ持たないであろうことで、国家は立て直すと決めました、その間は体育館でベッドを用意します、トイレなら簡易ハウスも準備します、ほかのものはすこし雑ですが、ご了承ください」
「わかりました、何かあれば必ず協力します」
マヤ「ありがとうございます」
今日は家に帰って引っ越しの準備を開始しなきゃね。