はじめ「よいしょっと」
俺が椅子の回りでいろいろの方法を試しても登れないのを見かねて、俺を抱えて椅子に上がらせた。
けどこうしていてにもかかわらず、座っている俺の頭とテーブルは同じ高さだった。
はじめ「仕方ないですね、お兄ちゃんが私の膝の上に座るのはいいですか?」
「分かった、頼むよ」
そだち「ええ、どうしてはじめにはあっさりOKしたの!私とはいつまでも聞いてくれないのに」
ちょっと拗ねてるようにそだちは言った。
「これとそれは別だろう」
そだち「お兄ちゃんのこと知らない。ふん」
はじめ「?」
そだちは対面に座って、はじめは何かなんだか見当もつかないが、あまり追及してきていない。
このまま俺ははじめの膝の上に座った。またしても頭が後ろにクッションみたいなものに深くめり込んでいる。
それを気にしないフリで、テーブルの上に並べられた料理に目を向ける。
「え、俺の量多すぎない」
はじめ「そうですか?お兄ちゃんの体格を考慮して作ったのですが」
目の前の椀、もともと普通より大きいだったものだが、中には溢れんばかりの米が盛られている。
そだち「お兄ちゃん、これくらい食べないと伸びないよ」
「俺が食べられる量は多いほうだと思うが、これはさすがに」
学校でも運動好きといわれるくらい、身長だってそこそこなのだが。
そだち「そうか、私それくらいなら3倍も食べたのに」
驚くことに、妹たちは俺を遥か超えている。
はじめ「じゃあお兄ちゃんどれくらい食べる、私とってきます」
量を示した後、はじめは俺を椅子の上に置いて台所に行った。

やっと食べ始めたところで、俺はこう切り出した。
「で、親の家はいまどうなってるの」
実は今回こうなっちゃうのは俺たちの親が突然亡くなられたから。妹たちを放っておくわけにもいかないので、俺が高校から一人暮らをしてたマンションに迎え入れた。だがまさか身長がこんなに伸びると思わなかったが、結局二人がずっと住んでるこの特別部屋へ来た。
そだち「またそのままにしてくれてるって」
「誰がそれを?」
はじめ「お姉さんみたいな人、国家の人だそうです。私たちの世話をいつもいつも焼いてくださっています」
「そうか、いい人みたいだね」
「「うん」」

このまま家で妹たちといろいろ遊んで、晩御飯も食べ終わったとき。そだちがお風呂に入ったとき。
「どうすんかな」
はじめ「何ですか?」
「俺はマンションに帰るべきかここに残るべきか悩んでるとこ」
はじめ「それじゃここに泊まったらどうでしょう、寝るとこもあるし」
「そうか、前見てないけど、客用の部屋とかあるの?」
はじめがちょっと考えている様子で。
はじめ「空き部屋はありますが、中に何にもないですね」
「なら俺をどこに寝ようと…」
はじめ「一緒に寝ます!」
「はい?」
はじめ「一緒に寝ます」
「なんで二回言うの…」
はじめが目をキラキラ輝かせ俺を見てる。遥か上から。
「一緒に寝るなんでできないよ」
はじめ「どうしてですか、昔はいつも一緒に寝てますのに」
意気揚々のはじめが一歩前進んでいき、おっぱいも大きく揺れてた。
それを見ると心が躍ってきた、気づかれまいとそっぽを向くと、はじめがしゃがんだ。今回は目尻でもはっきりわかるほどの揺れだった。そして俺の前で止まった。
「む…昔と今は、その、違うのよ」

言いながら、目を正面に向いて、はじめはしゃがんでいるにもかかわらず、期待に溢れた目で俺を見下ろしている。

はじめ「何がですか?」

「その、いまは、女っぽくなったていうか、一緒に寝るといろいろまずいじゃない?」

はじめ「そんなこと気にしていません。お兄ちゃんが褒めてくださったのは嬉しいですが、これを言い訳にしてはいけません」

「ごめんなさい」

なんか突然母親に叱られてるみたいで、ついつい言い方を変えてしまった。

はじめ「じゃあ私の部屋で寝ましょうか」

「わかった」

こうして、俺は特別部屋に泊まることになった。

はじめ「お兄ちゃん、一緒にお風呂入りましょう」
「それはさすがにないが」
泊まることになったことで、はじめはまた無理難題を押し付けてきた。
やっと断ったことで、いまははじめの部屋にいる。
そして、ドアが開けた。
はじめ「お兄ちゃん、お風呂あがりました」
バスタオル一枚だけ巻いたはじめが入ってきた。
このバスタオルもどうやらサイズに合わせたようで、普通のよりは長いが、それは男用の意味で…
「なんで胸まるだしなんだよ!」
はじめ「え、その、あのお姉ちゃんは全部作るのいらないって、どうせ家に私たちしかいないから、このくらいにしました」
「でも今は違うだろう」
はじめ「大丈夫です。お兄ちゃんは家族だから、見られても平気です」
「家族だから平気じゃないのよ」
その丸出しのおっぱいを見ると、今日ずっといてきたその揺れもよりエロく感じた、股間はもうたまらない。なんだか顔が熱い、赤くなってるのかな。それを隠そうと、俯いた。
はじめ「どうしました、お兄ちゃん」
俺が押し黙ると、はじめが近づいてきて、問いかけてくる。
「…」
様子が変と思ったのだろう、はじめはしゃがんできて俺の顔を覗き込もうと。だが、しゃがんでるとただおっぱいを晒してきただけ、はじめの身長じゃこれだけでは俺のカが見れない。
それに近くで見ると、もっと迫力があって、オスの部分を刺激してくる。
理性が保てず、俺はおっぱいをちらっと見た。俺の頭より大きいのそれは、白皙で艶々している皮膚に、その上でピンク色のものがちょこんと置いてある。

視線を引こうと、いきなりはじめが手を伸ばして俺を捕まって、同じ目線のところにあげさせた。

「ちょっ、何を」

はじめ「だってお兄ちゃん私のことずっと見てませんから」

「そんな姿直視できないだよ、早く服着ろよ」

はじめ「私は気にしてませんよ。そんなに気になりますなら、触っても構いませんが」

そういうと、はじめは俺を捕まったまま、別の手を伸ばしてきて、俺の手を捕まっておっぱいを引き寄せようとする。俺は必死に手を引っ込めようと努力をしたが、まるで意味がないみたいだ。

そのまま手が沈み込んでいく。ちょうど手が乳首に被ったように、そのざわついた触り心地が掌に伝わってくる。
「い、いいよ。本当にお願いだから、服着なさい」
はじめ「はい、わかりはした」
やっと手を放してくれて、はじめはクロゼットに行ってパジャマを着替えた。袖口に腕を通して、続いてバスタオルを剥がした、振り返ると。
「って、ボタンを掛けろうよ」
大半が露出しているのはなんだか裸よりエロい気がして、なんだかこのままここにいると何かいけないことがしそうだ。
そだち「お兄ちゃん、おっぱいなんていくらでも」
「いらねえよ」
ここにまさかの新メンバーが加わってきた。
ドアから駆け出してきて、一気俺を抱きしめた。
はじめ「お兄ちゃんをいじめないでください」
はじめはそれを阻止するため俺を奪おうと、そだちは俺を高らかに持ち上げて。
「いた、やめて、そだち」
俺の頭が天井にぶつかって痛い。っていうかこんな高い天井ももう簡単に届けられるくらいに育てたのか。
結局三人で一緒にはじめのベッドで寝ることになった、一人用のため非常に狭く、最後は二人が決定して俺を二人の体に寝るとした、俺は言い返す余地もなく気持ちよすぎの枕で、理性をなんどか保たまま寝た。

翌日、俺はノックの音に起こされた。
「はい!」
早くも服を着替えた。
「首筋いた」
高すぎるおっぱい枕で寝ると、首筋が痛くなってきた。
「「お兄ちゃん?」」
「お前たちは寝ろ」
眠そうな目を擦ってる妹たちを眠らせ、俺は玄関まで行って、ドアを開けた。
ドアの外には俺より少し低いの女性が立っている。
「はじめまして、私管理局のマヤといいます、今日は一か月ごとの身体測定にきました。あなたは保護者のかけるさんですか?」