【如月お姉ちゃん】


睦月「う~ん、今日も遠征疲れたよ~!!いくら睦月がダイハツを装備できるからって毎日のように東京急行ばかり行かせる提督は鬼にゃしい!!」


如月「あらあら睦月ちゃんったらお疲れみたいね、でもそんな顔してたらせっかくの可愛い顔が台無しよ♪」


疲れ切った睦月が部屋に戻ると今日の任務を既に終えた如月が出迎えてくれた。
優しくて包容力のある如月の相部屋になれたのは本当にありがたいことだと睦月は改めて実感した。


睦月「だって疲れたんだもん~!如月ちゃん~!私を癒してよ~!」


如月「うふふ・・・睦月ちゃんったら子供みたいよ。そうね、今日は私が睦月ちゃんの《お姉ちゃん》になってあげるからたっぷり甘えていいわよ♪ほら、お姉ちゃんが膝枕してあげるからこっちにおいで~♪」


睦月「ありがと~!《如月お姉ちゃ~ん》」


睦月は嬉しそうに如月の膝へと飛び込んだ。


睦月「にゃしぃ~♪《お姉ちゃん》のふとももプニプニのふかふかで最高だよ~♪《お姉ちゃん》大好き~♪」


如月「もうっ!睦月ちゃんったら甘え過ぎよぉ~!これじゃあ本当に子供みたいよ?」


睦月「いいんだも~ん!今日は如月ちゃんが私の《お姉ちゃん》なんだからもっともっと甘えちゃうよ~♪」


睦月は元々睦月型駆逐艦の1番艦ということもあり、みんなのお姉ちゃんとして妹に甘えるなんて姿を見せる訳にもいかなかったので今日はその反動で子猫のように如月のようにじゃれついている始末だ。
もっとも睦月がいつも姉のように振舞っているかというとそういう訳でもない。
この鎮守府の睦月型駆逐艦は短期間で一気に建造されたため姉妹たちの間にはあまり上下関係のようなものはなく、皆対等な接し方をしていたからだ。



如月「睦月ちゃん!睦月ちゃん!そろそろ起きて!私ずっと膝枕してたら足がしびれてきちゃったわ」


睦月「むにゃむにゃ・・・私いつの間にか寝ちゃってたの?ごめんね、今どくから・・・」


その時睦月は立ち上がるとふと違和感を覚えた。何故なら同時に立ち上がった如月が笑顔でこちらを《見下ろして》いたからだ。
前述のとおり睦月型は皆建造時期が近いため身長や体型には大きな差がないのだ。
当然ながら如月も睦月とほぼ同じ身長ということになる。まぁ胸の発育については如月は他の姉妹よりも目立っており皆がAカップ未満の中、1人だけBカップに成長してるという個人差はあるのだが・・・・


睦月「如月ちゃん大きくなってない!?どうしたのっ!?私もしかしてまだ寝ぼけてるのかな?」


如月「睦月ちゃんは寝ぼけてる訳じゃないわ。だって私本当に大きくなってるんだもの♪」


睦月がまじまじと如月を見つめるとどうやら自分より頭半分程度身長が高くなっているようだ。心なしかおっぱいも成長してるようで服を押し上げる膨らみが大きくなってるようにも感じられた。


睦月「本当に大きくなってる・・・どうして急に成長できたの?」


如月「実は今日工廠で明石さんと夕張さんに珍しい薬をもらったの。なんでも《お姉ちゃん》と言われるたびに身体が成長するっていう効果があるらしくて・・・・」


睦月「えっとつまり・・・《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》《如月お姉ちゃん!!》・・・・わぁ、すご~い!本当に如月ちゃんの身体が成長してるにゃしい!!」


この時如月の身長は睦月よりも確実に頭1つ分は大きくなり、おっぱいもCカップ以上に成長していた。こうして睦月と如月が並ぶ姿を見ると同じ駆逐艦とは思えず、駆逐艦と軽巡洋艦ほどの差があるように感じられる。


如月「もう、睦月ちゃん!そんなに一気に言わないでよ。だんだん服が苦しくなってきたわ・・・」


睦月「ごめんね~!でもこうしてみると如月ちゃんますます《お姉ちゃん》に見えるよ!」


睦月が如月に抱き着くとちょうどおっぱいが顔の高さにくるため、睦月は今しがたの発言でさらに成長しつつある如月のおっぱいを顔面で堪能するのだった。


ガチャリ


弥生「2人とも明日の任務の連絡を・・・・・」


急に部屋に入ってきた弥生は抱き着いている2人を目の当たりにして固まってしまった。


睦月「えっと・・・えっと・・・これはその・・・如月ちゃんが《お姉ちゃん》になってあげるから甘えていいよって言われて、甘えてたら本当に《お姉ちゃん》になっちゃったっていうかなんて言うか・・・・・・・にゃしぃ~!!どう説明したらいいのか分かんないよ~!!」


慌てて言葉が滅茶苦茶になってる睦月に弥生は詰め寄るとその身体を如月から引きはがし、入れ替わるように如月に抱き着いてしまった。


弥生「《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》・・・・」



如月「ちょ・・・弥生ちゃん!?ストップ!ストップ~!!そんなに言われたら私・・・・」


むくむく・・・むくむく・・・・


何度も《お姉ちゃん》と言われた如月の身体はさらに成長を始めてしまい、軽巡洋艦クラスを超え、重巡洋艦クラスを超え、ついには駆逐艦たちのあこがれの的である戦艦クラスにも匹敵する身長になってしまった。


弥生「やっぱり《お姉ちゃん》ってキーワードに反応して身体が成長していたんだね。奇妙な事もあるもんだ。でもこうして大きな《如月お姉ちゃん》に甘えるのも悪くない・・・かも」


冷静な弥生は先ほどの僅かな時間で睦月と如月の行動を見ただけでこの原因を突き止めてしまったようだ。そして今もまた何気なく発せられた《お姉ちゃん》という単語によって如月の身体はさらに一回り大きくなり、大和型と同等かそれ以上の身長とスタイルに達してしまった。ただ一つ違う点を言うならばその大きなおっぱいはどう見ても大和型を遥かに超えており、だれがどう見てもこの鎮守府で一番大きなおっぱいに育ってしまったということだ。



ガチャリ


卯月「もう弥生ちゃんったら帰ってくるの遅いよ~!うーちゃんだって待ちくたびれるとぷっぷくぷーなんだからね!!・・・・・アレ?如月ちゃん!?」


卯月はどうやら弥生を呼びに来たようだが、大和型をも超える身体になった如月を目の当たりにすると驚かざるを得なかった。そして驚きで固まってしまったかのように思われた卯月は部屋に入ることなく急に背を向けると廊下に向かって走り出した。


卯月「ね~!ね~!みんな~!如月ちゃんがとっても大きくなってるよ~!大和さん武蔵さんなんか目じゃないよ~!!」


こうなった卯月は誰にも止められず、数十分後には睦月型を含めたくさんの駆逐艦たちが如月を見ようと部屋に押し寄せてきた。


清霜「すごいすごい!今の如月ちゃんったら鎮守府で一番の《お姉ちゃん》だよ!駆逐艦も戦艦になれる時代がやってきたのね~!ねぇねぇどうやって大きくなったのか私にも教えてよ~♪」


皐月「これが大きくなった如月・・・本当に噂通り《お姉ちゃん》と呼ぶのにふさわしいね。でも・・・・大きくなってもまだまだ可愛いね♪」


この調子でみんなが如月の事を《お姉ちゃん》と呼び始めたせいで如月の身体はさらに成長して・・・


ゴツンッ!!


如月「やだっ!頭をぶつけちゃった・・・これ以上はちょっと・・・」


如月は天井に頭をぶつけてしまった。それも立っている訳ではなく座った状態でだ。
服はボロボロになり必要最低限を隠すことしかできていないきわどい格好になってしまっている。


《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》
《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》《お姉ちゃん》




集まってきた駆逐艦のみんなに悪意はないのだが、どうしても年齢的にお姉ちゃんみたいな人に甘えたい年頃なのだ。それが駆逐艦の中でも大人の雰囲気を強く放つ如月が相手なのだから仕方ない事かもしれない。
それにしても場の雰囲気というのは伝染するようで集まった駆逐艦の皆が普段から秘めていた甘えたいという感情をさらけ出しているようだ。
先ほどから常に誰かが《お姉ちゃん》と口にして、まるでお姉ちゃんコールをしてるみたいだった。

睦月は如月自身の頭よりも大きくたわわに実ったおっぱいの谷間に満足げに挟まっているし、弥生と皐月は乳首に吸い付いている。望月と白雪は膝枕どころか太ももをベッド代わりのようにして寝入ってしまうし、他の駆逐艦たちもそれに続くように太もものあいたスペースなどに寝たりもたれかかったりしている。
好奇心の強い菊月、長月や清霜などはスカートの中に入り込んでおり、今度は如月の秘所に潜り込んで探検をしようとパンツの隙間から無理やり身体をねじ込み始めている始末だ。


もうここまでくるとみんなにとって如月はお姉ちゃんというより母親・・・それも通り越して女神のような慈愛に満ちた対象に見えているのかもしれない。


如月の身体は徐々に部屋に納まりきらない程に大きくなり始めて・・・


如月「ちょっと!みんないい加減にしないと私これ以上大きくなっちゃうと・・・・」


ガシャーン!!ガラガラ・・・・


如月の身体は成長が止まらず天井を突き破り、屋根を突き破り、駆逐艦たちの宿舎を破壊してしまった。
この時には純粋な大きさだけでなく身体の成長具合も相当なもので、顔立ちは鎮守府の誰よりも大人の女性らしい美しさを放っているし、おっぱいは如月自身の手にも余るほど大きく大きく実っている。お尻は座り込んだ格好のままにも関わらずその柔らかな尻肉が徐々に横へと広がっていくところを見るとそれが如何に大きくなっているかを物語っているようだ。


そして駆逐艦の宿舎が破壊された大きな音を聞きつけて戦艦や空母も含めた鎮守府の艦娘たちが集まってきたが、巨大な如月の姿を目にするとあまりの美しさに見とれたのか、フェロモンに当てられてしまったのか、それとも催眠や暗示にかかってしまったのか・・・・理由は分からないが集まった艦娘達の皆が如月に近づき甘え始めてしまった。


これ以上大きくなるのは如月としても不本意であったが今立ち上がってこの場を逃げると身体のあちこちに散らばって乗っている駆逐艦たちを振り落としてしまう事になる。
そんなことなどできる訳がなく、如月は成すすべもなく全ての艦娘の《お姉ちゃん》として甘えられる対象となってしまった。




如月「はぁ・・・」


如月の吐いたため息が周囲の雲を散らし、鎮守府周辺の天候を一気に晴天に変えてしまった。


睦月「おお~!《如月お姉ちゃん》ったらため息だけで天気まで変えちゃうなんて凄いにゃしい!!」


如月「もうっ!睦月ちゃんったらのんきな事言わないでよ~!私大人の身体になってお姉ちゃんって呼ばれたかっただけなのにこんなに大きくなっちゃうなんて思わなかったのよ・・・・はぁ・・・・」


如月の口から放たれた先ほどよりも大きなため息は、モーセの十戒のごとく数十キロ先まで前方に存在していた雲を薙ぎ払ってしまった。



最近では鎮守府の艦娘たちは如月のそばを片時も離れたくないほど常に甘えている状態で出撃などできる訳がなかった。しかしそれでもこの辺り一帯は至って平和な状態を保っていた。
何故なら座っているにもかかわらず雲を突き抜ける程に巨大化した如月を目の当たりにすると深海棲艦は完全に戦意喪失してしまうのだ。
ただ最近の噂だと深海棲艦たちも如月に甘えたくなったのか武装放棄して鎮守府に近づく大船団が確認されたのだとか・・・・


戦う事なくして世界を平和に導いた如月はこれからは艦娘達からも深海たちからも《お姉ちゃん》として甘えられ続け、さらに巨大に成長し続ける事だろう。


睦月「えへへ・・・《如月お姉ちゃん》大好きにゃしぃ~♪♪」



如月「まぁこんなに幸せそうな睦月ちゃんの顔が見られるならこの身体も悪くないかしら。でもたまには私も誰かに甘えたいわぁ・・・・はぁ・・・・」



成層圏にまで達するほど巨大化した如月のため息は見渡す限り地平線全ての雲を薙ぎ払い、晴天へと変えてしまったようだ・・・・