【おみくじ2】

●理奈:妹、8歳、身長125㎝
     ↓ 
   身長4040m、バスト3000m、Wカップ


●千奈津:姉、17歳、身長175㎝、Aカップ
     ↓ 
   身長175㎝、バスト10m、Zカップオーバー


あれから私たち姉妹の生活は激変した。2人とも常人では考えられない身体と大きさになってしまったのだから変化がない方がおかしいと言えるだろう。ただ願いをかなえてくれた神様が『大吉』を引いた私たちを不幸にしないように配慮してくれたのか思っていたよりも世間は私たちの受け入れが寛容だった。

ぷしゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

千奈津「ふぅ・・・母乳絞りもだいぶ慣れてきたものね」

ずぅぅぅぅぅぅぅん!!

千奈津は巨大な搾乳機のスイッチを切ると母乳を出し切って10mに『縮んだ』おっぱいを床に降ろした。千奈津自身からすれば巨大なおっぱいも片手で軽々と持ち上げられるくらい身体機能が強化され、おっぱいが大きすぎること以外は普通に動くことができ、むしろ常人以上の身体機能になっていた。そしてその軽々と持ち上げられたおっぱいもひとたびその手を離れて床に落ちれば大質量によって大きな揺れを引き起こす代物であった。
とはいえ先ほどまでは母乳がパンパンに張りつめてバスト100mというサイズになっていたのだ、それを考えるとこの10mサイズも可愛いものだろう。

千奈津「それにしても自分で出しておいて言うのもなんだけど、私の母乳だけで全国のミルクのシェアのほとんどをまかなえる量があるなんて信じられないわね」

いくら母乳をため込んで100mサイズまで大きくなった時であっても全国に供給するほどの量があるようには見えない。きっと内部で圧縮されているのだろう。

千奈津「今じゃ私の母乳を世界中の人が飲んでいるっていうし、ちょっと嬉しいような恥ずかしいような・・・」

国内では牛乳の供給がなくなったわけではないので、千奈津の母乳も合わせると過剰供給になってしまうため千奈津の母乳の半分以上は海外へと輸出され、その極上の母乳は高値で取引され日本の経済を大きく向上させたのだという。


ずどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!!
理奈「お姉ちゃん、ただいま~♪」

400mを超える巨大な足裏が千奈津の目の前に降ろされた。とてつもない地響きとともに周囲の家々が一瞬にして理奈の足によって踏みつぶされて消えてしまった。もはやこれだけ大きいとつま先立ちになったとしても大都市の道路であっても理奈の指先1つですら置く場所がないのだ。普通に踏み下ろせばたった1歩で数千数万の人間を踏みつぶしてしまうのはもはや裂けることができない事情であった。

「おお!理奈様おかえりなさいませ!今日も私たちの街を踏みつぶしていただいて光栄です!」

理奈「えへへ~♪感謝されると照れちゃうな~♪私ったら大きいから何もしなくてもいっぱい踏みつぶしちゃうから特に気にすることないのに」

「いえいえ、理奈様が踏みつぶしてくれるからこそ世界は豊かになり、特に理奈様が住むこの街は最も多く踏みつぶされて恩恵を受けているのだから感謝してもしきれませんよ」

千奈津「これも今さらながら妙な光景ね・・・」

理奈が巨大化と共に目覚めた能力は踏みつぶしたものを以前より良い状態に向上させた状態で再生させるというものだった。事実先ほど踏みつぶされた家々は理奈が足を持ち上げると同時に再生していき、まるで新築ばかりのような状態になっていた。
街中の人たちは何度も踏みつぶされ再生することでケガも病気もしない超健康体で、老いていたものは若返り全盛期の身体に、そして男女ともに美男美女かつスタイルのいいものしかいないんじゃないだろうかという夢のような街に変貌を遂げていた。当然街の人からは毎日感謝され理奈はまるで神様のように崇められてしまうことになった。

千奈津「それにしても理奈また大きくなったわね!」

理奈「そう?ちまちま伸びてるみたいだけど私からだと1日1ミリ程度だからあんまり実感ないんだよね」

千奈津「確かに理奈からだと1日1ミリの感覚なんだろうけどさ、私たちからだと毎日4mくらい理奈が成長してるのよ!そりゃ4040mも身長があったら4mなんて誤差みたいだけど、1年もたてば1460mも伸びて・・・今の理奈の身長は5500mだったでしょ?」

理奈「言われてみれば少しだけ目線が高くなったような?あ、おっぱいとお尻は前よりも大きくなったよ♪おっぱいなんてこの前Zカップを超えちゃったし♪私まだ9歳だしこれから成長期が楽しみだなぁ~♪」

千奈津「どこの世界に身長5500m、Zカップ超えの小学生がいるのよっ!・・・って言いたいところだけどこうして目の前にいるのよねぇ・・・」


そしておみくじを引いてから1年、待望の正月がまたやってきた。
この時をどれほど待望したことだろう。

千奈津「私たちもう世界にすっごく貢献したしお金の心配もいらなくなったし、もう元に戻るようにお願いするわよ!」

理奈「えぇ~!私もっと大きくなってみたいよ~!ねぇ今年はお姉ちゃんも一緒に大きくなろうよ♪」

千奈津「何で戻るんじゃなくて私まで大きくなるのよ!」

理奈「じゃあ私とお姉ちゃんでどっちのお願いが勝つか勝負だよ!きっと願いが強い方が叶うだろうし」

千奈津「望むところよ!」

千奈津は自分と理奈が小さくなるように、理奈は自分と千奈津が大きくなるようにそれぞれ願い、おみくじを引いた。
当然ながら理奈はおみくじの箱どころか神社に指すら入らないので千奈津がおみくじを引いた後に神社を地面ごとえぐり取って手のひらに乗せ、ちょっとずつ神社を指先で崩しながらおみくじの箱を壊して中にある極小のおみくじを選ぶと千奈津に開いて確かめてもらうことにした。

千奈津「私は・・・げ、『超大凶』!?『願ったことと反対のことが起こります』・・・って嘘でしょ~!?」

これだけでも恐ろしいが理奈の選んだおみくじを代理で開いてみるとそこには・・・

千奈津「去年と同じ超長い名前の『大吉』・・・しかも『願いを極大にして叶えます』って・・・・」

理奈「やった~!これはもう結果を見るまでもなく私の勝ちだね~♪・・・それにしてもまだ大きくならないなぁ・・・」

去年のように即効性のあるものではないらしい。

千奈津「いやいや、理奈の身体ドンドン大きくなってるわよ!!」

理奈「・・・?そんなに変わって無くない?」

千奈津「そりゃ理奈には小さな変化で気づかないかもしれないけど『1日4m』成長していたのが『秒速5m』のペースで大きくなってるんだってば!!」

最初のうちは変わらないように見えた身長も1時間もたてば18000mも大きくなり5500mの身長以上に成長し23500mになって今も大きくなり続けている。

理奈「大きくなるのって楽し~♪今まで雲をちょっと突き抜けるくらいしかできない身長だったのに今じゃ私の膝あたりを漂ってるんだよね?」

ずどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!

理奈「1歩だけで今までよりもっとたくさん踏みつぶせるし、これならちょっと足踏みを繰り返すだけで街中を踏みつぶして回るのも簡単かも♪」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・

千奈津「り、理奈!?さっきよりももっと成長速度が速くなってるわよ!?」

理奈「ん~・・・・あ、本当だ!さっきよりも『ちょっと』成長ペースが早くなってるみたいだね♪」

1時間が経過したのに合わせるかのように理奈の成長速度も加速したようだ。理奈にはささいな違いなのだろうけれど・・・

千奈津「『ちょっと』どころじゃないわよ!あなた秒速100mペースで大きくなってるのよ!!」

あれよあれよという間に1分で6000m、1時間で360㎞も理奈は大きくなってしまった。

理奈「すごいすごい~!今の私なら日本中が全部見渡せるよ~♪それにほら・・・」

ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!!!

理奈「1歩で街をいくつも踏みつぶせるし小さな県くらいなら丸ごと足の裏に隠れちゃうかも♪」

恐竜を絶滅させた巨大隕石など比較にならないほどの巨大な一歩が日本を・・・いや地球を揺らした。理奈にとってあまりにも柔らかい地表は岩盤を突き抜けて足首までマントルに浸かっている。

理奈「あ・・・これあったかい~♪」

ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!

ズッガァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!

理奈はもう片方に足も容赦なく地面に踏み下ろし、氷の張った水たまりを踏みぬくよりも簡単に岩盤を突き破りこちらもマントルに達した。日本はそれにより半分から真っ二つに割れてしまい、衝撃波によってボロボロになっていた。もちろんそれは日本だけではなく世界中でも被害は甚大だ。そんなことなど気にも留めず理奈はお尻を大地に降ろしていた。


理奈「こうして座って足だけ浸けてると足湯みたいだよね~♪お姉ちゃんもやってみる?」

千奈津「いやいや私マントル入ったら溶けちゃうからね!?」

理奈の『手のひらサイズ』の千奈津が必死に抗議する。どうやら千奈津は相対的に理奈の手のひらサイズという倍率で固定されたまま一緒に巨大化してしまう運命にあるようだ。
幸いにも身体が巨大化したことでおっぱいだけが身体よりも大きくなるという状態だけは改善されたようだ。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・

さらに1時間が経過すると理奈の成長はさらに加速し秒速10㎞というとんでもない成長を始めた。それはものの1分で600㎞、1時間で3万6000㎞という地球よりも大きな身体に・・・・

理奈「ねぇお姉ちゃん地球がスイカくらいの大きさになったよ!なんだか美味しそう・・・ぺろっ♪」

可愛らしく軽く地球を舐めてみる理奈。その仕草とは裏腹にその一舐めは大陸を消し去るのに十分すぎる大きさであった。

理奈「ん~!おいしい~♪外側はひんやりしてるのに中はマントルであったかくて不思議な食感だなぁ」
そして理奈の成長は秒速1万km・・・秒速1光年・・・・秒速××・・・・
ドンドン加速していき、惑星をおやつに、恒星をデザートに、銀河を飲み物のように吸いつくし、宇宙も豆粒サイズで理奈の前を漂い、今まさに舌なめずりしている理奈に食べられようとしている。

理奈「いただきま~す♪宇宙って不思議な食感と味だけどとっても美味しい~♪」

千奈津「もう・・・宇宙ごと食べちゃったら私たち来年の正月になってももう元に戻れないじゃない!これからどうするのよ・・・」

理奈「お姉ちゃんも巨大化を楽しみなよ♪ほら宇宙のかけら残ってるから食べてみたら?」

千奈津「こんなの美味しいわけ・・・あら、意外といけるわね!」

理奈「でしょでしょ~!もっともっと大きくなって私たちが今いる空間も・・・この世界全てを食べたらどんな味がするのか楽しみだなぁ♪」

千奈津「はぁ・・・私たちこのまま世界をすべて滅ぼしちゃうのかしら・・・」

理奈「大丈夫だよ、たぶん今頃私の身体の中のどこかで宇宙が再生しているはずだからね」

千奈津「まぁこういうのって楽しんだもの勝ちなのかもしれないわね」

理奈「だよね♪じゃあお姉ちゃん一緒にどこまでも大きくなろ~♪」

そして理奈と千奈津は人間の観測できる単位を超えた巨大化を始め、誰にも認識できない大きさになり今もなお大きくなり続けている。