茜「私もマミちゃんみたいに背が高くなりたいなぁ~」
マミ「身長ってさ遺伝するっていうよね?茜もそのうち背が伸びるって!」
茜は高校2年生になるにも関わらず身長が130cmと小学生低学年並に小さく、身体つきも
幼児体型でまさに小学生そのものといった印象だ。
それにたいして親友のマミは身長160cmでやや大人びた身体をしている。
茜「確かに私のママは元モデルだけどさ……私には全然遺伝してないんだよねぇ~」
マミ「そのうち私なんかよりももっと凄い身体になれるかもよ?」
茜「私もマミちゃんの遺伝子分けてもらったら背が伸びると思うんだけどな~」
マミ「何バカなこといってるのよ!それに、そんなこともし男に言ったら大変なことになるわよ」
茜「だからマミちゃんに言ってるんじゃない。もう~マミちゃんの遺伝子が欲しいな!」
茜が冗談まじりに言いながらマミに抱きついた…が急にマミの姿が消えてしまった。
それと同時に何故か茜のお腹が膨らんだ。
茜「何でお腹が急に膨らむのよ!まるで妊婦さんじゃない!?それにマミちゃんはいったいどこに行ったの…?」
あまりにも急な出来事に茜は戸惑う。
茜「きゃっ!!お腹の中で何かが動いてる!?…それに何か声が聞こえる!?まさかマミちゃん!???」
にわかには信じられないが、マミは小さくなって茜の胎内に入ってしまっていたのだ。
マミは訳が分からず必死にもがくが、自分のお腹にへその緒のようなものが繋がっており逃げることができない。
茜「マミちゃん!マミちゃん!!大丈夫!?しっかりして!!」
しかし茜の叫びは届くことなく、お腹のマミはどんどん小さくそして幼くなっていき、
とうとう生命として生まれた直後の姿…つまり受精卵となってしまった。
茜「うっ!何かが頭の中に入ってくる…これはマミちゃんの記憶…?」
茜の頭の中にはマミが生きてきた17年の記憶の全てが流れ込んできた。
だが茜の身に起きたのはそれだけではなかった。今度は茜の身体が成長し始めた。
茜「私の身体が成長してる!?凄い…あれ?もしかしてこれって……」
いまや茜の身長は160cm。体つきも大人びている。そう…まるでマミのような身体になっていた。
茜「……………」
この事実に気がついた時、茜の瞳は欲望で輝き始めるのだった。
そして茜は何事もなかったかのように帰路へとついた。
茜「ただいま~」
母「あらお帰りなさい。今日は早かったのね!」
茜の母は元モデルであった。身長は190cmで、おっぱいも100cmを越える爆乳であった。
モデルを引退した現在でもその美貌は失われることなく、20代といっても通用するほどだ。
茜「ねぇママ!どうして私はママみたいに素敵な身体になれないの?」
母「それは‥‥‥」
茜「きっと私にはママの遺伝子が全然受け継がれてないのね!だったら‥‥『ママの遺伝子が欲しい!!!』」
茜がそう叫んだ瞬間、母の姿が消えると同時に茜のお腹がまたしても妊婦のように膨らむ。
茜「うふふ‥‥私に素敵な遺伝子をくれなかったママが悪いんだよ!あぁ~また私の身体が成長していく‥‥凄く気持ちいいぃぃ!!」
茜の胎内で母の身体の遺伝子を吸収するたびに身体は成長し、
茜は身長200cm、おっぱいは120cmと母親より凄い身体になった。
茜「これでママの記憶も私のもの‥‥‥えっ‥‥やだ‥‥嘘‥‥‥!?」
母の記憶も吸収した時、茜は酷く後悔した。
母の記憶から知ったこと‥‥実は茜は捨て子だったのだ。
かつて母は世界的な超スーパーモデルであったのだが、ある時捨て子でる茜を拾った。
そして茜を育てるためにモデルの仕事さえ止めてシングルマザーとして働くのだった。
茜は実の子供以上に母からの愛情を受けて今まで育ってきたのだ。
茜「私ママの実の子供じゃなかったんだね‥‥それなら身体も遺伝しないのは当然か‥‥
でもママは私を実の子供のように愛していてくれた‥‥それなのに私は‥‥ママを‥‥‥‥‥」
後悔しても後悔しきれない。取り返しのつかないことをしてしまった茜は延々と
泣き続けた。
茜「ママ‥‥謝って済むことじゃないけど‥‥本当にごめんなさい!そして今までこんな私を愛してくれてありがとう!!‥‥‥でも私達これで本当の『親子』になれたよね?」
茜は自分の胎内に繋がれた受精卵‥‥いまや『娘』となってしまった母親に向かって語り掛けるのだった‥‥