※今回からまた双葉視点に戻ります。


双葉「ふみちゃん‥‥凄い‥‥」

私はふみちゃんがしていた行為の一部始終を遠くから見ていた‥‥というか見えていた。
身長16kmという私の視界を遮るものは、もうこの地球上には存在しない。
世界一の標高を誇るエベレスト山脈もせいぜい10km程度。私のおへそにも届かないのだ。
エベレストでさえその程度、空を覆う雲でさえもそれより下を漂っているので話にもならない。つまりは今の私からはふみちゃんの行動が筒抜けであったということだ。


双葉「私もふみちゃんに負けないようにいっぱい遊ぼうっと!」

私は改めて足下のちっぽけな街並みを眺めてみる。
100mのビルもたったの1cm。人間に至っては0.17mm、大きい人でも0.2mm程度、もはや違いが分からない。私からしたら何百人も集まってようやく黙視できる程度の存在でしかない。もはや1人だけでは小さすぎて見えないのだ。虫けらどころか微生物といい勝負かもしれない。

双葉「『人間』のみなさ~ん!私は春野双葉といいま~す!この街に遊びに来た『女神』で~す!よろしくお願いしま~す!」

ふみちゃんは『怪獣ごっこ』だったけど、私は『神様ごっこ』をするつもりなのだ。
まぁ私の今立っている街にいるちっぽけな『人間』にとっては、天を仰ぎ見るような存在の私は正しく『女神』に見えていることだろう。もしかしたら本物の神様だと思って私を拝んだり、祈ったりし始める人達もいるかもしれない。そう思うとなんだか私は急に偉くなったような気がしてきた。

双葉「それじゃあ、さっそくで悪いんだけど‥‥‥‥くらえっ!『神の鉄槌』(笑)」

ズガァァァァァァァァァァァァァァァァンッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!

私は足を振り上げると、全身全霊の力を込めて思いっきり地面を踏みつけた。
まぁ、女神宣言しておいていきなり『神の鉄槌』とは我ながら理不尽だと思うけどね(笑)

双葉「うわぁぁ~!クレーターになっちゃった、まるで隕石が落ちた跡みたい。‥‥‥今の私ってそんなに重いのかな‥‥?」

私の踏みつけた跡は人間もビルも皆等しく足の裏で圧縮されて、地面と同化してしまったようだ。私の足跡には赤茶けた地面がむき出しになっていた。しかも足跡の周囲はあまりにも強すぎる衝撃を受けた為、クレーター状に大きく凹んでしまっていた。

双葉「まぁいいや‥‥まだまだ続くよぉ~!それっ『神の散歩』(笑)」

これはもはや口に出して言うまでもない。ただ単に街を散歩がてらに踏み潰して回っているだけだ。

ズシィィィィィィィン!!ズシィィィィィィィィィン!!ズシィィィィィィィィィィィィィン!!!

人間にはきっとこんな風に私の足音が聞こえていたのだろう。
でも私にとっては‥‥

サクッ!サクッ!サクッ!!

という感じでしかない。例えて言うなら霜の上を歩いているようなサクサク感がする。

双葉「これはこれで悪くないんだけど、小さ過ぎて踏み応えがないなぁ‥‥‥あっ!そうだ‥‥‥」

私は靴を脱ぎ捨てて、靴下となった足で地面を踏みつける。

双葉「どうだっ!『神の御足』‥‥‥せっかく靴を脱いであげたんだから‥‥嬉しいでしょ!?」

シャクッ!!シャクッ!!シャクッ!!!

私の感じる音は先程とさほど変わりないが、ビルを踏み潰した時の感覚がより伝わってくるようになった。街が‥‥そして見えない程に小さい人間達が私の足で消えていくのさえ、分かるような気がしてきた。いったいどれほどの人間が私の足で踏み潰されたのだろう。
それを考えると私はひどく興奮してしまった。

ボタッ‥‥ボタッ‥‥ボタッ‥‥

私の股間から粘着質な液体が流れ出す。私のアソコからは愛液がまるで洪水のように溢れだしていた。パンツも濡れるどころじゃ済まない状態であり、そこから染み出した愛液が水滴となって地面へと降り注ぐ。私にとってはたったの5mm程度の水滴にすぎないが、人間にとっては50mという巨大な粘液だ。それはたったの1滴でビルを粉砕し、周囲の人間を溺れさせることができる量に値する。それが止めどなく降ってくるのだから私の足下の人間にとってはたまったもんじゃないだろう。

双葉「私もふみちゃんみたいに何かをアソコに入れて気持ちよくなりたいなぁ‥‥‥」

私は物欲しそうなトロンとした目つきで辺りを見回すが、当然今の私のサイズに見合った建物などある訳がない。ふみちゃんが使ったスカイツリーでさえ私にとっては6cmしかないのだから‥‥‥

双葉「そうだっ!『アレ』なら‥‥」

そして私は『アレ』の前に来ていた。どれだけ離れていようと今の私にとってはほんの僅かな時間でたどり着くことができた。

双葉「ねぇ‥‥日本一のあなたなら私を満足させてくれるよね‥‥?」

私は眼下にある『富士山』に向かって話しかけた。3000mという高さを誇る日本一の山。でも私には30cm程度の砂山のよう‥‥私の膝にも届いていなかった。

双葉「ちょっと物足りない気もするけど仕方ないか‥‥」

そして私は愛液まみれになったパンツを投げ捨てた。

ズゥゥゥゥゥゥン!!!

私の足音と比べたら控えめな音を立ててパンツは地面に落下する。
音こそ控えめであるものの私のパンツは何十ものビルを押し潰してしまった。
愛液を大量に吸っていた為に重量も相当な重さになっていたのだろう。
ただのパンツにさえ劣る人間の建物を見て、私はさらに興奮してしまう。
パンツという戒めを失った私のアソコは際限無く愛液を垂れ流していた。

双葉「うぅ‥‥もう我慢できない‥‥」

ゴオォォォリ!!ゴオォォォォリ!!ゴオォォォォリ!!

私は富士山に跨ってアソコを山頂に擦りつける。
僅かに残っていた雪がひんやりしていて気持ちいい。愛液は先程よりも勢いを増して溢れてくる‥‥富士山は私の愛液にまみれてグチョグチョになってしまった。

ゴオォォォォリ!!ゴオォォォォォリ!!ゴオォォォォォリ!!‥‥‥‥‥‥‥‥‥ドカァァァァァァァァァン!!!!!!!!!

私の行為に誘発されたのか富士山は何千年という沈黙を破って勢い良く噴火してしまった。

双葉「ああぁぁぁぁ‥‥‥凄い‥‥マグマが私の中に入ってくる‥‥‥熱いよぉ‥‥熱くて気持ちいいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

その噴火は富士山が私に対して行った最後の抵抗だったのかもしれない。でもその抵抗も私を傷つけることはできなかった。灼熱のようなマグマも私には少し熱い程度のドロドロとした液体のよう‥‥それは私の絶頂をかえって手助けしてしまったみたいだ。

双葉「富士山ごめんね‥‥でも気持ちよかったよ♪ありがとう!」

私は立ち上がって富士山‥‥‥だったモノを見つめる。山頂は私のアソコにすり減らされて、愛液とマグマの混ざったぐちょぐちょした粘液まみれになった富士山は日本一という威厳を完全に失っていた。