シ「あ~あ、私もお城の舞踏会に行きたかったな‥‥自分で言うのも何だけど私って可愛いし、巨乳だし、スタイルも良いし、あとは綺麗なドレスさえあれば完璧なのにな~!」
窓からお城を眺めている少女‥シンデレラ。随分と自意識過剰な性格らしい。
シ「どこからともなく現れて、私に素敵なドレスをプレゼントしてくれる魔女さんでも来てくれないかな~!」
まるでこの後何が起きるのか知っているかのような独り言を呟く。
それにしても贅沢な願い事である。
すると本当にどこからともなくシンデレラの前に誰かが現れた。
魔「キラキラ輝く魔法の光!愛と正義の魔法少女♪キラリーニャ只今参上~☆」
聞いている方が恥ずかしくなるような痛いキメ台詞を言いながら、
フリルのたくさん付いたピンクのコスチュームを着た少女が現れた。
シ「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥さて、今夜のご飯の準備をしなきゃ!」
シンデレラは目の前の少女を見なかったことにして台所へ向かおうとする。
魔「ちょっとぉ~!!!!無視しないでよぉ~!!凄く恥ずかしいじゃない~!?私だって好きでこんな事してる訳じゃないんだからね!!」
シ「えっと‥‥コスプレ喫茶はウチじゃなくて向かい側の建物だからね!面接なら向こうでしてきたら?あそこのオーナーかなりのロリコンだから、あなただったら一発合格できるわよ!」
魔「わ~い!ありがとうございますぅ♪それじゃあ行ってきま~す‥‥っておいぃぃぃぃ!!!!!」
シ「まったく何なのよ!いちいちうるさいわね!」
魔「せっかくあなたの願い事を叶えに来たのになぁ~!そんな態度だったら帰っちゃうわよ!」
シ「よく来てくれたわね、キラリーニャちゃん!!あなたは私にとって幸運の女神様だわ!」
魔「変わり身早っ!!‥‥まぁ本当は魔女である私のおばあちゃんが来る予定だったんだけど、ギックリ腰になったから代わりに私が来たって訳よ!」
そしてキラリーニャが魔法のステッキを振るとシンデレラはたちまち素敵なドレス姿に変わっていた。
シ「わぁ~!ありがとう~♪でもドレスだけじゃなくてお城まで行く為の乗り物も欲しいわ!」
魔「あなた結構ワガママね‥‥まぁ特別にサービスしてあげる。それっ!!」
キラリーニャが再びステッキを振ると今度はカボチャの馬車が現れた。
シ「うわっ!!センス悪っ!!カボチャの馬車なんてハロウィンにでも行くつもり?」
魔「ああもう本当にワガママね!!‥‥‥で一応注意しとくけど、そのドレス夜の12時になると‥‥‥‥って人の話は最後まで聞きなさ~い!!」
シンデレラはさっさとお城に向かって出発してしまったようだ。
そしてお城に着いたシンデレラは早速目当てである王子に話しかけた。
ただ話しかけるだけではインパクトがないので自慢の巨乳を強調するようにお辞儀をする。
シ「王子様!私シンデレラといいます。どうか私と一緒に踊って頂けませんか?」
シンデレラの心の声《どうだ必殺谷間チラリ!これで王子様もイチコロよ!》
王子「あなたのような美しい人と踊れるなんて光栄です。私でよければ是非踊ってください!」
王子の心の声《うおぉぉぉ!!スゲー巨乳だっ!!しかも凄く可愛いし‥‥こりゃアタリだな》
シンデレラも王子も心の中では下心丸だしであった。
そして2人は曲に合わせてダンスを始める。
シ「きゃっ!!すみません!私ダンスは不慣れなものでして‥‥」
《うふふ‥‥つまづいたと見せかけて王子様の腕におっぱいを押しつける‥‥完璧な作戦だわ!》
王子「いえ大丈夫です。あなたこそお怪我はありませんでしたか?」
《おっしゃぁぁぁぁぁ~!!!巨乳最高っ!!!腕に当たったおっぱい超気持ちよかった~!!!》
そして舞踏会もそろそろ終わりに近づいてきた。
王子「今夜はもう遅いですし、もしよろしければ私の部屋で休まれていきませんか?」
《お持ち帰りしたいぃぃぃぃ!!そして思う存分のその巨乳を堪能したいぃぃぃ!!早く童貞を卒業したいぃぃぃ!!どうだシンデレラ、王子である俺の誘いを断れる筈がないだろう!?早くYESというのだ。》
シ「私のような者が王子様のお部屋にお邪魔するなんて‥‥‥‥いえ、王子様直々のご厚意なのですから、ここはお言葉に甘えさせていただきます。」
《キタ~!!!これはお持ち帰りフラグよ!!今夜は王子様の童貞を頂いちゃおうかしら‥‥‥》
そして2人は王子の部屋に入る‥‥‥とその時
ゴーン!ゴーン!ゴーン!
12時を告げる鐘が鳴り響いた。
シ《そういえばあの魔法少女が12時になったら‥‥とか言ってたわね。何だったのかしら?まぁどうせ大したことじゃないわよね》