【私の妹がこんなに大きいわけがない】④


なこ「えっと・・・お姉さん誰?」


最初に突っ込んだのはなこだった。
いや、なこが突っ込んでいなかったとしてもくうなも同じことを言おうとしていた。

何しろそのお姉さんは金髪で赤いビキニという目立つ恰好な上に、私達から見ても分かるくらいの大きさ・・・・というか身長340mのくうな、身長40㎞のなこの中間にあたるくらいのサイズ・・・身長2㎞くらいもあり、それに加えてなこの顔の高さまで浮かび上がっているのだ。これほどの存在感を放つお姉さんを無視することなどできない。


スアン「私はスアン!スアン・タ・クロスよ♪クリスマスの晩にあなたにあの牛乳を届けたのは私なの!」


なこ「あの牛乳はお姉さんがくれたんだ~?でもあの牛乳何も効果がなかったんだよね・・・・お姉さんサンタさんならちゃんと願いを叶えて欲しかったな~!」


スアン「何言ってるの!願い叶ってるじゃない?お姉さんを遥かに超えた身長とおっぱい、そしてそこからさらに巨大化することであなたはこの星で一番の存在になってるわ!・・・それから私はサンタじゃなくてスアンよ!サンタは私のおじいちゃんだから間違えないでね!」


なこ「あっ!そうだった!!私おっきくなってるんだった~!おっぱいもすっごく大きくなれて嬉しかったよ~♪ありがと~♪♪」

もにゅん!もにゅん!!

なこは満面の笑みで自分のおっぱいを揉みしだいて嬉しさを表現していた。
身長40㎞というサイズのなこの手にすらあまるほど巨大なおっぱいは揉まれる毎に
大きく波打って柔らかそうに変形していた。



くうな「うわあああ!!ちょっとなこぉぉぉぉ!!!私があんたのおっぱいの上にいること忘れてるでしょ~!!!」


なこ「あっ!・・・ごめんねお姉ちゃん!」


くうな「私は大丈夫だったけど、船の人達が・・・・」


なこにとってはもはや小さすぎてみることができなかったが、くうなからはなこの谷間プールから必死に脱出しておっぱいに上陸した大勢の人達の存在に気づいていた。
それが先程のなこのおっぱいを揉む動作で地面が激しく揺れた衝撃でそのほとんどが空中に投げ出されて、粉のようにひらひらと舞い落ちていくのを見てしまったのだ。


なこ「ん?どうしたのお姉ちゃん?」


くうな「いえ・・・何でもないわ・・・・・」


しかし気付いたところでどうすることもできない。
くうな自身すらなこのおっぱいから落下すればただでは済まないのだから助けることもできない。
それになこにこの事を伝えてたとしても助ける対象が小さすぎて見えないのだからどこに手を差し伸べて良いのか分からないだろう。適当に手を出せば空中を落下中の人間になこの手が衝突した衝撃ではじけ飛んでしまう事になりかねない。


くうな「あの!私達って元の大きさに戻れるんですか?」


気を取り直してくうなはスアンに尋ねた。


スアン「まぁ可能と言えば可能なんだけど・・・モノがモノだっただけにちょっと厄介なのよね」


くうな「厄介ってどういう意味ですか?」


スアン「そもそも私はなこちゃんの願いを叶えるために成長する牛乳をプレゼントするつもりだったんだけど、実は間違えて違うモノをあげちゃったのよ!本当ならすぐにでも効果が出るはずなのに半年以上たった今起こったこと、それに巨大化してしまったことが何よりの証だわ!それに・・・・」



ムクムク・・・ムクムク・・・・


くうな「うわっ!何よ!まだ巨大化してる!?」


なこ「あはは!すっご~い!私またおっきくなっちゃったよ~♪」


スアン「見ての通り巨大化がまだ止まってないでしょ?」


今の巨大化でくうなはさらに2倍の身長680m、なこに至っては身長80㎞になってしまった。
なこが巨大化したせいでその顔も先程より遥か高みに上昇してしまったため、スアンは先程と同じようになこの顔の前まで飛んできた。しかし相対的な大きさが変わってしまったため先程よりも小さく見えてしまう。


スアン「このまま放っておいたらもっともっと大きくなっちゃうわよ!だって私があげたのは女神になる為の薬なんだもの・・・・」


くうな「ええええ!?女神様っ!?急に話がぶっ飛んできたわね・・・・というか女神ってそんなんでなれるもんなの?」



スアン「まぁ方法は色々あるんだけどね。他の次元の宇宙では女神の生まれ変わりだったり、ある日突然女神の力に目覚めたり、人々の信仰を受けて徐々に女神になったり・・・この次元では女神になる方法がたまたま薬だったってだけ。それに何人も神様がいてもらっても困るからその薬はこの宇宙では1つしかないわ!なによりこの宇宙にはまだ神様がいないの・・・だからあなた達には神様になってもらわないと困るのよ!」


なこ「私女神になっちゃうの!?うわ~楽しみ~♪どうなるのかな~♪」


スアン「神様ってのは無限の魔力を持つものなの!えっと魔力って言ったのはあなた達に分かりやすく言う為であって、神力とかそういうものとの区別はあまりないわ!・・・・それでその魔力があなた達の中で増え続けて魔力の器が耐えきれなくなったから器を大きくするために物理的に身体そのものが大きくなっちゃったって訳!つまり簡単な話、魔力を使い切れば元の大きさに戻れるわ!!」


くうな「魔力を使い切るってことは魔法をバンバン使うって事よね?どうやって使えばいいの?」


スアン「頭の中で念じてもいいし口に出してもいいし、とにかくイメージする事よ!まぁあなたはなこちゃんと比べたら飲んだ量がかなり少ないから魔力はすぐに使ってしまえるだろうけど、なこちゃんの方はちょっと骨が折れそうね!」


くうな「まぁ使いまくればいいんだから片っ端からやりたいことやっちゃうかな!メチャクチャ美味しいケーキよ出ろ!!」


ポンッ!


小さな煙と共に現れたのは美味しそうなケーキ。
ただ大きさはくうなに合わせてその辺のビルよりも大きな超特大サイズのケーキなのだが・・・


なこ「あ~!お姉ちゃんずる~い!!じゃあ私も美味しいケーキを出しちゃおうっと!それにマシュマロにアイスクリームに、それからそれから・・・・」



ポポポーポンッ!!


なこが願った数々のスイーツがたくさん出現した。これもくうなの時と同じようになこの身体のサイズに見合ったものなのだが、あまりにもなこ大きすぎるためスイーツ1つ1つが数㎞もある。大きなケーキだと10㎞近い大きさのためケーキの出現によって街が押しつぶされるところも多々見られた。街の住人達もまさかスイーツの出現で人生を終えることになろうとは夢にも思わなかっただろう。


なこ「甘~い♪とっても美味しいよ~♪魔法最高っ!!!」


くうな「こら、なこボロボロ食べこぼしてみっともないわよ!!」


なこ「えへへ・・・ごめんなさ~い♪」


この時くうなも気付いていなかったが、なこが食べこぼした欠片すら数百mもの大きさを誇っている為、ボロボロとたくさんこぼれる間、なこの足元の街は巨大隕石のような食べこぼしの雨にさらされ続け、最後になこがうっかりこぼしたジュースによってすべてが流され無に還ってしまった。



なこ「ふぅ~食べた食べた~♪ねぇスアンさん魔力どのくらい減ったかな?」


スアン「くうなちゃんは何割か減ったけど、なこちゃんについては1割も減ってないわね・・・」


くうな「それだけしか減ってないの!?どうすりゃいいのよ・・・これ以上願い何て・・・まぁとにかくまずはここを片付けようかな?なこの食べこぼしや何やらで随分汚れちゃったし・・・《元に戻れ》」


くうなの願いと共になこが食べこぼして見るも無残な姿になった街の一角はみるみる元の綺麗な街並みを取り戻していった。そして建物だけではなく、なこの食べこぼしによって命を落とした人々も再生を果たしたのだ。


くうな「ふぅ・・・なんだかちょっと疲れたような・・・・アレ?身体が・・・」


しゅるしゅる・・・


空気が抜けるようにくうなの身体は元の大きさに戻っていった。
どうやら魔力を使い果たしたようだ。


くうな「どうして急に元に戻ったのかな?そんなに大した願いはしてないつもりなんだけど・・・」


スアン「先程みたいに無から何かを生み出すのもそれなりに魔力は使うのだけど、壊れたものを再生する時・・・特に命あるものを再生する魔法って普通の人間には扱えないような莫大な魔力を使うのよ!まぁそれを可能にしちゃう辺りが女神の力なんだけどね!」


なこ「なんだ~!そんな簡単な事だったんだね!じゃあそれそれ~!」


なこが念じるとともに今までくうなとなこの巨大化時、そして巨大化してからの行動に巻き込まれて壊れた街々と人々は皆等しく再生を果たすのだった。


スアン「確かに魔力はかなり減ったけどなこちゃんの魔力ってかなり膨大過ぎてまだ3割くらいしか減ってないわね・・・あと数回くらい街を再生させないと魔力は尽きないわよ!」


なこ「う~ん!困ったな~!・・・それなら街をまた壊して再生させればいいのよね?よ~し徹底的に壊しちゃうぞ~♪」


なこは立ち上がって街を見下ろした。雲などより遥か高みから見下ろす景色はまるで衛星写真の様だ。というか雲はなこの脛の少し下あたりを漂うばかりでそのせいで少し街が見えずらいくらいだ。


なこ「ふぅ~!!!」


なこが雲を吹き飛ばす為に息を吹きかける。
それは雲のみならず街の建物という建物を吹き飛ばし、なこの息の直撃を受けた地域は更地と化していた。残った部分も被害甚大なようだ。


くうな「何?何が起きてるの?」


くうなは元の大きさに戻ったはいいものの、なこのおっぱいの上が広大過ぎて下で起こってることが全く見えないのだ。おっぱいの端までいければ見えるのだろうが、人間サイズに戻ってしまったくうなにとってはなこの何気ない一挙一動が激しくおっぱいを揺らす原因となり、そのせいでおっぱいという大地が激しく上下する為くうなは立つことすらままならない状況だった。


なこ「やっぱり立ったままじゃ小さすぎて良く見えないな・・・もっと顔を近づけて見ようっと!」


なこは四つ這いとなり街を覆いかぶさるような姿勢になった。


くうな「うわぁぁぁぁ!!おちるぅぅぅぅぅぅ!!!」


四つ這いになればおっぱいも重力に惹かれて真下に向くのは必然だった。
それはなこのおっぱいの上にいるくうなにとっても例外ではなく、地面へと真っ逆さまに落ちて行った。


くうな「止まれええええ!!!」


ぽふんっ!


先ほど使い切ったとはいえ無尽蔵に湧き上がる魔力のおかげで、僅かに湧き出た魔力によってくうなは地面に激突する直前で浮かび上がり、ゆっくり安全に地上に降り立つことができた。


くうな「し・・・死ぬかと思った・・・」


スアン「でもまだ危機は去ってないみたいよ?」


いつの間にかくうなのすぐそばまで降りて来ていたスアンの言葉を受けて上空を見上げるとなこの巨大過ぎるおっぱいが今まさに街に降ろされようとしている所だった。


くうな「待って!!なこ!私がまだここに・・・・・」


スゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!


巨大な地鳴りのような音を立ててなこのおっぱいは街にある何もかもを押しつぶして地面へと接触した。その時にくうなを潰してしまったことに気づきもせずに・・・・


なこ「あ!うつ伏せになっておっぱいに乗る格好になるとちょっと楽かも・・・それにこれなら街がよく見えるね♪」


なこが体重をかけると巨大なおっぱいは横へと広がっていき、その領土を広げようとしていた。人々は阿鼻叫喚で迫りくるおっぱいの雪崩から逃れようと必死になって走るが、それも空しく複数の街がなこのおっぱいの下で完全に潰され消滅した。


なこ「あはは・・・おっぱいクレーターだ!!もっとクレーター増やしちゃおうっと!それ!」


ズゴゴゴゴゴゴゴゴーン!!

スゴゴゴゴゴゴゴゴゴーン!!!


リズミカルな地鳴りと共になこはおっぱいを何度も何度も色んな地域に落とし、その質量をもって全てを無に還していった。


なこ「うわ~あちこちおっぱいクレーターでボコボコだ~!じゃあそろそろ再生してあげようかな!」


そして街はみるみる元の姿を取り戻していった。


スアン「だいたい数百万人を潰して再生したって所ね!ようやく魔力が使い切れたみたいよ!」


しゅるしゅる・・・・


徐々に小さくなっていくなこ、しかしここである事に気付いた。
いつの間にか街を潰して回るうちに自分のいた街からだいぶ遠くまで来てしまったのだ。
ここがどこだかも分からずどうやって帰ったらいいのだろうかと思うと少し心配になった。


スアン「おまけで私が2人とも家に送り届けてあげるから心配しなくていいわよ!」


なこ「ここは・・・家に帰ってきたんだ~♪お姉ちゃんただいま~♪」


くうな「むぐ・・・むぐぐ・・・苦し・・・・」


なこ「アレ?元の大きさに戻ったはずなのにお姉ちゃんが小さい?」


なこに抱きつかれたくうなはその巨大なおっぱいに顔が埋もれてしまっていた。
170㎝のくうなに対してなこは2m程もあり、おっぱいも巨大化した時と同じサイズを保っていたのだ。


スアン「だってお姉ちゃんよりも凄い身体になるんでしょ?なこちゃんの最初に抱いた強い願いのせいで、その身体が《本来の大きさ》として固定されちゃったみたいね♪まぁ小さくなりたいと願えば小さくもなれるとは思うけど・・・」


くうな「はぁ・・・やっと元に戻れたのになこがこれじゃあ先が思いやられるわね・・・ところで私なこのおっぱいに潰されたんだからね!!生き返れたからいいけど気を付けて欲しいわ!!」


スアン「それについては問題ないわ!神様になる薬を飲んだ2人は無限の魔力と共に不老不死の効果も得ているからどんな事が起こっても身体は再生して元通りになるから、もしあのまま再生魔法がなかったとしてもくうなちゃんだけは元の姿には戻れたはずだから・・・」


くうな「そりゃどうも・・・はぁやっと元の平凡な生活に戻れるのね・・・巨大化はもうこりごりだわ・・・」




《1ヶ月後》


スアン「どうもこんにちは!今日からこの学園の保健室の統括担当となったスアンです!よろしくね♪」


なことくうなは同じ学園のそれぞれ初等部と高等部に通っている。
そこで定期的に開かれる学園全体の集会で見覚えのある顔を見て2人は驚きを隠せず、放課後に保健室の先生となったスアンの元へと向かった。


くうな「どうして急に私達の学園にやってきたの?」


スアン「私の本業ってクリスマス前後以外は基本的に暇だから副業もちょくちょくするのよ!それに今回ここに来たのはそろそろ頃合いだから教えに来ようと思ってね!」


なこ「頃合いって何の?」


スアン「また魔力がいっぱいになる頃合いかなってこと♪」


くうな「それってまさか・・・・」



ズドォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!



くうな「なんでまた巨大化してるのよ!!」


なこ「わーい!またおっきくなっちゃった~♪」


くうなは身長680m、なこは身長80㎞と前回と同じサイズにまで巨大化していた。


スアン「あはは、タイミング良過ぎだね~!説明する前に巨大化しちゃうとは・・・前回説明を十分にしてなかったけどあなた達の魔力って無尽蔵に湧き出るから魔法を定期的に使わないと器がいっぱいになってまた巨大化しちゃうから気を付けないといけないのよ!」


スアン先生は2人に声を届けるために以前と同じくらいの大きさに巨大化して、浮かび上がっていた。



くうな「勘弁してよ~!!!」


なこ「ねぇお姉ちゃん!今度は一緒に街を潰してまわろっか!?」


くうな「ちょ・・・待って・・・私まだ街を潰すなんて・・・」


くうなと違ってなこは遊びたくてうずうずしているようだった。
《うずうず》という感じで身体を小刻みに揺らしているだけで、巨大なおっぱいはプルプルと震え、大地も地鳴りを起こしていた。


なこ「いいからいいから~♪」


くうな「あ~れ~!!!」


結局有無を言わさずくうなはなこに摘ままれて街ともどもおもちゃにされるのだった・・・









《エピローグ》


ある日の放課後のこと、なこは保健室でスアンと話をしていた。
本当ならくうなも一緒に話をする予定だったのだがあいにく委員長としての仕事があるらしく今日は来れないらしい。


なこ「ねぇスアン先生、私って女神になったんだよね?」


スアン「そうよ、今更どうしたの?」


なこ「なんかこう、神様ってとっても凄くて偉い人ってイメージだったから何だかピンとこないの・・・」


スアン「なこちゃんは自覚がないけど既に凄い力を持ってるわよ!このまま成長していけばこの宇宙を支配しても余りある強大な存在に必ずなる筈よ!それに女神っていう存在はこの世で最も尊く高貴なの!なこちゃんは何もしなくても存在してるだけで誰よりも偉いのよ♪」


なこ「そうかな?それならちょっと嬉しいけど・・・・それから女神って何をすればいいの?」


スアン「それはあなた自身が決めることよ。どういうことをすればいいかなんて規格やルールに当てはまる必要はないの!だってあなたが神様なんだもの♪良いことだろうと悪いことだろうとあなたがすることは全て正しい事になるのよ。ちょっとゾクゾクするでしょ?」


なこ「それもいいけど何だかちょっと怖いな・・・・」



スアン「あなたみたいな真っ直ぐな娘が女神さまになってくれてよかったわ!女神に良いも悪いもないのだけど、私はなこちゃんみたいな女神様は好きよ♪どういう女神になるかは経験を積んでこれから決めて行けばいいのよ!それに心配なら他の女神がどう過ごしているか見てきて参考にしてみたら?」


なこ「アレ?この宇宙には私しか女神がいないんじゃないの?」


スアン「そうよ。一応くうなちゃんも薬は飲んだから女神とも言えなくないんだけど、凄く少量しか飲んでない上に女神としての適性が低すぎて心もとないってのが本音かしら・・・。それを除けばこの世界には他の女神はいないわ。でもね世界はここだけじゃないの、別の次元にも宇宙はたくさんあるの、そこにはまた別の女神がいるわ!」


なこ「そっか・・・どんな女神がいるのかな~?」


スアン「そうねぇ・・・私が今まで見てきた中だと何もせず干渉しない女神、人間を虐めるのを至高として残虐の限りをつくす女神、宇宙をもたずに全生命体を自分の身体に住まわせてる女神とか色々いたわ!他には1つの宇宙に何人も女神がいて女神だらけっていう珍しい世界もあったわね」


なこ「色んな女神がいるのね・・・・ちょっとワクワクしてきたかも♪」


スアン「色んな魔法を試してみたり、異世界の女神とあって色々な経験を積んだりして、なこちゃんなりの女神になってくれれば私はそれでいいわ♪これから頑張ってね!」


なこ「うんっ!スアン先生ありがと~♪私絶対凄い女神さまになるから見ててね♪」



かくして自分らしい女神になるためのなこの新しい日常はまだ始まったばかりである・・・


《私の妹がこんなに大きいわけがない:第一部 完》